日誌

校長室だより

19日 ものには役割がある

19日の魔法の日めくりメッセージです。

ものには役割がある ~ものを大切にしよう~

「ものを大切にする」のは、
それぞれの役割を知ることです。
ものは、必要だから存在するのです。
それを壊れたから捨てる、
すぐに新しいものと取り換えるのではなく、
絵本やおもちゃをどうやって直すか考えたり、
工夫して新しい使い道を生み出していきましょう。


 4連休の初日です。ものを大切にする人は、人を大切にすると言われています。ものを大切にする子どもを育んでいきましょう。ものを大切にするコツはものに名前を付けることです。私も初めて買った車のナンバーが「8」だったので、8番ブーと言ってたことを思い出します。また、1年生の担任をしたことが1度だけあるのですが、教え子の中に物を大事する子がいました。その子には頑張ったので本をプレゼントしました。その子は今、作家になっています。ものに愛着を感じることが人やものを大切にすることにつながります。

感情はどのようにして育つのか?⑤

5 理想的な子どもを求める子育て

今日、「子どもを生む」という選択をした場合、私たちは無意識に「子どもをもつことによって幸せになること」を求めています。親が子どもをもって幸せを感じることができるためには、「子どもが親の期待に応える理想的な子どもである必要がある」という状況にはまりやすい傾向にあります。子どもの感情の発達が困難になっている背景には、「理想的な子どもを求める子育て」があるのではないでしょうか。

親が子どもを「よい子」に育てたいと願うのは、当然のことです。子どもは親にとっての夢であり、希望であり、生きる意味として存在します。大切な子どもに健やかに育ってもらいたいと願う気持ちは、当然愛情であるわけです。ところが、わが子を「よい子」に育てたいと願う願い方には、子ども自身が本当の意味で『よい子』に育つことを願う。他者から見て『よい子』であることを願う。③親に対して『よい子』であることを願う」という3つの方向性があるのです。「①子ども自身が本当の意味で『よい子』に育つことを願う」はある意味当然のことですが、これは「②他者からみて『よい子』であることを願う」「③親に対して『よい子』であることを願う」と両立する願いではないのです。本当の意味で「よい子」に育つということは、他者からみたら「よい子」と評価されなかったり、親に対してはうんざりする子どもであったりすることを意味しています。「②他者からみて『よい子』であることを願う」「③親に対して『よい子』であることを願う」を優先させているときには、子ども自身が本当の意味で「よい子」に育つことよりも、親の理想を優先させているという事態が起こっていることになります。

どちらが「よい子?」でしょうか。5歳のAちゃんとBちゃんが公園の砂場で楽しそうに遊んでいます。たくさん、お山や川をつくって、水を運んで、全身でダイナミックに夢中になって遊んでいました。4時になって、お母さんがお迎えにきました。2人ともスイミングスクールの時間なのです。「時間だから手を洗ってらっしゃい」と2人のお母さんが声をかけました。Aちゃんは、「は一い」とすぐに遊ぶのをやめて水道で手を洗い、お母さんといっしょにスイミングスクールに行きました。ところがBちゃんは、「いやだ一。もっと砂場する一。ママ、みて、これすごいでしょう。スイミング? いい…きょうは、行かない」と言って、砂遊びからもどってきません。

さて、私たちは、AちゃんとBちゃんのどちらの子どもを好ましいと思うでしょうか? 多くの人 が、Aちゃんのように振る舞う子どもを求めています。きちんと言うことをきける子どもで、すぐに切り替えのきく子どもで、動作の早い子どもです。Bちゃんのお母さんは悩みます。「どうしてうちの子はAちゃんのようにできないのかしら!」

しかし、感情の育ちという点から考えると、Bちゃんのほうが望ましい子どもです。砂場で夢中に なって遊んでいて、AちゃんもBちゃんも身体でわくわく楽しみを体験していました。このような全身の五感を通して身体と想像力を使って遊ぶことは、子どもの発達にとってきわめて望ましいことです。

楽しみのエネルギーが全身を流れているときに、それをストップするお母さんの声が聞こえてきます。その声を聞くと、子どもの身体はどのように反応するでしょうか?楽しみのエネルギーが逆流したようになり、「いやだ一、もっともっと遊びたい!」という感情があふれてくるのは、当然のなりゆきといえるでしょう。ですから、そこでBちゃんが「いやだ一」と叫んだのは、子どもらしい自然な感情の流れなのです。むしろ心配なのは、Aちゃんです。Aちゃんは、それまで自分の身体の中を流れていた楽しみのエネルギーを、お母さんの声を聞いただけで、ぴたっと止めることができてしまっているのです。身体からあふれてくるエネルギーの流れをぴたっと止めて、お母さんの指示に従うことができるということは、感情の育ちを考えたときに、むしろとても心配です。

幼いうちから「よい子」でありすぎると、思春期になってからさまざまな心の問題が生じてくることはよく知られてきていますが、「よい子」の問題とは、このような身体からあふれてくるエネルギーを大人の指示にあわせてぴたっと止められるように感情が発達してきているということなのです。このように、子どもの身体の「自然」が止められてしまっていることが、のちのち問題となってあらわれてくることがあります。

つまり、「①子ども自身が本当の意味で『よい子』に育つことを願う」ことと、「②他者から見て『よい子』であることを願う」「③親に対して『よい子』であることを願う」という願いは残念ながら、両立しないものであるということなのです。

私たちは、子どもに理想を求めるあまり、早熟に完璧な完成した子ども像を求めすぎる傾向があり、それが子どもの感情の社会化を困難にしてしまいます。

18日 その「言葉」で伝わりますか?

18日の魔法の日めくりメッセージです。

その「言葉」で伝わりますか? ~みんなの口からきれいなお花~

「言葉」は、自分の意識そのもので、
意思を伝えるためにあります。
傷つける「言葉」は、とげのある意識が、
嬉しくなる「言葉」は、やさしい意識が働いています。
伝えたい事は伝えるためには、
どんな「言葉」で表現しましょうか?
「言葉」は生きています。
私達から出てくるものは、
全て、意味があり役割があります。
私達大人が、お手本となり、お花が飛び出すような、
楽しくて、嬉しくなるような素敵な「言葉」をつかいましょう!


 2学期5週目金曜日です。家族の中での言葉はどのように使われていますか?日本では、昔から言葉は言霊と言われています。どのような言葉をつかうかが大切になりますが、プラスの言葉をつかってほしいと思います。悪口やからかう言葉、人が気になる言葉などのマイナスの言葉を使っていると、言われている人が当然嫌な気持ちになります。それだけでなく、言っている人もマイナスの影響が出てきます。一緒に生活するためには相手を思う気持ちを尊重することですね。国語で物語教材を学ぶことは、登場人物の気持ちを想像し、気持ちをつくることの積み重ねによって学んでいきます。夏目漱石の「こころ」の中で、気持ちではなく、心持ちという言葉を使っています。辞書では「心の持ち方。心がけ。気だて。感じていることや思っていること。」と記されています。

17日 「ほこり」の持てる私になる

17日の魔法の日めくりメッセージです。

「ほこり」の持てる私になる ~落ちているゴミを拾いましょう!~

人の役に立つことを、
誰も見ていなくとも勇気を持って、
恥ずかしがらずに、堂々と行動に移す。
自分の意思を貫く。
習慣づくことによって、
自尊心が芽生え、自分に自信が持て、
何でも、「やってみよう」と挑戦できるようになりますよ。
親子で、まず出来ることからやってみましょう。

 2学期5週目も後半の木曜日です。3,4校時に「にじ色のさかな」という活動を行います。本校のスローガンは「全力」「挑戦」「ありがとう」です。そのためのベースや原動力になるのは、やる気や自尊心、自信などです。ほめて、認めて、励ましていくことが大切です。情緒的サポートといわれており、ほめるポイントは、結果や能力でなく過程です。過程での頑張りをほめてみてください。小学生のうちに自分のために、みんなのために役立つことができるように育みましょう。例えば、「なぜ、石けんを使って手洗いをするのか?」を子どもと考えたり、調べたりすることもおもしろいのではないでしょうか。親水性と疎水性という、水に付きやすい性質と水をはじきやすい性質、「水と油」とよく言いますが、それをうまくつなげるのが石けんの役割です。界面活性剤という石けんの役割によって、菌が落ちることになります。今だからできることを一緒に考えたり、調べたりして、子どものやる気や自信などを育んでみてください。

感情はどのようにして育つのか?④

4 「思いやり」という感情を育てるには?

「うれしい」「たのしい」「かなしい」「怒っている」「うらやましい」など、個人が感じる基本的な感情が育つプロセスを、感情の社会化ということでした。個人の基本的感情を重視すると、「わがまま」になり、自分の感情しか考えない「自己チュー」になるのではないかと思われています。しかしそれは「錯覚」です。個人の基本的感情(特に怒りや悲しみなどのネガティヴな感情)を重視することが「思いやり」のある子どもに育つために重要です。なぜそれが「錯覚」なのかについて、確認しておきたいと思います。

感情の発達は階層構造になっていると考えてみましょう。「うれしい」「たのしい」「かなしい」「怒っている」「うらやましい」という個人の基本的感情がしっかり獲得されることが、第1段階です。「思いやり」「かわいそう」「助けてあげたい」などの他者に対する感情は、その上で発達する2段階目の感情なのです。1段階目が獲得されていない子どもは土台がないので、2段階目は構築されていきません。

「うれれしい」「たのしい」「かなしい」「怒っている」「うらやましい」という個人の基本的感情を、ことばによって表現することを獲得してきている子どもは、大人から自分の身体を流れるエネルギーの非言語的表出を正しく(共感的に)くみとってもらってきた子どもです。自分がわけわからずにかんしゃくをおこしていらだっているときに、「怒っているのね」と、怒っていることを承認されてことばにしてもらってきた子どもは、他者の非言語的表出をくみとるという能力も開発されています。自分が悲しい顔をしているときに、「悲しいんだね」と応じてもらうことができてきた子どもは、悲しそうな表情をしている友だちを見たら、その子が「悲しい」のだということがわかります。そして自分の「悲しい」という経験と照合することができます。そこであらたに「かわいそう」といった感情を身体的に経験するということが起こります。そこに「思いやり」が生じるという関係が生まれるのです。

同情や共感といった他者に対する感情を身体的に経験するには、その源になる個人の基本的感情がしっかりと承認されて育つ必要があるわけです。個人の基本的感情が社会化されていないと、他者の非言語的表出を読み取ることができないのです。そのようなとき、「思いやり」ということばは、身体的なエネルギーとしてのアナログ的な(量的な)感情をともなわず、単にデジタルな記号にすぎなくなります。だから、子どもたちの感情を育てるためには、子ども個人の基本的感惰を重視していくことが重要なのです。

16日 食事のマナーを伝えましょう

16日の魔法の日めくりメッセージです。

食事のマナーを伝えましょう ~お茶碗を持ってごはんを食べよう!~

「ごはんを大切に食べる」という
想いを形で表現できるように、
食事のマナー・仕方に目を向けてみましょう。

お茶碗を持ってごはんを食べる、
お箸をおいてからお茶を飲む、
ご飯とおかずを交互に食べる、
一つひとつを大切にできるように、
マナーを守って楽しく食べる。

一度お子さんと一緒に食事のマナーを考えて下さい。
毎日必ずとる食事は、マナーを伝えられる大切な時間です。


 食事での食べ方やマナーからその子の様子がわかるとも言われています。私自身は食べるのが早いのですが、職業柄そのようになっているのかもしれません。食事に限らず、そのときどきでマナーを教えてください。家庭で生活するうえで日々やっていること、食事、洗濯、掃除、健康管理というものを子どもと一緒にやって、子どもができるようにする時間として使うことができたかを振り返ってみてください。

感情はどのようにして育つのか?③

3 親子のコミュニケーションと感情の発達

鯨岡は、乳幼児期の親子の原初的コミュニケーションのありようを2つのパターンに分類しています。養育者が子どもの感情の側に入り込み、子どもに合わせる状態を「成り込み」と言い、逆に養育者が子どもの感情を大人の願う方向に向かって調整することを「巻き込み」と言いました。「成り込み」は「おのれを相手に重ね合わせて、相手を生きようとする様態」であり、「巻き込み」には「養育者自身の身体のもつ力動感を調節し、そこに子どもを浸し込むことによって子どもの気持ちを調節する」側面があるといいます。乳幼児は未熟な存在ですから、親が子どもの感情に成りきって合わせる「成り込み」だけでは子どもは育たず、子どもの感情を大人が願う方向に巻き込んでひっぱる「巻き込み」も必要なわけです。大事なのはこの「成り込み」と「巻き込み」のバランスだと言えます。乳幼児期における養育者の無意識的なコミュニケーションスタイルである「成り込み」と「巻き込み」という概念は、幼児期以降は「受容」と「しつけ」という形に姿をかえて、子育ての重要テーマになり、親自身の子育ての悩みの種にもなっていくわけです。

感情の社会化のプロセスには、この「成り込み」と「巻き込み」の両方の要素がバランスよく含まれています。子どもの身体からあふれている非言語的な表現を「正しく」察知するときには、親が子どもの感情の側に入り込むという「成り込み」がなされることが必要であり、それをことばにより名づけるときには、大人の願う方向に向かって調整するという「巻き込み」がなされていきます。つまり、親のほうは子どもの感情を察知して「怒っているんだね」と言いながらも親自身は怒っているわけではなく、落ち着いている状態にあります。興奮して真っ赤になって足をばたつかせている子どもを、落ち着いた親の身体的状態に「巻き込み」、子どもを落ち着かせるわけです。

コミュニケーションは、言語的な(デジタル)レベルで伝達するものと、非言語的な(アナログ)レベルで伝達するものという、異なる2つのメッセージによって成り立っています。親と子の感情の境界がない共生関係にある乳幼児期のコミュニケーションにおいては、これらは互いに混ざり合いながらコミュニケー卜されています。つまり、ことばをまだ持たず身体で怒っている子どもに対して共感し(成り込み)、子どもの身体の状態をかわりに親がことばで表現し、落ち着いている親の身体の状態が伝える落ち着きや安全・安心という状態に巻き込み、子どもの身体が落ち着くというコミュニケーションです。そこでは子どもの感情と親の感情が言語・非言語で混じり合っています。そのような状態にあるとき子どもは、怒りなどのネガティヴな感情が身体を流れても、世界は安全であるという感覚を育てることができるのです。そして、それが怒りなどのネガティヴな感情を安全なものとして抱えていられる安定した大人になるために必要なことなのです。

興奮して泣いている子どもを前にして、親が「落ち着きなさい!泣き止みなさい!」と興奮して叫んでいる場合には、子どもは「ことば」の指示とは反対に親の非言語に反応して、いっそう興奮してしまうわけです。怒りや悲しみや恐怖などのネガティヴな感情にさらされているときというのは、幼い子どもにとっては危機的状況です。そのときに大人とのかかわりの中で安全・安心を獲得できないと、ネガティヴな感情が身体の中を流れること自体が大変危険でおそろしい体験になってしまいます。

15日 自分を守る、社会のルールを守る

15日、魔法の日めくりメッセージです。

自分を守る、社会のルールを守る ~信号を守ろう!車に気をつけよう!~

子どもが、親と一緒に歩く間に、
自分の身は自分で守ることが出来るよう、
しっかりと交通ルールを教えましょう。

社会のルールである交通ルールを守ることで、
自分も社会の一員であることを
認識できるようになってきます。

まず、大人である私達が社会のルールを守れるように
見本となりましょう。


 2学期5週目の火曜日です。新型コロナウイルス感染予防のためには、自分を守ることの大切さを痛感させられます。学校での新しい生活様式が始まっています。ルールは何のためにあるのでしょうか。二人以上の生活の中では必ずあります。子どもたちの好きなスポーツにも遊びにもルールがあり、守ることで楽しむことができます。ルールだけでなくマナーも守れる子どもたちを育んでいきましょう。

感情はどのようにして育つのか?②

2 感情はどのようにして社会化されるのか?

私たちはどのようにして、感情を獲得してきたのでしょうか?どのように育てれば、「思いやり」は育つのでしょうか?子どもの感情が親子のコミュニケーシヨンを通して社会化されていくという視点から、考えていきます。

赤ちゃんは感情をどのように表現するのでしょうか?おなかがすいたとき、暑いとき、寒いとき、おむつが汚れて不快なときなどに泣きます。「火がついたように泣く」という表現があるように、おなかがすいている赤ちゃんが泣くときの必死さには、生きようとするエネルギーが満ちています。私たちは、おっぱいやミルクを飲ませたり、おむつをきれいにしたり、ほどよくあたたかくしてやります。赤ちゃんは「泣く」という動作によって、自分の身体が「不快」であることを親に伝えます。そしてその「不快」が「快」に変化することを通して、外界が安全なものであることを、日々体験していきます。このとき、赤ちゃんは「安心感・安全感」という感情の基本となる基本的信頼感を得ています。外界は安全で、助けを求めれば助けてくれて、身体が安心だと感じることができるということです。この時期の発達課題である「基本的信頼の獲得」は、このような親子の相互作用の中で獲得されていくわけです。

このように、赤ちゃんが最初に獲得する感情は安心感・安全感であり、それは身体で感じているものです。この身体で体験している安心感や安全感が、感情が育っていくための重要な礎になります。育児において「スキンシップが大事」と言われてきたことはそういうことを意味しており、大事なのはスキンシップによって「身体で体験している安心感・安全感」を獲得しているのです。

10ヶ月くらいの赤ちゃんは、「いないいないばあ」をすると、大喜びでけらけらと大きな声で笑います。私たちは、笑っている赤ちゃんが「大喜び」しているとどうしてわかるのでしょうか?赤ちゃんは「大喜びだ」とことばで話すわけではありません。私たちは、赤ちゃんの示している表情や笑い声、しぐさから、赤ちゃんが「大喜び」していると判断しています。赤ちゃんの身体の中に、喜びのエネルギーが流れていることを感じ取っているのです。感情とは、身体の中を流れるエネルギーなのです。赤ちゃんが「いないいないばあ」が楽しくて、笑っているとき「楽しい」「喜び」といったエネルギーが流れているのを、私たちは感じ取り、それを「ことば」にします。身体を流れるエネルギーであるアナログの(量として体験される)感情が、「うれしい」「たのしい」というデジタルな(記号としての)「ことば」で名づけられ、結びつけられるわけです。

2歳くらいの子どもが、仮面ラィダーになりきって遊んでいるとしましょう。突然3歳の子どもがやってきて、変身グッズを奪い取ったとしたら、2歳の子どもはどんな反応を示すでしょう?泣き叫び、地団駄をふみ、顔を真っ赤にして、にぎりこぶしをふるわせるでしょう。この子の身体を流れているエネルギーは、非言語的に外に向かって表出されています。親や保育士など養育する大人が、その非言語的表出をくみとって、「くやしかったね」「怒っているんだね」と共感を示すとき、それは、身体を流れる感情を「ことば」で名づけるという子どもの感情を育てるかかわりをしていることになります。

物の名前をあらわす「ことば」は、現実に存在する「物」と「ものの名前」が一対一対応でつなげられることによって獲得されていきます。「感情」と「感情をあらわすことば」が一致したものとして獲得されていくためには、子どもが感じている感情を、推測して「正しく」言い当ててくれる大人の存在が必要だということになります。喜びのエネルギーが流れているときには、「うれしかったんだね」と、悲しみのエネルギーが流れているときには「悲しかったんだね」と名づけてくれる大人がいなければ、感情は「ことば」とのつながりを獲得することができないということになります。

このように、身体を流れる混沌としたエネルギーとしての感情が、「ことば」とつながり、「うれしい」「たのしい」「かなしい」「くやしい」「怒っている」といった「ことば」を使って、自分の身体の中で起こっていることを他者と共有することができるようになることが、「感情の社会化」です。感情は「ことば」によって社会化されます。つまり感情の発達、すなわち社会化のプロセスにおいては、親や重要な養育者との相互作用、コミュニケーションがきわめて重要な役割を果たしていると考えられます。

私たちは、これらのことをまったく意識せずに通過してきているので、「うれしい」といったことばで感情を表現すれば、それを聞いた人にもその感情は同じように伝わると思い込んでいます。

14日 躍動するわくわく感!

14日の魔法の日めくりメッセージです。

躍動するわくわく感! ~絵本はわくドキ~

絵本は、自分自身でページを進める事も、
戻る事も、止める事もできます。
主導権が自分にあり、探究心、やる気、
自発的な行動を促します。
又、想像力も培われます。
いくつになっても、絵本にふれることで、
冒険心を持ち、何かやってみたくなるような
わくわく感が湧いてきますよ。

一番は何より一緒に絵本を開くこと。
「あなたと一緒に」開く絵本が子どもには格別なものなのです。
さあ、14日目です。絵本の国へ出発しましょう。

 2学期5週目、月曜日です。土曜日に本屋さんで6年生の男子と会いました。その子は、お母さんと本を買ってもらいに来ていました。本という共通のものを通じて、地域の人や大人との会話から学ぶことが多くあります。親戚の人との会話からも多くの学びがあるはずです。ミクロとマクロの視点から考えることが大切です。可能でしたら、親子読書や家読に取り組んでみてはいかがでしょうか。非認知能力を育てるのにも読書は大変有効です。学力は「学ぶ力」です。本校の教育目標「自ら学ぶ子」と同じように文字を読んで考える力(読解力)を育てることです。