学校ニュース

2019年11月の記事一覧

清一小 復旧への道 その7

床の消毒
 10月21日には、校舎の床の消毒が行われました。

 市から委託された造園業者さんが、トラックに消毒用の次亜塩素水を入れたタンクを積んで来校し、タンクに長いホースを付けて各部屋、廊下、体育館を回り、消毒液を丁寧に噴霧してくださいました。

               

清一小 復旧への道 その6

授業再開
 学校が被災し、電気の復旧の目途が全く立たないことが分かった時点から、どのようにして授業を再開するか検討を始めました。

 ありがたいことに複数の学校の校長先生が、本校のために授業をする場所を提供すると言ってくださいました。

 本校の職員や市教委とも相談をした結果、空き教室が多くあり児童が清一小の教室環境と比較的同じように学習ができる粟野中学校をお借りすることになりました。中学校でも3階のフロアを小学校のために空けてくださり受け入れの体制を整えてくださいました。

 10月18日(金)、授業再開の日を迎え、子どもたちはスクールバスで(一部は保護者の送迎)で中学校に登校してきました。
 その日の全校集会で、今年度の運動会のスローガンだった『一致団結清一魂』の文字を黒板に書き、こんな時だからこそみんなで心と力を合わせて困難を乗り越えようと話し、最後には全員で心を込めて校歌を歌いました。
 授業再開の様子について、新聞やテレビ局など複数のメディアからの取材があり、本校の状況について注目されていることが分かりました。
 
 


スローガンを廊下の窓に掲示しました。
 

中学校の美術に参加して 4年・きらきら学級

作家さんの話を聞きました。

 粟中の美術の鑑賞の時間に参加させてもらいました。
 粟中の3階で小学生が授業をしていますが、上から下をのぞくと2階の広間にいろいろな作品が見えるのです。
「今日は作家さんが来るから来てもいいよ。」との粟中の先生からのお誘いがあり、4年生ときらきら学級でお邪魔しました。
4つの立体作品を見て、作家さんに質問をしたりする授業でした。
参加させていただいた子どもたちも、真剣に鑑賞していました。
中学生が質問をした後、「小学生も何かありませんか。」と言われて、「アザラシの顔は、どんな道具で作ったのですか?」など質問することができました。
 実際に作家さんから話を聞く体験はなかなかできないので、よい時間を過ごすことができました。

 
       『あざらし』
 
        『Curios』
 
         『らっこーⅡ』                    『亥』

清一祭

みんなよくできました

 11月21日(木)に、粟野中学校の3階オープンスペースで、清一祭が行われました。 
 小学校が被災してしまったために、実施日を延期し内容も縮小しなければなりませんでした。毎年この行事を楽しみにしてくださっている保護者や地域の皆様にも申し訳なく思っております。

   しかし、担任も子どもたちも、与えられた環境の中で少しでも良い発表をしようと、みんなで考えたり練習をしたりしてきました。本番では、どの子も大きな声で生き生きとした発表をすることができました。
  全校生による息の合った群読や明るい歌声も粟野中学校の3階フロア一杯に響き渡りました。

 
         〔会場風景〕                     〔全校群読 夕日がせなかをおしてくる 〕

 
    〔3・4年 劇 みんなのITGニュース〕              〔1・2年 劇 くじらぐもの上で〕         

     
 〔5・6年 発表 東京オリンピックここがおもしろい〕           〔全校合唱 想い出がいっぱい〕

 

清一小 復旧への道 その5

自衛隊による災害支援
 10月22日(火)から10月24日(木)の3日間、自衛隊が災害支援に来てくださり、校庭の泥と大型の被災ゴミの撤去をしてくださいました。
 大きな重機を使って、トラック100杯分の泥をポケットパークに運んでくださったのは、京都の大久保駐屯地から来た小隊約30名の隊員。
 ゴミの撤去に当たったのは宇都宮駐屯地の特科隊で、こちらも約30名の隊員の方たちでした。
 一日目は本降りの雨の中の作業でした。
 若い隊員が多かったのですが、皆さん礼儀正しく、汗だくになりながら一生懸命作業してくださいました。