日誌

校長室だより

20日 すべては一つ

20日の魔法の日めくりメッセージです。

すべては一つ ~トイレへ行ったら①流そう②ふたを閉めよう③手を洗おう~

複数のマナーを守ることが出来るようになると、
あらゆることは繋がっていて、
すべては一つだと分かるようになります。

今日は、20日目、
少し高度なことにチャレンジしてみましょう!


 2学期が始まって2か月が過ぎました。運動会の練習が本格化しようとしています。元気なあいさつでエネルギーをもらうことができます。ご家庭内でのあいさつはできていますか?起きてきてお家の方からあいさつをするのか?子どもからするのか?あいさつができる子は、向社会性があると言えます。あいさつを元気よくできる子は外向的志向があり、心が安定していると思います。また、学習に向き合う力を持っています。登校時に遠くから元気なあいさつをもらうと、1日の元気をいただきます。家庭や地域においても、元気なあいさつができるように励ましてください。あいさつはすべての活動のエネルギーです。あいさつができる子をみんなで育んでいきましょう。

コミュニケーション力をつけるためには?⓫

⓫話を「しっかり」と伝える  -どんな言い方がいちばん伝わる?

大人が「言うことを聞きなさい」と熱心になるほど、子どもはかたくなに抵抗していきます。すると大人のほうも気持ちが高ぶり、売り言葉に買い言葉のような状態になり、子どもに本当に伝えたいメッセージが伝わらず、かえって反感を買い、子どもの自尊心を傷つけてしまうだけに終わってしまいます。とはいえ、伝えるべきことはしっかり伝えなければなりません。そこで、親としては、メッセージを効果的に伝えられるスキルを知っておくと、お互いにストレスが少なく、尊重し合う関係がつくりやすくなります。

アメリカの児童心理学者、アデルフェイバとエレインマズリッシュは、子どもとの対話法についての草分け的存在だった児童心理学者、ハイム.G・ギノット博士のもとで学びながら、10年以上かけて親子向けのワークショップを数多く重ねました。その結果、次の5つのスキルを使うと、メッセージが効果的に伝わりやすくなることがわかりました。これらのスキルによって、親子が歩み寄れる空気ができてくるとフェイバらはいいます。

 

 話を「しっかり」と伝えるにはどうすればいい?

(1)「ありのまま」を伝える

子どもが不注意やいたずら、あるいは怠けたりサボったりして何か悪いことが起きると、「何度言ったらわかるの!?」「無責任」「OOする資格なし」などとつい口にしたくなります。ですが、そうは言わずに言い方を変えて、実際に起きたことだけ、ありのままを伝えます。子どもは、自分の悪いところを指摘されると反抗したくなるので、むしろ、ありのままを伝えて何をすべきか考えさせるほうが効果的です。具体的に起きたことだけを言われた子どもは、自分で問題解決の方法を見つけようとするからです。

(2)「情報」を与える

責める言葉は不要です。「手伝ってくれたら助かるな」「冷蔵庫に片づけないと腐っちゃうよ」といった、「いまやることがどんな良い(あるいは悪い)結果につながのか」を情報として伝えます。

(3)「一言」で言う

靴下が脱ぎっぱなしだったり、ルールが守れなかったり、毎日くりかえされるようなことは、長いお説教をするより「〇〇ちゃん、靴下!」「ボール遊びは外!」と一言でビシッと決めるほうが効果的です。ギノット博士は「堂々と力強く語るには、簡潔さが必要だ」といっています。

(4)「気持ち」を伝える

「好きじゃない」「困るイライラする」といった気持ちは、素直な感情を伝えることでメッセージが伝わりやすくなります。コツはその際、何に対してなぜそう感じるのかも具体的に伝えること。それによって子どもも、自分の気持ちをどうやって表現するかがわかってきます。たとえば、次のような感じです。「忙しいから手伝ってと言っているのに、誰も手伝ってくれなかったら、ママは怒りたくなるわ」「仕事が長引いたから夕飯の支度が間に合わなくてパパは困っているんだ。ニンジンの皮をむいてくれる?」

(5)「メッセージ」を書く

何度言っても伝わらないときは、疲れてしまいます。そんなときは、書いて伝えたほうが効果的なこともあります。伝えたいメッセージを紙に書いて、関連する場所に貼っておきます。

19日 ものには役割がある

19日の魔法の日めくりメッセージです。

ものには役割がある ~ものを大切にしよう~

「ものを大切にする」のは、
それぞれの役割を知ることです。
ものは、必要だから存在するのです。
それを壊れたから捨てる、
すぐに新しいものと取り換えるのではなく、
絵本やおもちゃをどうやって直すか考えたり、
工夫して新しい使い道を生み出していきましょう。


 2学期10週目の月曜日です。ものを大切にする人は、人を大切にすると言われています。ものを大切にする子どもを育んでいきましょう。ものを大切にするコツはものに名前を付けることです。私も初めて買った車のナンバーが「8」だったので、8番ブーと言ってたことを思い出します。また、1年生の担任をしたことが1度だけあるのですが、教え子の中に物を大事する子がいました。その子には頑張ったので本をプレゼントしました。その子は今、作家になっています。ものに愛着を感じることが人やものを大切にすることにつながります。

コミュニケーション力をつけるためには?❿

❿「しぐさ」を読みとる  ー  体からのメッセージを拾ってあげる

言葉はコミュニケーションの大切な手段のひとつですが、言葉だけでは十分に伝わらないことがあります。とくに言葉が未熟な子どもの感情は、表情やしぐさにあらわれます。子どものしぐさは、子どもの心を理解する重要な手がかりになります。法政大学の発達心理学者、渡辺弥生教授は、子どものしぐさに気づき、その特徴に合わせて次のように適切に対処してあげることが大切だといっています。

 

「しぐさ」を読みとって、どうする? 

(1)頻繁なまばたき、鼻を鳴らす、肩をすくめる →生活リズムを整える

本人の意思とは関係なく、体が勝手に動いてしまう「チック」という症状かもしれません。比較的男子に多い傾向にあります。小学校入学のころに発症する例が多く、脳内にあるドーパミン神経系の発達の問題が原因のようです。早寝早起きで生活のリズムを整え、リラックスした時間を過ごせば、ほとんどの場合、1年以内に自然に治るとぃわれてぃます。無理にやめさせようとすると、かえって悪化することもあります。長く続くようであれば、医師に相談します。

(2)一人でいることが多い →親が一緒に選んであげる

子どもが一人で遊んでばかりいる場合、友だちと一緒に遊びたくてもうまく声がかけられなかったり、どうやって友だちと一緒に遊んだりしたらいいのかがわかっていないことがあります。親からいくら「もっと友だちと遊びなさい」と言われても、わからないからできないのです。そこで、親のほうから「一緒に遊ぼう」と話しかけ、子どもをつれて一緒に友だちの輪に入って遊んでみます。すると子どもは「こんなふうにやればいいのか」と親の真似をし、声をかけられるようになっていきます。また、ボール遊びやボードゲームなどで、一人ではなく人と一緒に遊ぶことの楽しさを体験させると、自然に友だちを求めるようになります。

(3)問題行動を起こす →できていることをほめる

叱っても言うことを聞かず、問題行動をよく起こす場合、子どもには親の関心を引きたい、親を試したいという本音が隠れていることがあります。そのようなときは、しつこく叱るようなことはせず、短い言葉で厳しく注意します。そして、問題を起こさずに良い行動ができているときにも注目し「すごいね、ちゃんとできているね」と声をかけます。ただし、自分やまわりのケガなどにつながるような大きな問題行動を起こしたときは、しっかりと子どもの顔を正面から見て、真剣声と態度で叱る必要があります。

(4)無気力でゴロゴロ →お手伝いで小さな成功体験を

やる気がなくなっている子は、自分ができない理由を自分の能力のせいにしてしまい、「がんばってもしょうがない」と思い込んでいることがよくあります。そうしたときには、洗濯物を畳む、食卓に食器を並べるなど、ちょっとしたお手伝いで小さな成功体験をさせ、心から「ありがとう」と伝えると、子どもはがんばることが好きにいきます。

(5)おなかが痛くなる・頭が痛い・朝起きられない →まずは医者へ。問題なしなら解決を急がない

子どもが深刻な不調を訴えたときは、まずは医師の診察を受けることが第一です。医学的に明確な病気や症状ではないとわかれば、ストレスが原因かもしれません。解決を急いだり、大人が勝手に犯人探しをしたりすると 余計にストレスがかかるので、「いつでも相談に乗るからなんでも話してね」というメッセージをさりげなく伝え、ゆっくり見守りましょう。

コミュニケーション力をつけるためには?❾

❾「楽しい週末」を過ごす  -週末の交流で多様な価値観に触れる

これからの時代は、ますますグローバル化が進み、多様な人同士が協力し合って、さまざまな課題に向き合っていかなければなりません。そうして人と交流しながら協力し合っていける力を育むためには、子どものころからさまざま相手や場面に慣れることが大切です。とりわけ、子どもが家族や親戚など、いろいろな大人と関わり、対話することは、さまざまな価値観を学ぶ貴重な機会になります。

これは週末や休日を楽しく過ごすことで実現できます。家でゆっくり過ごすのもいいですが、あえて家事を一緒にしたり、他の大人と交流したりと、ふだん学校では体験しないことを楽しむ機会をつくるのです。子どもはさまざまなコミュニケーションを体験する中で、多様な相手とうまくやっていく力を自然に身につけていきます。

 

「楽しぃ週末」をつくるにはどうすればいい?

(1)「家事」を遊び感覚で一緒にやる

掃除や料理を、子どもと遊び感覚で楽しみます。掃除なら、生ごみになるような茶がら(玄関のたたきにまくとホコリを吸着)やミカンの皮((シンクや床磨き)、米のとぎ汁(雑巾で床水ふきしてワックス効果)などは、天然素材の清掃アイテムとして使えます。

子どもとの料理は、毎月1冊ずつクックパッドの『おりようりえほん』などをきっかけに、親子で料理を楽しみながら食への興味や知識を深められます。

また、家庭菜園などの土いじりも、楽しい対話が生まれます。プランターや発泡スチロールの箱を使った小さな畑でも、栽培できる野菜がたくさんあります。

子どもと家庭菜園を始めるときには『やさいのうえかたそだてかた』(小宮山洋夫著、岩崎書店)のような絵本を参考にすると子どもにも親しみやすいでしょう。

(2)公園に遊びにいく

いつもの公園もいいけれど、少し足を延ばせば、木登りや焚き火など、冒険遊びができる公園もあります。友だち家族を誘って行くのも楽しいですし、非日常の自然に触れると、ふだんとは違う会話が弾みそうです。冒険遊びができる公園については、特定非営利活動法人日本冒険遊び場づくり協会のホームページにくわしく掲載されており (http://bouken-asobiba.org)、全国に広がっています。

(3)博物館や美術館に行く

子どもの入館料が無料のところも多い博物館や美術館。「子どもにはまだ難しいかも?」という先入観は無用です。作品の背景がわからなくても、子どもは子どもなりの感性で受け止めます。ホンモノを見られる貴重な機会は、子どもの視野を広げてくれます。

(4)地元のイベントに參加する

お祭り、フリーマーケットなど、地元のイベントは自治体の広報誌や掲示板、ホームページでも確認できます。フリーマーケットでは、値段をつけたり、売り上げ目標を立てたり、お金の計算をするなど、大人と協力し台いながら、実際にモノを売る体験ができます

(5)冠婚葬祭、法事などの親戚づきあいも

いまの子どもたちは冠婚葬祭の経験があまりなく、葬式と法事の違いを知らない子も多いようです。冠婚葬祭に出ると慣習や伝統に触れることができますし、親戚づきあいは幅広い年齢層と交流できる貴重な機会でもあります。

(6)親間士も楽しい交流を

子どもを介して知り合うパパ友、ママ友は、子育ての「引き出し」を増やしてくれます。ふたりだけだと週来の過ごし方のレパートリーも限られてしまいますが、パパ友、ママ友がいると,それぞれの趣味や得意分野を生かして、楽しみ方が広がります。子どもが家でよく聒題にする友だちの名前を覚えておき、行事などで交流するきっかけがあれば思い切って話しかけてみると、交流の輪が広がるでしょう。

18日 その「言葉」で伝わりますか?

18日の魔法の日めくりメッセージです。

その「言葉」で伝わりますか? ~みんなの口からきれいなお花~

「言葉」は、自分の意識そのもので、
意思を伝えるためにあります。
傷つける「言葉」は、とげのある意識が、
嬉しくなる「言葉」は、やさしい意識が働いています。
伝えたい事は伝えるためには、
どんな「言葉」で表現しましょうか?
「言葉」は生きています。
私達から出てくるものは、
全て、意味があり役割があります。
私達大人が、お手本となり、お花が飛び出すような、
楽しくて、嬉しくなるような素敵な「言葉」をつかいましょう!


 2学期10週目日曜日です。家族の中でどのように言葉は使われていますか?日本では、昔から言葉は言霊と言われています。どのような言葉をつかうかが大切になりますが、プラスの言葉をつかってほしいと思います。悪口やからかう言葉、人が気になる言葉などのマイナスの言葉を使っていると、言われている人が当然嫌な気持ちになります。それだけでなく、言っている人もマイナスの影響が出てきます。一緒に生活するためには相手を思う気持ちを尊重することですね。国語で物語教材を学ぶことは、登場人物の気持ちを想像し、気持ちをつくることの積み重ねによって学んでいきます。夏目漱石の「こころ」の中で、気持ちではなく、心持ちという言葉を使っています。辞書では「心の持ち方。心がけ。気だて。感じていることや思っていること。」と記されています。

コミュニケーション力をつけるためには?❽

❽「読み聞かせ」をする -集中しなくても気長に読めばいい

「心を落ち着かせ、言語能力や想像力、情緒を育む」という読み聞かせの効果が、学術的にも明らかになってきています。日本大学大学院の認知神経科学者であった泰羅雅登教授が、読み聞かせをするとき子どもの脳のどこが活性化するかを調べたところ、脳の深部にある、感情や意欲、本能に関係する「大脳辺縁系」という部分であることがわかりました。泰羅教授は、これを「心の脳」と表現し、この心の脳を育めば、こわい、悲しい、楽しい、うれしいといった感情がわかる子どもに育つといっています。心の脳が育つと、さまざまな感情を脳が感じ取り、「また、やろう」とか「これはやってはいけない」といった動機付けがされ、意欲や道徳感にもつながるということです。

また、脳科学者、川島隆太教授の調査では、読み聞かせの時間が長いほど、母親の子育てのストレスが低くなるということもわかっています。子どもについては、読み聞かせによって言葉の発達が進むほか、言うことを聞かない、反抗するなどの問題行動も少なくなったといいます。こように読み聞かせは、心を育て、親子の気持ちを通わせて、落ち着いたコミユニケーションを再後にしてくれます。

 

「読み聞かせ」はどうやってすればいい?

(1)時間を決めて日課にする

夕飯や風呂の後、あるいは寝る前など、読み聞かせのタイミングや時間を決めて日課にします。子どもの本はあっという間に読めます。家事に追われていても、0分手を休めるだけで、短い絵本なら1〜2番は読めます。読み聞かせの時間がきたら、親子で一緒に本の世界にひたり、思いきり楽しみます。

(2)静かな環境で、気楽な気持ちで

子どもが集中できるよう、テレビや音楽は消します。子どもが最後まで集中して聞けないこともありますが、イライラして中断せず、最後まで気長に、いつもどおりに読んであげます。子どもはほかのことに気が散っていても、背中を向けたまま聞いていたりするようです。

(3)ゆっくり、はっきり読む

子どもが耳から入ってくる言葉やリズムをじっくりと味わい、想像をふくらますことができるよう、ゆっくり、はっきり読んであげます。

(4)同じ本を繰り返し読んでもOK

子どもは1冊の本を気に入ると、何度でもその本をくりかえし読みたがります。大人から見ると不思議なのですが、子どもにとってはつねに新しい気づきがあり、回を重ねるたびに自分の力で発見することが増えていきます。

(5)字を覚えることを目的にしない

読み聞かせで、すらすら読めない字を無理に追わされ、本を読むのが嫌になってしまっては本末転倒です。大人が読み聞かせてあげることで、子どもは本を読む楽しさを覚えていくのです。

(6)小学生以降も読んであげる

絵本の読み聞かせというと、赤ちゃんから5歳くらいまでというイメージが強く、小学生になるともう手遅れだと思うかもしれません。ところがアメリカのロングセラー『できる子に育つ魔法の読みきかせ』(筑摩書房)の著者、ジムトレリースによると、子どもは13歳くらいまで「読む力」より「聞く力」に長けているため、聞いた言葉を真似することで言語能力を獲得していくそうです。

読み聞かせは絵本だけに限りません。小学生になっても、本を読んであげることで新しい言葉を学び、さまざまな物事への興味や関心がめばえ、感情が豊かになっていきます。泰羅教授は、学習、思考や言語など、脳の高度な機能に関係する「大脳新皮質」が発達するには、まず脳の奥にある「心の脳」を健全に育む必要があるといっています。読み聞かせはこの脳の奥、子どもの脳の「根っこ」の部分を育ててくれるので、小学生からでも効果は十分に期待できます。

(7)本の選び方は?

絵本の場合、書店で選ぶ際には、見た目の鮮やかさに惑わされないようにします。白黒の本でも、子どもは頭の中で想像しながら自で色をつけていくともいわれ、長く読み継がれている名作はたくさんあります。子どもによい本を選ぶのが難しいときは定期購読を利用したり、「絵本ナビ」のような絵本の情報サイトで試し読みをしたり、評価や感想を参考にして選ぶのもよいでしょう。

児童書の定期購読サービスには、0歳〜小学6年生までを対象としたクレヨンハウスの「絵本の本棚」や、絵本ナビの「絵本クラブ」などがあります。

コミュニケーション力をつけるためには?❼

❼「根拠のない自信」をつける ー強く生きてぃくための大切な力

コミュニケーションが苦手だと感じるのが、自分に自信がもてないことも原因のひとつです。人は自分に自信がもてなければ、相手に拒否されて傷つくことを恐れ、人づきあいを避けようとしてしまいます。子どもも同じです。「自分はこれでいいんだ」と思える子どもは、自信をもって自分の気持ちを表すことができます。

20年にわたり、5000回以上の面接を通して子育ての悩みに寄り添ってきた、医師で臨床心理士でもある田中茂樹氏は、子どもが親ら見て間違ったことを主張してきたときには、それを理屈で否定しようとせず、意見を言えた勇気を認めてやることが大切だといっています。

「認められている」実感を与える

人が人として生きていくには、「理由はないけれどうまくいくような気がする」といった、無条件に自分を信じる力がとても重要です。これは精神医学では「基本的信頼感(ベーシックトラスト)」と呼ばれています。自分はいつも認められているという実感が、相手との心の壁を取り払い、コミュニケーションへの意欲につながるのです。

 

「根拠のない自信」をつけるにはどうすればいい?

(1)ありのままを受け入れる

「テストで100点をとった」「かけっこで一番だった」といった具体的な成果をほめるのもよいですが、そこから生まれる自信は根拠に基づいたものです。根拠のある自信は、根拠となる事実が消えるとなくなってしまいます。根拠のない自信は、そうした条件付きの自信ではなく、親からありのままを受け入れられ、愛されているという実感から生まれるものです。

(2)苦手に固執しない

苦手なことをがんばって克服するのは大事なことです。ですが、親が固執しすぎて子どもを追いつめると、自信どころか劣等感ばかり増してしまう可能性があります。

(3)大人は聞き手にまわる

子どもと話をするときは、親は聞く側にまわります。「そうだったんだ」「わかるよ」という相づちとともに、どのようなことにでも耳を傾けると、子どもは「自由に何を話してもいいんだ」と自信がもてます。

(4)立ち直る力を育む

子どもは小学校に入るころから自分と他者を比較するようになり、「負けたら悔しい」といった感情をもつようになります。大切なのは負けたとき、落ち込んだときに立ち直る力を身につけることです。この回復力は、心理学では「レジリエンス」と呼ばれています。子どもが失敗したときも、他の子と比べるのではなく、良い面に注目して「よくがんばったね」「勇気があったね」などと認めてあげると、立ち直る力を伸ばしてあげることができます。

(5)子どもを信じる

児童青年精神科医の佐々木正美医師は、「子どもは自分を信じてもらうことによって、信じてくれた人を信じます。そして自分が信じられたことによって、自分を信じることができるのです」という言葉を残しています。まずは親が子どもを信じる。そうすれば、子どもは親を信じ、自分を信じることができます。

コミュニケーション力をつけるためには?❻

❻叱る -叱るときは具体的にわかりやすく-

最近はあまり叱らないでほめる子育てがいいという風潮がありますが、東京大学の遠藤利彦教授は、「しつけというのは『ほめる』と『叱る』の両方があって、しつけになるのだと思う」といっています。「可愛くば五つ教えて三つほめ二つ叱って良き人にせよ」という二宮尊徳の言葉がありますが、「子どもには5つ教えたらまず3つほめ、叱るのは2つくらいにしておく」 くらいがちょうどいい塩梅のようです。

 

うまく「叱る」にはどうすればいい?

(1)深呼吸する

何度言い聞かせても、子どもが言うことを聞こうとしないとき、感情的に大きな声が出てしまうことがあります。怒りの感情が行きすぎると、子どもは自分が親に嫌われているのではないか、愛されていないのではないかと不安になります。親のほうが怒りの沸点を超えてしまったようなときには、一度、深呼吸をして自分の気持ちを落ち着かせます。できるだけ2人だけの場所で人前で叱られると、子どもは自尊心を傷つけられ、恥ずかしさで頭がいっぱいになるので、何を言われても頭に入ってきません。まわりにほかの子などがいるときは、できるだけ人目の少ないところへ移動します。

(2)人格を否定しない

「おまえはバカだ」「生まれつきアタマが悪」いといった人格を否定するような言葉は決して使わず、具体的な言動だけを指摘します。子どもは「バカ」と言われ続けると、本当に「自分はアタマが悪い」と思い込み、「努力したってしかたない」「自分には才能がない」とあきらめてしまうようになりかねません。

(3)具体的に理由を伝える

「『なんで叱られているのか、理由は自分で考えなさい』は、親の手抜きでしかない」と明治大学の諸富祥彦教授はいいます。具体的に「なにがどうしていけなかったのか」「次はどう改善するべきか」を、子どもにわかるような言葉で簡潔に説明します。

(4)人と比べない

だれでも人と比べられると、自分に自信がもてなくなります。とくにきょうだいで比べられると、愛情不足を感じることもあります。すると必要以上に反抗的な態度になり、ますます親の言うことを聞かなくなってしまいます。また、子どもを他の子と比べるのは、親自身が自分を苦しめることにもなります。「〇〇ちゃんはよくできるのにうちの子は」と比較して考える癖をやめると、「叱るほどのことではなかったかも」と気づくことが意外と多いものです。

(5)「冷静になれる場所」をつくる

欧米では、子どもを落ち着かせ、健やかに導くことができる「ポジティブタイムアウ卜(前向きな小休止)」や「シンキングタイム(考える時間)」と呼ばれる方法が広く知られています。これは、子どもの気持ちが高ぶったときに、いったん立ち止まって、気持ちを落ち着かせる時間をもつという方法です。時間の目安は「子どもの年齢×1分」です。

これをするには、前もってタイムアウトのために「落ち着ける場所」を決めておきます。子どもは決まった空間で気分が落ち着いてくると、自分の振る舞いや発言を反省し、同じ失敗はくりかえしたくないと考えられるよう になります。

(6)「勉強しろ」と叱るのは効果なし

「子供の生活と学びに関する親子調査 2015-2016 (東京大学社会科学研究所ベネッセ教育総合研究所)によると、呼勉強好きな子」は自分の好奇心や関心など内発的動機から勉強している割合が高いのに対し、「勉強嫌いの子」は、先生や親に叱られたくないからという外発的動機で勉強している割合が高いことがわかりました。意見や行動を他人から強制されると反発し、かえって自分の意見に固執することを、心理学では「心理的リアクタンス」と呼びます。「勉強しなさい」と叱れば叱るほど、子どもは強く反発し、勉強から遠ざかります。諸富教授はやみくもに叱るより「最初の10分間でよいので、子どもと一緒に勉強してやるほうが効果的」だと言っています。

17日 「ほこり」の持てる私になる

17日の魔法の日めくりメッセージです。

「ほこり」の持てる私になる ~落ちているゴミを拾いましょう!~

人の役に立つことを、
誰も見ていなくとも勇気を持って、
恥ずかしがらずに、堂々と行動に移す。
自分の意思を貫く。
習慣づくことによって、
自尊心が芽生え、自分に自信が持て、
何でも、「やってみよう」と挑戦できるようになりますよ。
親子で、まず出来ることからやってみましょう。

 2学期9週目の週末です。本校のスローガンは「全力」「挑戦」「ありがとう」です。そのためのベースや原動力になるのは、やる気や自尊心、自信などです。ほめて、認めて、励ましていくことが大切です。情緒的サポートといわれており、ほめるポイントは、結果や能力でなく過程です。過程での頑張りをほめてみてください。小学生のうちに自分のために、みんなのために役立つことができるように育みましょう。例えば、「なぜ、石けんを使って手洗いをするのか?」を子どもと考えたり、調べたりすることもおもしろいのではないでしょうか。親水性と疎水性という、水に付きやすい性質と水をはじきやすい性質、「水と油」とよく言いますが、それをうまくつなげるのが石けんの役割です。界面活性剤という石けんの役割によって、菌が落ちることになります。今だからできることを一緒に考えたり、調べたりして、子どものやる気や自信などを育んでみてください。

コミュニケーション力をつけるためには?❺

❺「スキンシップ」を大切にする
 ―脳にも心にもいい「やさしい刺激」-

スキンシップは子どものストレスを軽減して情緒を安定させ、精神的な自立をうながす成長の土台となります。スキンシップをとると、愛情ホルモンとも呼ばれる「オキトシン」という脳内物質が分泌されます。子どものころにオキシトシンを分泌しやすい脳にしておくと、大人になっても他者への信頼や安心感が続き、周囲の人と温かい人間関係を築くこと呼できるといわれています。さらに、記憶力がよくなり、学習効果が高まり、ストレスにも強くなることがわかっています。

 

「皮膚」への刺激で脳に好影響を与える

2018年のベルメゾンの調査によると、ス キンシップがとれている家庭ではとれていない家庭に比べ、保護者が「家族の絆jを約3倍も深いと感じていることがわかりました。ところが残念なことに、12歳までの子どもをもつ保護者の約半数が、小学校入学のころから「スキンシップが減っている」と実感しているようです。桜美林大学の山口創教授は、子どものころに十分なスキンシップをとっておくと、その効果は一生続くといいます。皮膚は「第二の脳」ともいわれており、温かくやさしい剌激が皮膚から脳にダイレクトに届くことで、心身の発達に良い影響を与えてくれるのです。

 

1 「スキンシップ」をするにはどうすればぃぃ?

(1)子どもが求めてきたら拒まない

親子のスキンシップが多いほど、子どもは過程を「安全基地」のように感じることができます。スキンシップを拒まれると子どもは不安を感じてしまうので、拒まず受け入れてあげます。

(2)手をつなぐ

手は癒しの源です。「手当て」という言葉は、昔の人が病気やケガの患部に手を当てて治していたことに由来するともいわれます。手をつないで歩く、あるいは握手でも、手のぬくもりは人を安心させます。

(3)頭をなでる

「よかったね」「よくがんばったね」などと声をかけるときに頭をなでると、子どもは愛情を感じて、喜びます。思春期に近づくにつれ、親子のスキンシップは減っていきますが、そんな時期でも頭をなでることは触れ合いのよい機会になります。

(4)肩や背中をポンとたたく

赤ちゃんは背中をポンポンとたたかれると、母親の胎内にいたときの心音を思い出し、落ち着くのだそうです。子どもが寝る際には背中にポンポンと静かに手を当ててあげたり、「いってらっしゃい!」と「おかえり」といった挨拶のついでに、肩や背中にポンとやさしく触れてあげるだけでも、安心した気持ちになれるようです。山口教授は「このワンポイント型の何倍もの感情が伝わる」といっています。

(5)ハイタッチする

ハイタッチは、「イエーイ!」「やったね!」と言いながらお互いが向きあって目を合わせ、言葉以上に喜びや感動を共有できます。

(6)こちょこちょする

無理強いは禁物ですが、子どもが喜んだり、楽しめたりするようなら、こちょこちょとくすぐり合う遊びにもスキンシップによるリラックス効果があります。また、笑うことで情報を伝達する神経回路「シナプス」を増やし、脳の働きをよくします。

(7)ハグする

武蔵野学院大学の澤口俊之教授によると、子どもによくハグをする親子は互いの関係性がよく、親子ともよく眠れるなど、心身ともに健やかになるそうです。また、親からハグをされてきた親の93.7%が自分の子へもハグをしており、育児スタイルは親から子へと受け継がれているようだと指摘しています。

(8)効果が高いのは夕方以降

副交感神経は「休息の神経」ともいわれ、体をリラックスさせる働きをもつ神経です。 桜美林大学の山口教授は、スキンシップを副交感神経が優位になる夕方以降に行なうと、さらに効果が高まるといいます。また、秒速5センチメートル程度の速さで動かしながら触れると、副交感神経が最も優位になるそうです。私たちが大切な人やペッ卜などをなでるとき、無意識のうちにこの速さで手を動かしていることが多いようです。手のひら全体を使ってしっかりと触れると効果的だと山口教授は勧めています。

16日 食事のマナーを伝えましょう

16日の魔法の日めくりメッセージです。

食事のマナーを伝えましょう ~お茶碗を持ってごはんを食べよう!~

「ごはんを大切に食べる」という
想いを形で表現できるように、
食事のマナー・仕方に目を向けてみましょう。

お茶碗を持ってごはんを食べる、
お箸をおいてからお茶を飲む、
ご飯とおかずを交互に食べる、
一つひとつを大切にできるように、
マナーを守って楽しく食べる。

一度お子さんと一緒に食事のマナーを考えて下さい。
毎日必ずとる食事は、マナーを伝えられる大切な時間です。


 食事での食べ方やマナーからその子の様子がわかるとも言われています。私自身は食べるのが早いのですが、職業柄そのようになっているのかもしれません。食事に限らず、そのときどきでマナーを教えてください。家庭で生活するうえで日々やっていること、食事、洗濯、掃除、健康管理というものを子どもと一緒にやって、子どもができるようにする時間として使うことができたかを振り返ってみてください。

15日 自分を守る、社会のルールを守る

15日、魔法の日めくりメッセージです。

自分を守る、社会のルールを守る ~信号を守ろう!車に気をつけよう!~

子どもが、親と一緒に歩く間に、
自分の身は自分で守ることが出来るよう、
しっかりと交通ルールを教えましょう。

社会のルールである交通ルールを守ることで、
自分も社会の一員であることを
認識できるようになってきます。

まず、大人である私達が社会のルールを守れるように
見本となりましょう。


 2学期9週目の木曜日で、就学時健康診断を午後予定しています。子どもたちは午後1時下校になります。また、3年生と4年生は午前中に社会科見学も予定されています。
 新型コロナウイルス感染予防のためには、自分を守ることの大切さを痛感させられます。学校での新しい生活様式が始まっています。ルールは何のためにあるのでしょうか。二人以上の生活の中では必ずあります。子どもたちの好きなスポーツにも遊びにもルールがあり、守ることで楽しむことができます。ルールだけでなくマナーも守れる子どもたちを育んでいきましょう。

14日 躍動するわくわく感!

14日の魔法の日めくりメッセージです。

躍動するわくわく感! ~絵本はわくドキ~

絵本は、自分自身でページを進める事も、
戻る事も、止める事もできます。
主導権が自分にあり、探究心、やる気、
自発的な行動を促します。
又、想像力も培われます。
いくつになっても、絵本にふれることで、
冒険心を持ち、何かやってみたくなるような
わくわく感が湧いてきますよ。

一番は何より一緒に絵本を開くこと。
「あなたと一緒に」開く絵本が子どもには格別なものなのです。
さあ、14日目です。絵本の国へ出発しましょう。


 2学期9週目、水曜日で折り返しです。本という共通のものを通じて、地域の人や大人との会話から学ぶことが多くあります。親戚の人との会話からも多くの学びがあるはずです。ミクロとマクロの視点から考えることが大切です。可能でしたら、親子読書や家読に取り組んでみてはいかがでしょうか。非認知能力を育てるのにも読書は大変有効です。学力は「学ぶ力」です。本校の教育目標「自ら学ぶ子」と同じように文字を読んで考える力(読解力)を育てることです。

コミュニケーション力をつけるためには?❹

❹「ごっこ遊び」をする

 発達心理学の権威、レフ・ヴィゴツキーは、ごっこ遊びを「認知・情緒・社会的発達を促す高度な遊び」と捉えています。ごっこ遊びをする子どもたちは、キャラクターやヒーローなどになりきることで、集中力や記憶力、自分の能力に対する自信を養います

 また、自分たちで話をつくりあげていくので、計画性や創造力も育まれます。さらに、さまざまに考えを出し合いながら自分たちで役割分担をするなどコミュニケーションが活発になるので、協調性や自制心も身につきます。

 ヴァンダービルト大学の言語学者、デヴィッド・ディッキンソン教授によると、ごっこ遊びをより多くした子どものほうが1年後の言語力が高いこともわかっています。

 それでは、親子で「ごっこ遊び」を楽しむ方法を紹介します。

 

(1)小道具やスペースを準備する

 おままごとやお医者さんごっこ、お店屋さんごっこなどに使える小道具やスペースをあらかじめ準備しておくと、ごっこ遊びの世界に入りやすくなります。年齢が上がるにつれて、空き箱や布、ひもなどの手近な材料を使って自分で小道具をつくることも始めていくと、ますます創造力が養われます。

(2)大人も一緒に「なりきる」

一緒に遊んでいる大人が楽しんでいれば、子どもも楽しくなってきます。大人のほうからすすんで役になりきって、食べるふりをしては「今度は〇〇ちゃんがどうぞ」と言って真似をさせるなど、最初は手伝ってあげるといいでしょう。お医者さんごっこなら患者、お店屋さんごっこなら客という感じで、大人が脇役にまわると、子どもがお芝居をリードし、自分から話をふくらましやすくなります

(3)子どもの想像力をさまたげない

 子どもの世界観は、大人の想像するものとは異なることがあります。無理に正そうとはせず、子どもの世界観につきあうようにします。親が家事などで途中で抜けるときには「ご飯、作らなきゃいけないからここまでね」とは言わず、「ちょっと出かけてくるけど、(ぬいぐるみの)お友だちと仲良くお料理を作っててね」といった表現で子どもの世界観を壊さないようにすると、子どもは集中が途切れずに楽しく遊べます。

(4)さまざまな光景を「観察」する

 ごっこ遊びには、毎日の生活の中で目にするさまざまなことや実体験をそのまま生かすことができます。お医者さんに行ったら「聴診器ってどんなふうに使うのかな?」と注目したり、スーパーではレジの様子を眺めたり、会話で子どもの好奇心をくすぐりながら日々の暮らしに一緒に注目していると、観察力も養われていきます。

13日 けじめとルールを伝える第1歩

13日の魔法の日めくりメッセージです。

けじめとルールを伝える第1歩 ~靴をそろえようね~

1度しゃがんで靴をそろえるのは、
けじめをつけ、それぞれ物事には
ルールがあることを認識する動作です。
例えば、園で靴をそろえると、園のルールを、
「さあ、今から守るぞ!」と認識できるのです。
友達の家には友達の家のルール、
自分の家には自分の家のルールがあり、
社会には社会のルールがある。

靴をそろえることで、けじめがつき、
ルールを守ろうという意識が向けられますよ。

 2学期9週目、火曜日です。一人で遊ぶときには、ルールは相手任せ(ゲームならゲームのルールのもとに)になりますが、二人以上の遊びにはルールがあり、スポーツにはスポーツのルールがあります。学校には学校のルールがあります。ルールが守られ、定着している土台の上にリレーション(関係性、つながり)ができます。保護者の皆様が職員を信頼していることも土台になっています。これらに基づいて、学校では「守られていることによる心地よさ」を感じさせるように職員一丸となって取り組んでいます。どうぞ、みんな(家庭、地域、職員)で子どもたちを育んでいきましょう。

コミュニケーション力をつけるためには?❸

❸子どもの話を聞く

子どもは大人にしてみれば何がおもしろいのかよくわからないような話、とりとめもない話をたくさんしたがります。今日は誰と遊んだか、食べものや好きな本、空想など、子どもは無条件に聞いてもらえることで安心や落ち着き、自信、認められた喜びを感じます

話を聞いてあげると子どもは「話すことが楽しい」「話すと心が楽になる」と感じ、もっと話したいと思うようになります。そこから豊かな表現力、語彙力も育まれていきます。

脳トレで有名な東北大学の川島隆太教授は、仙台市に住んでいる7万人の小中高生を2010年から7年間追跡調査したところ、「家の人にしっかり話を聞いてもらった」と答えた子は、学力が上がる傾向が見られ、学力にも影響しているようです。

 

1 子どもの話、どうやって聞けばいい?

 カウンセリングで有名なカール・ロジャース博士は、アクティブ・リスニング(積極的傾聴)を提唱しました。ロジャース博士は、自らカウンセリングを行った多くの事例から、聴く(傾聴する、心を込めて聞く)側に大切な要素として「①共感的理解」「②無条件の肯定的関心」「③自己一致」を挙げています。わかりやすくまとめると、次のようになります。

(1)共感する(①)

子どもが話をしているときは、子どもの立場になって共感しながら聞いてあげます。「疲れた」と言ってきたら「疲れたね」と子どもの言葉をくり返したり、「へえ」「そうなんだね」と相づちを打ったりうなずいたりしながら聞きます。

(2)否定しない(②)

主役はあくまでも話し相手である子どもであり、立場が逆転しないように気をつけます。そのためには、「◯◯したほうがいい」「◯◯しなさい」などと大人の意見を押しつけず、質問もできるだけ手短にし、話題を変えないようにします。

たとえ子どもの話が間違った内容でも、「でも」「だけど」と否定せず、肯定的に話を聞きます。子どもが間違ったやり方で何かしてしまった場合でも、まずは否定せず、共感してあげながら意見やアドバイスを伝えると、子どもは素直に受け入れやすくなります。

(3)話の内容をよく確認する(③)

子どもの話でわからないところをそのまま聞き流してしまうと、子どもは「話を真剣に聴いてくれない」と感じてしまいます。わからないときは質問し、くわしい内容を確認します。

(4)聞いてあげられる「余裕」をもつ

ストレスや過労でイライラしたり疲れたりすると、子どもが話しかけてもうわの空になってしまいます。子どもの話をしっかり聞いてあげるには、大人の側も心身ともに余裕が必要です。たとえば、仕事などで忙しく、疲れてしまったときは、できあいのお弁当で済ませるなどして、なるべくリラックスできる時間をもつようにするとよいでしょう。

12日 丸ごとドーン!と受けとめる

12日の魔法の日めくりメッセージです。

丸ごとドーン!と受けとめる ~「お帰り」「ただいま」~

子どもは毎日、
新しい出来事の中で精一杯過ごしてきます。
この想いを誰かに受け止めて欲しい!
と、帰ってきます。

しっかりと心を抱きしめてあげるためにも、
目を見て笑顔で迎え入れて下さい。

「お帰り」「ただいま」という言葉で、
嫌なことも、すべてリセットされやすくなり、

次への行動が起こしやすくなりますよ。


 2学期9週目が始まり、週始めの月曜日です。丸ごと受け止めてもらえることは、子どもたちにとって安心することになります。秩父神社に「親の心得」があります。「赤子には肌を離すな 幼児には手を離すな 子供には眼を離すな 若者には心離すな」です。小学生には子ども同士の仲間関係を大切にしつつ、必要なときに助けてあげてほしいということです。よく斜めの関係になることで受け止めやすくなります。例えば、祖父母の方々は受け止めやすい存在です。子どもから目を離さずに守ってください。どうぞ宜しくお願いします。

コミュニケーション力をつけるためには?❷

❷「聞く力」を身につける

SNSなどを通じたバーチャルなコミュニケーションが一般化し、目の前にいる相手の話をじっくり聞く機会が減っています。しかし、「聞く」ことは、人の話に集中し、よく理解するための重要なスキルです。子どもは、「聞く力」を身につけることで、以下のようなさまざまな力を育むことができます。

 

学力「聞く→わかる→楽しい→もっと知りたい→聞く」という学びの好循環が生まれます。

表現力や語彙力音声を敏感に聞き取る力は子どもの頃のほうが優れており、成長とともに失われていきます。子どもの頃から聞く力があれば、耳から新しい表現や言葉をキャッチしてどんどん習得していくことができます。

集中力落ち着いて相手の話を聞くことで、集中力が養われます。

・我慢強さ:相手の話の途中で口を挟んだり、無視したりせずにしっかり耳を傾けることで、我慢強さも身につきます。

共感力子どもは自分の気持ちをわかってもらいたい思いが強く、相手を理解することはまだ得意ではありませんが、話を聞く習慣をつけることで、相手の気持ちを理解できるようになっていきます。

 

1 「聞く力」はどうやって育てる?

(1)親が子どもの顔を見て話を聞く

 子どもが話しかけてきたときは、背中を向けたまま聞くようなことはせず、向き直って、子どもの顔を見ながら話を聞きます。「子どもが育つ魔法の言葉」の中に、「子どもは親を手本にして育つ。毎日の生活での親の姿こそが、子どもに最も影響をもつ」といっています。

 子どもは大人が自分の話を聞いてくれる姿を見て、人の話を聞くとはどういうことかを学びます。

(2)「読み聞かせ」をする

 楽しい本の時間は、子どもが「聞く力」を伸ばすチャンスです。絵が多く文が短い絵本から始め、成長していくにつれて、絵本が少ない文字の多い、長めの話を選ぶようにします。

(3)「伝言ゲーム」をする

 「今から言う言葉をパパに伝えてね」と伝言ゲーム感覚でお願いすると、子どもは夢中になります。正しく伝えられたら「すごいね!」と忘れずに声をかけます。

(4)「心の道具」を使う

 アメリカのメトロポリタン州立大学デンヴァー校の研究者、エレーナ・ボドロヴァとデボラ・レオングは、家庭で「聞く力」が育たなかった子どもたち向けに「心の道具(ツール・オブ・ザ・マインド)」というプログラムを開発しました。このプログラムでは、子どもは「視覚」を通じて行動をうながされます。

 たとえば絵本を読むときは、「読む番」の子どもは目の前に「口の絵」を置き、自分が読み手であることをまわりに伝えます。その他の子どもは「耳の絵」を持って、自分は話し手ではなく聞き手であることを自覚するといった方法です。

 このツールは、学校や保育園などの集団の場で「聞く力」を育てる際、子どもたちになじみやすく、聞く力だけでなく、自制心や学力の向上にもつながっています。家でも親子で読み聞かせをしたり、対話したりするときに応用することができます。

11日 聴くことは宝箱

11日の魔法の日めくりメッセージです。

聴くことは宝箱 ~お話は最後まで・・・~

相手の話が終わるまでしっかり聴くことで、
自分より相手を優先することが出来、
注意深く聴き取る力、集中力が身に付き、
よく知ることが出来ます。
習慣化すると、人をまとめる力、
リーダーシップ力にもつながります。

まず、お母さんが子どもの話に
「あいづち」をうちながら、最後まで聴くことで、
子どもに満足感が得られ、
自然に最後まで話を聴ける子に育ちますよ。

 2学期9週目の日曜日です。話を聴くことには様々なよさがあります。話を普段聴くことができない場合、一緒にお風呂に入ることで可能になります。また、絵本などを読み聞かせすることも効果的です。聴くときにはうなずいたり、相づちを打ったりすると、聴いてもらっているという気持ちが高まります。出来事や事実を聴きながら、流れている気持ちや思いを併せて聴いてください。「◯◯だったので、・・・と言う気持ち(感じ)なんだね」と、フィードバックするとより有効になります。金曜日の夕方から日曜日と時間がありますので、子どもたちの話に耳を傾けていただけると幸いです。