学校ニュース

2024年9月の記事一覧

今日の授業から(1年生)

 現在、1年生は、国語科で「やくそく」というお話の学習に取り組んでいます。この単元では、場面の様子や登場人物の行動など、内容の大体を捉えていく力を付けていきます。そして、単元の終わりには、学習したことを生かして音読発表します。

 南摩小学校の1年生は、単元の始まりに、どんな音読発表をするのかみんなで話し合いました。その結果、音読ペープサート劇を行うこととなりました。続きのお話も作ることになりました。その単元のゴールに向けて、みんなで「やくそく」のお話を読み進めました。

 今朝、1年生から招待状が届きました。

 教室に向かうと、案内カードが貼ってありました。配役も掲示してありました。

 本格的なペープサート劇で、ナレーターの読み方やせりふの言い方、ペープサートのあおむしの表情も工夫しています。

 続きのお話は、タブレットに書かれているようです。三匹のあおむしは、きれいな蝶になって教室を飛び回りました。動きが速くて撮影できませんでしたが、すてきなシーンでした。

 参観した教職員が感想を伝えると、「ありがとうございます」とみんな笑顔いっぱいです。観客のお見送りまでしてくれました。

 6人で力を合わせて作り上げ、学習の成果がよく表れていた音読ペープサート劇でした。

 

今日の授業から(2年生)

 今日の2年生は、書写の学習に取り組んでいました。ノートに文字の形や、「はらい」などの点画の書き方に気を付けながら、漢字を書いていました。

 ノートが終わった児童は、タブレットで漢字の学習をしていました。筆順に気を付けて、丁寧になぞったり、形をよく見ながら書いたりしていました。自分がやりやすい方法を選んで、学習している様子でした。

 同じ時間に、6年生は、校庭で卒業アルバムの写真を撮っていました。これからみんなでアルバムを作り上げていきます。どんなアルバムになるのか楽しみでありつつ、もう、卒業に向けた取組が始まる時期になったのだとも気付かされた出来事でした。

予告なしの避難訓練(地震)

 いつ起こるか分からない地震の発生に備え、子ども達が、どこにいても自分で判断して身を守れることを目指し、予告しない避難訓練を行いました。いつ行うかは伝えませんでしたが、どの学級でも、地震が起きた際、何に気を付け、どのように行動するか考える授業を事前に行いました。

 昨日は、午後1時に震度5弱の地震が起きたという想定で、訓練を開始しました。昼休みが始まって10分後、子ども達は校庭で遊んだり、校内の様々な場所で過ごしたりしていました。実際に揺れを起こすことはできないので、緊急地震速報を放送で流しました。

 子ども達は、その場で身を守れるような行動を取りました。緊急地震速報に気付かなかった下級生を6年生が誘導していました。

 揺れが収まったので、オープンスペースに移動するよう放送をしました。震度5弱以上の地震の場合には、この後、保護者への引き渡しを想定しています。今回は、大雨・土砂災害の時と同様、保護者のお迎えをオープンスペースで待つという流れで行いました。

 子ども達は、速やかに移動し、静かに自分の席で待ちました。教員が人数を確認し終わったのは、地震発生から4分後でした。

 4月の避難訓練では、地震発生後、校内で火災が起きたという設定でしたので、全員、校庭に避難しました。火災が起きたり校舎に損傷があったりした場合は、校庭に避難し、震度が大きかった場合は、そこで引き渡しを行います。地震は、雨や雪の日、暑さや寒さが厳しい日に起こることも考えられます。校舎内に危険がないと判断した場合は、オープンスペースに集合します。

 様々な避難パターンが考えられますが、子ども達も訓練を通して、どんな流れでも落ち着いて行動することができています。

 訓練についての講評も、みんな真剣な表情で聞いていました。昨日の避難訓練も、子ども達が自分ごととして、しっかりと考えながら取り組む姿がすばらしかったです。

小中交流学習と第2回学校運営協議会

 昨日、南摩中学校で、小中交流学習と第2回学校運営協議会が行われました。

 交流学習では、中学1年生と、上南摩小・南摩小の6年生が一緒に国語の授業に参加しました。授業をするのは、中学校の先生です。昨日は、「意見交換をして考えを深めよう」という学習を行いました。

 中学1年生と6年生が一緒に班を作り、ランダムに選んだお題について自分の考えを伝え合います。中学生が、優しく声をかけながら話合いをリードしてくれるので、6年生もたくさん考えを伝えることができました。

 授業が終わった後は、各校の代表児童・生徒が、お礼のあいさつをしました。

 6年生は、第2回学校運営協議会に引き続き参加しました。中学校からは、3年生や生徒会役員が参加しました。学校運営協議会の委員さん、小学生、中学生、教員で班を編成し、「Let's  enjoy なんま」をテーマに、地域や学校生活を良くするための話合いが行われました。

 最初は、ちょっぴり緊張していた6年生も、じゃんけんのゲームや好きなもの紹介などのアイスブレイクを通して、リラックスできたようでした。

 いろいろな世代が一緒になって、南摩地区のことをざっくばらんに話し合う有意義な時間となりました。学校運営協議会の委員の皆様、お忙しい中、ご参加いただきまして大変ありがとうございました。

 

 

今日の授業から(1年生)

 地震は、いつ発生するか予測ができません。どんな場所でも、自分の身を守る判断ができるよう、近々、予告をしない避難訓練を実施する予定です。

 今日の1年生は、学級活動の時間に、校内で地震が起きた時、どのような行動を取るのかみんなで話し合う学習に取り組んでいました。

 校内の様々な場所で、自分で判断して行動し、その後には、行動の理由やその場所で気を付けることなどを話し合うことも行いました。

 「この場合は、こうするとよいのでは」と提案したり、どうしてそれがよいのか説明したり、子ども達は真剣に話し合っていて、すばらしいと思いました。

 教室のロッカーの上には、上級生に教わりながら捕まえた昆虫がいました。上級生のおかげで、昆虫のことにずいぶん詳しくなってきました。

 今日の給食には、ブドウが出ました。昨日、南摩地区のブドウ園さんで、中学生が収穫した「巨峰」です。甘くてみずみずしくて、おいしいブドウでした。

 

学習支援ボランティアさん

 本校では、様々な学習場面で、学習支援ボランティアさんが来校し、子ども達の学びをサポートしてくださっています。

 算数科の学習支援や、習字のサポートをしてくださるボランティアさんは、定期的に来校してくださっています。書写の時間には、習字の学習を始めたばかりの中学年の児童に、筆の運び方を直接教えていただけるので、どの子も運筆の仕方をよく理解して、文字を書くことができています。

 校外学習のサポートなど、不定期に来校してくださるボランティアさんもいらっしゃいます。昨日と今日は、5・6年生の家庭科のミシンの学習を支援していただきました。

 特に、5年生は、エプロンを製作するのに、初めてミシンを使います。ミシンの仕組みの理解や糸を掛けることも初めてですし、操作の途中で動かなくなるなどのトラブルが起きて困ってしまうことも、学習を始めた頃には、よくある場面です。

 しかし、教員だけではなく、学習支援ボランティアさんも一緒にサポートしてくださったので、どの子も練習布の線に沿って、きれいに縫うことができました。

 丁寧に教えてくださる学習支援ボランティアさんのおかげで、習字やミシンなど、初めて学習する時期に、子ども達が苦手意識をもつことなく学び、自信をつけることができています。学習支援ボランティアの皆様、いつも本当にありがとうございます。 

 

学校保健委員会

 昨日、学校保健委員会が開催され、4〜6年生の児童が参加しました。学校保健委員会は、第2回家庭教育学級も兼ねているので、保護者の方も参加されました。

 今年度のテーマは、「いろいろな性について考えよう」です。子ども達が、多様な性について知り、自分の性について考えたり、自分の身の回りの人にどのような気持ちで接していくとよいのか考えを深めたりすることを通して、自分も周りの人も自分らしく安心して生活できるようにすることを目的として実施しました。

 はじめに、保健・体育委員会の児童が、事前アンケートの結果を発表しました。

 次に、養護教諭が、スライドで、いろいろな性があることを分かりやすく説明しました。自分の在り方について悩み、そして、それを乗り越えてきた方々が自分の経験や考えを伝えてくれる動画も見ました。

 子ども達は、時に身を乗り出し、真剣に聞き入っていました。

 その後、ワークシートに自分のことを振り返って書き込んだり、動画に出てきた方が自分の友達だったとしたら、どのような声掛けや行動をするのか考えたりしました。どのような声掛けや行動をするのかについては、他の学年の友達や保護者の方と話し合いました。

 「男らしく」「女らしく」「普通だったら」「みんなと同じにしなければ」ではなく、誰もが「自分らしく」あることが大切だということを踏まえながら、どのグループも話し合っていたのが印象的でした。

 この時間で考えたことを、今後も生かしながら生活していってほしいと願っています。

南摩のパイナップル

 3年生は、総合的な学習の時間に、「南摩たんけん隊」の学習で、南摩地区のすてきな人や場所について調べています。7月9日には、地域でパイナップルを育てている方のお宅を訪れ、お話を聞いたり、ハウスの中を見学したり、パイナップルの植え付けを手伝ったりしてきました。

 訪れたお宅から、熟したパイナップルが届きました。調理員さんが、切り分け、今日の給食のメニューの一つとなりました。

 「いただきます」の後、3年生が、出されたパイナップルについて説明をしました。全員で説明したいと、6人で役割分担をして説明しました。3年生は、この後の総合的な学習の時間に、見学の様子などをより詳しくまとめた動画を作り、また、全校生に紹介する予定です。

 甘くてジューシーなとってもおいしいパイナップルでした。子ども達も大喜びでいただきました。

 昇降口では、地域の方からいただいた、秋色のきれいな花が子ども達を迎えてくれています。

 様々な地域の方のお力添えにより、子どもたちの毎日が、楽しく彩られています。パイナップル、季節のお花などをお届けいただき、本当にありがとうございました。

避難訓練(大雨・土砂災害)

 今年は、大雨が多い夏となりました。この後も、秋の長雨や台風などの影響で、大雨や土砂災害への対応が必要となることも考えられます。本校の後ろには山があることもあり、「大雨・土砂災害」の際の避難に関するマニュアルは、毎年、見直しを図り、様々な状況に対応できるよう修正を続けています。

 昨年度は、文部科学省の危機管理マニュアル見直し支援事業に応募し、本校のマニュアルの内容の妥当性について助言をいただき、本校の環境により即した内容に修正することができました。今年度の7月には、教職員で避難のシミュレーションを行い、タブレットで状況を把握したり、連絡を取り合ったりできるように改善しました。

 このような検討を踏まえ、本日、子ども達と共に、避難訓練を実施しました。子ども達は、事前に動画で土砂災害について学んだり、避難の仕方を確認したりしました。

 訓練が始まると、子ども達は、落ち着いた態度で速やかに行動することができ、感心させられました。

 短時間で雨量が増え、今後も同じように降雨が続くことが予想され、土砂災害発生の可能性が高くなった場合には、マチコミで保護者の皆様に連絡し、児童の引き渡しを開始します。児童は、帰り支度をしてオープンスペースで待機します。

 その間に、急激に雨量が増えるなど土砂災害の危険性が短時間で増したり、土砂災害警戒レベルが3に引き上げられたりした場合には、避難行動を開始します。一つの選択肢は、南摩中へ「水平避難」することです。みんなで歩いて南摩中に移動します。その場合は、「水平避難」が開始されたことをマチコミで保護者の皆様に連絡し、南摩中での引き渡しに変更となります。

 もう一つの選択肢は、校舎3階に避難する「垂直避難」です。「水平避難」を開始する前にレベル4になった場合や、大量の降雨や強い風、雷など、児童が徒歩で南摩中に向かうには困難な状況であると判断した場合に行います。この場合も、保護者の皆様にはマチコミで「垂直避難」を行うことを連絡します。降雨の状況によっては、引き渡しそのものが危険ということで、児童の引き渡しを中止し、児童は校舎内にとどまることも考えられます。

 以上のような流れを子ども達もよく理解して、避難訓練を実施することができました。災害が起こらないことが一番ですが、危険度が高まった時には、保護者の皆様のご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

 

学校課題研修会

 本校では、「誰もが『分かる・できる喜び』が味わえる授業づくりの工夫〜インクルーシブ教育の視点に立ったきめ細やかな支援と指導の在り方の充実」をテーマに、研究に取り組んでいます。

 今年度は、特に、「子ども達一人ひとりの学び方や学びやすさを考えた授業づくり」に重きを置いて、研究しています。昨日は、独立行政法人国立特別支援教育総合研究所インクルーシブ教育システム推進センターの主任研究員の先生と、鹿沼市教育委員会の指導主事をお招きし、研修会を実施しました。

 まず、6年生の算数科「円の面積の求め方を考えよう」の授業研究を行いました。この時間は、円を含む複合図形の面積の求め方を考え、図や式を用いて説明していく授業でした。はじめに、自分で解決する時間を取って、求め方を考えて行きました。多様な解き方があるので、二つ、三つ・・・と考えていく児童もいました。

 次に、グループで、それぞれが考えた求め方を説明し合いました。タブレットの図形に色を塗ってみたり、色板を使ったりして、説明していました。途中までしか分からなかった場合には、みんなで一緒に考え、解決している姿も見られました。

 最後に、自分が考えた求め方を全体で共有しました。多様な考えが出され、すごいと思いました。どの児童も、友達の考え方をよく聞き、理解しようとしている姿もすばらしかったです。

 放課後には、授業について教員同士で話し合ったり、来校いただいた主任研究員の先生から、子ども達の多様な学びのプロセスについて教えていただいたりしました。

 昨日の研修会で学んだことを生かしながら、子ども達一人ひとりの学びを一層充実させられるよう、引き続き、学校全体で研究を進めて行きたいと考えています。