日誌

2020年10月の記事一覧

卒業生からのエール2

 昨日、卒業生から西小生へのエールとなるメッセージをいただきました。母校を気にかけてくれる素晴らしい生徒達です。卒業生の思いも胸に頑張って、顔張りましょう。

 西小学校のみなさんへ
 今年は、新型コロナウイルスの影響で、さまざまな行事がなくなってしまいました。そのなかで、西小学校が運動会をすると聞いて、みんなで協力し、今まで以上の運動会を作り上げて欲しいなと思いました。みなさんの頑張っている姿を見たかったけれど、それは密になってしまい、難しいので心の中でみなさんのことを応援しています。赤組、白組ともに堂々と戦い、保護者のみなさん先生方を盛り上げてください。
 今年の応援のみなさん、実行委員のみなさん、最後まで生徒を引っ張り最高の運動会になるように願っています。そして、生徒のみなさんは1つの競技を最後まであきらめずに、頑張ってください。最後になりますが、お忙しいなか応援に来てくださった保護者のみなさんに「ありがとうございました。」としっかりした感謝の気持ちを伝えましょう。
 令和元年度紅組応援団長 鷹觜 聖花


 西小学校のみなさんへ
 みなさんお元気ですか?もう運動会まで残りわずかとなりましたね。ダンスやリレーの練習など頑張っていると思います。今年は新型コロナウイルスの影響で例年どおりのかいさいとはならず、障害物競走やつなひき、全校リレーなどがなくなってしまって、悔しい思いをしている人がたくさんいると思います。その中でも実行委員会や応援団などがどれだけ良い運動会を創り上げるか試行錯誤しながら頑張っているかと思います。
 今、自分が出せる精一杯の力をだしてぶちかましてください。本当に、本当に運動会を見に行きたいという気持ちでいっぱいです。そして、実行委員長、応援団長、多分不安なのではないでしょうか。本当に初めての試みで大丈夫かとても不安だと思います。ですが絶対大丈夫です。この私が言うのだから絶対大丈夫。
 最後に6年生のみなさん、後悔しないよう最後まであきらめずに頑張ってください。そして私もかげながら応援しています。体調管理をしっかりして、元気で運動会を迎えてください。
 令和元年度白組応援団長 酒井 心愛

卒業生からのエール

 昨日、卒業生から西小生へのエールとなるメッセージをいただきました。母校を気にかけてくれる素晴らしい生徒達です。卒業生の思いも胸に頑張って、顔張りましょう。
 
 西小学校のみなさんへ
 今年はコロナウイルスの影響で思う練習ができなかったり、密をさけながらの練習は大変だったと思います。1年生は小学校最初の運動会がこのような状況になので、少し不安があると思いますがやる時間が短い分スローガンに向かい練習の成果を発揮して頑張ってください。
 そして6年生は、小学校最後の運動会です。悔いの残らないように思い出に残る運動会になってほしいです。最後ではありますが、みなさんの思い出となるよう力を存分に発揮して軸を達成できるように頑張ってください。
 令和元年度運動会実行委員長 石川友梨佳

 
西小学校のみなさんへ
 今年は新型コロナウイルスでの影響で様々な行事が中止になってしまい運動会も種目が減っての開さいとなりました。けれど、種目が少なくなってもやることは一緒です。6年生のみなさん、今までやってきた成果を十分に発揮し、最後の運動会、くいの残らないよう頑張ってください。
 令和元年度紅組応援団長 根本 一冴


 西小学校のみなさんへ
 コロナのせいで運動会のやり方が前とちがくなっていると思うけどみんなガンバレ!!
 応援団長もがんばってください。
 コロナに負けず楽しんでください。
 令和元年度白組応援団長 江連 聖友

 

 

思考力をつけるためには?❻

❻「深掘り」の意欲を伸ばす  ―成績より過程に注目する

東京大学高大連携推進部門の心理学者である白水始教授は「『試行錯誤しながら学ぶ力』は、本来は誰にでも備わっている」といっています。ところが残念ながら、子どもは成績だけをほめられると、かえって学ぼうとする意欲を削がれてしまうといいます。子どもはもともと単純に「楽しい」という理由からがんばるのですが、がんばった内容には触れずに結果だけをほめられ、さらにはごほうびまで与えられたりすると、「点数しか見ないんだな」「自分がやっていたことはごほうびのためだったのか」と、楽しい気持ちが損なわれてしまうのだそうです。

コロンビア大学のクラウディアミューラー教授らがある公立小学校の生徒を対象に行なった「ほめ方」の実験でも、子どものもともとの能力(=頭のよさ)をほめると子どもたちは意欲を失い、成績が低下することがわかりました。

白水教授は、「(点数などの)結果だけに注目するのではなく、取り組んでいる中身や、子どもの取り組み方そのものに気を配ってあげること」が大切だといいます。親が子どもの考えをもっとくわしく聞いたり、面白いアイデアや問題の解き方などに関心を向けたりすると、子どもは自分の考えを深掘りしていこうと思えるようになります。

 

「深掘り」の意欲を伸ばすにはどうすればいい?

(1)どんなことも「前進」ととらえる

「学習するとは、いままでわからなかったことがわかるようになること」だとシンプルに考えれば、失敗も成長のひとつだと思えてきます。結果がふるわないときには、どこが足りなかったのか、何が問題だったのかを一緒にふりかえり、「わかるようになってよかったね」「ほら、一歩前進だ」と声をかければ、子どもの自尊心を傷つけずに伸ばすことができます。

(2)子どもに質問をする

「なぜだと思う?」「自分ではどう思う?」といろいろ質問してみます。子どもは質問されることで、自分の理解不足に気づいたり、自分が知りたいこと、やるべきことは何なのかを自分の頭で考えるようになったりします。ただし、質問するときには、結果を問い詰めるような聞き方にならないように注意します。

(3)親の好きな分野と話をからめる

子どもが取り組んでいることに対して、親の得意な分野、好きな分野とからめて話してみます。対話の内容は、子どもの興味に限らなくてもいいのです。さまざまなヒントで視野を広げてやれば、子どもはそれを頭の中でつなげ、あれやこれやといじくりまわして、柔軟な思考力を育むことができます。

(4)「専門家」の言葉に触れる

親がなんでも子どもよりくわしい必要はありません。「餅は餅屋」ということわざがありますが、親が答えられないようなことは、くわしい人に話を聞くと、子どもにとってもためになります。子どもが興味をもつ分野があれば、周囲で自分よりくわしい人を探し、子どもが交流できる機会をつくります。いまはSNSで積極的に情報を発信したり、一般の人と交流をもったりしている研究者や専門家もたくさんいます。そうした人と、親がツイッターやフェイスブック、インスタグラムなどでつながって、子どものために直接、質問してあげることもできます。

また、NHKラジオ第1の「子ども科学電話相談室」では、子どもたちのさまざまな素朴な質問に専門家が答えており、その内容は本にもまとまっています。そうした番組や本などで専門家の言葉に触れるのも、子どもの知的好奇心を剌激します

30日 チャレンジ精神!

30日の魔法の日めくりメッセージです。

チャレンジ精神! ~初めてのことにチャレンジしてみよう!~

やってみよう!は、どこから生まれるのでしょうか?
「日めくりメッセージ」をめくりはじめ、
30日が経ちました。


教えること、伝えること、育むこと、与えること・・・

安心感、自信、勇気・・・

素敵な自分

自分を理解してくれる人。
認められ、受け入れてもらえ、環境がバッチリ整えば
子どもは巣立っていけます。
すぐでもなくて、あせらず、ゆっくり見守れるあなた、
子どもの力を信じてお任せ出来るあなたがいますか?


 2学期11週目の金曜日。運動会の前日になりました。1年生から5年生は13時下校で、6年生が運動会の準備を行います。10名弱のボランティアの保護者の皆さんにお世話になります。新型コロナウイルス感染対策を考慮した運動会への挑戦です。ストレスを抱えているかもしれませんが、ウィズコロナ時代です。本校のスローガンは「全力」「挑戦」「ありがとう」です。英訳すると、「all one ́s power」「challenge」「thank you」になります。その根底には、見守って理解してくれる人、認めてくれる人が必要になります。家庭で地域で学校でみんなで育んでいきましょう。ご協力をお願いします。

職員、授業づくり研修会

 放課後、低学年の子どもたちを担当している職員が集まって、1年生の国語「じどう車くらべ」の授業づくり研修会で協議・検討しました。講師は上都賀教育事務所の増田指導主事です。「しごと」と「つくり」についての問いの文章と、3種類の自動車の「しごと」と「つくり」の説明から構成されています。新しい展開を協議し、実践のためのアイデアが検討されました。11月中旬に実践していきます。ご指導ありがとうございました。
 

思考力をつけるためには?❺

❺「失敗」を成長の糧にする  -信じて自分で立ち直らせる

「私は失敗したことがない。ただ1万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ」という言葉をエジソンは残していますが、私たちが生きているこの世界の文明は、先人たちが積み重ねた試行錯誤の賜物です。ところが家庭や教育現場では、子どもたちが失敗し、試行錯誤できる機会が十分に与えられているとはいえません

東京大学で「失敗学」という新しい学問に取り組んだ畑村洋太郎名誉教授によると、挫折を知らず順風満帆な人生を歩んできた東大生の多くには、失敗を恐れてしまう傾向があるそうです。それゆえ、畑村名誉教授は失敗を「ワクチン」にたとえ、親は子どもにたくさん失敗の経験をさせることで、心と体に「失敗」という抗体をつくっておこうと唱えています。

 

「失敗」を成長の糧にするにはどうすればいい?

(1)先回りしない

子どもの失敗を心配するあまり、先回りして障害物を取り除いたり失敗から守ろうとしたりする親は「ヘリコプターペアレント」と呼ばれ、子どもを無気力にしてしまうことがあります。アメリカのメアリーワシントン大学が2013年に行なった調査では、ヘリコプターペアレントに育てられた大学生はうつ病になりやすいという報告がありました

畑村名誉教授は「失敗は一見遠回りに見えるが、そこから答えを模索していくやり方のほうが、どんな場合にも柔軟に対応できる本物の力が身につく」といっています。

(2)失敗談を伝える

子どもたちが失敗や周囲の目を恐れないようになるためには、「親自身もしょっちゅう失敗すること」や「自分がどんな失敗をして、どうくぐり抜けてきたか」を伝えてあげるのが効果的です。失敗談を笑い飛ばすくらいの余裕を見せておくと、子どもは失敗を怖がらなくなります。

(3)自分で目標を決めさせる

好きなことや興味のあることについて自分で目標を決めると、子どもは途中で失敗しても目標のためにがんばろうと思えます。

(4)「もっとがんばれ」と言わない

失敗をしたときにいちばん苦しいのは子ども自身です。そんなときに「もっとがんばれ」と声をかけても追い詰めるだけです。「親ができることはおいしいごはんで物理的にエネルギーを回復させ、子どものことを信じて見守ってやることだ」と畑村名誉教授はいいます。

(5)「失敗=改善の機会」と理解させる

スタンフォード大学の発達心理学者キャロル・S・ドゥエック教授は、失敗を「改善の機会」ととらえられる人は、失敗してもあきらめずに粘り強く挑戦を続けられるといっています。子どもを才能や結果で評価せず、挑戦し続けるプロセスをほめ、子ども自身が「まだできていないだけで、努力すればきっとできるようになる!」と考えられるよう勇気づけます。

(6)ふりかえる癖をつける

さらにドゥエック教授の実験では「もっとうまくいく方法はあったかな?」といった声かけをすると、子どもは自分なりに改善点を考え、もっと努力することがわかりました。畑村名誉教授も、失敗したときは「こうすればうまくいく」という正解ではなく、失敗するまでの道筋を思い起こし、「なぜ自分はまちがえたのか」と考えることが必要だといっています。

29日 喜び

29日の魔法の日めくりメッセージです。

喜び ~今日1つ、自分も相手も喜べることをしようね~

喜べる行いとは、
どんなことか考えてみましょう。

相手が笑顔になれること。
私も笑顔になれること。
自分で自分を褒めることが出来ること。
その行いで晴れ晴れとした気持ちになれること。
自信を持って出来ること。

自分に自信が持てると、責任感が育まれます。
どんな小さなことでも褒めて認めてあげましょう。
小さなことに気付き喜べることも素敵なことですね。


 2学期11週目、運動会まであと2日です。運動会に向かって取り組んでいる子どもたちです。子どもたちには今やるべきことに全力で取り組むことをお願いしています。一日一善と言われていますが、小さなことでもその行為に気付き、褒めて認めることですね。小さな気付きの積み重ねが子どもも大人も良い成長につながるようです。プロセス(過程)の頑張りを褒めて認めていきましょう。

職員、道徳教育研修

 放課後、職員は「道徳教育の充実」のための研修会が開催されました。講師は、鹿沼市教育委員会の本郷指導主事です。本郷氏は、西小出身で、本校の音楽室を懐かしがっていました。職員も寄りよ授業の実践のためにしっかり学んで、「考え、議論する道徳」を目指して励んでいます。なお、11月16日に本校を会場に研究授業が予定されています。
  

思考力をつけるためには?❹

❹「考えるきっかけ」をつくる  ー思考をうながす言葉がけとは?

文部科学省がグローバル化に対応できる人材を育成するため推進しようとしている、小高校生向けの教育プログラムに、国際バカロレアというものがあります。国際バカロレア教育は、世界150以上の国地域にある約5000の認定校で実施され、「なぜだろう?」とくりかえし問いながら、分析を深めていく対話型の授業を特徴としています。多くの卒業生が、起業家など社会のチェンジメイカー(変革者)として世界を舞台に活躍していますが、その認定校の先生が、印象的なことを仰っていました。

「皆、正解を知りたがります。そして、どれが試験に出るのですか、とすぐに聞いてきます。受験勉強では『正解は何だ?』とつきつめていくことが多いからだと思いますが、国際バカロレアでは、『根拠があれば、それは1つの答えである』という考えです。だから『自分の意見はどうなの?』『なぜ?』というところを重視しているのです」

国際バカロレアでは、先生は“教える”というよりも、生徒と共に学ぶ学習者であり、授業はあくまでも子どもが主体。子どもが自分の頭で考え、決断し、行動できる力を伸ばしていくという理念です。考える力は、教えたり指示したりするのではなく、子どもに考えるきっかけを与えることで育めるのです。

 

「考えるきっかけ」をつくるにはどうすればいい?

(1)答えを教えない

 子どもが何かを聞いてきたら、すぐに答えを教えずに「〇〇ちゃんはどう思う?」「なんでだろうね?」と問いかけます。すぐに答えがわからないワクワク感が、子どもの考えるきっかけになるからです。自分で考えようとしないときには、一緒に調べたり考えたりしてあげることで、ただ「答え」を教えるのではなく「学ぶプロセス」を体験させます

(2)質問させる

子どもにたくさん質問をしてもらいます。質問したがらないときには、親のほうから「パパ(ママ)はこう思うんだけど、〇〇ちゃんはどう思う?」などと質問してみます。子どもは親を手本に言葉の使い方を覚えていきます。たくさん質問する子どもは、親も子どもにたくさん質問をしているという調査結果もあります。

(3)あえて反論をする

 ディベートや議論を活性化させる手法で、「悪魔の代弁者」という役割をつくることがあります。これは多数派に対してあえて反論する役割で、子どもに対しても、考えを深めるきっかけをつくれます。子どもの発言に対し、「それって本当かな?」と切り出し、あえて真逆の意見をぶつけてみるのです。

(4)自分でルールを考えさせる

子どもが親の言うことを聞かないのは、納得できていないからです。「〇〇しなさい!」という命令に効果がないときには、それも思い切って考えるきっかけにしてしまいます。親の希望を伝えつつ、賛否両論を考えさせるのです。たとえばゲームばかりしているときは、「目が悪くなるから心配だ」「〇〇ちゃんの話を聞く時間が少なくなるので悲しい」といった親の気持ちを伝えつつ、子どもには、ゲームをすることのメリットとデメリットを挙げてもらいます。そのうえで、どういうルールにするのがいいか、自分で考えさせます。

このプロセスには時間がかかりますが、命令して強制するよりも、子どもが納得したうえでルールを決めたほうが行動は変えやすくなります。

28日 子どもからのメッセージを受け取る

28日の魔法の日めくりメッセージです。

子どもからのメッセージを受け取る ~背筋を伸ばそう!ビシッといこう!~

背中が丸くなっているということは、
何かのメッセージです。
「背筋を伸ばしなさい」という言葉掛けだけでなく、
どうして、背筋が伸ばせないのかを
見ようとする姿勢を持ちましょう。
背中が丸まっていると呼吸も小さくなり、
行動力も小さくなります。
背筋がいつも伸びていると、目線が上向きになり、
自然にやる気が湧いてきます。

子どもがいつも背筋を伸ばせるように、
私達が子どもからのメッセージを受け取れるようになりましょう!

 2学期11週目、運動会まであと3日となりました。子どもたちは頑張って取り組んでいますが、体調にもご留意してください。新型コロナウイルス感染症防止のため、ストレスの多い日々かと思います。保護者の皆様もストレスがあるように、子どもたちもありますので、メッセージを受け止めてください。子どものメッセージを受け取るために、ノンバーバル(非言語的)なところが大切になります。しぐさや姿勢、表情、視線など、子どもたちの家庭での様子を確認しながら、子どもたちの話を聞いてあげてください。そのことによって、互いの気づきが生まれます。頑張って、顔晴っていきましょう。

思考力をつけるためには?❸

❸「オープンクエスチョン」をする  -「WHY」「HOW」「IF」を上手に使う

質問は、大きく2種類に分けられます。ひとつは、クローズドクエスチョンです。 これは、イエスかノーかで答えられる質問のことです。たとえば「今日の学校楽しかった?」「給食おいしかった?」といった質問だと、「うん」「べっに」という短い返事で終わります。もうひとつは、オープンクエスチョンです。これは、答えがひとつではない質問です。「今日学校でどんな面白いことがあった?」「給食では何がおいしかった?」などと聞くと、答えは子どもの数だけ違ってきます。子どもに何か質問されたときには、「それは何だと思う?」「なんでだろうね?」といったオープンクエスチョンで問い返すと、子どもはさらに自分の頭で考えようとします。またオープンクエスチョンをすると、自然に子どもの話を聞くことが多くなるので、子どもは自分の話を聞いてくれる親をより信頼するようになり、もっとたくさん伝えたいと思うようになります。大人でも、イエスかノーかではなく、具体的な思いや考えを伝えるときは、頭の中をある程度整理してから話さなければいけません。オープンクエスチョンは、こうして子どもは考える力を育んでくれるのです。

 

「オープンクエスチョン」はどうやってする?

(1)「前向き」に質問する

子どもによく言うセリフを次のように言い換えてみます。「〇〇しなさい!」→「なぜ〇〇しなきゃいけないんだと思う?オープンクエスチョンその1は「WHY型」です。ただしWHY」を使うときは、否定文と一緒に使うと逆効果になります。「どうしてできないのか」「なぜ言われた通りにしないのか」などと問い詰めると、子どもは言い訳を考え、それを聞いた親がまたイラッとするという悪循環に陥ります。

まずは「〇〇したくない気持ちはわかるよ」と共感しつつ、「それでもなぜやらなくちゃいけないんだろうね?一緒に考えよう」と問いかけてみます。「どうしてこんなこともわからないの!」→「どうしたらわかるようになるだろう?」オープン・クエスチョンその2は「HOW型」です。このときも「どうすべきか」と詰め寄るのではなく、「どうしたらできるようになるだろうね」と寄り添う姿勢が大切です。

グーグルやフェイスブックでは、「How might we?(どうすればできそうか?)」と質問することを「HMWメソッド」と呼び、アイデアを出し合う効果的な方法として使っています。英語で「might」は「〜かもしれない」「〜もあり得る」というニュアンスで、「正解」は1つではない」「さまざまなアイデアを受 け入れよう」というスタンスで考えるための方法です。

「なんでできないの!?」→「もし〇〇だったら、××できるかな?」オープン・クエスチョシその3は「IF型」です。「なんでできないの!?」といった言い方は、子どもの自信を損ないます。子どもができなくて困っていることがあれば、「もし〇〇だったら〜」という表現で“提案”をしてみると、それをきっかけに新しい気づきがあったり、自分でもっといい方法を考えだそうとしたりする意欲にもつながります。

(2)アイデアをふせんに書き出す

 そうして子どもから出てきたさまざま考えを、ひとつずつふせんに書き出して並べてみると、さらに対話が深まり、考える力が養われます。

27日 「見えないこと」こそ意味がある

27日の魔法の日めくりメッセージです。

「見えないこと」こそ意味がある ~お友達の素敵なところを3つ見つけよう~

人はすぐ嫌なところに目が向くことが多いですが、
子どもの間に、人や、物事に対して
素敵なところを見つける習慣をつけていると、
いつもプラス思考になることが出来ます。
「人には必ず素敵なところがある!」
表面だけでなく、中味を見つけられることは、
人として誇りになる宝物です。

見えないことこそ、
大きな真実が隠れていることを伝えましょう。


 2学期11週目の火曜日です。運動会に向けてみんなで取り組む1週間です。新型コロナウイルス感染予防に努めていただき、ありがとうございます。いつもとちがう時こそ、いつもと同じことを大切に!子どもの中で良いところや素敵なところ、頑張りを見ようとする、見つけようとすると、人のよさに気付きます。プラス思考にすることです。プラス思考をしないと成長には絶対つながりません。プラスの言葉を言う子どもと大人は必ずよい方向に成長すると言われています。子どもの頑張り、顔晴り(笑顔で晴れやかな姿)をたくさん見ることができるよう支援していきましょう。

思考力をつけるためには?❷

❷「観察眼」を磨く -生まれながらの能力を伸ばす

「君は見ている、だが観察はしていない。見るのと観察するのは大きな違いなんだ」これは、シャーロックホームズの有名なセリフです。物事を受動的に吸収するのではなく、積極的に注意して観察しようとする姿勢が、名探偵ホームズの並外れた推理力を支えていたのです。最近はビジネスの世界でも、新しいニーズや課題を発見する方法として「観察」が注目されています。市場調査において、アンケート等に回答してもらうだけでなく、ありのままの生活ぶりや環境、日ごろの言動などを深く観察することで、人々が言葉にしない潜在意識まで読み取ろうというものです。

 

子どもは鋭い観察力をもっている

じつは子どもには、生まれながらにして優れた「観察眼」が備わっています。ところがこれまでの教育では、与えられた課題に決まった正解を求めることで、その観察眼を鈍らせてきたのではないかといわれています。

ホームズのセリフにあるように、観察眼を磨くことは、自分なりの課題を見つけ、新しい気づきを得る力になります。

 

「観察眼」を磨くにはどうすればいい?

(1)一日の出来事をくわしく聞く

子どもにその日起きた出来事について聞いてみます。自分が見たもの、感じたことなどを言棄で表現すると、日々の微妙な変化に意識が向くようになります。その際、ときおり「なんでだろうね?」などと疑問をうながすようにすると、子どもは「どうしてだろう」「知りたいな」と、もっと積極的に観察しようという意欲が湧いてきます。

(2)外に出る

子どもが観察眼を磨くには、外に出るのがいちばんです。とくに自然にはたくさんの刺激があります。毎日、同じ場所に行くというのもひとつの方法です。特定の場所でも自然は日々、変化していくからです。

(3)ボードゲー厶で遊ぶ

外に出られないとき、ボードゲームで遊ぶと、子どもは自分がどうやったら勝てるか、そのつど自分の立場をつかもうとします。そのため、自然とゲー厶全体を広い視野で見るようになっていきます。これは観察眼を鍛えるよい訓練になります。

(4)記録を習慣にする

アメリカを代表する19の博物館や研究センターの本部であるスミソニアンインスティテユートでは、博物学者らが小中学生に対し、「ネイチャージャーナル」の記録を勧めています。日記は感情の記録ですが、ネイチャージャーナルは身のまわりの自然についての気づきを記録します。じつはスミソニアンの博物学者らプロがスケッチしたり写真を撮ったりしながら、それがどんなふうに見えたかを記録していくことで、文章を書く力もつきます。

日々記録しているものも、そのそれぞれの内容は、子どもたちがつける記録とほとんど変わらないのだそうです。自然のささいな変化など、それだけでは役に立つかわからないようなことでも、少しずつ記録を積み重ねていくことで、世界に誇るスミソニアンの膨大なコレクションや研究成果につながっているのです。

26日 笑顔は元気の発信源!

26日の魔法の日めくりメッセージです。

笑顔は元気の発信源! ~一日、にこにこ笑顔~

怖い顔・沈んだ顔はマイナスエネルギーを発信します。

笑顔はプラスのエネルギーを発信しますので、
心も活き活きと元気になります。
顔は、いつも周りから見られていますので、
笑顔を通して周りに元気を発信し、
幸せにする凄い力がありますよ!

今日は一日、笑顔全開でいきましょう!


 2学期11週目の月曜日です。運動会まで残りわずかになってきました。家庭において元気な挨拶で始まっていますか?くり返すとよくなる
「ザイオンス効果」があいさつにはあります。まずは、親自身が大人が挨拶をすることではないでしょうか。挨拶をされたら、必ず返すことも忘れてはなりません。挨拶の「挨」には「心を開く」、「拶」には「相手に近づく」という意味があります。気持ちをこめてあいさつをしていきましょう。すぐにできなくても責めずに、あいさつで笑顔や笑い声があると、プラスのエネルギーを周りにも発信できます。大人の笑顔が子どもの笑顔になり、子どもの笑顔が大人の笑顔になります。子どもも大人も笑顔でいきましょう!口にストローをくわえていると唇はとがったものになります。一方、口にストローを横にしてくわえると口角があがって笑顔になります。

思考力をつけるためには?❶

 思考力をつけるためには、『❶「好きなこと」を見つける』『❷「観察眼」を磨く』『❸「オープン・クエスチョン」をする』・・・『❿「男女の違い」に対応する』『⓫「子ども扱い」しない』『⓬「思考」を掘り下げる』までの12項目が考えられます。子育てベスト100から引用して紹介していきます。

❶「好きなこと」を見つける  ー機会がなければ見つからない

ハーバード大学テクノロジー起業センターで初代フェローを務めたトニーワグナー博士は、「若きビルゲイツやスティーブジョブズ、最近ではマークザッカーバーグ(中略)、彼らには毎晩遅くまでプログ ラムを書くよう脅したりおだてたりする『夕イガーマザー』(スパルタ式の厳しい母親)はいなかった。彼らにあったのは情熱だ」といっています(『未来のイノベーターはどう育つのか』英治出版)

ワグナー博士がイノベーターとその親、教師、メンター(指導者)に計150件以上のインタビューを行なったところ、最もよく出てきた言葉は「情熱』でした。また、臨床心理学者のジョセフバーゴ博士によると、お金や名声を熱望している人よりも、純粋に好きなことに打ち込んでいる人のほうが成功しやすいといいます。時間を忘れて没頭するほどの情熱は、「もっと知りたい」「上手になりたい」という気持ちを引き出し、そのためにはどうすべきかと考えを深める力を伸ばしていくのです。

 

 「好きなこと」を見つけるにはどうすればいい?

(1)「したことのないこと」に注目する

子どもに「好きなことはなにか」と聞いても、自分には好きなことがないと言うかもしれません。しかし創造性とイノベーション教育を専門とするイギリスウォーリック大学のケンロビンソン名誉教授は、これは「機会の有無」にかかっているといいます(『才能を磨く』大和書房)。いま子どもにとってそんなに夢中になれることがないとしたら、一度もやったことのない分野に対して心をオープンにし、積極的にトライしてみることをロビンソン名誉教授は勧めています。

(2)子どもの行動を知る

また、ロビンソン名誉教授は、「好きなこと」を見つけるには、日常の行動パターンを「見える化」するとよいといいます。学校、習い事、遊び、食事など、ざっくりと書き出します。さらに学校の時間割、習い事の種類、遊びの時間に何をやっているかなど、その中身を具体的に書いていきます。

(3)「夢中になっていること」を見つける

 そうして書いた項目のそれぞれに対して、「好き」「嫌いではない」「嫌い」で色分けをします。何をしているときにワクワクするか、楽しくてしかたないのか。子どもの「好き」を探します。「得意なこと」と「好きなこと」が一致することもありますが、ハーバードビジネスクールの社会心理学者、テレサ・アマビール名誉教授は、素晴らしい才能をもってはいても何事も達成しない人はたくさんいるといいます。大人も子どもも心の内から湧き出る強いモチベーションがあるとき、ベストを尽くして達成をめざします。達成と情熱には強い関連性があるとアマビール名誉教授はいっています。

(4)ひとつのことに縛られない

国際数学オリンピックで日本人女性初の金メダルを獲得、現在は数学者でありジャズピアニストとしても活躍する中島さち子氏は、いまや「各自が自分の専門の穴をひたすら掘り下げていた時代」から、「違う分野からのアプローチや他分野の専門家とのコラボレーションによって新しい知見が生み出される時代」に変わったと語ります。複数の分野でさまざまに脳を使って、違ったものの見方を取り入れていく経験は、イノベーションの原体験になります。「好きなこと」をひとつだけに絞らず、複数の分野を掘り下げ、横断していくことが、これからの教育に求められると中島氏はいっています。

コミュニケーション力をつけるためには?⓲

⓲「手本」を見せる  ―親も子どもと一緒に成長する

ドロシー・ロー・ノルト博士の『子どもが育つ魔法の言葉』には次のようなくだりがあります。「子どもはいつも、親の姿を見ています」「親は子どもにとって、人生で最初に出会う、最も影響力のある『手本』なのです」「学ぶ」という言葉の語源は「真似る」と同じです。人は赤ちゃんのときから「真似る」力をもっていて、身近な人の真似をしながら社会性を身につけていきます。

 

「手本」を見せるにはどうすればいい?

(1)言葉づかいに気をつける

親がどんなときにどういう言葉づかいをするのか、子どもはよく見ています。相手の話を聞かず、一方的に自分の言いたいことばかりを口にしていないか、人を傷つけたり、批判したり、ケンカ腰な言葉づかいをしていないか、「きっとできるよ」というポジティブな表現ではなく、「どうしてこんなことができないの」というネガティブな表現ばかりになっていないか。親の言葉づかいは、子どもの言葉づかいだけでなく、心のもちようにも影響します。

(2)人を尊重する

家族や近所の人、あるいは見ず知らずの人などに対して親がどのような接し方をしているかも、子どもは観察しています。道で会ったら挨拶をしているか、お店の人に横柄な言葉づかいをしていないか、立場や肩書きだけで人を評価したり見下したりしていないか、家事に協力せず、パートナーを困らせてはいないか。地域や家庭といった身近なコミュニティでの大人の言動は、子どもに大きな影響を与えます。

(3)失敗する姿も見せる

親が仕事に対して情熱をもち、誰かの役に立ったり誰かの人生に影響を与えていたりする姿を見て、どもたちは励まされ、勇気づけられます。同時に、失敗して落ち込んでいるところも包み隠さず、そこからまた立ち直って楽しく生きている姿を見せれば、子どもも失敗を怖がらず、挑戦する心をもち続けられます。

(4)健康に気を配る

子どもにバランスのよい食事を食べさせたり、テレビやゲーム、スマホなどで夜ふかししたりするのをやめさせたいと思ったら、親自身がまず実践する必要があります。健康的な食事やおやつを家族みんなで食べ、親もテレビやゲーム、スマホの時間を減らして散歩したり自転車で出かけたりするなど、外遊びの計画を立てるといいでしょう。

(5)怒りを静める

子どもがかんしゃくを起こしたり、イライラして泣き叫んだりしたときは、親はひと呼吸置いて落ち着かせてから話しかけるようにします。とはいえ親のほうも、感情にまかせて大きな声をあげ、厳しい言葉を子どもにぶつけてしまうことがあります。そんなときは大人がきちんと非を認めて謝ることも、親として手本を見せるべき大事な言動です。

25日 限りなく我を0に近づける

25日の魔法の日めくりメッセージです。

限りなく我を0に近づける ~まず、「はい」~

今日一日は、まず、「はい」と返事をしてみましょう!
繰り返して21回「はい」と
言えるようになってきた頃には、
素直に行動出来るようになりますよ。

「でも・・・」「だって・・・」と、
考えてばかりいると自分の前に見えない壁が出来、
物事が進まなくなってしまいます。

「はい」は、我と壁を取る練習ですよ!


 2学期、11週目の日曜日。今週末には運動会が予定されています。いつもとちがう時こそ、いつもと同じことを大切に!「はい」の返事は、素直に考えて行動することができることにつながります。言い訳を言うことは、やる前からできないことにつながります。人の脳は「声に出して言ったことにだまされる」と言われています。「もうだめだ」、「できない」と言っていると絶対にできません。「大丈夫」、「できる」と言う言葉にだまされて出来るようになるのです。プラスの言葉を言うのはそのためです。

コミュニケーション力をつけるためには?⓱

⓱「プレゼンカ」を鍛える  ―うまく話せる「型」を手に入れる

日本人の多くが人前で話すことに苦手意識をもっています。ところが約1万9000人にプレゼン教育を行なってきた一般社団法人アルバエデュの竹内明日香代表理事は「プレゼンがうまいかどうかは能力でもセンスでもなく『技術』であり、筋トレや楽器の稽古のように練習さえすれば誰でも上手になれる」と言い切ります。たとえばアメリカでは、小さなころから人前で意見を発表する機会を多く与えられ、徹底的にプレゼンカを鍛えられます。代表的なのが、幼稚園や小学校で日常的に行なわれている「Show & Tell」の時間です。

この授業では、子どもは自分のお気に入りのものを学校へもっていき、クラスメイトや先生の前で、「これは何か」「どこで手に入れたのか」「どこがお気に入りか」などをプレゼンします。プレゼンが終わって先生が聞き手の子たちに「質問は?」と尋ねると、次々と質問が出てきます。話し手はしっかり準備をし、練習し、プレゼンをして質問に答え、聞き手はよく話を聞き、質問する。双方向の練習によってプレゼンカが鍛えられていきます。

2020年から施行される新しい学習指導要領では「主体的対話的で深い学び」という学び方が重視され、子どもたちのプレゼンの機会も増えていきます。家庭でのちょっとした習慣も、子どもたちのプレゼンカを育み、自信につなげることができます。

 

「プレゼンカ」を鍛えるにはどうすればいい?

(1)食事をしながら対話する

プレゼンカを磨くには、楽器のように日々練習するのが効果的です。そこで、食事の時間を有効活用します。ごはんを食べながら、「どんな1日だったか」「いちばん面白かったことは何か」など、テーマを決めて話をします。「子どもの話の内容がいまひとつ理解できないときは、最後まで聞いてあげてから『こういうことが言いたかったんだよね?』と内容を再確認してあげるといい」と竹内氏は言います。さらに「それ、いいね」や「面白い!」といった相づちを入れると、子どものやる気がアップします。

(2)しっかり声を出す

せっかくのプレゼンも聞こえなければ意味がないので、ふだんからしっかり声を出せるように練習しておきます。子どもの声が小さくて話が聞こえないときは聞き流さず、「聞こえないよ〜」と声をかけるようにします。

(3)目を見て話す

演説の天才といわれたオバマ前大統領の大統領就任演説は、聴衆への「アイコンタク卜」の時間がスピーチ全体の約半分を占めていたといいます。親自身もふだんから子どもの目を見て話したり、聞いたりすることを心がけます。

(4)「語彙力』を高める

「プレゼンは語彙が豊富なほうが圧倒的に面白くなる」と竹内氏はいいます。日常の読書習慣などで語彙が豊富になると表現力が高まり、プレゼンカもアップします。子どもがふだん使わないような熟語や言い回しも、会話の中でたまに投げかけておくと子どもの記憶のどこかには残るので、ときには高めの球を投げることを竹内氏は勧めています。

(5)「型」を使う

急に「プレゼンをして」と言われても戸惑ってしまうかもしれませんが、全体の構成に「型」があると話しやすくなるものです。たとえば、「はじめ」「なか」「まとめ」の型を使って話すと、プレゼンがしやすくなります。

コミュニケーション力をつけるためには?⓰

⓰「挨拶」をする  ー義務ではなく、楽しめるように

私たちは一日の中で何度も挨拶の言葉を交わします。挨拶は世界共通の習慣で、コミュニケーションの入り口です。心理現象のひとつに「ザイオンス効果」というものがあります。これはスタンフォード大学の心理学者だったロバート・ザイオンス名誉教授が発見した「同じ人やモノにくりかえし接触すると、好感度や印象がアップする」という法則で、単純接触効果とも呼ばれています。

挨拶は、この効果を引き出すためにとても便利な方法です。子どものころから挨拶の習慣が身についていれば、成長してからもさまざまな人づきあいの大きな助けになります。子どもの数が多く、近所や親戚同士のつきあいも頻繁にあった時代には、いろいろな人と挨拶を交わす機会がありました。子どもはそうした環境で自然と挨拶を覚えていったのですが、昨今は地域とのつながりも薄れ、挨拶をする機会が格段に減っています。そのため、挨拶することを大人が意識して教えていく必要があります。

 

「挨拶」はどういうふうにしたらいい?

(1)親自身が挨拶をする

子どもは親の言動に敏感で、日々いろんなことを観察しています。どんな場面でどんな挨拶をするかも、親を手本にしながら覚えていきます。親は「おはよう」「いってきます」「ただいま」「おかえり」「いただきます」「ありがとう」「ごめんなさい」「おやすみ」など、家族に対して意識的に言葉をかけるようにします。
(2)挨拶をされたら、必ず返す

挨拶は、相手の存在を認め、自分の存在を認めてもらうことです。挨拶をしてくれる人には、必ず挨拶を返すように教えます。挨拶を返さないと無関心だと思われます。無関心は「相手の存在はどうでもいい」というメッセージになり、最も相手を傷つけます。お互いに挨拶を交わし合うのはコミュニケーションの基本です。

(3)気持ちをこめて

挨拶の「挨」には「心を開く」、「拶」には「相手に近づく」という意味があるそうです。 挨拶をするときはその言葉の意味を思い出しながら、相手の顔を見て、気持ちをこめて声をかけるように心がけます。子どもにはスキンシップをまじえて、ハイタッチやハグをしながら挨拶をすると、とても喜びます。

スキンシップをとることで、先にも触れた愛情ホルモン「オキシトシン」の分泌をうながせるというメリットもあります。

(4)できなくても責めない

子どもが挨拶をしないときには、「恥ずかしい」「照れくさい」「素直になれない」といった思いがあります。けれどもそこで、「どうして言えな?」と強要したり叱ったりすると、子どもはかえって反発し、挨拶をすることが楽しくなくなってしまいます。他の子と比べてできないことを責めるのも逆効果で、かえって萎縮することもあります。

挨拶が苦手な場合にはあせらず、「○○ちゃんちに着いたら最初になんて言おうか?」と心の準備をうながしたり、蚊の鳴くような声でも挨拶ができたら一緒に喜んであげたりするなど、子どものペースに合わせるようにします。

24日 自分に出来ること・・・

24日の魔法の日めくりメッセージです。

自分に出来ること・・・ ~使わない電気は消そうね~

自分の行動が
周りに影響力を与えていて、地球とつながっている。

コツコツと続けることによって大きな力になり、
宇宙ともつながっている。

エコ活動で周りにも
目を向けることが出来るようになります。

そして、つながりの中に自分の存在意義を
認められるようになりますよ!


 2学期、10週目土曜日です。「部屋にだれもいないときに電気を消すのはなぜなのか?」と質問したとき、お子さんはどのようなことを答えるでしょうか?理由が答えられたら、次に行動に移すことができるかです。毎日の生活の中で、家の手伝いをすることや、食事、洗濯、掃除、健康管理を一緒に行うなどを続けてできたということがあってほしいものです。家族のために、自分でできることをするということが1週間の中で、どれぐらいあるのかも家族会議で話し合ってみてはいかがでしょうか?頑張って、顔晴って子どもたち!