日誌

2020年10月の記事一覧

思考力をつけるためには?❸

❸「オープンクエスチョン」をする  -「WHY」「HOW」「IF」を上手に使う

質問は、大きく2種類に分けられます。ひとつは、クローズドクエスチョンです。 これは、イエスかノーかで答えられる質問のことです。たとえば「今日の学校楽しかった?」「給食おいしかった?」といった質問だと、「うん」「べっに」という短い返事で終わります。もうひとつは、オープンクエスチョンです。これは、答えがひとつではない質問です。「今日学校でどんな面白いことがあった?」「給食では何がおいしかった?」などと聞くと、答えは子どもの数だけ違ってきます。子どもに何か質問されたときには、「それは何だと思う?」「なんでだろうね?」といったオープンクエスチョンで問い返すと、子どもはさらに自分の頭で考えようとします。またオープンクエスチョンをすると、自然に子どもの話を聞くことが多くなるので、子どもは自分の話を聞いてくれる親をより信頼するようになり、もっとたくさん伝えたいと思うようになります。大人でも、イエスかノーかではなく、具体的な思いや考えを伝えるときは、頭の中をある程度整理してから話さなければいけません。オープンクエスチョンは、こうして子どもは考える力を育んでくれるのです。

 

「オープンクエスチョン」はどうやってする?

(1)「前向き」に質問する

子どもによく言うセリフを次のように言い換えてみます。「〇〇しなさい!」→「なぜ〇〇しなきゃいけないんだと思う?オープンクエスチョンその1は「WHY型」です。ただしWHY」を使うときは、否定文と一緒に使うと逆効果になります。「どうしてできないのか」「なぜ言われた通りにしないのか」などと問い詰めると、子どもは言い訳を考え、それを聞いた親がまたイラッとするという悪循環に陥ります。

まずは「〇〇したくない気持ちはわかるよ」と共感しつつ、「それでもなぜやらなくちゃいけないんだろうね?一緒に考えよう」と問いかけてみます。「どうしてこんなこともわからないの!」→「どうしたらわかるようになるだろう?」オープン・クエスチョンその2は「HOW型」です。このときも「どうすべきか」と詰め寄るのではなく、「どうしたらできるようになるだろうね」と寄り添う姿勢が大切です。

グーグルやフェイスブックでは、「How might we?(どうすればできそうか?)」と質問することを「HMWメソッド」と呼び、アイデアを出し合う効果的な方法として使っています。英語で「might」は「〜かもしれない」「〜もあり得る」というニュアンスで、「正解」は1つではない」「さまざまなアイデアを受 け入れよう」というスタンスで考えるための方法です。

「なんでできないの!?」→「もし〇〇だったら、××できるかな?」オープン・クエスチョシその3は「IF型」です。「なんでできないの!?」といった言い方は、子どもの自信を損ないます。子どもができなくて困っていることがあれば、「もし〇〇だったら〜」という表現で“提案”をしてみると、それをきっかけに新しい気づきがあったり、自分でもっといい方法を考えだそうとしたりする意欲にもつながります。

(2)アイデアをふせんに書き出す

 そうして子どもから出てきたさまざま考えを、ひとつずつふせんに書き出して並べてみると、さらに対話が深まり、考える力が養われます。

27日 「見えないこと」こそ意味がある

27日の魔法の日めくりメッセージです。

「見えないこと」こそ意味がある ~お友達の素敵なところを3つ見つけよう~

人はすぐ嫌なところに目が向くことが多いですが、
子どもの間に、人や、物事に対して
素敵なところを見つける習慣をつけていると、
いつもプラス思考になることが出来ます。
「人には必ず素敵なところがある!」
表面だけでなく、中味を見つけられることは、
人として誇りになる宝物です。

見えないことこそ、
大きな真実が隠れていることを伝えましょう。


 2学期11週目の火曜日です。運動会に向けてみんなで取り組む1週間です。新型コロナウイルス感染予防に努めていただき、ありがとうございます。いつもとちがう時こそ、いつもと同じことを大切に!子どもの中で良いところや素敵なところ、頑張りを見ようとする、見つけようとすると、人のよさに気付きます。プラス思考にすることです。プラス思考をしないと成長には絶対つながりません。プラスの言葉を言う子どもと大人は必ずよい方向に成長すると言われています。子どもの頑張り、顔晴り(笑顔で晴れやかな姿)をたくさん見ることができるよう支援していきましょう。

思考力をつけるためには?❷

❷「観察眼」を磨く -生まれながらの能力を伸ばす

「君は見ている、だが観察はしていない。見るのと観察するのは大きな違いなんだ」これは、シャーロックホームズの有名なセリフです。物事を受動的に吸収するのではなく、積極的に注意して観察しようとする姿勢が、名探偵ホームズの並外れた推理力を支えていたのです。最近はビジネスの世界でも、新しいニーズや課題を発見する方法として「観察」が注目されています。市場調査において、アンケート等に回答してもらうだけでなく、ありのままの生活ぶりや環境、日ごろの言動などを深く観察することで、人々が言葉にしない潜在意識まで読み取ろうというものです。

 

子どもは鋭い観察力をもっている

じつは子どもには、生まれながらにして優れた「観察眼」が備わっています。ところがこれまでの教育では、与えられた課題に決まった正解を求めることで、その観察眼を鈍らせてきたのではないかといわれています。

ホームズのセリフにあるように、観察眼を磨くことは、自分なりの課題を見つけ、新しい気づきを得る力になります。

 

「観察眼」を磨くにはどうすればいい?

(1)一日の出来事をくわしく聞く

子どもにその日起きた出来事について聞いてみます。自分が見たもの、感じたことなどを言棄で表現すると、日々の微妙な変化に意識が向くようになります。その際、ときおり「なんでだろうね?」などと疑問をうながすようにすると、子どもは「どうしてだろう」「知りたいな」と、もっと積極的に観察しようという意欲が湧いてきます。

(2)外に出る

子どもが観察眼を磨くには、外に出るのがいちばんです。とくに自然にはたくさんの刺激があります。毎日、同じ場所に行くというのもひとつの方法です。特定の場所でも自然は日々、変化していくからです。

(3)ボードゲー厶で遊ぶ

外に出られないとき、ボードゲームで遊ぶと、子どもは自分がどうやったら勝てるか、そのつど自分の立場をつかもうとします。そのため、自然とゲー厶全体を広い視野で見るようになっていきます。これは観察眼を鍛えるよい訓練になります。

(4)記録を習慣にする

アメリカを代表する19の博物館や研究センターの本部であるスミソニアンインスティテユートでは、博物学者らが小中学生に対し、「ネイチャージャーナル」の記録を勧めています。日記は感情の記録ですが、ネイチャージャーナルは身のまわりの自然についての気づきを記録します。じつはスミソニアンの博物学者らプロがスケッチしたり写真を撮ったりしながら、それがどんなふうに見えたかを記録していくことで、文章を書く力もつきます。

日々記録しているものも、そのそれぞれの内容は、子どもたちがつける記録とほとんど変わらないのだそうです。自然のささいな変化など、それだけでは役に立つかわからないようなことでも、少しずつ記録を積み重ねていくことで、世界に誇るスミソニアンの膨大なコレクションや研究成果につながっているのです。

26日 笑顔は元気の発信源!

26日の魔法の日めくりメッセージです。

笑顔は元気の発信源! ~一日、にこにこ笑顔~

怖い顔・沈んだ顔はマイナスエネルギーを発信します。

笑顔はプラスのエネルギーを発信しますので、
心も活き活きと元気になります。
顔は、いつも周りから見られていますので、
笑顔を通して周りに元気を発信し、
幸せにする凄い力がありますよ!

今日は一日、笑顔全開でいきましょう!


 2学期11週目の月曜日です。運動会まで残りわずかになってきました。家庭において元気な挨拶で始まっていますか?くり返すとよくなる
「ザイオンス効果」があいさつにはあります。まずは、親自身が大人が挨拶をすることではないでしょうか。挨拶をされたら、必ず返すことも忘れてはなりません。挨拶の「挨」には「心を開く」、「拶」には「相手に近づく」という意味があります。気持ちをこめてあいさつをしていきましょう。すぐにできなくても責めずに、あいさつで笑顔や笑い声があると、プラスのエネルギーを周りにも発信できます。大人の笑顔が子どもの笑顔になり、子どもの笑顔が大人の笑顔になります。子どもも大人も笑顔でいきましょう!口にストローをくわえていると唇はとがったものになります。一方、口にストローを横にしてくわえると口角があがって笑顔になります。

思考力をつけるためには?❶

 思考力をつけるためには、『❶「好きなこと」を見つける』『❷「観察眼」を磨く』『❸「オープン・クエスチョン」をする』・・・『❿「男女の違い」に対応する』『⓫「子ども扱い」しない』『⓬「思考」を掘り下げる』までの12項目が考えられます。子育てベスト100から引用して紹介していきます。

❶「好きなこと」を見つける  ー機会がなければ見つからない

ハーバード大学テクノロジー起業センターで初代フェローを務めたトニーワグナー博士は、「若きビルゲイツやスティーブジョブズ、最近ではマークザッカーバーグ(中略)、彼らには毎晩遅くまでプログ ラムを書くよう脅したりおだてたりする『夕イガーマザー』(スパルタ式の厳しい母親)はいなかった。彼らにあったのは情熱だ」といっています(『未来のイノベーターはどう育つのか』英治出版)

ワグナー博士がイノベーターとその親、教師、メンター(指導者)に計150件以上のインタビューを行なったところ、最もよく出てきた言葉は「情熱』でした。また、臨床心理学者のジョセフバーゴ博士によると、お金や名声を熱望している人よりも、純粋に好きなことに打ち込んでいる人のほうが成功しやすいといいます。時間を忘れて没頭するほどの情熱は、「もっと知りたい」「上手になりたい」という気持ちを引き出し、そのためにはどうすべきかと考えを深める力を伸ばしていくのです。

 

 「好きなこと」を見つけるにはどうすればいい?

(1)「したことのないこと」に注目する

子どもに「好きなことはなにか」と聞いても、自分には好きなことがないと言うかもしれません。しかし創造性とイノベーション教育を専門とするイギリスウォーリック大学のケンロビンソン名誉教授は、これは「機会の有無」にかかっているといいます(『才能を磨く』大和書房)。いま子どもにとってそんなに夢中になれることがないとしたら、一度もやったことのない分野に対して心をオープンにし、積極的にトライしてみることをロビンソン名誉教授は勧めています。

(2)子どもの行動を知る

また、ロビンソン名誉教授は、「好きなこと」を見つけるには、日常の行動パターンを「見える化」するとよいといいます。学校、習い事、遊び、食事など、ざっくりと書き出します。さらに学校の時間割、習い事の種類、遊びの時間に何をやっているかなど、その中身を具体的に書いていきます。

(3)「夢中になっていること」を見つける

 そうして書いた項目のそれぞれに対して、「好き」「嫌いではない」「嫌い」で色分けをします。何をしているときにワクワクするか、楽しくてしかたないのか。子どもの「好き」を探します。「得意なこと」と「好きなこと」が一致することもありますが、ハーバードビジネスクールの社会心理学者、テレサ・アマビール名誉教授は、素晴らしい才能をもってはいても何事も達成しない人はたくさんいるといいます。大人も子どもも心の内から湧き出る強いモチベーションがあるとき、ベストを尽くして達成をめざします。達成と情熱には強い関連性があるとアマビール名誉教授はいっています。

(4)ひとつのことに縛られない

国際数学オリンピックで日本人女性初の金メダルを獲得、現在は数学者でありジャズピアニストとしても活躍する中島さち子氏は、いまや「各自が自分の専門の穴をひたすら掘り下げていた時代」から、「違う分野からのアプローチや他分野の専門家とのコラボレーションによって新しい知見が生み出される時代」に変わったと語ります。複数の分野でさまざまに脳を使って、違ったものの見方を取り入れていく経験は、イノベーションの原体験になります。「好きなこと」をひとつだけに絞らず、複数の分野を掘り下げ、横断していくことが、これからの教育に求められると中島氏はいっています。