日誌

2019年12月の記事一覧

AIに負けない子どもを育てるためにPart10

 Part9のイメージ同定の問題⑤-2の正答は④です。次に、具体例同定(辞書)の問題は、定義を読んでそれを合致する具体例を認識する力を測定するものです。

⑥-1具体例同定(辞書)の問題(易しい)
以下の文を読みなさい。

 人間が欲望を満たすために、生活に必要な物資など(財・サービス)を使うことを消費という。

「消費」にあてはまるものを選択肢の中からすべて選びなさい。

①学生が大学に通って教育を受けること。
②出張に行ってビジネスホテルに泊まること。
③ピアノを使って曲を演奏すること。
④暑いときや寒いときにエアコンをつけるために電力を使うこと。

 正解は、①、②、④になります。文章の最小の単位は単語です。この文の「文章」、「最小」、「単位」、「単語」の意味がわからないと、意味はわかりません。子どもたちは成長の過程で、既知の語彙との関係性から徐々に語彙を獲得しています。その獲得の方法は、主に2つあります。1つは、たくさんの例文から「だいたいどういう意味かな」と帰納的に理解する方法です。もう1つは、「~を・・・という(と呼ぶ)」という形式で新しい言葉を直接導入する「定義」と呼ばれる方法です。
 

7日 無償の愛を満タンに!

7日の魔法の日めくりメッセージです。

無償の愛を満タンに! ~ぎゅ~っと抱きしめ合おうね♡~

無条件に抱きしめましょう。
心を抱きしめることで、
きっと、強がりや意地っ張りな心がほぐれ、
素直な心が戻ってきますよ!
”下の子が生まれた!”
”喧嘩した!”
”叱った!”
そんな時には特に、しっかり抱きしめて愛を伝え、
安心させあげましょう。

今日は7日目、子どもをしっかり抱きしめましょう♡


 子どもの心のエネルギーが空になると、やる気や意欲はでません。もちろん大人も同じです。心のネルギーを貯める器が子どもによって大きかったり、小さかったりします。器が大きくなった子はときどきで大丈夫ですが、まだ小さい子には沢山のエネルギーを貯め続けることができるようにお願いします。一緒に楽しく食事をする、一緒にお風呂に入る、女の子なら髪の毛をとかす、楽しくコミュニケーションするなど、一緒に何かをすることでエネルギーが満ちてきます。そのときに、頑張って顔晴っていることを伝えていきましょう。

6日 役立つ事の「喜び」を知ること

6日の魔法の日めくりメッセージです。

役立つ事の「喜び」を知ること ~お手伝い出来るかな?~

どんな小さなお手伝いでも、
沢山の「有難う」のシャワーを浴びせて、
褒めて認めてあげましょう!

人のために行動することに喜びを実感すると、
将来、社会に貢献でき、
思いやりや責任感が育まれ、
志の持てる子になりますよ。


 誰かのために役立つことができるようになるためには、褒められた、認められたということを実感したり、自覚したりすることが必要になります。「だれかのために、みんなのために」行ったことが承認される経験が多いお子さんに育ててることが大切だと「エミール(ルソー)」も述べています。「自分のために生き、みんなのために生きる」そんな子どもたちを育んでいきましょう。

5日 安心感は、勇気と行動力の源!

5日の魔法の日めくりメッセージです。

安心感は、勇気と行動力の源! ~ずーっと、ずっと「いってらっしゃい」「いってきます」~

子どもは毎日、
新しいことに出合うために出発します。
しっかり、姿が見えなくなるまで
見送ってもらうことで、安心して旅立てるのです。
安心感が得られないと、不安で、
何事にも消極的になります。
安心感が得られると、エネルギーが充満して、
自分らしさが発揮できます。

「いってらっしゃい」「いってきます」の掛け合いで、
1歩前へ進めるのです!


 子どもの中に安心感が得られるかどうかです。安心感が得られるときには、実際にはいなくても心の中に「いつでも見守られている」という感覚が育つことです。「愛着の形成」ということになります。小学校入学前に「愛着の形成」がなされないと、学校生活で困難な場面が生じてきます。お子さんによっては、十分に獲得されないこともあります。小学生の子どもたちに安心感が育つように、褒めて、認めて、励ましましょう。

4日 「あいさつ」は人とのつながり・結びつき

4日の魔法の日めくりメッセージです。

「あいさつ」は人とのつながり・結びつき ~目を見て「あいさつ」してるかな?

目を見ることは相手を認め、
信頼関係を結ぶ第1歩になります。
朝1番の「おはよう」は、
1日の清々しいスタートがきれますよ!

沢山の「あいさつ」を探して声に出してみましょう!
きっと、新しいつながりや、お友達と出合えますよ。


 元気な「あいさつ」ができる子は自分に自信があったり、エネルギーがあったりすると感じています。私も負けなぐらいに「あいさつ」をしてエネルギーを与えています。互いがつながり、結ばれていることを実感しながら。

3日 食を通じて宇宙とつながる

3日の魔法の日めくりメッセージです。

食を通じて宇宙とつながる ~「いただきます。」「ごちそうさま。」~

手を合わせて言う動作は、
自分と食事に関わる全ての事柄が
つながり合わさることを意味します。

親指にはご先祖様・お父さんなどと言う意味があるので、
親指を見て言うことで、
周りの方への感謝の心が育まれます。

食べ物への感謝の気持ちと共に、
人とのつながり、世界とのつながり、
宇宙とのつながりの中で
自分が生きていることを感謝出来るのです。


 食べ物に感謝する気持ちで「(生き物の命を)いただきます。」「(生き物の命を)ごちそうさまでした。」と言うのだと祖父母から教えられたことを思い出します。生き物の命を大切にすることは、人間が生きるために必要な分だけ、命をいただくことなんですね。

2日 物事が、うまくいく!

2日の魔法の日めくりメッセージです。

物事が、うまくいく! ~一緒にお部屋を片付けようね~

部屋の乱れは、心の乱れにつながります。
片付けをする事で、空間が整い、心も整理出来るので、
良いエネルギーが部屋に充満します。
部屋の片付けは、心が落ち着き、物事がうまくいきますよ。

ぬいぐるみ、ボール、積み木、
どこに何を片付けるのかを、
はっきり分かるように分類する工夫をしましょう。

一緒に片付けをすることが、習慣化する秘訣です!


 幼児へのメッセージですが、小学生に向けたメッセージといっても不思議ではありません。きれいにすることは、場所を整え、次の行動へ切り替えることの準備になります。切り替えることや後片付け、計画的に行うことなどを「実行機能」と言います。この実行機能を上手くできるようにすることが小学生に重要なことと言われています。自分だけではできない子どもの場合、大人が一緒にかかわることで習慣化につながります。子どもによい習慣を。

AIに負けない子どもを育てるためにPart9

 Part8のイメージ同定の問題⑤-1の正解は、③になります。文章で表現された内容と図や表が対応しているかどうか見極めるのがイメージ同定力です。AIに負けない子どもを育てるためにこの力が必須です。
 次の問題に移ります。

⑤-2イメージ同定の問題(普通)
以下の文を読み、冬の季節風の流れ方を表す図として適当なものをすべて選びなさい。


 冬の北西からふく季節風は、暖流の対馬海流が流れる日本海をわたるときに大量の水蒸気をふくむため、日本海側の地域に雨や雲を降らせる。太平洋側では、山脈をこえた乾いた風がふいて晴れの天気が続く。


 

AIに負けない子どもを育てるためにPart8

 Part7の推論の問題④-2の正解は、①正しいです。小学校6年生までの学校教育の知識と、生活の中で身につけていると期待される常識から導く能力を「推論」という枠組みで問いています。
 次に、イメージ同定の問題に移ります。文と非言語情報(図表など)を正しく対応付ける力を測定した問題です。6年生が行ったのが次の問題です。

⑤-1イメージ同定の問題(易しい)
以下の文を読み、世界の人口組成を表す図として適当なものをすべて選びなさい。

 世界の人口は、アジアに6割が集中しており、アフリカと南アメリカを加えた3地域では、8割にも及ぶ。

AIに負けない子どもを育てるためにPart7

 Part6の推論の問題④-1の正解は、②まちがっているです。基本的知識と常識から、論理的に判断する力を測るのが推論です。推論の基本は、「Aが正しければBが正しい」ということと「Bが正しければCが正しい」という情報から「Aが正しければCが正しい」という結論を導くことです。次の問題に移ります。

④-2推論の問題(普通)
以下の文を読みなさい。

 グリーンランドの大部分や南極は氷雪気候で、夏でも平均気温が0℃以下のため、1年じゅう雪や氷に覆われている。

 上記の文が書かれたことが正しいとき、以下の文に書かれたことは正しいか。「正しい」、「間違っている」、これだけからは「判断できない」のうちから答えなさい。

 グリーンランドの一部は氷雪気候ではない。

 ①正しい  ②間違っている  ③判断できない