日誌

2020年9月の記事一覧

29日 喜び

29日の魔法の日めくりメッセージです。

喜び ~今日1つ、自分も相手も喜べることをしようね~

喜べる行いとは、
どんなことか考えてみましょう。

相手が笑顔になれること。
私も笑顔になれること。
自分で自分を褒めることが出来ること。
その行いで晴れ晴れとした気持ちになれること。
自信を持って出来ること。

自分に自信が持てると、責任感が育まれます。
どんな小さなことでも褒めて認めてあげましょう。
小さなことに気付き喜べることも素敵なことですね。

 2学期7週目、火曜日です。昨日、5年生は稲刈りがあり、上手に稲を刈る子どもたちを見ることができてうれしい気持ちになりました。今日は3年生の算数の公開授業を楽しみにしています。頑張りを期待しているところです。子どもたちには今やるべきことに全力で取り組むことをお願いしています。一日一善と言われていますが、小さなことでもその行為に気付き、褒めて認めることですね。小さな気付きの積み重ねが子どもも大人も良い成長につながるようです。プロセス(過程)の頑張りを褒めて認めていきましょう。

感情はどのようにして育つのか?⑪

11 ネガティヴな感情が社会化されないとき(3)

親の前で「よい子」でいてくれることを強く願っており、叱ることができないでいる場合にも、同様のことが起こるのです。虐待がある場合に、子どもの感情が解離することは、虐待についての研究などで以前より強調されてきていることですが、「叱れない」場合にも同様のことが起こっているということは、これまであまり認識されてきていないと思います。しかし、子どもがダブルバインド状況から逃れて、その環境に適応するために解離するという仮説を設定すると、この現象を理解することができるのです。

親が自分の前で「よい子」でいてくれることを強く願い、親が子どもとの葛藤を避けて、子どもがいつもにこにこしてポジティヴな感情のみでいてくれればよいと、意識的にも無意識的にも望んでいるときには、子どもがネガティヴな感情を表出したとき、親は非言語的に強い不安を表出することになります。葛藤を避ける傾向があるので、言語的に子どものネガティヴな感情を否定しませんが、非言語的には不安や怒りが表出されます。言語的には愛しているというメッセージを受け取り、非言語的には愛せないというメッセージを受け取るという矛盾したダブルバインド状態に陥ります。

小2男子 主訴:暴言や乱暴

小学校2年生のB君は、学校では野獣のごとく手におえない存在として問題児になっていました。ささいなことでかんしゃくをおこし、暴言をはき、注意されるとわけがわからなくなって乱暴をしました。困惑した担任が母にそのことを伝えると母は、驚いて信じることができませんでした。母は7年間B君を育ててきたけれども、そんな姿を一度も見たことがないのです。家では「王子様」であり、思いやりのあるやさしい子だといいます。父も母も一人っ子のB君がかわいくて仕方がありません。大事に育ててきたのです。

相談で母に、毎日B君に次のように言ってあげることをお願いしました。「あなたが学校でいや一な気持ちになるようなことがあったら、お母さんはそのことをすごく知りたいから、教えてね」。同時に、家でも手におえないやんちゃな姿がみられるようになったら、良くなっているサインであるということを母に伝えました。母がB君の「いやな気持ち」に関心を向け受け止めようと努力すると、わずか2週間で、B君はむかつく話を母にするようになりました。そしてその話を共感的に聞いているうちに、母に文句を言うようになったのです。それと並行して学校での問題行動は収まりました。極端な二面性はなくなり、家でも学校でも同じやんちゃな男の子の姿をみせるようになったのです。

ところが、「王子様」が突然母に反乱を始めたことは、母にとっては「理想の子ども」を失うということを意味し、大きな喪失感をもたらすものでした。ある日B君が自分を受け止めきれない母を批判して「母親失格だ」と叫びました。すると母は混乱して泣きつづけたのです。夜おそく帰ってきた父は目を真っ赤にした母に事情をききました。そこで父は、寝ているB君を起こして「お母さんを悲しませてはいけない」ということをこんこんと言ってきかせたのでした。B君がネガティヴな感情を社会化できないできた理由はここにありました。B君は自分の身体からあふれるネガティヴな感情を自然のままに表出すると母を不幸にし、父からも否定されるという関係性の中で育ってきていたのです。

その後、父も母も状況をよく理解し、子どもとしてのB君をありのままで受け入れることができる ようになりました。B君は、ベランダで虫を飼い始めました。これまでB君は虫がきらいと母に言っていましたが、それは母が好まないからであり、本当は虫を飼ってみたかったのです。

そういう本音が出せるようになり、2ヶ月後には何の問題もなくなりました。母は振り返ってこう話しました。「私たちは、子どもを愛していたのだけど、どこかペットのようにしていたのだと思います。私の理想の子どもであってほしかったし、王子様のようにかわいかったのです。今、子どもの人格を尊重するということがわかってきました。」

B君の事例は、大事に育ててきている場合であっても、虐待的関係にある場合と同様の感情の発達をするということを、シンプルな形で教えてくれた事例でした。B君の事例にみられたダブルバインド状態は、やんちゃな男の子であるB君が身体からあふれてくるネガティヴな感情を表出すると、母がたいへん不安になり、父は母を心配して、B君に母に不安な顔をさせるようなことをしてはいけないと制御するという関係から生みだされていました。B君は母にも父にも愛されるためには、身体からあふれてくるネガティヴな感情はないことにしていたと想定されるのです。

感情を解離させるのは、適応のためであり、子どもが親に愛されるためなのだということが重要なところです。家族が避けがたい不条理の中で懸命に生きているときにも、子どもは親に負担をかけないために、自ら感情をコントロールして、よい子になります。たとえば、親がガン告知をうけて手術をしたり、祖父母の病気の看病や介護を抱えていたり、リストラにより失業したり、兄弟姉妹にハンディキャップをもつ子が生まれたり、事故があったり、家族関係に不和があったりなど、親自身が必死に精一杯生きているとき、子どもは自らネガティヴな感情をないことにして、親を癒す子どもでいようとします。子どもは、本当にけなげな存在なのです。大人を助けるために不遇な環境に適応するために、自らの感情を解離させて適応するという感情のコントロールができてしまうのです。

28日 子どもからのメッセージを受け取る

28日の魔法の日めくりメッセージです。

もからのメッセージを受け取る ~背筋を伸ばそう!ビシッといこう!~

背中が丸くなっているということは、
何かのメッセージです。
「背筋を伸ばしなさい」という言葉掛けだけでなく、
どうして、背筋が伸ばせないのかを
見ようとする姿勢を持ちましょう。
背中が丸まっていると呼吸も小さくなり、
行動力も小さくなります。
背筋がいつも伸びていると、目線が上向きになり、
自然にやる気が湧いてきます。

子どもがいつも背筋を伸ばせるように、
私達が子どもからのメッセージを受け取れるようになりましょう!


 2学期7週目、月曜日で5年生は稲刈り体験が行われ、その後わらでっぽうを作る予定です。新型コロナウイルス感染症防止のため、ストレスの多い日々かと思います。保護者の皆様もストレスがあるように、子どもたちもありますので、メッセージを受け止めてください。子どものメッセージを受け取るために、ノンバーバル(非言語的)なところが大切になります。しぐさや姿勢、表情、視線など、子どもたちの家庭での様子を確認しながら、子どもたちの話を聞いてあげてください。そのことによって、互いの気づきが生まれます。頑張って、顔晴っていきましょう。

感情はどのようにして育つのか?⑩

10 ネガティヴな感情が社会化されないとき(2)

子どもの適応スタイルとしての解離様式を、親子のコミュニケーションの視点から考えています。子どもの感情の発達途上において、身体と認知の間における解離現象というものが、きわめて顕著に見られています。親子のコミュニケーションの改善が、子どもの解離様式を無効化して、感情の統合を促します。

A君の暴発

A君の父は、厳しくしつけなければならないとの信念をもち、厳しい体罰を加えました。母の心の 中には、赤ちゃんを殴るような子どもはどうしても愛せないという拒絶の気持ちがわいてきていました。3歳になったA君は見違えるほどよい子になり、弟をかわいがるようになりました。それからあきらはとてもやさしいおだやかなお兄ちゃんになり、弟が生まれたときにあれほど激しい子どもだったことは両親も忘れてしまうほどでした。ところが、小学校入学後、おだやかにしているかと思うと、突然に友だちを突き飛ばしたり、殴りかかったりするようになりました。家では大変おだやかで、弟をよくかわいがり、母の手伝いをするやさしいお兄ちゃんなので、両親は学校での様子を理解することができません。

このような感情の状態にある子どもは、身体と認知(頭)との間で解離していますので、身体で感じているネガティヴな感情が非言語的に表情などに表出されないという特徴をもちます。家では、にこにこおだやかで、感情的になることもなく、困っていることは何もないという子どもの姿です。それはまさに親が求めている理想の子どもの姿かもしれません。ところが、解離させていたネガティヴな感情は、学校でのちょっとしたトラブルや不安を喚乱状態に陥ったのです。おうちモードと学校モードが壁で隔てられているような状態になっているので、おうちでの様子と学校での様子がまったく異なるのです。

表情というものは、意識でコントロールしたくてもできないという性質をもつものです。勝手に顔が赤くなってしまったり、元気のない顔や不安な顔になってしまったり、あるいは「何かいいことあったの?」と隠しておきたいこともばれてしまったりするものです。身体と認知がつながりをもっている状態にあるときには、感情はおのずと表情に非言語的に表出されます。ところが、のイメージで示したような感情の育ちをしている子どもは、感情が非言語的に表出されないのです。すごく困っているのに、元気な顔をしていて、いじめられているのに、へらへらしていて、つらいことを明るく話し、葛藤を抱えるということができないのです。つらいことを明るく話すので、つらさを理解してもらえず、ますますネガティヴな感情を承認される機会を失うという悪循環にはまつていきます。

A君の例は、弟が生まれれば当然に生じる嫉妬の感情を、親から「当然」のことと承認してもらえな いところから派生して、しつけの行きすぎや叱りすぎが生じ、ネガティヴな感情の社会化が妨げられるという例でした。このように、しつけをあせり、きちんとよい子にしなければと思うあまり、叱りすぎることによって体罰も生じ、虐待的関係に陥ってしまうという例が、ひとつの典型です。

感情はどのようにして育つのか?⑨

9 ネガティヴな感情が社会化されないとき(1)

身体の中を流れるエネルギーとして体験されている感情が大人に察知されて、ことばで適切に名づけてもらうという過程を経て、感情は社会化されていきます。ところが、実際の子育ての中では、これはそれほど簡単なことではないのです。

A君の哀しみ

2歳のA君の下に弟が生まれました。A君は、お母さんが弟を抱っこしている姿をみると、身体の中から不快なエネルギーがあふれてくるのを感じます。A君はそのエネルギーに突き動かされて、お母さんの胸に抱かれる弟に乱暴なことをしてしまいます。お母さんは、生まれたばかりの赤ちゃんが怪我をするのではないかと気が気ではありません。必死に「ことば」でA君に教えます。「赤ちゃんは弱いのだから、絶対にたたいてはいけません」「あなたはお兄ちゃんだからやさしくしてあげてね」両親が何度話して聞かせても、A君の弟への攻撃はやみませんでした。

最初は「ことば」により「ものわかり」を促そうとするのが、一般的なかかわりでしょう。理屈でわからせて行動を制御することを求めるかかわりです。A君の身体の中を流れているエネルギーに即したことばではないので、感情の社会化に必要な過程は起こりません。A君には頭ではいけないこととわかっていても、弟がお母さんの胸に抱かれていると、身体からネガティヴな感情があふれてきてしまうのです。ネガティヴな感情を持っていると、親に愛されないということも明らかです。このような状況においては、容易にダブルバインド状態が生じます。

つまり、親は当然A君を愛しています。弟を乱暴しないよい子になってもらいたいと願うこと自体、愛しているということを意味しています。しかし、子どもの身体からあふれてくる不快な感情がある限り、A君は親から愛されない。A君は親から非言語的には愛しているといったメッセージを受け取り、言語的には愛さないというメッセージを受け取るという矛盾した状態に陥ります。このようなダブルバインド状態にさらされていると、子どもは親から愛されるために、親に承認してもらえないネガティヴな感情をないことにするという防衛が働いて、その家族の状況に適応するのではないかと想定できます。それは、解離の防衛という反応です。

子どもが感情の発達の途上において、身体からあふれてくるネガティヴな感情を持っていると、親を不幸にし、自分が愛されないというような状況におかれたとします。すると、あたかも身体(非言語領域)と認知(頭・言語領域)との間に壁ができているかのような状態に陥ります。解離様式を身につけた状態と言えます。

人は耐え難くつらい感情が喚起されるような状況にさらされると、その感情を感じないように防衛することができます。生き延びるための適応の手段です。虐待を受けて育った子どもが、解離の防衛を用いて生き延び、のちにその後遺症として解離性障害を呈することはよく知られています。解離には、正常反応としての解離から、解離性同一性障害(多重人格)という病理の進行した状態までがあり、解離現象は幅広いスペクトラムで捉えられると言われています。子どもの解離現象は、非常に一般的にみられるものであるため、解離として認識されることはまれです。子どもたちは、自分の解離反応について苦痛や不満を訴えることがないと言われています。解離による離人症状などを不快なものと感じることができるためには、「感情面や認知面での一定の成熟度が必要だ」とし、思春期や成人期ほど自己を意識していない子どもは、解離していること自体への認識ももっていません。そして「解離現象はそれ自体が病理的なものであるわけではなく、解離の存在が適応的な変化を妨げるようになってはじめて、解離現象は病理的なものとなる」と説明されています。

27日 「見えないこと」こそ意味がある

27日の魔法の日めくりメッセージです。

「見えないこと」こそ意味がある ~お友達の素敵なところを3つ見つけよう~

人はすぐ嫌なところに目が向くことが多いですが、
子どもの間に、人や、物事に対して
素敵なところを見つける習慣をつけていると、
いつもプラス思考になることが出来ます。
「人には必ず素敵なところがある!」
表面だけでなく、中味を見つけられることは、
人として誇りになる宝物です。

見えないことこそ、
大きな真実が隠れていることを伝えましょう。


 2学期7週目、日曜日です。新型コロナウイルス感染予防に努めていただき、ありがとうございます。いつもとちがう時こそ、いつもと同じことを大切に!子どもの中で良いところや素敵なところ、頑張りを見ようとする、見つけようとすると、人のよさに気付きます。プラス思考にすることです。プラス思考をしないと成長には絶対つながりません。プラスの言葉を言う子どもと大人は必ずよい方向に成長すると言われています。子どもの頑張り、顔晴り(笑顔で晴れやかな姿)をたくさん見ることができるよう支援していきましょう。

26日 笑顔は元気の発信源!

26日の魔法の日めくりメッセージです。

笑顔は元気の発信源! ~一日、にこにこ笑顔~

怖い顔・沈んだ顔はマイナスエネルギーを発信します。

笑顔はプラスのエネルギーを発信しますので、
心も活き活きと元気になります。
顔は、いつも周りから見られていますので、
笑顔を通して周りに元気を発信し、
幸せにする凄い力がありますよ!

今日は一日、笑顔全開でいきましょう!


 2学期6週目の週末、土曜日です。家庭において元気な挨拶で始まっていますか?笑顔や笑い声があると、プラスのエネルギーを周りにも発信できます。大人の笑顔が子どもの笑顔になり、子どもの笑顔が大人の笑顔になります。子どもも大人も笑顔でいきましょう!口にストローをくわえていると唇はとがったものになります。一方、口にストローを横にしてくわえると口角があがって笑顔になります。

25日 限りなく我を0に近づける

25日の魔法の日めくりメッセージです。

限りなく我を0に近づける ~まず、「はい」~

今日一日は、まず、「はい」と返事をしてみましょう!
繰り返して21回「はい」と
言えるようになってきた頃には、
素直に行動出来るようになりますよ。

「でも・・・」「だって・・・」と、
考えてばかりいると自分の前に見えない壁が出来、
物事が進まなくなってしまいます。

「はい」は、我と壁を取る練習ですよ!


 2学期、6週目の週末です。2年生は子ども科学館への遠足です。室内ですが、外遊びができるかどうか心配です。いつもとちがう時こそ、いつもと同じことを大切に!「はい」の返事は、素直に考えて行動することができることにつながります。言い訳を言うことは、やる前からできないことにつながります。人の脳は「声に出して言ったことにだまされる」と言われています。「もうだめだ」、「できない」と言っていると絶対にできません。「大丈夫」、「できる」と言う言葉にだまされて出来るようになるのです。プラスの言葉を言うのはそのためです。

24日 自分に出来ること

24日の魔法の日めくりメッセージです。

自分に出来ること・・・ ~使わない電気は消そうね~

自分の行動が
周りに影響力を与えていて、地球とつながっている。

コツコツと続けることによって大きな力になり、
宇宙ともつながっている。

エコ活動で周りにも
目を向けることが出来るようになります。

そして、つながりの中に自分の存在意義を
認められるようになりますよ!


 2学期、6週目木曜日です。「部屋にだれもいないときに電気を消すのはなぜなのか?」と質問したとき、お子さんはどのようなことを答えるでしょうか?理由が答えられたら、次に行動に移すことができるかです。毎日の生活の中で、家の手伝いをすることや、食事、洗濯、掃除、健康管理を一緒に行うなどを続けてできたということがあってほしいものです。頑張って、顔晴って子どもたち!

23日 情緒豊かに

23日の魔法の日めくりメッセージです。

情緒豊かに ~旬のものを食べようね!~

日本には、四季があります。
四季を通して、情緒を感じることが出来ます。
大地の恵み、季節に必要なエネルギーを教えてくれ、
情感が得られるのです。

自然が与えてくれるエネルギーを感じ取れる様に
食べ物の旬を味わいましょう!

 2学期6週目になりました。50周年記念行事の表彰や空撮を予定していましたが、爆破予告による臨時休業になってしまいました。迷惑極まりないことです。ストレスの解消の一つに好きなものや季節のものを食べることがあります。身体の中に秋の野菜や果物をたくさん食べて、自然からのエネルギーを受けて欲しいと思います。解消の一つに好きなものや季節のものを食べることがあります。身体の中に秋の野菜や果物をたくさん食べて、自然からのエネルギーを受けて欲しいと思います。

感情はどのようにして育つのか?⑧

8 子ども自身が本当の意味で「よい子」に育つことを願うには

子育てには、逆説的なむずかしさがあります。例えば、「怒りをロントロールできる子になるためには、どうすればいいのか」ということについての理想的な育て方があるとします。「攻撃的なテレビやビデオは見せない、ゲームはせいぜい30分でやめさせる、食事は自然食でジャンクフードは食べさせない、早寝早起き、睡眠は十分にとる、夫婦は仲良く、父親も子育てに参加する」など。これらのひとつひとつはそのとおり大事な努力目標です。ところが、このように完璧に子どもを育てようと思ったとたんに、それはここまで述べてきたような「理想的な子どもを求める子育て」になってしまうという逆説に陥ってしまうのです。これらを完璧にこなして、親の言うとおりに子どもが従って育ったとしたら、子どもの感情の発達は支障をきたすことになってしまいます。理想を求めて子育てをするときに起こってくる問題は、「子どもの顔」を見ていないということです。

「子どもの顔」には、身体の中を流れる感情のエネルギーが表出されています。子どもの身体からあふれてくる感情の非言語的表出を見ていれば、おのずと親の理想どおりにことは進まなくなります。私たちが子どもの顔、子どもの身体からあふれてくるものをしっかりと見て、それに応じて親として感じる動物的な勘のようなものに自信をもってかかわっていくことができれば、子育てはそれほど困難なものではないはずです。

子どもは「自己愛」を映し出す存在であり、子どもを育てるということは「自分を愛する」という大きな課題をつきつけてくるプロセスでもあると言われています。ですから、「自分を愛する」ということについて大きな不安を抱えている場合や、自分の中に切り捨ててしまいたいくらい嫌だと思っている部分があるような場合には、子どものネガティヴな感情にふれると、不快な感情がひっぱり出されてきてしまいます。自分の中の弱さやだめなところも含めて自分を受け入れている感じ(いわゆる自己受容感)を確かなものとして持てていると、子どもが自分の理想を満たしてくれる存在ではなかったとしても、子どもと自分との距離を適度にたもつことができます。ある意味、子育ては理想を上手にあきらめていくプロセスでもあるわけです。親が上手にあきらめられたとき、子どもは親の理想を実現する存在という条件づきではない、ありのままの存在として認められることになるわけです。

子どもの頃から、他者との比較、評価の中で育てられてきた現代の親世代は、大人になっても、他者からの評価におびえ、根底に自己否定的な思いを抱えており、その不全感を子どもで埋めようとする傾向が強い時代にあると言えます。大切な子どもだから、よい子、理想の子に育てたいという願いをもつことは、当然のことなのですが、その願いの方向が、自分の満たされざる不全感を埋めることに向いているとき、子育ては苦痛の源になってしまいます。子育ては「ほどほど」が一番であり、「よい親」を求めない社会の雰囲気が「ほどほど」を育てていきます。だれもが苦労しながら、子どもを育ててきたということに共感するやさしい社会が、親世代にゆとりを与えてくれるのです。

22日 ナンバーワンよりオンリーワン

22日の魔法の日めくりメッセージです。

ナンバーワンよりオンリーワン ~自分の好きなところを3つ見つけよう!~

自分のことをもっと、好きになりましょう!
沢山、素敵なところがありますよ。
親子で素敵なところを
見つけ合いっこしましょう。
素敵なところを発見することに意味があります。
苦手なことを直そうと思うより
素敵な所を深めましょう。

自分を好きになると自信が持て、
もっと可能性が広がり、もっと素敵になりますよ。


 4連休の最終日です。新型コロナウイルス感染症によるストレスに適応できるようなってきましたか?!親子で過ごす時間が長くなると、子どもたちの素敵なこと(よさや頑張っていること等)を当たり前と思わずに見つめ直すことが求められています。お子さんの素敵なことをいくつあげることができるでしょうか?苦手なことや課題となるところは見つかりやすいものです。マイナスな言葉がけでは子どもも大人もよくありません。子どものやる気や自信を育むためにも、頑張りの過程をほめたり、認めたりして伸ばしてください。プラスの言葉をかけてください。

感情はどのようにして育つのか?⑦

7 親に対して「よい子」であることを強く願うとき

親に対して「よい子」であることを願う場合というのは、反対にこわくて叱れない、叱りたくないという状況を生み出します。この場合、自分自身の前で子どもが「よい子」の顔を見せてくれていれば、子育てはとても楽しいのですが、自分の目の前で子どもが泣いたり、ぐずぐずしたり、言うことをきかなかったりすると、とても大きな不安が喚起されます。無意識的にですが、子どもが自分の言うことをきかないと、自分自身を否定されているような不安におそわれるのです。ですから、子どもがぐずぐず言わないように、「いつもにこにこ明るい子」でいてくれるように、子どもの機嫌をとりがちになります。子どもとの葛藤を恐れているのです。一見、とても民主的で対等な友だち親子であるようにうつります。親の前で「いつもにこにこ明るい子」である子どもは、親を癒す役割を担うことによって、愛されるという立場におかれることになります。子どもは親を大好きですから、親が不安にならないように、親を満足させることのできる自分を演出するようになります。

この関係は、たとえが悪いですがある意味、ペットとの関係に似ています。ペットは飼い主を癒す役割をもつものとして愛されます。飼い主の前でどのような顔を見せれば愛されるかをペットも学習していくわけですが、人間の子どももこのような関係の中では、同じことが起こります。子どもは身体的な存在ですから、身体からあふれてくるエネルギーをぶつけて、ぐずり、泣き、すねて、反抗します。そのようなネガティヴな感情をぶつけられると、親自身もとても不快な気持ちになります。他者からみて「よい子」であることを願っている場合には、叱りすぎてしまうのですが、親の前で「よい子」でいてほしいと強く願う親の場合には、不安や不快な気持ちにさせられること自体を避けようとします。

子育てによって生じる自分自身の不安や不快を回避することが親にとっては常に重要なので、子どもにトラブルが起こったときには、苦情を言う傾向が強くなります。「宿題を出さないでください」「あの子と席を離してください」「〇〇係にはさせないでください」などという学校への要求は、そのことをめぐって、子どもが家でネガティヴな感情を表出し、それにより親が不安や不快を感じ、その結果、自分自身の不安や不快を回避するためには、先生にお願いしようという発想になっている場合が多くあります。親の心の中にわきあがってくる不安や不快な感情を、親自身が受け止めることができないのは、叱りすぎる場合と同様に、親自身が育ってきたプロセスと関係があります。

子どもが親の理想を満たしてくれているうちは、親子ともに特に問題を感じないかもしれません。ところが、親の前で「よい子」でいてくれることのみをきわめて強く願っている場合には、成長とともに子どもが親を癒す役割をとれなくなったときに、精神的に捨てられてしまうということも起こります。親に不快な気持ちを引き起こす子どもは、かかわりをもたないという形で捨てられ、情緒的に一線をひかれてしまうということが起こります。援助交際やプチ家出などの問題に見られる民主的に放任された親子の関係は、まさにそのことを意味しています。子どもたちは居場所をもとめてさまよい続けます。

21日 会話は子育てのキーワード

21日の魔法の日めくりメッセージです。

会話は子育てのキーワード ~ゆったり、お喋り、楽しもう!~

お喋りは楽しいものです。
その中で、子どもの事をもっと深く知る、
親の事をもっと知ってもらう。
楽しい会話の中で、認め合う関係、
喜びも悲しみも共有できる関係、
相談し合う関係が作れます。

毎日が忙しい日々。
すこし、ゆったり、のんびりと会話を楽しみましょう。

 4連休の3日目です。話を聴いてもらえたという安心感がよりよい関係性を築きます。一緒にお風呂の中での会話はゆったりした中で楽しむことができます。会話の中で大切にしたい言葉は、「ありがとう」と「うれしい」などです。「〇〇のお手伝いをしてくれて、ありがとう!」「お母さんはうれしかったよ!」「お父さんは〇〇したんだって聞いたよ。ありがとう!」子どもにエネルギーを与える言葉です。

感情はどのようにして育つのか?⑥

6 他者から見て「よい子」であることを強く願うとき

他者から見て「よい子」であることを強く願っている場合、それが実現できないときに、親自身にとっても大きな不安が喚起され、どうしても「叱らずにはいられない」という状態に陥ってしまいます。子どもが「みんなと同じ」「よい子」でないと、親の中にとてつもなく大きな不安が喚起され、その不安は、自分が子どもを愛することができなくなるのではないかという不安に通じていきます。なんらかの理由で子どもが「みんなと同じ」ではなくなったとき、必死で叱ることを通して子どもに「みんなと同じ」であることを要求してしまいます。「みんなと同じ」でなければ、他者からそれなりに「よい子」と見てもらえず、「だめな親」という自分に対する評価として返ってくることへの怖れが、子どもを叱るという行為に突き動かしてしまいます。親の愛情の裏返しとして、虐待的関係に陥ってしまうと言われています。

たとえば、子どもが幼稚園や保育園で、順番を守って並ぶとか、食事の時間が終わるまで席についているとか、きちんとした子どもなら「ふつうに」できることができないということで、幼稚園や保育園の先生から、「お宅のお子さんはみんなと同じようにできない」ということを伝えられると、他者から見て「よい子」であることを願っている親はとてつもない不安におそわれ、子どもを必死に叱り、早くきちんとしつけなければとあせることになります。朝、親からスムーズに離れられず、ぐずぐず泣くということが毎日続くと、他の子どものようにどうして「ふつうに」できないのだろうと、子どもに対して怒りの気持ちがわいてきてしまいます。

また、自分を基準にして「ふつう」と思っていると、子どもが「ふつうではない」と思いこんだときに、他者から見て「よい子」には見えないような気がして、不安におそわれます。そして早くきちんとしつけなくてはとあせり、叱ることが日常になってしまいます。「ふつうお兄ちゃんだったら、弟にゆずることができるでしょう!」「ふつう、二年生にもなれば、ひとりでお留守番できるでしょう!」

 「みんなと同じ」や「ふつう」についての認識は、多くの場合、私たち親の世代が自分の親からできてあたりまえと求められ、必死に実現しようとがんばってきたことなのです。他者から見て「よい子」であることを強く願う親は、自分自身も幼いころから、ずっと他者から見て「よい子」として育ってきていることが多いものです。他者から見て「よい子」であるということは、親自身も他者から見て「よい親」だと見られるということと直結しています。子育てに困難が伴うのは、常にパラレルに自分がどう育てられたかという記憶がよみがえり、子どものときの自分自身の辛さが再現されてしまうからなのです。

20日 すべては一つ

20日の魔法の日めくりメッセージです。

すべては一つ ~トイレへ行ったら①流そう②ふたを閉めよう③手を洗おう~

複数のマナーを守ることが出来るようになると、
あらゆることは繋がっていて、
すべては一つだと分かるようになります。

今日は、20日目、
少し高度なことにチャレンジしてみましょう!


 4連休の2日目です。元気なあいさつでエネルギーをもらうことができます。ご家庭内でのあいさつはできていますか?起きてきてお家の方からあいさつをするのか?子どもからするのか?あいさつができる子は、向社会性があると言えます。あいさつを元気よくできる子は外向的志向があり、心が安定していると思います。学習に向き合う力を持っています。登校時に遠くから元気なあいさつをもらうと、1日の元気をいただきます。家庭や地域においても、元気なあいさつができるように励ましてください。あいさつはすべての活動のエネルギーです。あいさつができる子を育んでいきましょう。

19日 ものには役割がある

19日の魔法の日めくりメッセージです。

ものには役割がある ~ものを大切にしよう~

「ものを大切にする」のは、
それぞれの役割を知ることです。
ものは、必要だから存在するのです。
それを壊れたから捨てる、
すぐに新しいものと取り換えるのではなく、
絵本やおもちゃをどうやって直すか考えたり、
工夫して新しい使い道を生み出していきましょう。


 4連休の初日です。ものを大切にする人は、人を大切にすると言われています。ものを大切にする子どもを育んでいきましょう。ものを大切にするコツはものに名前を付けることです。私も初めて買った車のナンバーが「8」だったので、8番ブーと言ってたことを思い出します。また、1年生の担任をしたことが1度だけあるのですが、教え子の中に物を大事する子がいました。その子には頑張ったので本をプレゼントしました。その子は今、作家になっています。ものに愛着を感じることが人やものを大切にすることにつながります。

感情はどのようにして育つのか?⑤

5 理想的な子どもを求める子育て

今日、「子どもを生む」という選択をした場合、私たちは無意識に「子どもをもつことによって幸せになること」を求めています。親が子どもをもって幸せを感じることができるためには、「子どもが親の期待に応える理想的な子どもである必要がある」という状況にはまりやすい傾向にあります。子どもの感情の発達が困難になっている背景には、「理想的な子どもを求める子育て」があるのではないでしょうか。

親が子どもを「よい子」に育てたいと願うのは、当然のことです。子どもは親にとっての夢であり、希望であり、生きる意味として存在します。大切な子どもに健やかに育ってもらいたいと願う気持ちは、当然愛情であるわけです。ところが、わが子を「よい子」に育てたいと願う願い方には、子ども自身が本当の意味で『よい子』に育つことを願う。他者から見て『よい子』であることを願う。③親に対して『よい子』であることを願う」という3つの方向性があるのです。「①子ども自身が本当の意味で『よい子』に育つことを願う」はある意味当然のことですが、これは「②他者からみて『よい子』であることを願う」「③親に対して『よい子』であることを願う」と両立する願いではないのです。本当の意味で「よい子」に育つということは、他者からみたら「よい子」と評価されなかったり、親に対してはうんざりする子どもであったりすることを意味しています。「②他者からみて『よい子』であることを願う」「③親に対して『よい子』であることを願う」を優先させているときには、子ども自身が本当の意味で「よい子」に育つことよりも、親の理想を優先させているという事態が起こっていることになります。

どちらが「よい子?」でしょうか。5歳のAちゃんとBちゃんが公園の砂場で楽しそうに遊んでいます。たくさん、お山や川をつくって、水を運んで、全身でダイナミックに夢中になって遊んでいました。4時になって、お母さんがお迎えにきました。2人ともスイミングスクールの時間なのです。「時間だから手を洗ってらっしゃい」と2人のお母さんが声をかけました。Aちゃんは、「は一い」とすぐに遊ぶのをやめて水道で手を洗い、お母さんといっしょにスイミングスクールに行きました。ところがBちゃんは、「いやだ一。もっと砂場する一。ママ、みて、これすごいでしょう。スイミング? いい…きょうは、行かない」と言って、砂遊びからもどってきません。

さて、私たちは、AちゃんとBちゃんのどちらの子どもを好ましいと思うでしょうか? 多くの人 が、Aちゃんのように振る舞う子どもを求めています。きちんと言うことをきける子どもで、すぐに切り替えのきく子どもで、動作の早い子どもです。Bちゃんのお母さんは悩みます。「どうしてうちの子はAちゃんのようにできないのかしら!」

しかし、感情の育ちという点から考えると、Bちゃんのほうが望ましい子どもです。砂場で夢中に なって遊んでいて、AちゃんもBちゃんも身体でわくわく楽しみを体験していました。このような全身の五感を通して身体と想像力を使って遊ぶことは、子どもの発達にとってきわめて望ましいことです。

楽しみのエネルギーが全身を流れているときに、それをストップするお母さんの声が聞こえてきます。その声を聞くと、子どもの身体はどのように反応するでしょうか?楽しみのエネルギーが逆流したようになり、「いやだ一、もっともっと遊びたい!」という感情があふれてくるのは、当然のなりゆきといえるでしょう。ですから、そこでBちゃんが「いやだ一」と叫んだのは、子どもらしい自然な感情の流れなのです。むしろ心配なのは、Aちゃんです。Aちゃんは、それまで自分の身体の中を流れていた楽しみのエネルギーを、お母さんの声を聞いただけで、ぴたっと止めることができてしまっているのです。身体からあふれてくるエネルギーの流れをぴたっと止めて、お母さんの指示に従うことができるということは、感情の育ちを考えたときに、むしろとても心配です。

幼いうちから「よい子」でありすぎると、思春期になってからさまざまな心の問題が生じてくることはよく知られてきていますが、「よい子」の問題とは、このような身体からあふれてくるエネルギーを大人の指示にあわせてぴたっと止められるように感情が発達してきているということなのです。このように、子どもの身体の「自然」が止められてしまっていることが、のちのち問題となってあらわれてくることがあります。

つまり、「①子ども自身が本当の意味で『よい子』に育つことを願う」ことと、「②他者から見て『よい子』であることを願う」「③親に対して『よい子』であることを願う」という願いは残念ながら、両立しないものであるということなのです。

私たちは、子どもに理想を求めるあまり、早熟に完璧な完成した子ども像を求めすぎる傾向があり、それが子どもの感情の社会化を困難にしてしまいます。

18日 その「言葉」で伝わりますか?

18日の魔法の日めくりメッセージです。

その「言葉」で伝わりますか? ~みんなの口からきれいなお花~

「言葉」は、自分の意識そのもので、
意思を伝えるためにあります。
傷つける「言葉」は、とげのある意識が、
嬉しくなる「言葉」は、やさしい意識が働いています。
伝えたい事は伝えるためには、
どんな「言葉」で表現しましょうか?
「言葉」は生きています。
私達から出てくるものは、
全て、意味があり役割があります。
私達大人が、お手本となり、お花が飛び出すような、
楽しくて、嬉しくなるような素敵な「言葉」をつかいましょう!


 2学期5週目金曜日です。家族の中での言葉はどのように使われていますか?日本では、昔から言葉は言霊と言われています。どのような言葉をつかうかが大切になりますが、プラスの言葉をつかってほしいと思います。悪口やからかう言葉、人が気になる言葉などのマイナスの言葉を使っていると、言われている人が当然嫌な気持ちになります。それだけでなく、言っている人もマイナスの影響が出てきます。一緒に生活するためには相手を思う気持ちを尊重することですね。国語で物語教材を学ぶことは、登場人物の気持ちを想像し、気持ちをつくることの積み重ねによって学んでいきます。夏目漱石の「こころ」の中で、気持ちではなく、心持ちという言葉を使っています。辞書では「心の持ち方。心がけ。気だて。感じていることや思っていること。」と記されています。

17日 「ほこり」の持てる私になる

17日の魔法の日めくりメッセージです。

「ほこり」の持てる私になる ~落ちているゴミを拾いましょう!~

人の役に立つことを、
誰も見ていなくとも勇気を持って、
恥ずかしがらずに、堂々と行動に移す。
自分の意思を貫く。
習慣づくことによって、
自尊心が芽生え、自分に自信が持て、
何でも、「やってみよう」と挑戦できるようになりますよ。
親子で、まず出来ることからやってみましょう。

 2学期5週目も後半の木曜日です。3,4校時に「にじ色のさかな」という活動を行います。本校のスローガンは「全力」「挑戦」「ありがとう」です。そのためのベースや原動力になるのは、やる気や自尊心、自信などです。ほめて、認めて、励ましていくことが大切です。情緒的サポートといわれており、ほめるポイントは、結果や能力でなく過程です。過程での頑張りをほめてみてください。小学生のうちに自分のために、みんなのために役立つことができるように育みましょう。例えば、「なぜ、石けんを使って手洗いをするのか?」を子どもと考えたり、調べたりすることもおもしろいのではないでしょうか。親水性と疎水性という、水に付きやすい性質と水をはじきやすい性質、「水と油」とよく言いますが、それをうまくつなげるのが石けんの役割です。界面活性剤という石けんの役割によって、菌が落ちることになります。今だからできることを一緒に考えたり、調べたりして、子どものやる気や自信などを育んでみてください。