西小学校のスローガンは、「 全力・挑戦・ありがとう」 です。
2020年8月の記事一覧
7日 無償の愛を満タンに!
無償の愛を満タンに! ~ぎゅ~っと抱きしめ合おうね♡~
無条件に抱きしめましょう。
心を抱きしめることで、
きっと、強がりや意地っ張りな心がほぐれ、
素直な心が戻ってきますよ!
”下の子が生まれた!”
”喧嘩した!”
”叱った!”
そんな時には特に、しっかり抱きしめて愛を伝え、
安心させあげましょう。
今日は7日目、子どもをしっかり抱きしめましょう♡
夏休み、7日目です。家族からの愛情によって、学校生活のエネルギーを蓄えられるようになります。そのエネルギーをお手伝いに使って欲しいと願っています。
子どもの心のエネルギーが空になると、やる気や意欲はでません。もちろん大人も同じです。心のネルギーを貯める器が子どもによって大きかったり、小さかったりします。器が大きくなった子はときどきで大丈夫ですが、まだ小さい子には沢山のエネルギーを貯め続けることができるようにお願いします。一緒に楽しく食事をする、一緒にお風呂に入る、女の子なら髪の毛をとかす、楽しくコミュニケーションするなど、一緒に何かをすることでエネルギーが満ちてきます。そのときに、頑張って顔晴っていることを伝えていきましょう。
子どものつまずきを考える⑥ 集中力は女子より男子の方がある?
6 集中力は女子より男子の方がある?
男女の性差をさまざまな場面で感じることがあります。幼児の頃の興味や遊びにも現れ、車や電車のおもちゃに興味を持つ男の子と、人形遊びに興味を持つ女の子という印象があります。なぜ、このような違いが現れるのでしょうか?脳の成熟のスピードに違いがあると言われています。ヒトの脳は左脳と右脳での機能が異なります。左脳は理性の脳と言われ、言語や計算を担当します。一方、右脳は感性の脳と言われ、地図や立体を読み取ったり、音楽を知覚したりするときに活躍します。
この左脳と右脳は、脳梁(のうりょう)という左右の脳の連絡と制御を担う神経線維の束でつながれています。女子の脳梁は男子よりも厚みがあり、そのため右脳と左脳とがスムーズに連絡を取り合えるので、女子は何かに集中しているときも周囲に気を配ることができます。人からアドバイスをもらえば、集中しても手を止めてそのアドバイスに耳を傾けることができると言われています。男子はいったん何かに集中すると、自分の世界に入り込んで、周囲をシャットアウトしてしまう傾向があります。
男子が車や電車のおもちゃや虫などに興味を示すのは、ものに興味があるからで「図鑑型」「同時処理型」と言われています。興味の対象をみつけると、夢中になり時間を忘れてしまうし、「何時までに帰ってくること」とか「これが終わったら宿題をしなさい」といった保護者との約束まで忘れてしまうのです。
一方、女子が人形遊びを好むのは、人形そのものよりも、人形を人に見立てて、いろいろな物語を作っていく過程に魅力を感じているのでしょう。男子の「図鑑型」「同時処理型」に対して、「物語型」「継次処理型」と呼ばれています。このタイプの子どもは、赤ちゃんや小動物に興味を示したり、困っている人には進んで手を貸してあげたりと、人や生き物とのつながりを大事にします。
もちろん、乗り物やロボットなどに興味を持つ「図鑑型」「同時処理型」の女子もいるでしょうし、「物語型」「継次処理型」の男子がいないわけではありません。しかし、あくまでも少数であり、多数は、男子は「図鑑型」「同時処理型」、女子は「物語型」「継次処理型」の気質を持っていることが多いようで、脳の成熟の差によるものではないかと推測されています。
集中力に関しても、性差があるように思われます。男子は一つのことにわき目も振らずに長時間やり続けられますが、自分が興味を持ったものに限られます。「やらなければならないこと」があっても、「やりたいこと」を優先するのです。女子は一心不乱に没頭するよりも、状況に応じてフレキシブルに対応する力が備わっているように思います。「やらなければならないこと」があれば、できるだけ優先しなければならないと考えられますし、「やりたいこと」を少しセーブしたり、時間を決めてコントロールしたりできます。自分以外の人や状況に目を向けることができるからです。同年代の場合、女子は男子よりも大人っぽいと言われるのは、このせいでしょう。特に小学生のうちは、その傾向がより顕著にみられます。
ただし、個性の核となる気質は、お父さんやお母さんから多く受け継がれます。親子が同じジャンルのスポーツや音楽を好んだり、親子揃ってアウトドア派であったりするのは個のためです。子どもに対して、「集中力がない」とか「やる気がない」と思われたら、「もし自分が集中できない場合は、どうやってその状況を乗り切るだろうか」を考えてみましょう。解決のヒントが見えてくるかもしれません。
6日 役立つ事の「喜び」を知ること
役立つ事の「喜び」を知ること ~お手伝い出来るかな?~
どんな小さなお手伝いでも、
沢山の「有難う」のシャワーを浴びせて、
褒めて認めてあげましょう!
人のために行動することに喜びを実感すると、
将来、社会に貢献でき、
思いやりや責任感が育まれ、
志の持てる子になりますよ。
夏休み、6日目です。新しい生活様式の中で、学校や家庭、地域で過ごすことを求められるようになりました。夏休みにお手伝いができているでしょうか。誰かのために役立つことができるようになるためには、褒められた、認められたということを実感したり、自覚したりすることが必要になります。「だれかのために、みんなのために」行ったことが承認される経験が多いお子さんに育ててることが大切だと「エミール(ルソー)」でも述べられています。「自分のために生き、みんなのために生きる」そんな子どもたちを育んでいきましょう。
子どものつまずきを考える⑤ つまずくのは中学年だけではない
5 つまずくのは中学年だけではありません
1年生が学校に適応するまでに時間がかかります。一番の大きな壁は、「会話のスタイル」の違いです。入学する前は、個人的な「1対1」の対話でした。幼稚園や保育園では、「ねぇ、せんせい」と話しかければ、「◯◯ちゃん、なぁに?」と自分だけに個別の返事が返ってきました。小学校では、先生一人とクラス全員、つまり「1対多」のコミュニケーションスタイルが主になります。
学校では、子どもたち一人ひとりと笑い合える関係を築くまで、1対1の関係を作ることに力を注ぎます。朝登校してくると、子どもたち一人ひとりに「おはよう」「今日は何を食べた?」「今日は何をしたい?」などと声をかけます。こうしたことを繰り返して1対1の関係を作り、アイコンタクトがとれるようになってから、1対多の関係が進んでいくことになります。この段階を踏んでいく中で、子ども同士のネットワークができてきます。教員対子どもの関係だけでなく、子ども対子どもの関係ができたところで、教員は少しずつ距離をとるようにしていきます。
1年生を見ていると、家庭での話の中に友だちの名前が出てくるようになります。友だちとのネットワークができてくる頃には、自分はクラスという「つながり」の中にいるのだという自覚が出てきます。この「つながり」の中にいる自分を自覚し始める頃から、先生が「みなさん」と言えば、教室の中のみんなのことで、自分もその一人(ワン・オブ・ゼム one of them 仲間の一人)だと自覚できるようになります。
成長の階段を目の前にして、簡単に第一歩を踏み出せる子どもがいれば、どうしてもつまずいてしまう子どももいます。大事なのは、つまずいても立ち上がる力(レジリエンス)を持っているかどうかということです。
5日 安心感は、勇気と行動力の源!
安心感は、勇気と行動力の源! ~ずーっと、ずっと「いってらっしゃい」「いってきます」~
子どもは毎日、
新しいことに出合うために出発します。
しっかり、姿が見えなくなるまで
見送ってもらうことで、安心して旅立てるのです。
安心感が得られないと、不安で、
何事にも消極的になります。
安心感が得られると、エネルギーが充満して、
自分らしさが発揮できます。
「いってらっしゃい」「いってきます」の掛け合いで、
1歩前へ進めるのです!
夏休み、5日目です。約2か月の学校生活から家庭生活へ移行し、家庭での新しい生活様式の中での生活ですが、ご家庭での子どもたちの変化はいかがでしょうか。子どもの中に安心感が得られているかどうかがポイントです。安心感が得られるときには、実際にはいなくても心の中に「いつでも見守られている」という感覚が育つことです。「愛着の形成」ということになります。小学校入学前に「愛着の形成」がなされないと、学校生活で困難な場面が生じます。お子さんによっては、十分に獲得されないこともあります。小学生の子どもたちに安心感が育つように、褒めて、認めて、励ましましょう。
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