2019年10月の記事一覧

5年生、高齢者福祉に学ぶ


 5年生が、総合的な学習の時間を使って、特別養護老人ホーム「オレンジホーム」を訪問しました。子どもたちは、高齢者の方々に喜んでいただきたいと、それまでの学習をもとにして、一生懸命、交流の準備をしてきました。
 ホームに着くと、事前学習でもお世話になった青木さんがあたたかく迎えてくださり、まず、施設内を案内してくださいました。子どもたちは「天井型が高い」「エレベーターが広い」と、実に様々なことに気づきます。そして、青木さんの「なぜかな?」という問いかけに全力で考え、建物に施されている様々な工夫を知ると、しきりに頷いていました。
 いよいよ交流の時間です。子どもたちのドキドキが聞こえてきそうなほどの緊張感を和ませてくれたのは、なんとオレンジホーム入居者の皆様でした。ぎこちない子どもたちを実に自然に受け入れ、一緒に楽しい一時を作ってくださいました。おかげで子どもたちは、勇気と自信をいただいたようです。ご指導くださったオレンジホーム施設長様はじめ職員の皆様、そして入居者の皆様、貴重な学びの場をたいへんありがとうございました。深くお礼申し上げます。

   

      

学びを深める道徳の授業を公開

 6年生が、道徳の授業を公開してくれました。今日の授業者は、夏休みに研修を受けてきた白川先生。題材は、黒柳徹子さんの「父の言葉」というお話です。テーマは「思いやり」。私たち大人にとっても考えさせられる題材です。落ち着いた雰囲気の中で、まず、自分が考える「思いやり」について一生懸命考え、トリオ学習により互いの考えを活発に交流させました。子どもたち一人一人の頭と心はフル回転! 何かに気づいて言葉を弾ませたり、自分の心の揺れにはっとして真剣な表情になったり、徐々に学びを深めていく一人一人の姿に目を細めました。
 新学習指導要領では、道徳の教科化が図られています。発達段階に応じ、答えが一つではない道徳的な課題を、一人一人の子どもが自分自身の問題として捉え、向き合う「考える道徳」「議論する道徳」授業をより一層充実させて参ります。