学校ニュース

講話「ハンナのかばん」(5年生)


 本日の5、6校時、NPO法人ホロコースト教育資料センター(愛称Kokoro)の石岡史子氏による講話「ハンナのかばん」と道徳の授業がありました。
 内容は、アウシュビッツで殺された13歳のハンナのかばんが半世紀後、偶然日本に届き、 Kokoroで調査をしてみると、家族で一人、お兄さんが生き延びていたことが分かったという実話から、戦争や貧困の不安をユダヤ人にぶつけることから始まった差別が、やがて行き過ぎた規制、そして暴力となっていったこと。そして、理由なき憎しみから始まったホロコーストがハンナの家族を始め、それまで幸せに暮らしていた600万人のユダヤ人の命を奪っていったことについてでした。
 子どもたちは一人の命の尊さ、差別・偏見の恐ろしさ、他者の痛みを想像し、人を思いやることの大切さをこの講話から学んだようです。
 皆、石岡氏の話を真剣な表情で聞いていました。講話の後、担任が道徳の授業を行いました。授業の最後に、一人一人がハンナ、兄のジョージ、石岡先生にメッセージを書きました。