日誌

2020年8月の記事一覧

国語がよくわかっていないことを考える②

2 音読がなぜそんなに苦手なの?

 学校では今、国語の授業中に、子どもたちに音読をさせる時間を充分にとってあげられないのが現状です。指導カリキュラムでは、「話す・聞く・書く」ことが重視されているために、「読む」ことに関しては家庭学習で補っていただけるよう、音読の宿題を出すことが以前よりも多くなっています。「読むのが下手」「つっかえてばかりで、聞いていてもどんな内容なのかわからない」ということも聞かれます。

 大人には簡単に思えるかもしれませんが、今まで自分で声に出して読んだ経験のない子どもにとって、音読は相当な難題に感じられます。特に低学年の子どもは、文字を習い始めてから、それほど時間が経っていません。習いたての文字を一つずつ目で追うことも大変な作業です。流れるような音読ができるようになるまでには時間がかかりますし、書かれている内容を理解しながら読むなんて、すぐにできることではありません。たどたどしい音読でも、子どもは一生懸命取り組んでいるはずです。それを「だめだ」「下手だ」と言われてしまうと、音読することが辛くなり、国語嫌いに発展してしまう恐れもあります。

 例年、授業参観などで、ほかの子どもがつっかえることなくスラスラと読んでいるのを目の当たりすると、焦ってしまう保護者の方もおられます。しかし、子どもの成長は一人ひとり違って当たり前ですし、得意不得意や興味の対象もそれぞれです。国語の教科書に載っている内容には興味を持たずいつも上の空なのに、自分の好きな昆虫に関する本なら、難しい生態の説明文をスラスラ読んでしまう子どももいます。音読の練習は、興味のあるジャンルの読み物から始めてみるといいでしょう。

 なぜうまく読むことができないのか、その原因を見つけてあげるのが大人の役目だと思います。文字を追うのが面倒くさい、つっかえたらお母さんに怒られたというケースもあります。登場人物の一人が嫌いだから、読んでいると悲しくなるからという理由で、声に出して読みたくないという子どももいました。どんなケースであれ、子どもの思いをすくいあげることが一番大切です。

 

 音読が好きになるためのヒント

 音読の目的は、声に出しながら頭の中で情景を思い浮かべ、そのお話がどんな内容なのかを読み取れるようにすることです。内容がわかっていれば、スムーズに音読ができるのです。つまり音読によって、子どもがどのくらい内容を理解しているかどうかがある程度わかります。ご家庭でもしっかりと耳を傾けてほしいと思います。

(1)文字の塊(単語)として認識させる

 音読の基本ポイントは、大きな声で読めるか、そして文字ではなく単語としての意味を分かっているかの2点です。初めから、全体の意味を理解するといった高度なレベルを子どもに求めないようにしましょう。

 たとえば、「わ・た・し・の…」のように、もし1音1音区切りながら読んでいるとしたら、「わたしの…」という塊であることと、その意味を教えてあげてください。それでもつっかえるようなら、保護者の方が初めに声に出して読んでみて、その後に真似をさせてもよいでしょう。

(2)意味のある1文として意識させる

 新出漢字の数は年々増えていきます。漢字がたくさん混じった文章を読んでいくわけですから、音読の苦手な子どもにとっては至難の業。まずは、1つの文を休みなく読ませることから始めましょう。

 1文を読み終わったらお母さんの確認と感想を伝えます。例えば、「ちいちゃんは空を見上げました。」と読んだら、「へぇ、ちいちゃんは空を見上げたのね。どんな気持ちだったのかなぁ」と。自分が読んだ文章には「意味がある」と意識することで話のイメージも広がり、興味も深まってくるでしょう。

(3)内容の面白さに気づかせる

 音読を宿題に出すと、子どもの反応もさまざまですが、音読を聞いて確認のハンコを押すお母さんの反応もさまざまでしょう。お母さんが子どもの音読を聞くのを楽しみにしていると、子どもは嬉しくなり、どんどん上手になります。話の内容にも興味を持つようになり、感想を言い合えるレベルにまで発展することもあります。

 もしもお母さんが面倒に思ってしまえば、子どもも面倒くさがるのも当然です。聞き終わった後の感想を伝えられるよう、子どもの音読は話の内容にも興味を持って聞いてあげてください。

30日 チャレンジ精神!

30日の魔法の日めくりメッセージです。

チャレンジ精神! ~初めてのことにチャレンジしてみよう!~

やってみよう!は、どこから生まれるのでしょうか?
「日めくりメッセージ」をめくりはじめ、
30日が経ちました。

教えること、伝えること、育むこと、与えること・・・

安心感、自信、勇気・・・

素敵な自分
自分を理解してくれる人。
認められ、受け入れてもらえ、環境がバッチリ整えば
子どもは巣立っていけます。
すぐでもなくて、あせらず、ゆっくり見守れるあなた、
子どもの力を信じてお任せ出来るあなたがいますか?

 2学期3週目を迎えた日曜日です。新型コロナウイルス感染防止のため、新しい生活様式定着への挑戦が求められています。ストレスを抱えているかもしれませんが、ウィズコロナ時代です。本校のスローガンは「全力」「挑戦」「ありがとう」です。英訳すると、「all one ́s power」「challenge」「thank you」になります。その根底には、見守って理解してくれる人、認めてくれる人が必要になります。家庭で地域で学校でみんなで育んでいきましょう。ご協力をお願いします。

国語がよくわかっていないことを考える①

1 汚いノートでちゃんと勉強できるの?

 通信票(1学期分)を先週末にお渡ししました。2学期の学習が始まったばかりですので、今週は「国語がよくわかっていないことを考える」と題して考えていきたいと思います。
 子どもが使っているノートを時々チェックして、「落書きばかりして、ちゃんと授業をまじめに聞いているのかしら」「ゴチャゴチャして見づらい。こんなノートで復習できない」と、見た目の悪さに嘆いている保護者の方が、多いのではないでしょうか。

 ノートが汚いという場合、2つのパターンが考えられます。1つは文字通り、字が乱雑だったり、落書きが多かったりするノート。特に、下学年の女子の一部や男子の多くに見られます。落書きするのは、授業についていけず、終了の時間をもてあましている証拠です。落書きしたことをとがめるのではなく、勉強の理解度をチェックするのが先決です。また、字のチェックが悪い、字のバランスが悪いのであれば、指先の器用さや見たことと指先の動きの問題ですから、三角鉛筆やグリップを使っての練習によって改善できます。指先の発達は学年が進むにつれて身についていきます。1年生では女子に比べて男子は約2年程度未熟なので、差があるように思われてしまいがちです。

 もう1つは、ページ内のあちこちに記述が散らばっている、書き込みが重なっている、ページを飛ばすといった、記述に統一性のないノートです。せっかく授業中に一生懸命に書いたというのに、復習するときに役に立たなくなってしまいます。もちろん、先生が黒板に板書する際に、子どもたちが書き取りしやすいような工夫を凝らす必要もあるのも事実です。「書くスピードが速すぎて追いつかない」「箇条書きにしてくれると書き写しやすい」という声を耳にしたこともあります。今後の学校での課題ですので、留意していきます。

 ご家庭では、見た目の汚さを批判するのではなく、子どものノートが「どんなふうに汚いのか」を、まず見極めてください。前者なら見やすいノートにするヒントの(1)を、後者なら(2)や(3)の対策を講じることで改善されます。いずれにしても「ノートをいったい何のためにとっているのか」を、子どもにしっかり理解させ、後から見直すときにわかりやすいノート、復習する際に役立つノート作りを目指していきましょう。

 

見やすいノートにするためのヒント

(1)文字の正しいカタチを身につける

 習字を習っている子どもの字がきれいなのは、お手本の正しいカタチをしっかり見ているからです。そして筆先に注意を集中させて、できるだけ同じように書こうとするからです。正しいカタチを知らなければ、正しい文字など書けません。

 実際に字の練習をするときは、鉛筆が正しく持っているか、握る力が強すぎないか、肩に力が入っていないかなどをチェックして、リラックスして書くように助言してあげてください。正しい文字をなぞっていくなぞり書きを、繰り返していくのも効果的です。

 鉛筆を正しく持てない場合、三角形の鉛筆や持ち方のグリップを使うこともお勧めします。

(2)文字の持つパワーを教える

 一見すると、落書きのようにしか見えないノートもあります。これは、ノートに記録することの意味を自覚していない場合があります。ノートをとることは、未来の自分に伝えるという重要な意味があり、文字にはそれくらいの力があることを教えましょう。

 交換ノートをしたり、誰かに宛てて手紙を書いたりすることを勧めてみるのも一案です。こうしたやり取りを通して、「読みやすい文字を使わなければ、相手にきちんと思いを届けることはできないんだ」ということに気づくきっかけになります。

(3)文字を使った手作り作品に挑戦する

 家族を巻き込んで、「家族新聞」の発行をするのがお勧めです。家族それぞれの思い思いのテーマで、1つのエリアを担当するというものです。初めは文字の判読するのも難しかった子どもの記事が、発行を重ねるごとに整然とした読み応えのある記事に変化します。

 これは、人の目に触れるものだということを意識した結果です。お話好きな子どもなら、一緒に絵本を作るのもいいでしょう。読み手を意識することでやりがいを感じ、それがレベルアップにつながっていきます。

29日 喜び

29日の魔法の日めくりメッセージです。

喜び ~今日1つ、自分も相手も喜べることをしようね~

喜べる行いとは、
どんなことか考えてみましょう。

相手が笑顔になれること。
私も笑顔になれること。
自分で自分を褒めることが出来ること。
その行いで晴れ晴れとした気持ちになれること。
自信を持って出来ること。

自分に自信が持てると、責任感が育まれます。
どんな小さなことでも褒めて認めてあげましょう。
小さなことに気付き喜べることも素敵なことですね。

 2学期2週が終わり、残暑の厳しい毎日です。昨日、1学期分の通信票を子どもたちに手渡ししました。2学期の頑張りを期待しているところです。子どもたちには今やるべきことに全力で取り組むことをお願いしています。一日一善と言われていますが、小さなことでもその行為に気付き、褒めて認めることですね。小さな気付きの積み重ねが子どもも大人も良い成長につながるようです。過程の頑張りを褒めて認めていきましょう。

28日 子どもからのメッセージを受け取る

28日の魔法の日めくりメッセージです。

どもからのメッセージを受け取る ~背筋を伸ばそう!ビシッといこう!~

背中が丸くなっているということは、
何かのメッセージです。
「背筋を伸ばしなさい」という言葉掛けだけでなく、
どうして、背筋が伸ばせないのかを
見ようとする姿勢を持ちましょう。
背中が丸まっていると呼吸も小さくなり、
行動力も小さくなります。
背筋がいつも伸びていると、目線が上向きになり、
自然にやる気が湧いてきます。

子どもがいつも背筋を伸ばせるように、
私達が子どもからのメッセージを受け取れるようになりましょう!


 2学期、10日目です。週末の金曜日。新型コロナウイルス感染症防止のため、ストレスの多い日々かと思います。保護者の皆様もストレスがあるように、子どもたちもありますので、メッセージを受け止めてください。子どものメッセージを受け取るために、ノンバーバル(非言語的)なところが大切になります。しぐさや姿勢、表情、視線など、子どもたちの家庭での様子を確認しながら、子どもたちの話を聞いてあげてください。そのことによって、互いの気づきが生まれます。頑張って、顔晴っていきましょう。

27日 「見えないこと」こそ意味がある

27日の魔法の日めくりメッセージです。

「見えないこと」こそ意味がある ~お友達の素敵なところを3つ見つけよう~

人はすぐ嫌なところに目が向くことが多いですが、
子どもの間に、人や、物事に対して
素敵なところを見つける習慣をつけていると、
いつもプラス思考になることが出来ます。
「人には必ず素敵なところがある!」
表面だけでなく、中味を見つけられることは、
人として誇りになる宝物です。

見えないことこそ、
大きな真実が隠れていることを伝えましょう。


 2学期、9日目です。新型コロナウイルス感染予防に努めていただき、ありがとうございます。いつもとちがう時こそ、いつもと同じことを大切に!子どもの中で良いところや素敵なところ、頑張りを見ようとする、見つけようとすると、人のよさに気付きます。プラス思考にすることです。プラス思考をしないと成長には絶対つながりません。プラスの言葉を言う子どもと大人は必ずよい方向に成長すると言われています。子どもの頑張り、顔晴り(笑顔で晴れやかな姿)をたくさん見ることができるよう支援していきましょう。

26日 笑顔は元気の発信源!

26日の魔法の日めくりメッセージです。

笑顔は元気の発信源! ~一日、にこにこ笑顔~

怖い顔・沈んだ顔はマイナスエネルギーを発信します。

笑顔はプラスのエネルギーを発信しますので、
心も活き活きと元気になります。
顔は、いつも周りから見られていますので、
笑顔を通して周りに元気を発信し、
幸せにする凄い力がありますよ!


今日は一日、笑顔全開でいきましょう!

 2学期、8日目です。週の中日です。家庭において元気な挨拶で始まっていますか?笑顔や笑い声があると、プラスのエネルギーを周りにも発信できます。大人の笑顔が子どもの笑顔になり、子どもの笑顔が大人の笑顔になります。子どもも大人も笑顔でいきましょう!口にストローをくわえていると唇はとがったものになります。一方、口にストローを横にしてくわえると口角があがって笑顔になります。

25日 限りなく我を0に近づける

25日の魔法の日めくりメッセージです。

限りなく我を0に近づける ~まず、「はい」~

今日一日は、まず、「はい」と返事をしてみましょう!
繰り返して21回「はい」と
言えるようになってきた頃には、
素直に行動出来るようになりますよ。

「でも・・・」「だって・・・」と、
考えてばかりいると自分の前に見えない壁が出来、
物事が進まなくなってしまいます。

「はい」は、我と壁を取る練習ですよ!


 2学期、7日目です。いつもとちがう時こそ、いつもと同じことを大切に!「はい」の返事は、素直に考えて行動することができることにつながります。言い訳を言うことは、やる前からできないことにつながります。人の脳は「声に出して言ったことにだまされる」と言われています。「もうだめだ」、「できない」と言っていると絶対にできません。「大丈夫」、「できる」と言う言葉にだまされて出来るようになるのです。プラスの言葉を言うのはそのためです。

24日 自分に出来ること・・・

24日の魔法の日めくりメッセージです。

自分に出来ること・・・ ~使わない電気は消そうね~

自分の行動が
周りに影響力を与えていて、地球とつながっている。

コツコツと続けることによって大きな力になり、
宇宙ともつながっている。

エコ活動で周りにも
目を向けることが出来るようになります。

そして、つながりの中に自分の存在意義を
認められるようになりますよ!


 2学期、6日目です。「部屋にだれもいないときに電気を消すのはなぜなのか?」と質問したとき、お子さんはどのようなことを答えるでしょうか?理由が答えられたら、次に行動に移すことができるかです。毎日の生活の中で、家の手伝いをすることや、食事、洗濯、掃除、健康管理を一緒に行うなどを続けてできたということがあってほしいものです。頑張って、顔晴って子どもたち!

23日 情緒豊かに

23日の魔法の日めくりメッセージです。

情緒豊かに ~旬のものを食べようね!~

日本には、四季があります。
四季を通して、情緒を感じることが出来ます。
大地の恵み、季節に必要なエネルギーを教えてくれ、
情感が得られるのです。

自然が与えてくれるエネルギーを感じ取れる様に
食べ物の旬を味わいましょう!

 2学期、最初の日曜日です。引田下沢の生き物観察会の日です。ストレスの解消の一つに好きなものや季節のものを食べることがあります。身体の中に夏の野菜や果物をたくさん食べて、自然からのエネルギーを受けて欲しいと思います。解消の一つに好きなものや季節のものを食べることがあります。身体の中に夏の野菜や果物をたくさん食べて、自然からのエネルギーを受けて欲しいと思います。