今週を「読書週間」と位置付けました。

「本は心の栄養」と言われて、久しいです。

　子どもによっては、「文章を読み味わうこと」ができるまでには、もう少し時間がかかるかもしれません。しかし、ある程度「習慣」にならないことには、まずは文字を読むことすら苦痛になる場合もあります。その取っ掛かりのための「週間」だと思います。

　ぜひ、ご家庭でも、本を読む時間を確保してください。低学年なら読んであげる時間でもいいです。

　できたらその際、部屋のテレビや動画は消して、電灯だけを明るくしてください。可能なら「定期的な定時間」がおすすめです。長くなくても、かまいません。

　先日、朝会の時、私のすすめた本は、「ヒルは木から落ちてこない。ぼくらのヤマビル研究記」（山と渓谷社2021）でした。この機会ですから、ここでは違う本を紹介します。

　それは、本屋大賞2024にも輝いた「成瀬は天下を取りにいく（新潮社）」です。

　私にとっては、ちょっと読み始めてみたら、ついつい最後まで読んでしまったような本でした。

　地方にありそうな日常感、何となく笑かそうとする文章、そして、主人公の中学２年生「あかり」の「ねらった行動」に、小学校高学年なら引き込まれる子もいるのではないでしょうか。

　機会があったら、ぜひ、お試しください。

　ちなみに、「信じた道を行く」の方は、私は、まだなのですが…。