日誌

2020年9月の記事一覧

5日 安心感は、勇気と行動力の源!

5日の魔法の日めくりメッセージです。

安心感は、勇気と行動力の源! ~ずーっと、ずっと「いってらっしゃい」「いってきます」~

子どもは毎日、
新しいことに出合うために出発します。
しっかり、姿が見えなくなるまで
見送ってもらうことで、安心して旅立てるのです。
安心感が得られないと、不安で、
何事にも消極的になります。
安心感が得られると、エネルギーが充満して、
自分らしさが発揮できます。

「いってらっしゃい」「いってきます」の掛け合いで、
1歩前へ進めるのです!

 2学期3週目が終わり、土曜日です。ご家庭での子どもたちの変化はいかがでしょうか。子どもの中に安心感が得られているかどうかがポイントです。安心感が得られるときには、実際にはいなくても心の中に「いつでも見守られている」という感覚が育つことです。「愛着の形成」ということになります。小学校入学前に「愛着の形成」がなされないと、学校生活で困難な場面が生じます。お子さんによっては、十分に獲得されないこともあります。小学生の子どもたちに安心感が育つように、褒めて、認めて、励ましましょう。

国語がよくわかっていないことを考える⑥

6 どうすれば漢字を覚えられるようになるの?

漢字に苦手意識を持ってしまう理由には、漢字の面白さや便利さにまだ出合っていないことが挙げられると思います。面白さもわからないのに、テストのためだけに勉強しなくてはならない……。これでは、なかなか身につきません。また、漢字を単なる記号としかとらえていないために、機械的に暗記するしかなく、漢字の勉強を苦痛に感じてしまうことも考えられます。

漢字を習得するには、漢字をしっかりと見てカタチを覚えます。そして実際に書き、書いた漢字をもう一度目で確かめて覚える、という手順を繰り返すことです。地道な作業ですが、こうやって覚えた漢字は、しっかりと正しいカタチで記憶されます。「そんなこと当たり前だ」と思われるかもしれませんが、この当たり前の手順を繰り返すことが、実はいちばんの近道なのです。漢字は正しく覚えなければ、正しく使えないからです。

その上で、言葉としての意味を考えることも教えましょう。漢字の成り立ちを調べたり、漢字の部首を理解していくことで、効率よく漢字を覚えたりする子どももいます。しかし、それも正しい漢字のカタチを知った上でのこと。新しい漢字が出たときには、曖昧なカタチではなく手本を見ながら完全なカタチで書く習慣をつけましよう。国語のテストにおける漢字の配点は、決して少なくありません。確実に覚えておけば確実に点数を稼げるわけですから、取りこぼしのないよう注意を払うように言い聞かせてあげてください。

小学6年生までに覚える漢字の数は1006字です。学習負担に配慮しつつ、必要に応じて前後の学年の漢字を指導することができるようになりました。それでも子どもたちは大変な思いをしていることでしょう。特に低学年の中には、指がまだしっかり発達していない子どももいます。そのため、頭ではわかっているのに、その思考の流れに手が追い付かない子どももいますが、そのうち手の動きと脳のスピードが同じになってきますから、心配はいりません。

みんなが同じように発達しているとは限りません。小学生のうちは、差があって当然なのですから。親も子も焦らずに、一つひとつの漢字を大事にしながら勉強を進めていってほしいと思います。

 

漢字を正しく覚えるためのヒント

画数の多い漢字は、それだけで負担感があります。 逆に、難しい漢字を覚えられた喜びや、どのように使っていこうかというワクワク感があれば、使うことを楽しく感じるものです。漢字は使うことで身につくものです。日記や手紙、自作の物語を作るなど、楽しみながら使うことを教えてあげたいものです。

(1)漢字を使える喜びを味わう

 漢字は、とても優れた文字です。読んだ音だけでは意味がわからなくても、漢字で書けばすぐに意味を理解できます。例えば「じょせい」という音を聞いて首をかしげることがあっても、「女性」「女声」「助成」と書けば、その瞬間に意味がつかめます。また、漢字を使うことで読み手にも伝わりやすく、説得力も増す文が書けます。自在に漢字が使えるようになれば、本や新聞で目にするような端正な文章を自分も書けるかもしれない……。子どもたちにはこういった期待感を持って、漢字の勉強をしてほしいと思います。

(2)読書で文字としての語彙を増やす

子どもは、言葉をまず耳で覚えます。そのため、「体育館」を「たいくかん」、「水族館」を「すいぞっかん」といったような誤認識をしていることがよくあります。ものを音だけで理解している時点ではわかりづらかった意味も、漢字を学ぶことによって明らかになったり、誤って理解していた言葉も修正したりすることができるのです。話し言葉の語彙だけでは、漢字を覚えることにはつながりません。ですから、なるべく多くの活字にふれて、文字で言葉を増やしていくように導いていってほしいのです。その中で、読書をすることが最も効果的です。

(3)漢字は「部分」を組み立てたものだと理解する

画数の多い漢字は、覚えるまでに時間がかかります。そこで、漢字は、一つひとつの部分の組み合わせで成り立っていることに注目させます。そして次に、その一つひとつの部分は、それぞれに意味があることを教えていきます。例えば、「清」という漢字を見ると、「『さんずい』があるので水に関係した字である」ことと、「青という字は、セイと読む」ことがわかります。このように分解してみると、意味と読み方を同時に理解できる楽しさを知ることもできるわけです。漢字辞典を使えば漢字の意味や奥深さに気づき、興味も膨らんでいくでしょう。

国語がよくわかっていないことを考える⑤

5 単調な文しか書けないのはなぜ?

 小学校では今、「書く」学習に、多くの授業時間を費やしています。「文を書く」という意味で、かつては『作文』という言い方が一般的でしたが、今の学習指導要領では、どのような文章を書くかが具体的に示されています。『身近なことや想像したことを書く文章』『経験したことを報告する文章』『説明する文章』『手紙』『日記』というように、目的によっていろいろなジャンルの文章があり、詩や俳句、短歌なども作ります。例えば『あさがお日記』のような記録文は、きちんと事実を見て記録しなければなりません。『感想文』であれば、どんなところに感動し、何を思ったかを、読み手に伝えることのできる文章が求められます。

もちろん、子どもによって得手不得手があります。文系で『継次処理型(物語好き)』タイプの子どもは、自分の感じたことや登場人物の心情などを豊かな表現で書き綴ることが得意ですが、レポートを書くときには苦戦しているのが見て取れます。

逆に、理科系で『同時処理型(図鑑好き)』タイプの子どもは、簡潔でわかりやすくまとめる力があり、結論を導き出すまでのレポートを見事に書き上げます。しかしその一方で、感想文や旅日記などの文章を書くときには一気に鉛筆のスピードは落ち、書いた文を見ても、単調な短文を並べているだけの、味気ない内容になっていることがあります。

子どもたちにはそれぞれ得意分野がありますが、不得意分野があるのもまた当然です。いずれにしても学校では、ジャンルを問わずいろいろな文を書けるように指導していくわけです。学習指導要領で6年生の「書く」学習の目標としては、『随筆』を書くことです。『随筆』とは、「ものの見方に自分なりの視点があって、自分の意見や感想を入れながら、記述する」とあります。

卒業文集に載っている文章は、ある意味6年間の集大成といえます。ただ事実を羅列するのではなく、そこでどんなことをして、どんなことを学び、どう感じたかという心情を表しているか、さらに、今までの生活経験とつなげて記述してあるか、その子どもなりの視点で文章を記述することができることを目指しています。「書く」ことは、個人差が大きいものですが、まずは気軽に書き慣れることからはじめ、ねらいに即して書くことまで導いてやりたいものです。

 

文章力を上げるヒント

記録文や説明文を書くことよりも、自分の気持ちを文章化することに、迷いや抵抗があることが多いようです。おそらく、自分の気持ちが受け入れられるだろうか、笑われないだろうかと不安になるのでしょう。それでも、きちんと伝えることができたときには、書くことの喜びを味わえるのだということを、まず教えていきたいですね。

(1)何を伝えるべきなのかを明らかにさせる

昆虫好きの男の子が、『夏休みの思い出』というテーマで昆虫の特徴を説明した文を書いてきました。よく調べていて、観察日記としてはいい出来でしたが、思い出については、「楽しかったです」の1文のみ。そこで「どこで見つけたの?」「誰と一緒に行ったの?」「捕まえ方のコツは?」と、 何を書くべきなのかを質問していくと、きちんと語ることができました。

このように、質問していくことで、何を書かなくてはならないのかが明らかになり、次第に書くことの意味を理解できるようになり、次第に書くことの意味を理解できるようになります。

(2)語りながら文体を学ばせる

まだ鉛筆を握る力も弱く、文字を書き慣れていない低学年にとっては、「文章を書く=面倒なこと」と思ってしまいがちです。ですから、できるだけ簡単に終わらせてしまおうと、事実のみを箇条書きのように並べただけで提出してしまうことがあります。

書き続けることをおっくうに思っている間は、「今日あったことをお話ししようね」と、好きなように語らせるだけで充分です。慣れてきたら、文体の間違いを直します。「あったこと」だけではなく「思ったこと」を語らせるといいでしょう。

(3)子どもが書いた文章に興味を持つ

もし子どもが、「きょうはえんそくにいって、オタマジャクシがいちおくひきもいました」という文を書いたとします。でもそこで、「何を言ってるの?1億匹もいるわけないでしょ」と否定しないでください。興味を示しながら「すごいねぇ、そんなにたくさんのオタマジャクシを見たことがないわ」と驚いてあげてください。子どもは嘘を書いているつもりはありません。

子どもの目には「1億匹」に匹敵するくらいたくさんに映っただけなのです。子どもの思いに寄り添ってあげれば、書くことを楽しむようになります。

4日 「あいさつ」は人とのつながり・結びつき

4日の魔法の日めくりメッセージです。

「あいさつ」は人とのつながり・結びつき ~目を見て「あいさつ」してるかな?

目を見ることは相手を認め、
信頼関係を結ぶ第1歩になります。
朝1番の「おはよう」は、
1日の清々しいスタートがきれますよ!

沢山の「あいさつ」を探して声に出してみましょう!
きっと、新しいつながりや、お友達と出合えますよ。


 2学期3週目の金曜日です。1週間があっという間に過ぎたと感じる日々です。人と人があいさつを交わすことが改めて、重要視されています。ご家庭での「あいさつ」はいかでしょうか。元気な「あいさつ」ができる子は自分に自信があったり、エネルギーがあったりすると感じています。普段、私も負けなぐらいに「あいさつ」をしてエネルギーを与えていますが、学校が再開して子どもたちの姿が学校にある当たり前の光景になってきました。互いがつながり、結ばれていることを実感しながら、ご家庭での「おはよう」「いただきます」「おやすみなさい」などのあいさつをすすめてください。人とのつながりは向社会性の育成につながります。

国語がよくわかっていないことを考える④

4 登場人物の気持ちがわからない?

 文章を読むということは、文字をただ追っていくことではありません。頭の中で情景を思い浮かべたり、登場人物の気持ちを想像したり、文章に込められた作者の思いを読み取ったりしながら読み進めていくという、かなり高度な学習です。

文章の中で活字化されていない「情景」や「気持ち」を読解していくわけですから、子どもたちが難しいと感じてしまうのは当然かもしれません。特に、理科系が得意な子どもたち(男の子が多いですが)が苦戦しています。

理科系の頭脳を持っている子どもの多くは、「修飾」を避けたがります。何事に関しても、事実や要点、あるいは結果を早く知りたいと思うので、気持ちの機微を味わう、行間を読む、文章を膨らませるといった作業を面倒に思ってしまうのです。しかし国語の教科書に限らず、文章とは誰かに何かを伝ぇるためのものであって、その「何か」を読み取ることが、読み手の仕事(あるいは義務)であると言っていいでしょう。

国語のテストでは、「文章から登場人物の気持ちを読み取りなさい」という問題がよく出てきます。このような問題に対して理科系の子どもが苦手意識を持ってしまうのは、登場人物になりきって情緒的に心情を読み取らなければならないことを、面倒に思ってしまうからでしょう。しかし、「読み取る」という中には、文章の中に描かれている心理描写を読み取ることも含まれています。つまり、文章を正しく読めているかどうかが問われるわけです。

得意科目が何であれ、将来進みたい道がどんな分野であれ、文章はいたるところについてまわります。社会科や理科、算数・数学を学ぶときにも読解力は必要ですし、物を買ったときには取扱説明書を読まなくてはなりません。社会人になれば、依頼書や報告書をはじめとしたさまざまな書類に目を通す機会も訪れるでしょう。

このようなときに、書き手の真意や報告内容を正しく読み取ることは基本中の基本。意味を間違って読み取ってしまえば、信用を失くしたり、大きなトラブルに発展したりすることがないとは言えません。

ですから「登場人物の気持ちを読み取る」という学習を通して、あらゆる文章に対応できるような読解力を身につけてほしいと思っているのです。

 

登場人物の気持ちを理解するためのヒント

「物語に登場する人物の気持ちを読み取るのが、なぜそんなに難しいのか」と思われるかもしれません。でも、想像力を駆使して物語の中に入り込み、自分が体験していないことを自分の体験として捉える追体験をするのですから、決して簡単ではありません。とはいえ、その力がつけば、国語の勉強はぐっと楽しくなります。

(1)ごっこ遊びで他人を演じる

『おままごと』は、いわば追体験の一つ。「自分ならこうするだろう」と、架空の家庭を思い浮かべながら演技をします。ヒーローになりきって悪人を倒す、「ヒーローごっこ」も同様です。このような「ごっこ遊び」を通して、子どもたちは自分以外の人物になりきって想像力を膨らませるのです。

学校では、人の「気持ち」を追体験するために、物語の人物に なって遊ぶ『劇遊び』や、やってみたい人物のお面などをかぶってセリフの読み合わせをする『役割読み』、登場人物の気持ちになって日記を綴る『なりきり日記』などで学習しています。

家庭でも、料理中の鍋の中の具材が煮えていく様子を実況中継させてみる、壊れてしまったおもちやの気持ちを代弁してみる、文房具に名前をつけて会話をさせてみる、といった遊びを通して、親子で一緒に「気持ち」を想像することを楽しんでください。

(2)日常の場面で、感情を言語化してあげる

どんなに小さい子どもでも、胸の内には感情を秘めています。ところがその感情をどのように表現するのかよくわからなかったり、適切な言葉が見つからなかったりすることもあります。そこでそのサポートとして、感情を言語化してあげましょう。

例えば、学校から子どもが泣きながら帰ってきたときには、「どうしたの?何があったの?」と問いつめるのではなく、「くやしかったね」「仲直りして、また一緒に楽しく遊べるといいね」のように、子どもの思いを言葉にします。こうした周囲の大人の支えが、子どもの学びを進化させます

(3)追体験の機会を作る

 学校では、人の「気持ち」を追体験するために、物語の人物になって遊ぶ『劇遊び』や、やってみたい人物のお面などをかぶってセリフの読み合わせをする『役割読み』、登場人物の気持ちになって日記を綴る『なりきり日記』などで学習しています。

家庭でも、料理中の鍋の中の具材が煮えていく様子を実況中継させてみる、壊れてしまったおもちやの気持ちを代弁してみる、文房具に名前をつけて会話をさせてみる、といった遊びを通して、親子で一緒に「気持ち」を想像することを楽しんでみてください。