日誌

2020年10月の記事一覧

コミュニケーション力をつけるためには?❻

❻叱る -叱るときは具体的にわかりやすく-

最近はあまり叱らないでほめる子育てがいいという風潮がありますが、東京大学の遠藤利彦教授は、「しつけというのは『ほめる』と『叱る』の両方があって、しつけになるのだと思う」といっています。「可愛くば五つ教えて三つほめ二つ叱って良き人にせよ」という二宮尊徳の言葉がありますが、「子どもには5つ教えたらまず3つほめ、叱るのは2つくらいにしておく」 くらいがちょうどいい塩梅のようです。

 

うまく「叱る」にはどうすればいい?

(1)深呼吸する

何度言い聞かせても、子どもが言うことを聞こうとしないとき、感情的に大きな声が出てしまうことがあります。怒りの感情が行きすぎると、子どもは自分が親に嫌われているのではないか、愛されていないのではないかと不安になります。親のほうが怒りの沸点を超えてしまったようなときには、一度、深呼吸をして自分の気持ちを落ち着かせます。できるだけ2人だけの場所で人前で叱られると、子どもは自尊心を傷つけられ、恥ずかしさで頭がいっぱいになるので、何を言われても頭に入ってきません。まわりにほかの子などがいるときは、できるだけ人目の少ないところへ移動します。

(2)人格を否定しない

「おまえはバカだ」「生まれつきアタマが悪」いといった人格を否定するような言葉は決して使わず、具体的な言動だけを指摘します。子どもは「バカ」と言われ続けると、本当に「自分はアタマが悪い」と思い込み、「努力したってしかたない」「自分には才能がない」とあきらめてしまうようになりかねません。

(3)具体的に理由を伝える

「『なんで叱られているのか、理由は自分で考えなさい』は、親の手抜きでしかない」と明治大学の諸富祥彦教授はいいます。具体的に「なにがどうしていけなかったのか」「次はどう改善するべきか」を、子どもにわかるような言葉で簡潔に説明します。

(4)人と比べない

だれでも人と比べられると、自分に自信がもてなくなります。とくにきょうだいで比べられると、愛情不足を感じることもあります。すると必要以上に反抗的な態度になり、ますます親の言うことを聞かなくなってしまいます。また、子どもを他の子と比べるのは、親自身が自分を苦しめることにもなります。「〇〇ちゃんはよくできるのにうちの子は」と比較して考える癖をやめると、「叱るほどのことではなかったかも」と気づくことが意外と多いものです。

(5)「冷静になれる場所」をつくる

欧米では、子どもを落ち着かせ、健やかに導くことができる「ポジティブタイムアウ卜(前向きな小休止)」や「シンキングタイム(考える時間)」と呼ばれる方法が広く知られています。これは、子どもの気持ちが高ぶったときに、いったん立ち止まって、気持ちを落ち着かせる時間をもつという方法です。時間の目安は「子どもの年齢×1分」です。

これをするには、前もってタイムアウトのために「落ち着ける場所」を決めておきます。子どもは決まった空間で気分が落ち着いてくると、自分の振る舞いや発言を反省し、同じ失敗はくりかえしたくないと考えられるよう になります。

(6)「勉強しろ」と叱るのは効果なし

「子供の生活と学びに関する親子調査 2015-2016 (東京大学社会科学研究所ベネッセ教育総合研究所)によると、呼勉強好きな子」は自分の好奇心や関心など内発的動機から勉強している割合が高いのに対し、「勉強嫌いの子」は、先生や親に叱られたくないからという外発的動機で勉強している割合が高いことがわかりました。意見や行動を他人から強制されると反発し、かえって自分の意見に固執することを、心理学では「心理的リアクタンス」と呼びます。「勉強しなさい」と叱れば叱るほど、子どもは強く反発し、勉強から遠ざかります。諸富教授はやみくもに叱るより「最初の10分間でよいので、子どもと一緒に勉強してやるほうが効果的」だと言っています。

17日 「ほこり」の持てる私になる

17日の魔法の日めくりメッセージです。

「ほこり」の持てる私になる ~落ちているゴミを拾いましょう!~

人の役に立つことを、
誰も見ていなくとも勇気を持って、
恥ずかしがらずに、堂々と行動に移す。
自分の意思を貫く。
習慣づくことによって、
自尊心が芽生え、自分に自信が持て、
何でも、「やってみよう」と挑戦できるようになりますよ。
親子で、まず出来ることからやってみましょう。

 2学期9週目の週末です。本校のスローガンは「全力」「挑戦」「ありがとう」です。そのためのベースや原動力になるのは、やる気や自尊心、自信などです。ほめて、認めて、励ましていくことが大切です。情緒的サポートといわれており、ほめるポイントは、結果や能力でなく過程です。過程での頑張りをほめてみてください。小学生のうちに自分のために、みんなのために役立つことができるように育みましょう。例えば、「なぜ、石けんを使って手洗いをするのか?」を子どもと考えたり、調べたりすることもおもしろいのではないでしょうか。親水性と疎水性という、水に付きやすい性質と水をはじきやすい性質、「水と油」とよく言いますが、それをうまくつなげるのが石けんの役割です。界面活性剤という石けんの役割によって、菌が落ちることになります。今だからできることを一緒に考えたり、調べたりして、子どものやる気や自信などを育んでみてください。

コミュニケーション力をつけるためには?❺

❺「スキンシップ」を大切にする
 ―脳にも心にもいい「やさしい刺激」-

スキンシップは子どものストレスを軽減して情緒を安定させ、精神的な自立をうながす成長の土台となります。スキンシップをとると、愛情ホルモンとも呼ばれる「オキトシン」という脳内物質が分泌されます。子どものころにオキシトシンを分泌しやすい脳にしておくと、大人になっても他者への信頼や安心感が続き、周囲の人と温かい人間関係を築くこと呼できるといわれています。さらに、記憶力がよくなり、学習効果が高まり、ストレスにも強くなることがわかっています。

 

「皮膚」への刺激で脳に好影響を与える

2018年のベルメゾンの調査によると、ス キンシップがとれている家庭ではとれていない家庭に比べ、保護者が「家族の絆jを約3倍も深いと感じていることがわかりました。ところが残念なことに、12歳までの子どもをもつ保護者の約半数が、小学校入学のころから「スキンシップが減っている」と実感しているようです。桜美林大学の山口創教授は、子どものころに十分なスキンシップをとっておくと、その効果は一生続くといいます。皮膚は「第二の脳」ともいわれており、温かくやさしい剌激が皮膚から脳にダイレクトに届くことで、心身の発達に良い影響を与えてくれるのです。

 

1 「スキンシップ」をするにはどうすればぃぃ?

(1)子どもが求めてきたら拒まない

親子のスキンシップが多いほど、子どもは過程を「安全基地」のように感じることができます。スキンシップを拒まれると子どもは不安を感じてしまうので、拒まず受け入れてあげます。

(2)手をつなぐ

手は癒しの源です。「手当て」という言葉は、昔の人が病気やケガの患部に手を当てて治していたことに由来するともいわれます。手をつないで歩く、あるいは握手でも、手のぬくもりは人を安心させます。

(3)頭をなでる

「よかったね」「よくがんばったね」などと声をかけるときに頭をなでると、子どもは愛情を感じて、喜びます。思春期に近づくにつれ、親子のスキンシップは減っていきますが、そんな時期でも頭をなでることは触れ合いのよい機会になります。

(4)肩や背中をポンとたたく

赤ちゃんは背中をポンポンとたたかれると、母親の胎内にいたときの心音を思い出し、落ち着くのだそうです。子どもが寝る際には背中にポンポンと静かに手を当ててあげたり、「いってらっしゃい!」と「おかえり」といった挨拶のついでに、肩や背中にポンとやさしく触れてあげるだけでも、安心した気持ちになれるようです。山口教授は「このワンポイント型の何倍もの感情が伝わる」といっています。

(5)ハイタッチする

ハイタッチは、「イエーイ!」「やったね!」と言いながらお互いが向きあって目を合わせ、言葉以上に喜びや感動を共有できます。

(6)こちょこちょする

無理強いは禁物ですが、子どもが喜んだり、楽しめたりするようなら、こちょこちょとくすぐり合う遊びにもスキンシップによるリラックス効果があります。また、笑うことで情報を伝達する神経回路「シナプス」を増やし、脳の働きをよくします。

(7)ハグする

武蔵野学院大学の澤口俊之教授によると、子どもによくハグをする親子は互いの関係性がよく、親子ともよく眠れるなど、心身ともに健やかになるそうです。また、親からハグをされてきた親の93.7%が自分の子へもハグをしており、育児スタイルは親から子へと受け継がれているようだと指摘しています。

(8)効果が高いのは夕方以降

副交感神経は「休息の神経」ともいわれ、体をリラックスさせる働きをもつ神経です。 桜美林大学の山口教授は、スキンシップを副交感神経が優位になる夕方以降に行なうと、さらに効果が高まるといいます。また、秒速5センチメートル程度の速さで動かしながら触れると、副交感神経が最も優位になるそうです。私たちが大切な人やペッ卜などをなでるとき、無意識のうちにこの速さで手を動かしていることが多いようです。手のひら全体を使ってしっかりと触れると効果的だと山口教授は勧めています。

16日 食事のマナーを伝えましょう

16日の魔法の日めくりメッセージです。

食事のマナーを伝えましょう ~お茶碗を持ってごはんを食べよう!~

「ごはんを大切に食べる」という
想いを形で表現できるように、
食事のマナー・仕方に目を向けてみましょう。

お茶碗を持ってごはんを食べる、
お箸をおいてからお茶を飲む、
ご飯とおかずを交互に食べる、
一つひとつを大切にできるように、
マナーを守って楽しく食べる。

一度お子さんと一緒に食事のマナーを考えて下さい。
毎日必ずとる食事は、マナーを伝えられる大切な時間です。


 食事での食べ方やマナーからその子の様子がわかるとも言われています。私自身は食べるのが早いのですが、職業柄そのようになっているのかもしれません。食事に限らず、そのときどきでマナーを教えてください。家庭で生活するうえで日々やっていること、食事、洗濯、掃除、健康管理というものを子どもと一緒にやって、子どもができるようにする時間として使うことができたかを振り返ってみてください。

15日 自分を守る、社会のルールを守る

15日、魔法の日めくりメッセージです。

自分を守る、社会のルールを守る ~信号を守ろう!車に気をつけよう!~

子どもが、親と一緒に歩く間に、
自分の身は自分で守ることが出来るよう、
しっかりと交通ルールを教えましょう。

社会のルールである交通ルールを守ることで、
自分も社会の一員であることを
認識できるようになってきます。

まず、大人である私達が社会のルールを守れるように
見本となりましょう。


 2学期9週目の木曜日で、就学時健康診断を午後予定しています。子どもたちは午後1時下校になります。また、3年生と4年生は午前中に社会科見学も予定されています。
 新型コロナウイルス感染予防のためには、自分を守ることの大切さを痛感させられます。学校での新しい生活様式が始まっています。ルールは何のためにあるのでしょうか。二人以上の生活の中では必ずあります。子どもたちの好きなスポーツにも遊びにもルールがあり、守ることで楽しむことができます。ルールだけでなくマナーも守れる子どもたちを育んでいきましょう。