日誌

2020年12月の記事一覧

17日 「ほこり」の持てる私になる

17日の魔法の日めくりメッセージです。

 

「ほこり」の持てる私になる ~落ちているゴミを拾いましょう!~

 

人の役に立つことを、


誰も見ていなくとも勇気を持って、


恥ずかしがらずに、堂々と行動に移す。


自分の意思を貫く。


習慣づくことによって、


自尊心が芽生え、自分に自信が持て、


何でも、「やってみよう」と挑戦できるようになりますよ。


親子で、まず出来ることからやってみましょう。

 

 2学期も残り少なくなりました。日めくりカレンダーも今日までになります。1月11日まで更新は休止になります。
 本校のスローガンは「全力」「挑戦」「ありがとう」です。そのためのベースや原動力になるのは、やる気や自尊心、自信などです。ほめて、認めて、励ましていくことが大切です。情緒的サポートといわれており、ほめるポイントは、結果や能力でなく過程です。過程での頑張りをほめてみてください。小学生のうちに自分のために、みんなのために役立つことができるように育みましょう。例えば、「なぜ、石けんを使って手洗いをするのか?」を子どもと考えたり、調べたりすることもおもしろいのではないでしょうか。親水性と疎水性という、水に付きやすい性質と水をはじきやすい性質、「水と油」とよく言いますが、それをうまくつなげるのが石けんの役割です。界面活性剤という石けんの役割によって、菌が落ちることになります。今だからできることを一緒に考えたり、調べたりして、子どものやる気や自信などを育んでみてください。

16日 食事のマナーを伝えましょう

16日の魔法の日めくりメッセージです。

 

食事のマナーを伝えましょう ~お茶碗を持ってごはんを食べよう!~

 

「ごはんを大切に食べる」という


想いを形で表現できるように、


食事のマナー・仕方に目を向けてみましょう。

 

お茶碗を持ってごはんを食べる、


お箸をおいてからお茶を飲む、


ご飯とおかずを交互に食べる、


一つひとつを大切にできるように、


マナーを守って楽しく食べる。

 

一度お子さんと一緒に食事のマナーを考えて下さい。


毎日必ずとる食事は、マナーを伝えられる大切な時間です。

 

 2学期も残り少なくなり、水曜日です。一斉下校になります。
 食事での食べ方やマナーからその子の様子がわかるとも言われています。私自身は食べるのが早いのですが、職業柄そのようになっているのかもしれません。食事に限らず、そのときどきでマナーを教えてください。家庭で生活するうえで日々やっていること、食事、洗濯、掃除、健康管理というものを子どもと一緒にやって、子どもができるようにする時間として使うことができたかを振り返ってみてください。

学力をつけるためには?⓫

⓫「無駄」を削る  -勉強を合理化して「余裕」をつくる

学校での一斉授業では、教師は全生徒の理解度をひとりずつ考慮することはできません。そのため生徒はそれぞれ、すでに知っていること、あるいは逆にまったくわからないことを聞いていなければいけない時間があります。つまり、学校での授業時間の何割かは、無駄な時間になっているともいえます。いま、AIを活用して、こうした無駄な時間をなくし、一人ひとりの理解度進度に合わせた学習法を実現しようという動きがあります。そのような個別最適化された学習は、「アクティブラーニング」と呼ばれています。

 子どもがどこでつまずくかはさまざまです。算数の計算ミスでも、計算の順序が正しく覚えられていないのか、分数の割り算がわかっていないのか、子どもによって間違うポイン卜は異なります。その複雑なプロセスをAI が解析し、一人ひとりの理解度に合った問題を選んでくれるため、弱点に特化した学習で 効率的に理解を深めることができるのです。

 

勉強の「無駄」を削るにはどうすればいい?

(1)「できないこと」にフォーカスする

時間は有限です。勉強する際は、すでにできることをくりかえすより、できないところに集中的に時間を使ったほうが効果的です。そうすれば子どもが、21世紀型スキルともいわれる創造力や思考力、コミュニケーションカといった力を育む意味でも、遊びや好きなことに夢中になれたり、ぼんやりと考えにふけったりと、自由な時間を多く使うことができるようになります。

(2)遊び時間は「無駄」ではない

算数教育にくわしいワンダーラボの川島慶代表は、算数の力の土台になる想像力や推理力、空間認識力、それを支える知的好奇心などは、遊びの体験を通じて身につくといっています。親にしてみれば、学年が上がるにしたがってできるだけ多くのことを勉強してほしいと思ってしまいがちですが、あえて先に自由に遊べる時間を確保するぐらいのほうが、長い目で見れば子どもの成長にプラスになるといえそうです。

(3)「AI教材」を活用する

できることをくりかえさず、できないところを重点的に補強するという効率的な学習は、AIが実現してくれます。タブレット学習は大半の親にとっては未経験の学び方ですが、子どもたちは大人の想像以上の速さで操作を覚え、楽しく解き進めていきます。勉強嫌いな子どもも、苦手なところを効率よく埔強でき、学ぶ楽しさに目覚めるきっかけにもなるようです。

自分を守る、社会のルールを守る

15日、魔法の日めくりメッセージです。

自分を守る、社会のルールを守る ~信号を守ろう!車に気をつけよう!~

子どもが、親と一緒に歩く間に、
自分の身は自分で守ることが出来るよう、
しっかりと交通ルールを教えましょう。

社会のルールである交通ルールを守ることで、
自分も社会の一員であることを
認識できるようになってきます。

まず、大人である私達が社会のルールを守れるように
見本となりましょう。

 2学期、学校に来る日もあと9日になり、火曜日です。新型コロナウイルス感染予防のためには、自分を守ることの大切さを痛感させられます。学校での新しい生活様式が慣れてきましたが再確認が必要です。ルールは何のためにあるのでしょうか。二人以上の生活の中では必ずあります。子どもたちの好きなスポーツにも遊びにもルールがあり、守ることで楽しむことができます。ルールだけでなくマナーも守れる子どもたちを育んでいきましょう。

学力をつけるためには?❿

❿「語彙」を増やす  -いろんな理解をラクにする基本の力

国立情報学研究所の新井紀子教授らの研究チー厶が、全国約25000人の中高生を対象に読解力の調査をしたところ、その多くが教科書レベルの文章を理解できていないことがわかりました。新井教授が考える原因のひとつは、基本的な語彙力の不足です。子どもにとって、知っている言葉の数が豊富だと、文章を読むときの負担が少なく、内容理解もスムーズになります。また、教えられたことがしっかりと理解でき、自信を感じられます。さらに語彙力は、コミュニケーションカ、表現力、そして創造力へもつながっていく大切な力です。

「語彙」を増やすにはどうしたらいい?

(1)大人とたくさん会話する

東北大学の川島隆太教授らの研究によれば、親子でさまざまな内容の会話を多くもっていると、子どもの言語機能に関わる脳の領域が良好に発達することがわかってきました。また、ベネッセコーポレーシヨンが2016 年に行なった語彙調査では、高校生、大学生、社会人とも、身近な人と「話す」頻度が高いほど、語彙力が高い傾向が見られました。

とくに親、祖父母や親戚、学校の先生といった年齢差のある人と話す頻度が高いほど、語彙力が高くなっています。世代を超えた会話は、子ども同士では出合うことのない新しい語彙を増やし、表現力を伸ばします。

(2)親はすぐに返事をする

子どもの言語獲得に詳しい玉川大学の佐藤久美子名誉教授が、小学校入学直前の年長児約200人を対象に語彙力を調査したところ、応答のタイミングが早い親の子どもは語彙力が高く、発話量が多くなることがわかりました。

(3)親は聞き役になる

佐藤氏の調査では、親の話す時間が短いほど、子どもが話す機会が増えることもわかりました。つまり、親が「聞き役」になるということです。子どもの言葉に対して親が長い返事を返してしまうと、子どもは次の一言が出にくくなります。短い返事をたくさん返せば、子どもはたくさん話すようになります

(4)ゆっくり、はっきり話しかける

小さい子どもは、親の話を聞いて真似をすることで言葉の音を覚えていきます。子どもが聞き取りやすいように、ゆっくり、はっきり話しかけることで、子どもは言葉の獲得がスムーズになります。

(5)本、新聞、マンガに触れる

語彙を増やすには「書く」ことも効果的ですが、オランダ・ライデン大学のスザンナ・モル准教授らが、未就学児(3歳〜)から大学院生までの読書量と語彙力の関係について調べたところ、読書量が多いほど語彙力が高いことがわかったといいます。語彙量がいちばん多いメディアが本や新聞、次に雑誌、マンガです。家族が集まる食卓やリビングに、新聞や雑誌、本を置いておき、目に入る語彙を増やします。

(6)リビングに辞書を置く

ベネッセの調査によると、高校生、大学生とも「わからない言葉に出合ったら、そのままにせずに調べようとする」と回答した人は、語彙力が高い傾向が見られました。「〇〇ってどういう意味?」と聞かれるごとに、「調べてみようか」と言って親子で一緒に調べることで、辞書を引く習慣をつけます。いつも手近なところに辞書があれば、調べる習慣が身につきやすくなります。

14日 躍動するわくわく感!

14日の魔法の日めくりメッセージです。

躍動するわくわく感! ~絵本はわくドキ~

絵本は、自分自身でページを進める事も、
戻る事も、止める事もできます。
主導権が自分にあり、探究心、やる気、
自発的な行動を促します。
又、想像力も培われます。
いくつになっても、絵本にふれることで、
冒険心を持ち、何かやってみたくなるような
わくわく感が湧いてきますよ。

一番は何より一緒に絵本を開くこと。
「あなたと一緒に」開く絵本が子どもには格別なものなのです。
さあ、14日目です。絵本の国へ出発しましょう。


 2学期も残り2週間となりました。週初めの月曜日です。KLVの方からのお話し会があります。本という共通のものを通じて、地域の人や大人との会話から学ぶことが多くあります。親戚の人との会話からも多くの学びがあるはずです。ミクロとマクロの視点から考えることが大切です。可能でしたら、親子読書や家読に取り組んでみてはいかがでしょうか。非認知能力を育てるのにも読書は大変有効です。学力は「学ぶ力」です。本校の教育目標「自ら学ぶ子」と同じように文字を読んで考える力(読解力)を育てることです。ぜひ、本を読んでみてください。

学力をつけるためには?❾

❾くりかえす  -変化と負荷を上手に繰り返す

私たちはよく、勉強だけでなく、スポーツや楽器などでも、「何度もくりかえしてコツコツ努力すれば、できるようになるよ」と子どもを励まします。世界的ベストセラーとなったマルコムグラッドウエルの著書『天才!成功する人々の法則』(講談社)では、どんな分野でも約1万時間取り組めば、その分野の一流になれるという「1万時間の法則」が有名になりました。

ところが心理学の研究によると、ただやみくもにくりかえせばいいわけではないことがわかってきました。くりかえしによって習得するという学習法には、いくつか注意すべき点があることが明らかになっています。

 

うまく「くりかえし」を生かすにはどうすればいい?

(1)単調な反復は効果なし

問題集を何度もくりかえして勉強したはずなのに、なぜかテストで大失敗……。そんな経験はないでしょうか?じつはこれが、単純な反復学習の落とし穴です。心理学では「流暢性の罠」と呼ばれるものに引っかかった状態です

「流暢性」とは、情報を適切にすばやく処理し、アウトプットする能力です。ところがこの「解き方がすぐに思い出せるくらいやりこんだから大丈夫」との思い込みが、かえって脳を油断させ、記憶したことをすぐに思い出せないという状況に陥らせてしまうのです。

(2)変化を織りまぜる

アメリカのウィリアムズ大学の心理学者、ネイトコーネル准教授らの研究では、反復練習に少し変化を加えた課題を混ぜると学習能力がアップし、記憶が長期的に定着することがわかりました。日々の学習に過去に学習した単元なども混ぜると良いということです。

子どもは問題に応じて解き方を考えなければならなくなるので、一見すると非効率に思えるのですが、トロント大学の心理学者、マイケルインズリット教授は「秩序を乱す何か、その場にそぐわない何かを目にすることが、事実上、脳を目覚めさせる」と指摘しています。

問題にバリエーションを加えた学習法で、 それぞれの「違い」を意識しながら理解すると、特徴をはっきりとつかめるようになるほか、本番での思わぬアクシデントにも強くなるそうです。

(3)少しだけレベルアップさせる

フロリダ州立大学の心理学者、アンダースエリクソン教授は、あらゆる分野の超一流の人々は、「自分にとって居心地のいい領域(コンフォートゾーン)から飛び出し、少しだけ限界を超える負荷をかけつづけている」という「限界的練習」理論を唱えています。

世界中の超一流の人々を30年以上にわたって研究してきたエリクソン教授は、「私たちは誰でも、この『限界的練習』をくりかえすことによって、まわりの人から見れば『生まれつきの才能』にしか思えないほどの、並外れた能力を獲得することができる」といっています。

もちろん、新しい単元やテクニックを学ぶには、くりかえしの練習によって慣れていくことは欠かせませんが、そこに変化を混ぜること、少しの負荷を加えてやることが重要だということです。

13日 けじめとルールを伝える第1歩

13日の魔法の日めくりメッセージです。

けじめとルールを伝える第1歩 ~靴をそろえようね~

1度しゃがんで靴をそろえるのは、
けじめをつけ、それぞれ物事には
ルールがあることを認識する動作です。
例えば、園で靴をそろえると、園のルールを、
「さあ、今から守るぞ!」と認識できるのです。
友達の家には友達の家のルール、
自分の家には自分の家のルールがあり、
社会には社会のルールがある。

靴をそろえることで、けじめがつき、
ルールを守ろうという意識が向けられますよ。

 2学期も残り2週間となりました。日曜日です。一人で遊ぶときには、ルールは相手任せ(ゲームならゲームのルールのもとに)になりますが、二人以上の遊びにはルールがあり、スポーツにはスポーツのルールがあります。学校には学校のルールがあります。ルールが守られ、定着している土台の上にリレーション(関係性、つながり)ができます。保護者の皆様が職員を信頼していることも土台になっています。これらに基づいて、学校では「守られていることによる心地よさ」を感じさせるように職員一丸となって取り組んでいます。どうぞ、みんな(家庭、地域、職員)で子どもたちを育んでいきましょう。

学力をつけるためには?❽

❽「プログラミング」を学ぶ  -試行錯誤で頭を鍛える

2020年から小学校でプログラミングが必修化されます。プログラミングは、プログラミング言語という"言葉"を使ってコンピュータに指示を出し、人間の思い描いた動きをさせるものです。誤解されやすいのですが、必修化の目的は、子どもたちにプログラミングのスキルを身につけさせることではありません。「言いたいことを正確に伝えるには、細かく段階を踏んで説明しなければ伝わらない」という論理的な考え方を、プログラミング言語を使って学ぶことが目的です。

プログラミングのいちばんの面白さは、自分でルールをつくれることです。ルールをつくるときには、ふだんは意識していないようなことにも意識を向ける必要があります。たとえばロボットを動かすときは「止まる」という動作もプログラムしないと、ロボットは永遠に止まることができません。世の中には、こうした「思考の盲点」に意識を向けることで、新しいアイデアが浮かんだり、考えが深まったりすることがたくさんあります。プログラミングは試行錯誤をくりかえしながら、このようなきめ細かい思考を体験して学べる機会でもあります。

 

効果的に「プログラミング」を学ぶにはどうすればいい?

(1)プログラミングが何を実現しているかを知る

プログラミングは、ふだんはその存在を意識することはほとんどないものの、いまや日常生活のあらゆる部分に深く関わっています。いつも遊んでいるゲー厶はもちろん、章、家電製品、ロボット、信号、そして音楽やアートまで、さまざまなものにプログラミングが生かされています。

プログラミングを学ぶ前に、プログラミングが身のまわりのどんなものとつながっているのかを知ると、技術が身近になり、手ごたえ感をもって学ぶことができます。

(2)パソコンに慣れる

日本では教育現場のIT普及が遅れているものの、今年度、小学校からプログラミングが導入されることもあり、中学や髙校でも、パソコンを使う機会は間違いなく増えます。いずれ入試や資格試験も、パソコンで受ける形式が主流になるでしょう。

パソコンは「習うより慣れろ」です。「有害なサイトを見てしまうのでは」「ゲー厶ばかりしてしまわないか」といった心配もあると思いますが、フィルタリングを利用する、親のいるところで使わせる、時間を決めるなど、使える環境はコントロールできます。むやみに遠ざけるのではなく、「子どもにとっては学びの道具」と意識を変えたほうがいいかもしれません。

(3)始めるのは4年生からで十分

低学年だと集中力がなく、「遊ぶ」感覚が先行してしまうので、落ち着いて論理的思考ができるようになる4年生あたりから始めるとよいでしょう。小学1、2年生だと、プログラミングの「条件分岐」といった概念がそもそも脳の構造的にまだなじまないという研究結果もあるようです。

低学年のあいだはむしろ、運動することで体の感覚を養ったり、遊びを通じて「実体験」を積んだりするほうが、後からプログラミングにもっと興味をもって取り組むことができます。

(4)親ができる必要はない

必ずしも親がプログラミングをできる必要はありません。子どもの話を聞いてあげるだけで十分です。プログラミングを通じての試行錯誤、主体性を育みます。むしろ、親のほうから「教えて」とお願いして、子どもから教えてもらうことで、子どものコミュニケーシヨンカや自信を伸ばすきっかけにもなるでしょう。

(5)手軽に始められる教材は?

子どもは目に見えてわかりやすいことと、楽しさを優先します。低学年までに始めるなら、「スクラッチ」やロボットがなじみやすく、親子で楽しめます。

◯インターネット上で使えるもの

アワーオブコード(Hour of Code):Code.orgが世界的に主唱するプログラミング教育活動が「アワーオブコード」です。このサイトでは、プログラミング学習のできるさまざまな教材をそろえています。対象年齢は「4歳から104歳まで」とうたっています。https://code.org/learn

スクラッチ:プログラミングでアニメやゲー厶、音楽などがつくれるサイトです。https://scratch. mit.edu

◯ものを動かす体験ができる手軽なキット

マイクロビット(BBC micro:bit):片手に収まる大きさのマイクロコンピュータ。ロボットから楽器まで、プログラミングでいろいろなものがつくれます。

スフィロ (Sphero):プログラミングで動かせるボール型のロボット。まずはスフイロ・ミ二(SpheroMini)が手軽で遊びやすいようです。

12日 丸ごとドーン!と受けとめる

12日の魔法の日めくりメッセージです。

丸ごとドーン!と受けとめる ~「お帰り」「ただいま」~

子どもは毎日、
新しい出来事の中で精一杯過ごしてきます。
この想いを誰かに受け止めて欲しい!
と、帰ってきます。

しっかりと心を抱きしめてあげるためにも、
目を見て笑顔で迎え入れて下さい。

「お帰り」「ただいま」という言葉で、
嫌なことも、すべてリセットされやすくなり、

次への行動が起こしやすくなりますよ。


 今日は土曜日です。2学期も残り2週間余りとなりました。
 丸ごと受け止めてもらえることは、子どもたちにとって安心することになります。秩父神社に「親の心得」があります。「赤子には肌を離すな 幼児には手を離すな 子供には眼を離すな 若者には心離すな」です。小学生には子ども同士の仲間関係を大切にしつつ、必要なときに助けてあげてほしいということです。よく斜めの関係になることで受け止めやすくなります。例えば、祖父母の方々は受け止めやすい存在です。子どもから目を離さずに守ってください。どうぞ宜しくお願いします。

学力をつけるためには?❼

勉強を「習慣」にする  ―無理なく楽しく続ける方法

2006年にデューク大学の研究チー厶が発表した論文によると、日常の行動の45%は「その場の決定」ではなく「習慣」だといいます。アメリカの教育改革者、ホーレスマンは「習慣は太い縄のようなものだ。毎日本ずつ糸を為り続けると、やがてそれは断ち切れないほどのものになる」との言葉を残しています。

また、京都造形芸術大学副学長で、コーチングやアクティブラーニングの第一人者である本間正人氏は、これからは「最終学歴」ではなく、誰もが「最新学習歴」を更新していく社会になるといっています。寿命が延び、一生学び続ける時代の到来。歯磨きや食事、入浴などと同じように、勉強を毎日の習慣に組み込むことは大きな強みになるでしょう。

 

勉強を「習慣」にするにはどうすればいい?

(1)時間を決めて「スモールステップ」でやる

たとえば宿題をするとき、「宿題をやる」とざっくり考えると気が重いものです。しかし「音読」「漢字」「計算」などと細かく分けてしまえば、負担感が少なく感じます。また、それぞれのステップに「何時から何時まで」と細かく時間を決めると、「何時になったらやる時間だ」と気持ちを準備できるので、手をつけやすくなります。さらに、実行する「場所」も決めておくと、時間になったらそこに行ってスパッと切り替えて勉強を始めることができます。

(2)遊ぶ時間も確保する

やるべき勉強を子どもが手早く終わらせたとき、「じゃあついでにこれもやってみよう」 と追加の課題を与えるのはNGあらかじめ、お楽しみの時間はしっかりと確保しておき、満喫させます。フィンランドで行なわれた学力についての調査から、休み時間を与えられた子どもたちのほうが、座っている時間が長い子どもたちより学力が高くなることがわかっています。アメリカの保健福祉省のレポートからも、体を使った活動によって脳の血流が増加し、酸素が増え、脳の働きに役立つことが明らかになっています。メリハリをつけて勉強したほうが、子どもの集中力はアップするようです。

(3)ゲームにしてしまう

行動分析学者の奥田健次氏は、ごはん前に宿題が終わらなかった子どもに対して「明日はきちんと約束を守るのよ」と言っても、子どもにとっての「明日」、つまり24時間先は時間的に遠すぎて、効果がないと指摘します(『世界に1つだけの子育ての教科書』ダイヤモンド社)。奥田氏は、なかなか宿題を始めない子には、 まずはゲー厶っぽく「お母さんがいまから2階に行って帰ってくるまでに宿題を始められるかな。3分ですぐに帰ってくるからね。あ、まだやったらダメよ。お母さんがこの部屋を出てからスタートね!」などと伝えることが効果的だといっています。

もし子どもが3分後もまだ遊んでいたら、3分という感覚が見積もれていないということなので、次からは1分、30秒とさらに短くします。戻ってきた親が、宿題を始めたことを思いきりほめると、子どもは大きな達成感を感じることができると奥田氏はいっています。

(4)親も習慣にする

子どもがやらないことにイライラするより、テレビを消し、食卓を片付け、親自身が机に向かうほうが手っ取り早いかもしれません。親が自分から楽しそうに本を読んだり何かを書いたりしている姿を見ると、子どもも自然と自分から机に向かうようになります。

11日 聴くことは宝箱

11日の魔法の日めくりメッセージです。

聴くことは宝箱 ~お話は最後まで・・・~

相手の話が終わるまでしっかり聴くことで、
自分より相手を優先することが出来、
注意深く聴き取る力、集中力が身に付き、
よく知ることが出来ます。
習慣化すると、人をまとめる力、
リーダーシップ力にもつながります。

まず、お母さんが子どもの話に
「あいづち」をうちながら、最後まで聴くことで、
子どもに満足感が得られ、
自然に最後まで話を聴ける子に育ちますよ。

 今日は金曜日です。話を聴くことには様々なよさがあります。話を普段聴くことができない場合、一緒にお風呂に入ることで可能になります。また、絵本などを読み聞かせすることも効果的です。聴くときにはうなずいたり、相づちを打ったりすると、聴いてもらっているという気持ちが高まります。出来事や事実を聴きながら、流れている気持ちや思いを併せて聴いてください。「◯◯だったので、・・・と言う気持ち(感じ)なんだね」と、フィードバックするとより有効になります。子どもたちの話に耳を傾けていただけると幸いです。

学力をつけるためには?❻

❻書く③  -「文章の型」を知る

文章を書く力は、受験や就職、そして社会に出てからもプレゼンテーシヨンの作成やスピーチなどに役立つ強力な武器になります。ところが、日本とアメリカの小学校で作文指導の比較を行なった名古屋大学の渡辺雅子教授によると、日本の国語の教科書には作文の方法を扱った章はなく、教師へのインタビューでも「特定の文章の書き方を正式に教えることはない」との回答だったそうです (『納得の構造』東洋館出版社)。親は原稿用紙に向かう子どもに向かって「好きなことを書けばいい」と言いがちですが、そもそも子どもたちは「どう書くか」を知らないのです。

一方、アメリカでは、渡辺教授の調査に協力した教師全員が、国語を教えるいちばんの目的は「書く技術と能力を高めること」だとロをそろえて答えたそうです。立命館小学校国語教育アドバイザーで、名進研小学校国語科の顧問も務める岩下修氏は「吸収した言語をいかにアウトプットするか、その能力が固まるのは8歳前後」と述べ、「それまでにきちんとした作文指導を受けて構成力や表現力を身につけておけば、その後もスムーズに作文を書くことができる」といっています(『書けない子をゼロにする作文指導の型と技』明治図書)

 

「作文」を書けるようになるにはどうすればいい?

(1)型を使う

渡辺教授によると、アメリカではとくに説明文のような文章では、早いうちから明確な三部構造を教えるといいます。

①「はじめ」の段落:「まずこの作文で何をいうのか?」をはっきりさせる。例えば、自分の言いたいこと「ぼくはイヌよりネコがすきです。」を書く。

②「なか」の段落:「はじめ」の主張を支える理由を3つ挙げる。例えば、理由❶「抱っこするとワクワクしてやさしくしてくれる」、理由❷「さんぽに行かなくていいからラクチン」、理由❸「イヌよりなき声がかわいい」を書く。

③「まとめ」の段落:「はじめ」での主張を少し表現を変えてくりかえし、結論とする。例えば、「やっぱりネコはさいこうです」を書く。

 小学生への作文指導経験が豊富な岩下氏も、説明や報告、記録、論説を書くときは、「はじめ」→「なか」(2つ書く)→「まとめ」を基本の型にするように教えると、子どもたちは理解しやすいといっています。

「はじめ」には「何について書くか」を書き、「まとめ」には「なか1」と「なか2」を書いて気づいたこと、わかったことを書くように指導しているそうです。

たとえば「学校で好きな場所」をテーマにした場合、以下のような構成で考えることができます。

「はじめ」:わたし(ぼく)の好きな場所を紹介します。

「なか1」:一番好きな場所は……

「なか2」:二番目に好きな場所は……

「まとめ」:どちらも広い場所です/どちらも自分が落ち着ける場所です(「なかl」と「なか2」の共通点からまとめる)

 

(2)「観点」を決める

岩下氏は、「低学年の作文指導は、したことや見たことを『時系列』で書かせる方法が一般的だが、『観点』を決めて書かせたら、1年生でもスラスラ書けた」と指摘しています。たとえば、「校内探検」がテーマとすると、「おもしろかった」という観点から2つ選ばせて書かせると、子どもたちにとって書きやすかったそうです。

「はじめ」:がっこうをたんけんしました。

「なかl:いちばんおもしろかったのは〇〇です。

「なか2:つぎにおもしろかったのは××です。

「まとめ」:がっこうたんけんはおもしろかったです。

 

渡辺教授の調査でも、日本の子どもの作文は「〜して、〜して」というように、出来事を起こった順番に書く場合が93%と圧倒的に多かったのに対し、アメリカの子どもたちは3分の1以上が、最初に全体をまとめる文を書いてから具体的な事例に触れ、ふたたび最後に全体をまとめるというサンドイッチ型でした。こうした作文の「型」を知っておくことは、論理的思考力のベースにもなります。これは将来グローバルな場面でもとても役に立ちます。英語のライティングはもちろん、スピーキングやプレゼンテーションでもこの「型」を応用できます。

10日 自己責任力

10日の魔法の日めくりメッセージです。

自己責任力 ~脱いだ服、片付けられるかな?~

脱いだ服は、ついつい、親が片付けてしまいますが、
ここではぐっと堪えて自分で片付けられるように
導きましょう。

自分の行動に最後まで責任を持つ。

伝えたい大切な「自己責任能力」を
毎日の繰り返しの中で身に付けさせてあげましょう。


 自分のことは自分でできるように見守って、声をかけたり教えたりして励ましていきましょう。コーチングの考えが必要になります。その場その場での成長を促すかかわりが大切です。目をかけ、手をかけ、声をかけるなど宜しくお願いします。
 ペップトークをご存じですか。試合
前に、指導者が選手に対してポジティブな言葉を投げかけるというもの。たとえば、試合を控えた選手に対して「絶対勝て!」などとプレッシャーをかけるのではなく、「練習どおりにやれば大丈夫だよ」と前向きな言葉を投げかけます。あるいは、ミスをした選手を叱るのはなく、「次はうまくいくはずだ」と励ますといった手法です。多民族国家であるアメリカのチームスポーツが特に強いのは、コーチが選手たちにペップトークを使うことで士気を高めているからだと言われてます。ポジティブな言葉は、チーム全体に一体感をもたらす効果があるのです。

階段の修繕

 今日、教育委員会の施設修繕担当の方が来校していただき、体育館へつながる階段の修繕をしてくださいました。防水用のシートが劣化していましたので、穴の空いた部分にシートを張っていただきました。ありがとうございました。
 

学力をつけるためには?❺

❺書く②  -「日記」をつける

文章を書く練習をするにあたって、「日記」は子どもにとって毎日の習慣にしやすい方法です。日記を通して「書く」作業は2つの効果をもたらします。

 

 「語彙」を増やす

文章の中で感情表現をする際、子どもは「うれしかった」「たのしかった」「かなしかった」など、ごくシンプルな言葉を使います。ですが、たとえば子どもが「かなしかった」と表現した場合でも、実際にはそこにはさまざまな種類の感情が含まれています。

東京大学大学院教育学研究科の遠藤利彦教授によると、そうした表現に対してまわりの大人は、「その悲しい気持ちは『心配だ』ってことだと思うよ」などと、子どもの気持ちをより細やかに言葉にしてあげるとよいそうです。それは「子どもの気持ちに『ラベル』を貼ってあげるようなイメージ」だと遠藤教授はいっています。親のそんな助言を聞きながら、子どもは自分の気持ちを表すさまざまな表現を身につけていきます。

 「気持ち」を整える

日記を書くことで、楽しかったこと、うれしかったこと、つらかったことなど、自分自身をふりかえり、気持ちを整える力が身につきます。ペンシルベニア大学の心理学者マーティンセリグマン教授は、「毎晩寝る前に、 よかったことを3つ書く」ことを1週間継続するだけで、その後半年間にわたって、幸福度が上がるといっています。

 

「日記」をつけるにはどうすればいい?

(1)書く時間を決める

セリグマン教授は上記のように、「毎晩寝る前に書く」ことを勧めています。親子で一日をふりかえることで、子どもとのコミュニケーションを深めることもできます。

(2)「3行の日記」を習慣にする

「楽しかったこと」「うれしかったこと」「おもしろかったこと」など、ポジティブな出来事を3つ思い出して書きます。3行であれば時間もかかりません。もっと書けそうなときは、それぞれの理由も書きます。書くことによって、脳がよい思い出を追体験することになり、幸福度が高まります。

(3)言葉選びを手伝う

子どもの気持ちや様子を表す言葉で、ほかにぴったりな表現があるかどうかを一緒に考えてあげます。といっても、親もすぐにいい表現が見つけられるとは限らないので、『気持ちを表すことば』(光村教育図書)といった本や、ネット上の類語辞典など、語彙を増やすための情報源をうまく活用すると便利です。

 

・たのしい:おもしろい?/きもちいい?/まちきれない?

・はずかしい:てれくさい?/きまりがわるい?/かおから火が出る?

・うれしい:ワクワク?/メロメロ?/にこにこ?

・こわい:ハラハラ?/ドキドキ?/ビクビク?

9日 家族の輪は会話から!

9日の魔法の日めくりメッセージです。

家族の輪は会話から! ~楽しくみんなでごはんを食べよう!~

「お喋りしながら楽しく食べる。」
毎日必ずとる食事の時間は、
家族の大切なコミュニケーションの場で、
会話のキャッチボールが出来る場、唯一の家族共通の場です。

会話で心が通い合うと、
何でも話し合える仲になり家族関係が上手くいきます。

テレビを見ながら食事を摂ると集中力がなくなり、

味覚も分からず無関心な子になりますよ。


 2学期17週目の水曜日です。2学期も残り2週と3日になっています。新型コロナによるストレスに上手に付き合いながら、新しい生活様式が求められています。一緒に食事をすることには、大きな意味があります。衣食住の「食」を司っており、その場での楽しい会話によって「つながり」や「絆」が深まっていきます。朝食や夕食のいずれか一つは、一緒に楽しい場になるようにしていきましょう。大人の世界でも今ではない懇親会があったり、ランチをしたりする(今はできにくい状況ですが)ことは、同じものを一緒に食べて会話することで輪や和が広がったり深まったりします。同じことですね。残念なことですが、給食では会話しないでの食事になっていましたが、ご家庭では会話をしながらの楽しい食事をすすめてください。

学力をつけるためには?❹

書く①  -「書く」ことを好きになる

まだ脳が発達段階にある子どもにとって、「書くことが脳の働きに重要な影響を与える」という研究が進んでいます。インディアナ大学の脳科学者、カリンジェームズ教授は、乱雑であっても文字を書くことそのものが脳内のネットワークを活性化し、子どもたちが学ぶうえで役に立つといっています。また近年、SNSの普及で「いつでもどこでもすばやく」メッセージがやりとりされるようになり、日常的にやりとりされる文章がどんどん短くなっています。文章を書くこと自体に苦手意識を感じている子も少なくありません。だからこそ小さなころから、文字を書くこと、文章を書くことの楽しさ、喜びを知ることが大切です。

 

書くことを『好き』になるにはどうすればいい?

(1)ていねいに書く

自分が書いている言葉や文章に気持ちが向かうよう、字をていねいに書く習慣をつけます。幼児教育専門のフロリダ国際大学のローラダインハード准教授によれば、文字がうまく書けるようになることと、学カアップには相関関係があるそうです。字がうまいと先生が答案を読みやすいという理由もあります が、字がうまく書けない子は、文字を書くこと自体に意識が集中してしまい、自分が書く内容に注意が向かないからだといいます。

(2)何か書けたらまずほめる

子どもが文章を書いたときに、「こんな文章じゃ何を言っているのかわからないよ」「もうちょっと何か書いたら?」など、ネガティブな声かけをすると、書くことが苦痛になってしまいます。「よく書けたね」「すごいね」「こんな言葉知っていたの」など、いいところを認めてあげると、「もっと書いてみたい」という意欲が湧いてきます。

(3)書けないときは聞いてあげる

宿題で作文が出ても、何を書いていいかわからない。そんなときは、テーマに関連した質問を大人が投げかけることで、発想を広げてあげます。

いちばん楽しかった/うれしかった/おもしろかった/感動した/悔しかったことはなに?

〇〇のときはどんな気持ちだった?

どうしてうまくいったと思う?

なぜ〇〇のときにがんばれたのかな?

次はどんなことがやりたい?

上記のような問いを投げかけて、子どもの答えをメモしてあげると、キーワードが見つかって書きやすくなります。

8日 自分は大切な存在!

8日の魔法の日めくりメッセージです。

自分は大切な存在! ~手洗いうがいは大切だよ~

手洗い・うがいを通して、
自分の体を大切にする習慣を身に付けましょう。
手を洗うとは、表裏、爪の間まで気を付けること。
うがいは、喉の奥の見えない汚れを取ること。
見えていることだけにとらわれないで、
自分を大切にしましょう。

すぐに結果が見えないことでも習慣化することで、
自分というものは、外見だけでなく、
”中身も大切なんだ”と分かります。

自分を大切に出来ているようになると、
他の人・ものも大切にする事が出来るようになりますよ。


 2学期17週目の火曜日です。新型コロナウイルス感染予防のための新しい生活様式の中心は、こまめな石けんを使った手洗いやマスクをつけた生活です。また、毎朝の検温を行っていただいています。自分を守ることは、みんなを守ることです。自分のことを守るためには、まず自分自身が意識や自覚をもとにした行動になります。行動化につながるためには、子どもに理由を伝えていくことが大切になります。引き続き、宜しくお願いします。

学力をつけるためには?❸

❸一緒に「計画」を立てる  -計画立案で実行機能を伸ばす

ベネッセ教育総合研究所の「小中学生の学びに関する実態調査(2014)」の結果では、計画を立てて勉強する人は、そうでない人に比べると成績上位者が多いことがわかりました。一方、小学4年生で約半分、中学生になっても4割の子どもは計画を立てていないこともわかりました。「放っておいても、いつか一人でできるようになるだろう」というわけにもいかないようです。

 

■「実行機能」は訓練で伸びる

計画を立てる力は、行動や思考、感情を制御する、脳の「実行機能」と呼ばれるものの一部です。実行機能は生まれもった能力ではなく、幼少期から思春期にかけて訓練すれば、どんどん伸びるといわれています。アメリカでは、ハーバード大学子ども発達センターが『子どもの実行機能を育むのは、社会の最も大切な責任である』と表明しているほど、実行機能は教育においてとても重要視されています。そして、実行機能を育むには、大人が「足場」をつくってやることが大事だとしています。計画を立てる力も、最初は大人が少し手を貸すことによって伸ばすことができるのです。

 

一緒に「計画』を立てるにはどうすればいい?

(1)今日1日の計画からはじめる

子どもに、朝起きてから学校へ行くまで、そして学校から帰ってきたら寝るまでに何をするか、前日の夜か当日の朝ごはんの時間に、思いつくことをメモに書き出してもらいます

(2)親も自分の計画を立てる

親も1日のあいだに自分がやるべきことを書き出します。親が計画を実行していく様子を見せることが、子どもの実行機能を伸ばすといわれています。例えば、本を30ページ読む、お風呂を洗う、ストレッチをするなどです。

(3)内容は具体的に嚙みくだく

「しゅくだい」や「あそび」ではなく、「けいさん」「かん字」「どくしょ」「友だちとこうえんへ行く」など、具体的に書くようにすると、子どもでも計画を実行しやすくなります。例えば、ふとんをたたむ、かん字ドリルをする、友だちとこうえんへ行くなどです。

(4)実行できそうな内容にする

 とくに子どもは時間の感覚が発達していません。子どもが計画を立てるとき、それぞれの行動にどのくらいの時間がかかりそうか、一緒に考えながら決めていきます。計画を達成できたかどうかについて、ふりかえる時間をとって、達成できたところは思いきりほめてあげると、子どもは達成感を得られます。達成できなかったところは原因を確かめ、次の計画を立てるときに生かせば、子どものやる気を引き出せます。