日誌

2020年11月の記事一覧

10日 自己責任力

10日の魔法の日めくりメッセージです。

自己責任力 ~脱いだ服、片付けられるかな?~

脱いだ服は、ついつい、親が片付けてしまいますが、
ここではぐっと堪えて自分で片付けられるように
導きましょう。

自分の行動に最後まで責任を持つ。

伝えたい大切な「自己責任能力」を
毎日の繰り返しの中で身に付けさせてあげましょう。


 自分のことは自分でできるように見守って、声をかけたり教えたりして励ましていきましょう。コーチングの考えが必要になります。その場その場での成長を促すかかわりが大切です。目をかけ、手をかけ、声をかけるなど宜しくお願いします。
 ペップトークをご存じですか。試合
前に、指導者が選手に対してポジティブな言葉を投げかけるというもの。たとえば、試合を控えた選手に対して「絶対勝て!」などとプレッシャーをかけるのではなく、「練習どおりにやれば大丈夫だよ」と前向きな言葉を投げかけます。あるいは、ミスをした選手を叱るのはなく、「次はうまくいくはずだ」と励ますといった手法です。多民族国家であるアメリカのチームスポーツが特に強いのは、コーチが選手たちにペップトークを使うことで士気を高めているからだと言われてます。ポジティブな言葉は、チーム全体に一体感をもたらす効果があるのです。

自己肯定感をつけるには?❸

❸「自制心」をもたせる  ―自分を抑える技術を知る

子どもがかんしゃくを起こしたり、駄々をこねたり、感情や体をコントロールできないのは、脳のしくみに原因があります。カリフォルニア大学ロサンゼルス校の精神科医、ダニエル J シーゲル臨床教授は、共著書『自己肯定感を高める子育て』(大和書房)の中で、子どもの発育中の脳を「建設中の2階建ての家」にたとえています

1階は脳のかなり原始的な部分で、強い感情や本能、消化や呼吸などの基本機能を含む基礎的な活動を担っています。これに対して2階は、計画を立てたり、複雑な問題を考えたり、想像力を働かせるなど、思考や感情のコントロールという高度な機能が働く部分です。

シーゲル教授によると、脳の1階は生まれた時点でかなり発達している一方で、2階は時間をかけて発達し、建設が終わるのは20 代半ばだそうです。

つまり、子どもの2階の脳はまだ完成にはほど遠いため、感情と体のコントロールができないのは当然のことなのです。発達期に2階の脳を育て、強くしてやることで、自分の感情を理解し、落ち着きのある人生を送れるスキルを育むことができます。

 

 「自制心」をもたせるにはどうすればいい?

(1)手で脳をつくってみる

シーゲル教授は、握りこぶしを自分の脳に見立てて、子どもに「2階建ての脳」のしくみを理解させることを勧めています。

親指を内側にして手を握る

これを自分の脳に見立てます。握った手をちょっとゆるめてみると、親指が見えます。そのあたりが脳の1階です。イライラしてカッときたり、うれしくて興奮したり、恋しくて落ち込んだときのような強い気持ちは、この1階部分から出てきます2階の脳は残りの4本の指の部分で、そうした強い気持ちでザワザワした心を「大丈夫」「落ち着いて」と思わせてくれます。

パッと4本の指を立ててみる

①で握った手をゆるめて、パッと4本の指をまっすぐ立ててみます。2階の脳が、もう1階のザワザワした心を助けられていない状態です。嫌なこと、つらいことが起きて、怒鳴ったり、暴れたりしたくなる瞬間の脳はこんな感じです。

もう一度、4本の指をゆっくり曲げて親指を握る

2階の脳が1階の脳の強い気持ちを抑えて、ゆっくりした気持ちにしてくれることを実感します。落ち着いて理性を発揮すれば、感情を抑えられることを教えます。

(2)親が自制心をもって行動する

脳には、まわりの人の行動を見たときに自分の脳内で同じ行動を再現する「ミラー・ニューロン」と呼ばれる神経細胞があります。これによって人は他人の行動を脳内でシミュレーションし、理解・共感できるといわれています。この効果を考えると、子どもがかんしゃくを起こしたり、強い不安で取り乱しているとき、親まで取り乱してしまうと、子どもの不安をさらに強化してしまうと考えられます。そうしたときも、親ができるだけ落ち着いて、根気よく冷静な態度を見せ続けることが、子どもの自制心を育むことにつながります。

9日 家族の輪は会話から!

9日の魔法の日めくりメッセージです。

家族の輪は会話から! ~楽しくみんなでごはんを食べよう!~

「お喋りしながら楽しく食べる。」
毎日必ずとる食事の時間は、
家族の大切なコミュニケーションの場で、
会話のキャッチボールが出来る場、唯一の家族共通の場です。

会話で心が通い合うと、
何でも話し合える仲になり家族関係が上手くいきます。

テレビを見ながら食事を摂ると集中力がなくなり、

味覚も分からず無関心な子になりますよ。


 2学期13週目の月曜日です。2学期も残り7週となっています。新型コロナによるストレスに上手に付き合いながら、新しい生活様式が求められています。一緒に食事をすることには、大きな意味があります。衣食住の「食」を司っており、その場での楽しい会話によって「つながり」や「絆」が深まっていきます。朝食や夕食のいずれか一つは、一緒に楽しい場になるようにしていきましょう。大人の世界でも今ではない懇親会があったり、ランチをしたりする(今はできにくい状況ですが)ことは、同じものを一緒に食べて会話することで輪や和が広がったり深まったりします。同じことですね。残念なことですが、給食では会話しないでの食事になっていましたが、ご家庭では会話をしながらの楽しい食事をすすめてください。

自己肯定感をつけるには?❷

❷「多様な視点」を手に入れる  -ひとつの正解だけをめざさない

日本の子どもは、年齢が上がるにつれて自尊感情が低下し、高校生になると非常に低くなります。その原因のひとつは「受験で多く見られるような『閉じた問い(解答範囲が制限された問い)』とそれに基づく評価が挙げられるのではないか」と、小児科医でお茶の水女子大学名誉教授の榊原洋一氏は指摘します。「たったひとつの正しい解を追い求める行為をくりかえしていると、子どもは自分のできないことにばかり目が向くようになる」といいます。

シドニー大学の神経科学者、アランスナイダー教授の研究では、世界中のスポーツ選手、政治家などを調べた結果、どの分野においてもトップに立つ人は、多面的な方法で物事を見ようとしていることがわかりました。子どもたちを「正解はひとつだ」というとらわれから解放し、柔軟に考える自由を示してあげる必要があります。

 

「多様な視点」を手に入れるにはどうすればいい?

(1)「安心して発言できる場所」をつくる

家庭を子どもにとって安心できる場所にします。安心とは、自分の意見を躊躇なく言える状態のことです。子どもが「間違うのではないか」「ばかにされるのではないか」「否定されるのではないか」と感じることなく、自由に発言したり、気楽に質問や反論したりできる雰囲気をつくります。

(2)たくさんの「答え」がある体験をする

たとえば料理をすれば、「正解はひとつではない」という体験ができます。レシピを検索すると、同じ献立でもさまざまなつくり方があり、味の濃淡や風味のちがいがあることがわかります。また、料理では想定外のハプニングが起きることもあるので、そのつど柔軟に対応し、試行錯誤する経験にもなります。野菜や植物を育てたり、生き物を飼ったりすることも、こうした経験につながることでしよう。読書や映画.芸術鑑賞、日常のニュースなども、家族でとらえ方の違いを共有することで、たくさんの視点があることを実感できます。

(3)さまざまな人の生き方を知る

親子でさまざまな人と出会う機会をもっと、人生の楽しみ方、仕事のやりがい、失敗の経験やその乗り越え方など、多様な人生観に触れられます。伝記を一緒に読むのもよい方法です。歴史に名を残すような人は、それまでの常識を疑い、たくさん失敗したり、周りから理解されず白い目で見られたりしながら、偉大な発明や発見をしています。こうした人々のたどった道を知ることで考え方が柔軟になり、正解か不正解かで評価されない広い世界が見えてきます

(4)親も常識妄アップデートする

親も、自分が正しいと思っていることが本当に正しいかどうかについて、少し冷静になって考えてみるといいかもしれません。科学や歴史の世界で昔は常識だったことが、いまでは間違いだったとされていることもあります。ネットを通じてあらゆる情報が手に入るいま、子どものほうが新常識にくわしいということも珍しくありません。親自身、新聞や本を読んで勉強し、自分たちの思い込みやこだわりをアップデートすることが大切です。

8日 自分は大切な存在!

8日の魔法の日めくりメッセージです。

自分は大切な存在! ~手洗いうがいは大切だよ~

手洗い・うがいを通して、
自分の体を大切にする習慣を身に付けましょう。
手を洗うとは、表裏、爪の間まで気を付けること。
うがいは、喉の奥の見えない汚れを取ること。
見えていることだけにとらわれないで、
自分を大切にしましょう。

すぐに結果が見えないことでも習慣化することで、
自分というものは、外見だけでなく、
”中身も大切なんだ”と分かります。

自分を大切に出来ているようになると、
他の人・ものも大切にする事が出来るようになりますよ。


 2学期14週目の日曜日です。新型コロナウイルス感染予防のための新しい生活様式の中心は、こまめな石けんを使った手洗いやマスクをつけた生活です。また、毎朝の検温を行っていただいています。自分を守ることは、みんなを守ることです。自分のことを守るためには、まず自分自身が意識や自覚をもとにした行動になります。行動化につながるためには、子どもに理由を伝えていくことが大切になります。引き続き、宜しくお願いします。

自己肯定感をつけるには?❶

 今日から自己肯定感をつけるにはどうしたらよいか、子育てベスト100をもとにしてご紹介いたします。

❶「良質な睡眠」をとる  ―日本の子どもは睡眠が足りない

 ジョージワシントン大学の臨床神経心理学者、ウイリアムステイクスラッド教授によると、睡眠には「癒し」の効果があるといいます。寝ているあいだに、起きているときに経験したつらい感情が和らぎ、ストレスに関連した神経化学物質が脳からなくなるためです。朝起きるとなんだか頭がスッキリしたと感じるのには、科学的な根拠があるのです。十分に睡眠がとれれば脳はリフレッシュして、思考と行動をコントロールすることができます。一方で、「子どもがキレやすかったり、プレッシャーやストレス、不安に弱い場合、睡眠不足が引き金になったりすることがある」と、小児科医でもある文教大学教育学部の成田奈緒子教授と臨床心理士の上岡勇二氏は指摘します。質のよい睡眠は、体の成長や学カアップのためだけでなく、心の安定にもとても重要だということです。

 

「良質な睡眠」をとるにはどうすればいい?

(1)子どもの理想的な睡眠時間は?

アメリカ国立睡眠財団によると、子どもの理想の平均睡眠時間は35歳で1013時間、613歳で911時間です。これに対して江戸川大学睡眠研究所所長の福田一彦教授は、日本の子どもたちは世界的に見て睡眠時間が短く、その主な要因は寝る時間が遅いからだと述べています。

(2)お風呂は寝る90分前がベスト

スタンフォード大学の精神医学者、西野精治教授によると、人は眠くなるとき、体の内部の温度である「深部体温」が下がる特徴があるといいます。寝る90分前に入浴すると、寝るころにちょうど体温が下がり、眠りやすくなるそうです。

(2)寝る直前は食事を控える

寝ているあいだも胃は消化活動を続けます。食事をしてから、胃腸の働きが一段落するまで約3時間かかるので、できるだけ寝る3時間前までに食事をすませるようにします。

(3)朝は朝日を浴びる

睡眠ホルモンの「メラトニン」は脳から分泌されるホルモンで、このホルモンの働きによって人は眠くなり、自然に睡眠に入ることができます。メラトニンは、朝の光で分泌が抑えられ、夜の暗い環境で分泌が高まります。朝起きたらすぐにカーテンをあけ、朝日を浴びることで分泌を抑え、逆に夜は分泌を高めるために明るさを控えます。

(4)電子機器は寝る1時間前から見ない

寝る前にブルーライトに当たると、良質な睡眠をもたらしてくれるメラトニンが分泌されにくくなります。夕食後は電子機器をオフにし、部屋を暗くして、目に入ってくる光の量を減らしていきます。

(5)休みの日に「寝だめ」しない

「平日に早寝早起きができていても、週末に朝寝坊すると、時差ボケのような状態になり、脳が萎縮したり、反応時間や正答率の低下が生じたりするなどの弊害が出てくるというデータがある」と、福田教授は指摘します。また、文部科学省が全国の中学生を対象に、「平日と休日の起床時間が2時間以上ずれる頻度」と「イライラの有無」との関係について調査した結果、よくずれる人ほどイライラし、ずれが小さい人はあまりイライラしないことがわかりました。

平日と休日の起床時間のずれは、精神状態の悪化を招きます。週末くらいは朝寝坊して寝だめしたいところですが、「平日と休日のずれはできれば1時間以内にとどめておくべき」と福田教授はいっています。

7日 無償の愛を満タンに!

7日の魔法の日めくりメッセージです。

無償の愛を満タンに! ~ぎゅ~っと抱きしめ合おうね♡~

無条件に抱きしめましょう。
心を抱きしめることで、
きっと、強がりや意地っ張りな心がほぐれ、
素直な心が戻ってきますよ!
”下の子が生まれた!”
”喧嘩した!”
”叱った!”
そんな時には特に、しっかり抱きしめて愛を伝え、
安心させあげましょう。

今日は7日目、子どもをしっかり抱きしめましょう♡


 2学期も残り7週間になっています。子どもの心のエネルギーが空になると、やる気や意欲はでません。もちろん大人も同じです。心のネルギーを貯める器が子どもによって大きかったり、小さかったりします。器が大きくなった子はときどきで大丈夫ですが、まだ小さい子には沢山のエネルギーを貯め続けることができるようにお願いします。一緒に楽しく食事をする、一緒にお風呂に入る、女の子なら髪の毛をとかす、楽しくコミュニケーションするなど、一緒に何かをすることでエネルギーが満ちてきます。そのときに、頑張って顔晴っていることを伝えていきましょう。

チューリップの球根をいただいました

 本校で3年生から6年生の書写の指導していただいている板橋和子先生からチューリップの球根をいただいました。4種類の球根で合計200球です。板橋先生は、鹿沼市更生保護女性会の会長です。更生保護女性会の活動の一環として、本校にチューリップの球根を寄付してくださいました。誠にありがとうございました。
 

思考力をつけるためには?⓬

⓬「思考」を掘り下げる -「デザイン思考」を体験する

変化の激しいこれからの時代に生きていく子どもたちには、さまざまな場面で問いを掘り下げ、ときどきのニーズに合った新しいものを生み出していく、柔軟な思考力が求められます。そこで注目されているのが「デザイン思考」です。この方法は、もともとはデザイナーが使っていた手法を活用したものです。人々の日常を観察する中で自分なりの問いを立て、仮説を考え、仮説をすぐ簡単な試作品に落とし込み、感想や意見を聞きながら改良を重ねていくという、スピーディなものづくりの考え方です。

デザイン的思考が生み出した有名な事例がiPodです。人々がどのように音楽を聴いているかを観察した結果、「すべての音楽をポケットに入れて持ち運ぶ」というコンセプトが生まれ、何度も試作をくりかえして世界的なヒット商品となりました。このデザイン思考を子どもたちに体験させるキュリオ・スクールの代表、西山恵太氏は「子どもたちはデザイン思考を体験することによって『答えがないのは当たり前』『答えは自分でつくるんだ』というマインドになっていくといいます。

身近なもので好奇心をくすぐり、問ぃかけるだけで、子どもたちからはたくさんアイデアが出てくるそうです。さまざまなオープンクエスチョンの問ぃかけと対話を通じて思考を掘り下げてぃくことで、自分なりの答えをつくる力が育つのです。

 

 「思考を掘り下げる」にはどうすればいい?

(1)身近なもので「お題」を見つける

思考を掘り下げるには“お題”が必要です。子ども自身がお題を思いつかない場合は、大人が代わりに考えます。コンビニに並んでいるさまざまなペットボトルの形、街で見かける企業のロゴ……近所を散歩しているだけで、いろんなお題が見つかります。西山氏によると「なぜ、誰のために、それがつくられたんだろうね」「どういう意味があるんだろうね」などと問いかけるだけで、子どもはどんどん思考を掘り下げていくことができるといいます。

(2)自分でアイデアを考えさせる

どうしても子どもは“正解”を知りたがります。ですがそこは、「パパ(ママ)もわからないんだよね。なんでだろうね?」と共感するにとどめます。「他にも方法はない?」などと聞いていくと、自分から調べたり、悩んだりしながら、自分なりのアイデアを考えるようになります

(3)アイデアを形にする

デザイン思考で大事なプロセスは、まずは試しにつくってみることです。思考を掘り下げた結果、見えてきたことをアイデアの入り口にして、自分のロゴマークをつくってみるなど、簡単なお絵かきや工作で、子ども自身のアイデアを形にすると、考える力や想像力が養われます。

(4)言い換えて確認する

子どものアイデアや発言がピント外れだなと感じても、否定せずにそのまま受け入れます。子どもは一度否定されると、その後安心して発言できなくなってしまうからです。否定する代わりに、「それってこうことかな?」と、別の表現で言い換えてあげます。「見当違いに見えることでも、とっては表現力が足りないだけで、本質的なこととつながっている場合がよくある」と西山氏はいいます。「それは間違っている」「こっちが正しい」と伝えるほうが簡単ですが、言い換えて確認してあげることで、考えを掘り下げさせるだけでなく、語彙や表現を豊かにすることもできます。

6日 役立つ事の「喜び」を知ること

6日の魔法の日めくりメッセージです。

役立つ事の「喜び」を知ること ~お手伝い出来るかな?~

どんな小さなお手伝いでも、
沢山の「有難う」のシャワーを浴びせて、
褒めて認めてあげましょう!

人のために行動することに喜びを実感すると、
将来、社会に貢献でき、
思いやりや責任感が育まれ、
志の持てる子になりますよ。


 2学期13週目も週末の金曜日です。実りの秋のなかで、読書の秋です。誰かのために役立つことができるようになるためには、褒められた、認められたということを実感したり、自覚したりすることが必要になります。「だれかのために、みんなのために」行ったことが承認される経験が多いお子さんに育ててることが大切だと「エミール(ルソー)」でも述べられています。「自分のために生き、みんなのために生きる」そんな子どもたちを育んでいきましょう。