日誌

2019年12月の記事一覧

30日 チャレンジ精神!

30日の魔法の日めくりメッセージです。

チャレンジ精神! ~初めてのことにチャレンジしてみよう!~

やってみよう!は、どこから生まれるのでしょうか?
「日めくりメッセージ」をめくりはじめ、
30日が経ちました。

教えること、伝えること、育むこと、与えること・・・

安心感、自信、勇気・・・

素敵な自分
自分を理解してくれる人。
認められ、受け入れてもらえ、環境がバッチリ整えば
子どもは巣立っていけます。
すぐでもなくて、あせらず、ゆっくり見守れるあなた、
子どもの力を信じてお任せ出来るあなたがいますか?


 冬休み5日目です。本校のスローガンは「全力」「挑戦」「ありがとう」です。その根底には、見守って理解してくれる人、認めてくれる人が必要になります。家庭で地域で学校でみんなで育んでいきましょう。ご協力をお願いします。

29日 喜び

29日の魔法の日めくりメッセージです。

喜び ~今日1つ、自分も相手も喜べることをしようね~

喜べる行いとは、
どんなことか考えてみましょう。

相手が笑顔になれること。
私も笑顔になれること。
自分で自分を褒めることが出来ること。
その行いで晴れ晴れとした気持ちになれること。
自信を持って出来ること。

自分に自信が持てると、責任感が育まれます。
どんな小さなことでも褒めて認めてあげましょう。
小さなことに気付き喜べることも素敵なことですね。


 冬休み4日目です。子どもたちにはお手伝いをしてほしいと伝えました。一日一善と言われていますが、小さなことでもその行為に気付き、褒めて認めることですね。小さな気付きの積み重ねが子どもも大人も良い成長につながるようです。過程の頑張りを褒めて認めていきましょう。

28日 子どもからのメッセージを受け取る

28日の魔法の日めくりメッセージです。

子どもからのメッセージを受け取る ~背筋を伸ばそう!ビシッといこう!~

背中が丸くなっているということは、
何かのメッセージです。
「背筋を伸ばしなさい」という言葉掛けだけでなく、
どうして、背筋が伸ばせないのかを
見ようとする姿勢を持ちましょう。
背中が丸まっていると呼吸も小さくなり、
行動力も小さくなります。
背筋がいつも伸びていると、目線が上向きになり、
自然にやる気が湧いてきます。

子どもがいつも背筋を伸ばせるように、
私達が子どもからのメッセージを受け取れるようになりましょう!


 冬休み3日目です。子どものメッセージを受け取るのに、ノンバーバル(非言語的) なところが大切になります。しぐさや姿勢、表情、視線など、子どもたちの家庭での様子を確認しながら、互いに伸ばしていきましょう。頑張って、顔晴っていきましょう。

27日 「見えないこと」こそ意味がある

27日の魔法の日めくりメッセージです。

「見えないこと」こそ意味がある ~お友達の素敵なところを3つ見つけよう~

人はすぐ嫌なところに目が向くことが多いですが、
子どもの間に、人や、物事に対して
素敵なところを見つける習慣をつけていると、
いつもプラス思考になることが出来ます。
「人には必ず素敵なところがある!」
表面だけでなく、中味を見つけられることは、
人として誇りになる宝物です。

見えないことこそ、
大きな真実が隠れていることを伝えましょう。


 冬休み2目目ですが、子どもの中で良いところや素敵なところ、頑張りを見ようとする、見つけようとすると、人のよさに気付きます。プラス思考にすることです。プラス思考をしないと成長には絶対つながりません。プラスの言葉を言う子どもと大人は必ずよい方向に成長すると言われています。子どもの頑張り、顔晴り(笑顔で晴れやかな姿)をたくさん見ることができるよう支援していきましょう。

26日 笑顔は元気の発信源!

26日の魔法の日めくりメッセージです。

笑顔は元気の発信源! ~一日、にこにこ笑顔~

怖い顔・沈んだ顔はマイナスエネルギーを発信します。

笑顔はプラスのエネルギーを発信しますので、
心も活き活きと元気になります。
顔は、いつも周りから見られていますので、
笑顔を通して周りに元気を発信し、
幸せにする凄い力がありますよ!

今日は一日、笑顔全開でいきましょう!


 冬休み1日目が始まりました。元気な挨拶で始まっていますか?笑顔や笑い声があると、プラスのエネルギーを周りにも発信できます。大人の笑顔が子どもの笑顔になり、子どもの笑顔が大人の笑顔になります。子どもも大人も笑顔でいきましょう!口にストローをくわえていると唇はとがったものになります。一方、口にストローを横にしてくわえると口角があがって笑顔になります。

2学期終業式

 3校時に2学期終業式がありました。以下のような話を手短に話しました。
 今日で2学期が終わりで、82日、長かったですか?それともあっという間でしたか?上学年の子は長く、下学年の子は短かったようでした。
10月には台風19号によって、大雨が降りました。今でも、元通りになっていない場所がたくさんあります。自然の力のすごさを身をもって経験しました。それと同時に、「困ったときは助け合う」という人の力の素晴らしさも知った気がします。
 2学期には、運動会をはじめ、大根や米づくりなどの農園、研究授業、合同音楽会、社会科見学、臨海自然教室、他の学校との交流、持久走記録会、毎日の勉強と休み時間、本当にいろんなことがありました。それら全部が皆さんの成長に大いに関係があったと思います。
  教育目標の「自ら学ぶ子 心豊かな子 健やかな子」になるよう「全力 挑戦 ありがとう」のスローガンで頑張って、顔晴りました。
 さて、明日から13日間の冬休みです。どう過ごしましょう?今年中には休みが6日あります。家のお手伝いをたくさんして、いつも助けてもらっている家族を助けて、親孝行してください。
 年が明けてからは7日あります。テレビやゲーム漬けにならないで、お正月ならではの行事に参加できるといいなと思います。充実した冬休みしてください。

25日 限りなく我を0に近づける

25日の魔法の日めくりメッセージです。

限りなく我を0に近づける ~まず、「はい」~

今日一日は、まず、「はい」と返事をしてみましょう!
繰り返して21回「はい」と
言えるようになってきた頃には、
素直に行動出来るようになりますよ。

「でも・・・」「だって・・・」と、
考えてばかりいると自分の前に見えない壁が出来、
物事が進まなくなってしまいます。

「はい」は、我と壁を取る練習ですよ!


 「はい」の返事は、素直に考えて行動することができることにつながります。言い訳を言うことは、やる前からできないことにつながります。人の脳は「声に出して言ったことにだまされる」と言われています。「もうだめだ」、「できない」と言っていると絶対にできません。「大丈夫」、「できる」と言う言葉にだまされて出来るようになるのです。プラスの言葉を言うのはそのためです。

24日 自分に出来ること・・・

24日の魔法の日めくりメッセージです。

自分に出来ること・・・ ~使わない電気は消そうね~

自分の行動が
周りに影響力を与えていて、地球とつながっている。

コツコツと続けることによって大きな力になり、
宇宙ともつながっている。

エコ活動で周りにも
目を向けることが出来るようになります。

そして、つながりの中に自分の存在意義を
認められるようになりますよ!


 一人の行動がみんなの行動につながっています。コツコツと続けられることを学んだ子どもは、一生の財産になります。継続は力なりですね。
 「部屋にだれもいないときに電気を消すのはなぜなのか?」と質問したとき、お子さんはどのようなことを答えるでしょうか?理由が答えられたら、次に行動に移すことができるかです。毎日の生活の中で、こんなことを続けてできたということがあってほしいものです。頑張って、顔晴って子どもたち!

23日 情緒豊かに

23日の魔法の日めくりメッセージです。

情緒豊かに ~旬のものを食べようね!~

日本には、四季があります。
四季を通して、情緒を感じることが出来ます。
大地の恵み、季節に必要なエネルギーを教えてくれ、
情感が得られるのです。

自然が与えてくれるエネルギーを感じ取れる様に
食べ物の旬を味わいましょう!


 雨が上がって湿度が体調にとってありがたい状況です。私事になりますが、3日ほど寝込んでしまいました。季節が冬へと変わり、朝晩の寒さや冷え込みを感じるこの頃です。冬の野菜や果物をたくさん食べて、自然からのエネルギーを受けて欲しいと思います。

22日 ナンバーワンよりオンリーワン

22日の魔法の日めくりメッセージです。

ナンバーワンよりオンリーワン ~自分の好きなところを3つ見つけよう!~

自分のことをもっと、好きになりましょう!
沢山、素敵なところがありますよ。
親子で素敵なところを
見つけ合いっこしましょう。
素敵なところを発見することに意味があります。
苦手なことを直そうと思うより
素敵な所を深めましょう。

自分を好きになると自信が持て、
もっと可能性が広がり、もっと素敵になりますよ。


 お子さんの素敵なことをいくつあげることができるでしょうか?苦手なことや課題となるところは見つかりやすいものです。マイナスな言葉がけでは子どもも大人もよくありません。子どものやる気や自信を育むためにも、頑張りの過程をほめたり、認めたりして伸ばしてください。プラスの言葉をかけてください。

21日 会話は子育てのキーワード

21日の魔法の日めくりメッセージです。

会話は子育てのキーワード ~ゆったり、お喋り、楽しもう!~

お喋りは楽しいものです。
その中で、子どもの事をもっと深く知る、
親の事をもっと知ってもらう。
楽しい会話の中で、認め合う関係、
喜びも悲しみも共有できる関係、
相談し合う関係が作れます。

毎日が忙しい日々。
すこし、ゆったり、のんびりと会話を楽しみましょう。


 話を聴いてもらえたという安心感がよりよい関係性を築きます。一緒にお風呂の中での会話はゆったりした中で楽しむことができます。会話の中で大切にしたい言葉は、「ありがとう」と「うれしい」などです。「〇〇のお手伝いをしてくれて、ありがとう!」「お母さんはうれしかったよ!」「お父さんは〇〇したんだって聞いたよ。ありがとう!」子どもにエネルギーを与える言葉です。

20日 すべては一つ

20日の魔法の日めくりメッセージです。

すべては一つ ~トイレへ行ったら①流そう②ふたを閉めよう③手を洗おう~

複数のマナーを守ることが出来るようになると、
あらゆることは繋がっていて、
すべては一つだと分かるようになります。

今日は、20日目、
少し高度なことにチャレンジしてみましょう!


 あいさつを元気よくできる子は外向的志向があり、心が安定していると思います。登校時に遠くから元気なあいさつをもらうと、1日の元気をいただきます。今朝も元気なあいさつがありました。今日は水曜日で今週の折り返しです。家庭や地域においても、元気なあいさつができるように励ましてください。あいさつはすべての活動のエネルギーです。

19日 ものには役割がある ~ものを大切にしよう~

19日の魔法の日めくりメッセージです。

ものには役割がある ~ものを大切にしよう~

「ものを大切にする」のは、
それぞれの役割を知ることです。
ものは、必要だから存在するのです。
それを壊れたから捨てる、
すぐに新しいものと取り換えるのではなく、
絵本やおもちゃをどうやって直すか考えたり、
工夫して新しい使い道を生み出していきましょう。


 ものを大切にする人は、人を大切にすると言われています。ものを大切にする子どもを育んでいきましょう。ものを大切にするコツはものに名前を付けることです。私も初めて買った車のナンバーが「8」だったので、8番ブーと言ってたことを思い出します。ものに愛着を感じることが大切にすることにつながります。

18日 その「言葉」で伝わりますか?

18日の魔法の日めくりメッセージです。

その「言葉」で伝わりますか? ~みんなの口からきれいなお花~

「言葉」は、自分の意識そのもので、
意思を伝えるためにあります。
傷つける「言葉」は、とげのある意識が、
嬉しくなる「言葉」は、やさしい意識が働いています。
伝えたい事は伝えるためには、
どんな「言葉」で表現しましょうか?
「言葉」は生きています。
私達から出てくるものは、
全て、意味があり役割があります。
私達大人が、お手本となり、お花が飛び出すような、
楽しくて、嬉しくなるような素敵な「言葉」をつかいましょう!


 日本では、言葉は言霊と言われています。どのような言葉をつかうかが大切になりますが、プラスの言葉をつかってほしいと思います。悪口やからかう言葉、人が気になる言葉などのマイナスの言葉を使っていると、言われている人が当然嫌な気持ちになります。それだけでなく、言っている人もマイナスの影響が出てきます。一緒に生活するためには相手を思う気持ちを尊重することですね。国語で物語教材を学ぶことは、登場人物の気持ちを想像し、気持ちをつくることの積み重ねによって学んでいきます。

17日 「ほこり」の持てる私になる

17日の魔法の日めくりメッセージです。

「ほこり」の持てる私になる ~落ちているゴミを拾いましょう!~

人の役に立つことを、
誰も見ていなくとも勇気を持って、
恥ずかしがらずに、堂々と行動に移す。
自分の意思を貫く。
習慣づくことによって、
自尊心が芽生え、自分に自信が持て、
何でも、「やってみよう」と挑戦できるようになりますよ。
親子で、まず出来ることからやってみましょう。


 本校のスローガンは「全力」「挑戦」「ありがとう」です。そのためのベースになるのは、やる気や自尊心、自信などです。ほめて、認めて、励ましていきましょう。ほめるポイントは、結果や能力でなく過程です。過程や頑張りをほめてみてください。小学生のうちに自分のために、みんなのために役立つことができるように育みましょう。

16日 食事のマナーを伝えましょう

16日の魔法の日めくりメッセージです。

食事のマナーを伝えましょう ~お茶碗を持ってごはんを食べよう!~

「ごはんを大切に食べる」という
想いを形で表現できるように、
食事のマナー・仕方に目を向けてみましょう。

お茶碗を持ってごはんを食べる、
お箸をおいてからお茶を飲む、
ご飯とおかずを交互に食べる、
一つひとつを大切にできるように、
マナーを守って楽しく食べる。

一度お子さんと一緒に食事のマナーを考えて下さい。
毎日必ずとる食事は、マナーを伝えられる大切な時間です。


 人の食事での食べ方やマナーからその子の様子がわかります。私自身は食べるのが早いのですが、職業柄そのようになっているのかもしれません。食事に限らず、そのときどきでマナーを教えてください。

15日 自分を守る、社会のルールを守る

15日、魔法の日めくりメッセージです。

自分を守る、社会のルールを守る ~信号を守ろう!車に気をつけよう!~

子どもが、親と一緒に歩く間に、
自分の身は自分で守ることが出来るよう、
しっかりと交通ルールを教えましょう。

社会のルールである交通ルールを守ることで、
自分も社会の一員であることを
認識できるようになってきます。

まず、大人である私達が社会のルールを守れるように
見本となりましょう。

 今年は、台風19号などの被害や災害が多くありました。自分を守ることの大切さを痛感させられました。ルールは何のためにあるのでしょうか。二人以上の生活の中では必ずあります。子どもたちの好きなスポーツにも遊びにもルールがあり、守ることで楽しむことができます。ルールだけでなくマナーも守れる子どもたちを育んでいきましょう。

14日 躍動するわくわく感!

14日の魔法の日めくりメッセージです。

躍動するわくわく感! ~絵本はわくドキ~

絵本は、自分自身でページを進める事も、
戻る事も、止める事もできます。
主導権が自分にあり、探究心、やる気、
自発的な行動を促します。
又、想像力も培われます。
いくつになっても、絵本にふれることで、
冒険心を持ち、何かやってみたくなるような
わくわく感が湧いてきますよ。

一番は何より一緒に絵本を開くこと。
「あなたと一緒に」開く絵本が子どもには格別なものなのです。
さあ、14日目です。絵本の国へ出発しましょう。


 2連休です。親戚の人や大人との会話から学ぶことも多くあります。可能でしたら、親子読書や家読に取り組んでみてはいかがでしょうか。非認知能力を育てるのにも読書は大変有効です。学力は「学ぶ力」です。本校の教育目標「自ら学ぶ子」と同じように文字を読んで考える力を育てることです。

13日 けじめとルールを伝える第1歩

13日の魔法の日めくりメッセージです。

けじめとルールを伝える第1歩 ~靴をそろえようね~

1度しゃがんで靴をそろえるのは、
けじめをつけ、それぞれ物事には
ルールがあることを認識する動作です。
例えば、園で靴をそろえると、園のルールを、
「さあ、今から守るぞ!」と認識できるのです。
友達の家には友達の家のルール、
自分の家には自分の家のルールがあり、
社会には社会のルールがある。

靴をそろえることで、けじめがつき、
ルールを守ろうという意識が向けられますよ。


 学校には学校のルールがあります。ルールが守られ、定着している土台の上にリレーション(関係性、つながり)ができます。学校では「守られていることによる心地よさ」を感じさせるように職員一丸となって取り組んでいます。

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12日 丸ごとドーン!と受けとめる

12日の魔法の日めくりメッセージです。

丸ごとドーン!と受けとめる ~「お帰り」「ただいま」~

子どもは毎日、
新しい出来事の中で精一杯過ごしてきます。
この想いを誰かに受け止めて欲しい!
と、帰ってきます。

しっかりと心を抱きしめてあげるためにも、
目を見て笑顔で迎え入れて下さい。

「お帰り」「ただいま」という言葉で、
嫌なことも、すべてリセットされやすくなり、

次への行動が起こしやすくなりますよ。


 丸ごと受け止めてもらえることは、子どもたちにとって安心することになります。秩父神社に「親の心得」があります。「赤子には肌を離すな 幼児には手を離すな 子供には眼を離すな 若者には心離すな」です。小学生には子ども同士の仲間関係を大切にしつつ、必要なときに助けてあげてほしいということです。よく斜めの関係になることで受け止めやすくなります。例えば、祖父母の方々は受け止めやすい存在です。子どもから目を離さずに守ってください。どうぞ宜しくお願いします。

11日 聴くことは宝箱

11日の魔法の日めくりメッセージです。

聴くことは宝箱 ~お話は最後まで・・・~

相手の話が終わるまでしっかり聴くことで、
自分より相手を優先することが出来、
注意深く聴き取る力、集中力が身に付き、
よく知ることが出来ます。
習慣化すると、人をまとめる力、
リーダーシップ力にもつながります。

まず、お母さんが子どもの話に
「あいづち」をうちながら、最後まで聴くことで、
子どもに満足感が得られ、
自然に最後まで話を聴ける子に育ちますよ。

 話を聴くことには様々なよさがあります。話を普段聴くことができない場合、一緒にお風呂に入ることで可能になります。また、絵本などを読み聞かせすることも効果的です。聴くときにはうなずいたり、相づちを打ったりすると、聴いてもらっているという気持ちが高まります。出来事や事実を聴きながら、流れている気持ちや思いを併せて聴いてください。「◯◯だったので、・・・と言う気持ちなんだね」と、フィードバックするとより有効になります。

人権週間

 学校では、今週から13日(金)まで人権週間です。「こども六法」を購入し、図書室で貸し出しできるように準備しています。また、玄関には「ありがとうの虹」を掲示して、プラスの言葉かけや、親切な行為を広げることができるようにしています。「みんなも大切、自分も大切」なことをより意識して生活する1週間にしていきますので、ご協力をお願いします。
 

10日 自己責任力

10日の魔法の日めくりメッセージです。

自己責任力 ~脱いだ服、片付けられるかな?~

脱いだ服は、ついつい、親が片付けてしまいますが、
ここではぐっと堪えて自分で片付けられるように
導きましょう。

自分の行動に最後まで責任を持つ。

伝えたい大切な「自己責任能力」を
毎日の繰り返しの中で身に付けさせてあげましょう。


 自分のことは自分でできるように見守って、声をかけたり教えたりして励ましていきましょう。コーチングの考えが必要になります。その場その場での成長を促すかかわりが大切です。目をかけ、手をかけ、声をかけるなど宜しくお願いします。
 ペップトークをご存じですか。試合
前に、指導者が選手に対してポジティブな言葉を投げかけるというもの。たとえば、試合を控えた選手に対して「絶対勝て!」などとプレッシャーをかけるのではなく、「練習どおりにやれば大丈夫だよ」と前向きな言葉を投げかけます。あるいは、ミスをした選手を叱るのはなく、「次はうまくいくはずだ」と励ますといった手法です。多民族国家であるアメリカのチームスポーツが特に強いのは、コーチが選手たちにペップトークを使うことで士気を高めているからだと言われてます。ポジティブな言葉は、チーム全体に一体感をもたらす効果があるのです。

漢検の締め切り:12月13日

 漢検の締め切りを12月13日(金)まで延長します。ぜひ、応募してみてください。なお、6日現在、1年生4名、2年生1名、3年生2名、4年生3名、5年生1名、6年生4名の小計15名、中1年生3名、中2年生5名、中3年生2名、大人1名の小計11名です。漢字が読める、書ける、使える、意味がわかるなどの語彙を高めるために挑戦してみてください。

9日 家族の輪は会話から!

9日の魔法の日めくりメッセージです。

家族の輪は会話から! ~楽しくみんなでごはんを食べよう!~

「お喋りしながら楽しく食べる。」
毎日必ずとる食事の時間は、
家族の大切なコミュニケーションの場で、
会話のキャッチボールが出来る場、唯一の家族共通の場です。

会話で心が通い合うと、
何でも話し合える仲になり家族関係が上手くいきます。

テレビを見ながら食事を摂ると集中力がなくなり、

味覚も分からず無関心な子になりますよ。


 一緒に食事をすることには、大きな意味があります。衣食住の「食」を司っており、その場での楽しい会話によってつながりや絆が深まっていきます。朝食や夕食のいずれか一つは、一緒に楽しい場になるようにしていきましょう。大人の世界でも懇親会があったり、ランチをしたりすることは、同じものを一緒に食べて会話することで輪や和が広がったり深まったりします。同じことですね。

PISA調査(読解力)からPart11

 幼児期から小学校中学年まで紹介してきましたが、小学校高学年の「国語力や意味がわかって読める(読解力)」ために留意することの続きを紹介します。学校や家庭でのかかわりや援助などについてお伝えします。
(高学年)
10.「とても」「すごく」「~と思った」「よかった」などの定型的な文体に逃げ込まないよう、制約をつけて表現を工夫させる。数量を用いたり、仮設を立てて、検証するような文章表現へとレベルアップさせる。
11.漢字・計算テストや単元テストは乗り切れても、学期末、学年末テストでの成績が振るわないようならば、暗記とドリルに頼りすぎている証拠だろう。上記のどこかのスキルが身に付いていない可能性が高い。一つずつチェックし、基礎的スキルを身に付け、準備できた状態で中学校に進学してほしい。

 幼児期から高学年までのかかわりや援助について紹介してきましたが、4年生に入ると、学力差が生じやすくなります。10歳の壁と言われています。「主観から客観へ」、「絶対から相対へ」、「具体から抽象へ」への変化が求められているからです。これらは日常生活ではなかなか身に付かず、「言葉」と「理論」を通じて獲得する以外にはありません。
 小学校時代に「暗記すれば点が取れた」「論理的に考えるより、人の真似をしたほうが楽だった」という成功体験をなるべく積ませないことです。

PISA調査(読解力)からPart10

 幼児期から小学校中学年まで紹介してきましたが、小学校高学年の「国語力や意味がわかって読める(読解力)」ために留意することの続きを紹介します。学校や家庭でのかかわりや援助などについてお伝えします。
(高学年)
7.算数の文章題で抽象的な操作が出てくるようになる。特に相対に関する問題の図(テープ図)や図形の操作に関する問題の図が書けないと算数の教科書は読めていない可能性が高い。算数や理科の教科書の音読や、定義を口頭で説明させる、分数のあたりから概念構築のやり直しなど、小学生のうちに手当をしてあげたい。
8.抽象概念が盛んに出てくるようになり、推論能力なしには一日の授業内容をその日のうちに理解することが難しくなる。濃尾平野や奥羽山脈など固有名詞は暗記する以外にはないが、日本列島の図を書いて、どのあたりに山脈があるかを確認させる。どの辺りはどのような理由でどんな気候になるか、どうして河川や平野ができるか、平野ができるとどんなメリットがあるかなどを論理的に説明できるようになることが望ましい。
9.複数の段落からなる文章を読んで、その内容を200字程度でまとめることができるようにするのが望ましい。それには1段落50字以下でまとめる必要がある。冗長な表現を修正したり、複雑な状況を端的に説明する語彙を獲得したりする必要が生じる。

PISA調査(読解力)からPart9

 幼児期から小学校中学年まで紹介してきましたが、小学校高学年の「国語力や意味がわかって読める(読解力)」ために留意することの続きを紹介します。学校や家庭でのかかわりや援助などについてお伝えします。
(高学年)
5.算数や理科、社会で、専門語とその定義(偶数、円周率、水溶液、山脈・平野など)が増えてくる。円周率が約3.14であることはほとんどの児童が知っているが、それが「円周の長さと直径の比」(直径が1であるときの円周の長さ)であることを説明できる児童は極めて少ない。定義を正確に理解し、それを運用できるようになる、ということは、「直径が2であるときの円周を求めなさい」という練習問題が解けることとは、本質的に違う。新しい言葉を定義するときの、やり方を学校内、学年で統一しておき、定義が出てくるときには必ず「とは」を使って説明させることを繰り返すことが必要である。単元のテストでも円周率とは何か、というような問題を必ず出して確認したい。
6.理科や家庭科で、手順どおりに作業したり、手順を説明したりする場面が増えてくる。「見たとおりに表現する」「時系列に書く」「客観的に表現する」ということが、中学年までにしっかり身についているかどうかが試される場面になる。手順を表すには、行頭数字をつけた箇条書きが有効だが、「どうやって箇条書きすればよいか」を指導する必要がある。中学年では直観的に箇条書きを読ませたり、書かせたりしてもよいが、高学年になったら、箇条書きの区切り方が適切か、手順に漏れや重複がないか、時系列に並んでいるかなどを客観的にチェックし、修正できる能力をつけたい。

PISA調査(読解力)からPart8

 幼児期から小学校中学年まで紹介してきましたが、小学校高学年の「国語力や意味がわかって読める(読解力)」ために留意することを紹介します。学校や家庭でのかかわりや援助などについてお伝えします。なお、中学年のころから学力差が生じやすくなります。それは主観から客観へ、絶対から相対へ、具体から抽象へとジャンプが必要になります。中学年をうまくクリアーすることが大切になることを示しました。
(高学年)
1.高学年になると、徐々に発達の差が縮まってくる。一方、中学年までに生じた基礎的なスキルの差を放置していると学力の差が生じる。①暗記やドリルに頼る、②自己肯定感が低く諦めやすい、③試行錯誤を怖がり他の人の作業を見てから作業を始める、④グループ活動で意見を言わない、ようならば注意が必要である。家庭学習の充実や無料塾などの活用も検討する。
2.発達の差が縮まりつつある機会を捉えて、穴埋めプリントやドリル類から徐々に卒業させ、板書をリアルタイムで写せるよう指導する。
3.新聞を読むことを奨励する。いくつかの新聞記事や用意し、興味のあるニュースを選ばせて読ませる。順番を決めてニュースを読み上げさせる。ニュースの要約を約200字程度、感想を約200字程度で書かせる宿題や家庭学習を出す。
4.前提条件を共有している他者に対して甘えや反抗が出始める時期。例えば、「先生、紙」「あり得ないし」など、わざと説明を省いて相手(教員や保護者)を自分の要求どおりに動かそうとすることがある。きちんと説明すれば聞いてもらえるが、いい加減に説明すると聞いてもらえないことを学ばせたい。本校でも学校全体としてルールとして、きちんと説明できるようにしている。

PISA調査(読解力)からPart7

 小学校中学年の「国語力や意味がわかって読める(読解力)」ために留意することの続きを紹介します。学校や家庭でのかかわりや援助などについてお伝えします。
(中学年)
8.理科では「月の満ち欠け」で「相対」が登場する。月と太陽と地球の関係によって、月が欠けたり満ちたりする。発達段階がそれを受け入れられるところに達しているかにかなり依存しているので、一度でわからなくても諦めずに日を置いて働きかけてほしい。動いている電車から別の電車を見ると、止まったり、後ろに下がったりしているように見えることがある。だが、やはり「相対的に」そのように見えるに過ぎない。このように子どもが納得しやすい「相対」に意識を向かせたり、手で動かせる模型などを使ったりして、機会あるごとに「相対」について繰り返し意識を向けさせる。
9.相対や抽象概念など、中学年では身の回りの生活体験だけからは容易に答えが出ないことに関して「論理だけで考えぬく力」を試される機会が増える。論理の運用も発達の差が出やすい部分である。暗記で良い点を取ると、その成功体験を繰り返そうとし、論理的に考えることから逃避する。この後、暗記以外の方法では学べなくなると、伸びしろが小さくなるので、注意が必要である。
10.記述式で解答する場面が増えるので、科目ごとに答え合わせの仕方を日常的に指導する必要がある。記述式の答え合わせとは、模範解答と同義の内容を書いているかどうかを判定し、同義でなければ同義になるように修正することである。児童は書いた答えが模範解答と異なると、自分の答えを消しゴムで消して、模範解答を写す児童が少なくない。隣の児童同士、あるいは班で答え合わせをするグループ学習を導入するのも効果的である。必ず、「消しゴムを使わず、赤で修正する」ことを徹底する。また、修正する際、「なぜ、これでは同義ではないか」を論理的に説明するよう指導することが重要である。

PISA調査(読解力)からPart6

 幼児期から小学校低学年まで紹介してきましたが、小学校中学年の「国語力や意味がわかって読める(読解力)」ために留意することの続きを紹介します。学校や家庭でのかかわりや援助などについてお伝えします。
(中学年)
5.生活科が理科と社会に分かれ、理科ならば日光や気象、植物や天体の観察を通じて、自然の仕組みについて学んでいく。社会ならば、自分の住んでいる地区や町のことから、鹿沼市や栃木県、日本の地理や歴史へと広がっていく。産業についても学び始める。これが、「生活体験」というリアルな意味や具体例を記号列として表現された「抽象概念」につないでいく上での基礎になる。具体例を挙げさせたり、理由を口頭で説明させたりすることで、意味として獲得しているか念入りに確認したい。
6.算数で筆算が本格化する。掛け算や割り算などの筆算で、注意力が十分でないと、7と9などを区別がつくように書いたり、桁を合わせたり、繰り上がりを正しい箇所に書いたりすることにつまずきやすい。算数が苦手なのではなく、集中力をコントロールすることが難しいだけなので、つまずくようなら最初は穴埋め式でさせ、できるようになったら徐々に「補助輪」をはずしていく。集中力をコントロールしたり、手順を確認したりすることが必要な遊び(例:プラモデル、編み物、ジェンガなど)を効果がある。
7.算数で割り算や分数が始まる。これは子どもが初めて出会う「相対」という概念である。6個のりんごを3人で分けると、1人2個ずつになる(等分除)、ということはほとんどの3年生はわかる。しかし、1ドル100円が1ドル90円になったら、円高だということは大人でもわからない人は少くない。「1ドル100円のとき、90円は何ドルですか?」という相対的な考え方(包含除)は、自分を中心に世界を理解する絶対的な価値観の中で生活していた子どもにとって、極めてハードルが高い。それまで算数の計算問題で満点を取っていたのに、突然70点以下を取る場合、「相対」につまずいていることが多いので注意してみてほしい。

PISA調査(読解力)からPart5

 幼児期から小学校低学年まで紹介してきましたが、小学校中学年の「国語力や意味がわかって読める(読解力)」ために留意することを紹介します。学校や家庭でのかかわりや援助などについてお伝えします。なお、中学年のころから学力差が生じやすくなります。それは主観から客観へ、絶対から相対へ、具体から抽象へとジャンプが必要になります。
(中学年)
1.板書の分量を徐々に増やし、1時間に一度3分くらい集中して板書を写す時間を設ける。発達が遅めで時間内に写せない児童には、書く箇所を示すか、穴埋めのプリントを用意する。書ける速度を確認し、徐々に卒業できるように励ます。
2.国語以外の科目、特に理科や社会の教科書の音読をする。特に、「~を・・・という」ような定義を表す文が出てきたら、必ず全員で復唱する。また、家庭学習で行うとさらによい。
3.読書を奨励する。読書が苦手な児童には、前の日に勉強した各教科書の箇所を読むことを勧める。
4.(気持ちや状況を共有していない)第三者に正確に伝わる表現を工夫できるようになることを目指す。低学年までの子どもは主観の中で生きているが、彼らが客観を身につけるのはハードルが高い。主観で自分が見たことやしたことをそのまま文にしても背景知識や状況を共有していない第三者には伝わらない。そのため、家から学校までの道のりを説明したり、物の名前を言わずに特徴を説明することでそのものを当てるゲームをさせたりすることを通じて、客観的に説明する方法を身につけていきたい。家庭では日中の時間を共有しない保護者は自宅でのネットをオフにして、学校であった出来事を興味を持って子どもの話に耳を傾けてほしい。

PISA調査(読解力)からPart4

 小学校低学年の「国語力や意味がわかって読める(読解力)」ために留意することの続きを紹介します。学校や家庭でのかかわりや援助などについてお伝えします。
(中学年)
3.生活習慣が乱れていないか注意をする。睡眠や食事、排便がしっかりできていないと、特に集中力を必要とする作業(算数など)で脱落しやすい。朝の時間に眠そうにしていないか、小さなトラブルでパニックに陥りやすいことがないか、教員は様子を観察し、家庭と情報を共有する。
4.小学生は高学年に至るまで、発達の分散が相当に大きい。睡眠、食事、排便に気をつけていて、ネットやゲーム依存にさせず、十分に体を動かしていて、日々母語(日本語)で話しかけているなら、親ができるのはそれぐらいだとおおらかに構えたほうがいい。この時期に上手に書けない子、落ち着かない子、他の子の身になって考えられない子、教師の指示を聞けない子は、ごく普通にいる。この時期の早い・遅いは中学生以上の成績に左右しない。教員は、他の児童に危害を加えない限りは、長い目で見てあげている。ただし、放置しているわけではない。定期的に働きかけて、発達の機会を見逃さずに適切な課題を与えることで、他の児童との差を縮めるようにしている。必要に応じては、個別学習教室や通級教室の利用が求められる。これは手間がかかるように聞こえるかもしれないが、低学年や中学年で基本的なスキルの差を縮めておけば、高学年以上の指導が圧倒的に楽になる。

PISA調査(読解力)からPart3

 小学校低学年の「国語力や意味がわかって読める(読解力)」ために留意することを紹介します。学校や家庭でのかかわりや援助などについてお伝えします。
(低学年)
1.読めても、書くことが難しい子は多い。話すことと異なり、文字(書記言語)は、人類最大の「発明」である。書くことを身につけるのは自然なことではない。小学校1年生の夏休みまでに多くの子が五十音を書けるようになるのだから人間はすごい。
 長く書くことが苦痛にならない持ち方で鉛筆(2BかB)を持ち、マスの中におさまるように丁寧に字が書けているか、見守ってほしい。特に「ば、び・・」などの濁点、「ぱ、ぴ・・」などの半濁点、「きゃ、きゅ・・」などの拗音、「きって、きっと」などの促音、「おかあさん、おにいさん」などの長音、「コーヒー」などの長音符につまずく子(特に男子)は多い。学校ではMIMという特殊音節や語の区切りについて月に1回確認しています。この時期の発達は分散が極めて大きいので、焦らず、諦めずにほどよい距離で見守り、手助ける必要がある。個別学習教室や通級教室の利用も必要で、叱りつけたりドリルをさせすぎたりすると、勉強への苦手意識につながったり自己肯定感が下がるので気をつけたい。
2.「バッタがはねた」とか「カラスが電線にとまった」など、主語と動詞と目的語を使って見たことを短い文で説明できるとよい。これらに形容詞や修飾節をつけられるようになっていくと中学年でスムーズに移行できる。家庭環境の差や幼児期に多様な大人に触れているかで差が生じやすい時期なので、「何がどうした?」遊びなどを通じて、文の基本構造を理解したり、語彙を増やしたりする機会を十分与えたい。

8日 自分は大切な存在!

8日の魔法の日めくりメッセージです。

自分は大切な存在! ~手洗いうがいは大切だよ~

手洗い・うがいを通して、
自分の体を大切にする習慣を身に付けましょう。
手を洗うとは、表裏、爪の間まで気を付けること。
うがいは、喉の奥の見えない汚れを取ること。
見えていることだけにとらわれないで、
自分を大切にしましょう。

すぐに結果が見えないことでも習慣化することで、
自分というものは、外見だけでなく、
”中身も大切なんだ”と分かります。


自分を大切に出来ているようになると、
他の人・ものも大切にする事が出来るようになりますよ。


 歯の治療はお済ですか。治療中の子どもたちもいることかと思いますが、適切に処置することは、自分を大切にすることの一つです。ぜひ、早期の機会に治療をお願いします。

PISA調査(読解力)からPart2

 小学生の子どもたちに国語力や読解力をつけることが必要です。その根底には、幼児期から育んでいくことが必須になっています。あらためて、「AIに負けない子どもを育てる(新井紀子著)」を紹介します。

(幼児期)
1.身近な大人同士の長い会話を聞く機会を増やすこと。特に多様な年代の大人同士の会話を聞く機会があるとよい。
2.身近な大人が絵本を開いて、繰り返し読み聞かせをしてあげてほしい。幼児にとっては繰り返しが楽しい。
3.信頼できる大人に、自分は守られている、という実感を育てること。
4.社会(文字、数、貨幣、移動手段、調理など)に関心を持つようになったら、ごっこ遊びができる環境を作ったり、広告や駅名を読んでやったり、貨幣で何かを買ったり、簡単な調理を一緒にしたりする機会を増やしてあげたい。
5.日々の生活の中で、子どもが身近な小さな自然に接する時間を取ること。子どもが十分満足するまで、そのことをじっくり観察したり感じたりする時間を取ってあげたい。
6.子どもが自分の関心に集中できる時間を十分確保すること。タブレットなどによる映像でなく、具体物を使った活動ができるようにすること。
7.同世代の子どもたちと、十分に接する機会が確保されること。また、少し年上の子どもたちがすることを真似たり、憧れたりする機会が確保されること。

PISA調査(読解力)から

 12月3日(火)に「国際学習到達度調査(PISA)」の結果が公表されました。4日(水)の新聞に掲載されたのはご存じかと思います。見出しを見ると、「日本「読解力」急落15位」、「理数系上位維持」、「長文読み書き減 要因か」、「情報探し出す 苦手」、「本・新聞読む生徒 高得点」、「小中高 討論・発表重視へ」、「読解力 転落ショック」、「SNS世代 読むより反応」などがありました。
 日本の読解力が急落したのは、「子どもたちの言語環境が急激に変わり、読書などで長文に触れる機会が減った」ことを文部科学省の担当者は述べています。子どもたちの言語環境が急激に変化したことは、スマホやSNSといった環境の変化があげられます。「この公園には滑り台をする」という文章が予備校で提出された要約文だそうです。主語や述語が不明確で意味が通じない文や、すべてに「、」をつなげ、1文で書く高校生もいるとのこと。この原因の1つにSNSの普及があると言われています。スマートフォンを使って、短文でのやりとりできるラインは、単語や略語だけの「話し言葉」で通じてしまいます。また、そのときの気分を「スタンプ」を使えば、感情を言葉にする必要もありません。このように、「正しく書かなくてもいい」環境も生まれたことが、言葉の乱れにもつながっているようです。
 また、本の種類にかかわらず、本を読む頻度は、2009年と比較して減少傾向にあります。読書を肯定的にとらえる生徒や本を読む頻度が高い生徒の方が、読解力の得点が高いという結果も出ています。中でも、フィ クション、ノンフィクション、新聞をよく読む生徒の読解力の得点が高くなっています。

AIに負けない子どもを育てるためにPart13

⑦-2具体例同定(理数)の問題(普通)
以下の文を読みなさい。

 3つの文字abcを用いた文字列で、次の(1)と(2)を満たすものを考える。
 (1)最初の文字はaである。(2)同じ文字が2つ以上続くことはない。

上記の文の(1)と(2)を満たす文字列を選択肢の中からすべて選びなさい。

① abcba  ② abbca   ③ bcacb   ④ abcde

 正解は、①になります。この具体例同定能力が十分に伸びていない状態で中学校に入学すると、中学校の学習につまずきやすくなりますと言われています。例えば、偶数の定義を学んだ6年生でも半数の子どもたちは読めません。「2,4,6,8、・・・のような整数を偶数といっても、-110はどうか、0はどうか、という判断できません。「2で割り切れる整数を偶数という」とか、「2の倍数であるような整数を偶数という」という定義を使わないと、正確に伝わりません。
 

AIに負けない子どもを育てるためにPart12

 具体例同定(理数)の問題は、具体例同定(辞書)と同様に、定義を読んでそれを合致する具体例を認識する力を測定するものです。

⑦-1具体例同定(理数)の問題(易しい)
以下の文を読みなさい。

 1とその数以外の約数をもつ数を合成数という。

合成数の例として正しいものを選択肢の中からすべて選びなさい。

① 1   ② 2.2   ③ 0.6   ④ 9

 正解は、④になります。合成数は、
1とその数以外の約数をもつ数ですから④になります。

AIに負けない子どもを育てるためにPart11

 小学校に入学すると、「定義」という言葉は使わなくても用いられる場面がたくさんあります。生活で使う生活言語から学習で使う学習言語に変わるのが2年生の後半から3年生前半で移行していきます。

⑥-2具体例同定(辞書)の問題(普通)

 ある者が他の者に対して一定の行為を請求しうることを内容とする権利を債権といい、財産権のひとつである。例えば、お金を貸した人に対して、お金の返済を請求できる権利は債権である。

「債権」にあてはまるものを選択肢の中からすべて選びなさい。

①友達に貸した本がなかなか返ってこない。早く返してほしい。
②今月の給料が支払われない。きちんと払ってほしい。
③提出期限になっても、なかなか宿題を提出しない生徒がいる。早く提出してほしい。
④友達に借りた金を月末までに返さなくてはならない。

 正解は、①、②になります。「債権」の定義を読んで、それを合致する具体例を認識する力を測定しています。

AIに負けない子どもを育てるためにPart10

 Part9のイメージ同定の問題⑤-2の正答は④です。次に、具体例同定(辞書)の問題は、定義を読んでそれを合致する具体例を認識する力を測定するものです。

⑥-1具体例同定(辞書)の問題(易しい)
以下の文を読みなさい。

 人間が欲望を満たすために、生活に必要な物資など(財・サービス)を使うことを消費という。

「消費」にあてはまるものを選択肢の中からすべて選びなさい。

①学生が大学に通って教育を受けること。
②出張に行ってビジネスホテルに泊まること。
③ピアノを使って曲を演奏すること。
④暑いときや寒いときにエアコンをつけるために電力を使うこと。

 正解は、①、②、④になります。文章の最小の単位は単語です。この文の「文章」、「最小」、「単位」、「単語」の意味がわからないと、意味はわかりません。子どもたちは成長の過程で、既知の語彙との関係性から徐々に語彙を獲得しています。その獲得の方法は、主に2つあります。1つは、たくさんの例文から「だいたいどういう意味かな」と帰納的に理解する方法です。もう1つは、「~を・・・という(と呼ぶ)」という形式で新しい言葉を直接導入する「定義」と呼ばれる方法です。
 

7日 無償の愛を満タンに!

7日の魔法の日めくりメッセージです。

無償の愛を満タンに! ~ぎゅ~っと抱きしめ合おうね♡~

無条件に抱きしめましょう。
心を抱きしめることで、
きっと、強がりや意地っ張りな心がほぐれ、
素直な心が戻ってきますよ!
”下の子が生まれた!”
”喧嘩した!”
”叱った!”
そんな時には特に、しっかり抱きしめて愛を伝え、
安心させあげましょう。

今日は7日目、子どもをしっかり抱きしめましょう♡


 子どもの心のエネルギーが空になると、やる気や意欲はでません。もちろん大人も同じです。心のネルギーを貯める器が子どもによって大きかったり、小さかったりします。器が大きくなった子はときどきで大丈夫ですが、まだ小さい子には沢山のエネルギーを貯め続けることができるようにお願いします。一緒に楽しく食事をする、一緒にお風呂に入る、女の子なら髪の毛をとかす、楽しくコミュニケーションするなど、一緒に何かをすることでエネルギーが満ちてきます。そのときに、頑張って顔晴っていることを伝えていきましょう。

6日 役立つ事の「喜び」を知ること

6日の魔法の日めくりメッセージです。

役立つ事の「喜び」を知ること ~お手伝い出来るかな?~

どんな小さなお手伝いでも、
沢山の「有難う」のシャワーを浴びせて、
褒めて認めてあげましょう!

人のために行動することに喜びを実感すると、
将来、社会に貢献でき、
思いやりや責任感が育まれ、
志の持てる子になりますよ。


 誰かのために役立つことができるようになるためには、褒められた、認められたということを実感したり、自覚したりすることが必要になります。「だれかのために、みんなのために」行ったことが承認される経験が多いお子さんに育ててることが大切だと「エミール(ルソー)」も述べています。「自分のために生き、みんなのために生きる」そんな子どもたちを育んでいきましょう。

5日 安心感は、勇気と行動力の源!

5日の魔法の日めくりメッセージです。

安心感は、勇気と行動力の源! ~ずーっと、ずっと「いってらっしゃい」「いってきます」~

子どもは毎日、
新しいことに出合うために出発します。
しっかり、姿が見えなくなるまで
見送ってもらうことで、安心して旅立てるのです。
安心感が得られないと、不安で、
何事にも消極的になります。
安心感が得られると、エネルギーが充満して、
自分らしさが発揮できます。

「いってらっしゃい」「いってきます」の掛け合いで、
1歩前へ進めるのです!


 子どもの中に安心感が得られるかどうかです。安心感が得られるときには、実際にはいなくても心の中に「いつでも見守られている」という感覚が育つことです。「愛着の形成」ということになります。小学校入学前に「愛着の形成」がなされないと、学校生活で困難な場面が生じてきます。お子さんによっては、十分に獲得されないこともあります。小学生の子どもたちに安心感が育つように、褒めて、認めて、励ましましょう。

4日 「あいさつ」は人とのつながり・結びつき

4日の魔法の日めくりメッセージです。

「あいさつ」は人とのつながり・結びつき ~目を見て「あいさつ」してるかな?

目を見ることは相手を認め、
信頼関係を結ぶ第1歩になります。
朝1番の「おはよう」は、
1日の清々しいスタートがきれますよ!

沢山の「あいさつ」を探して声に出してみましょう!
きっと、新しいつながりや、お友達と出合えますよ。


 元気な「あいさつ」ができる子は自分に自信があったり、エネルギーがあったりすると感じています。私も負けなぐらいに「あいさつ」をしてエネルギーを与えています。互いがつながり、結ばれていることを実感しながら。

3日 食を通じて宇宙とつながる

3日の魔法の日めくりメッセージです。

食を通じて宇宙とつながる ~「いただきます。」「ごちそうさま。」~

手を合わせて言う動作は、
自分と食事に関わる全ての事柄が
つながり合わさることを意味します。

親指にはご先祖様・お父さんなどと言う意味があるので、
親指を見て言うことで、
周りの方への感謝の心が育まれます。

食べ物への感謝の気持ちと共に、
人とのつながり、世界とのつながり、
宇宙とのつながりの中で
自分が生きていることを感謝出来るのです。


 食べ物に感謝する気持ちで「(生き物の命を)いただきます。」「(生き物の命を)ごちそうさまでした。」と言うのだと祖父母から教えられたことを思い出します。生き物の命を大切にすることは、人間が生きるために必要な分だけ、命をいただくことなんですね。

2日 物事が、うまくいく!

2日の魔法の日めくりメッセージです。

物事が、うまくいく! ~一緒にお部屋を片付けようね~

部屋の乱れは、心の乱れにつながります。
片付けをする事で、空間が整い、心も整理出来るので、
良いエネルギーが部屋に充満します。
部屋の片付けは、心が落ち着き、物事がうまくいきますよ。

ぬいぐるみ、ボール、積み木、
どこに何を片付けるのかを、
はっきり分かるように分類する工夫をしましょう。

一緒に片付けをすることが、習慣化する秘訣です!


 幼児へのメッセージですが、小学生に向けたメッセージといっても不思議ではありません。きれいにすることは、場所を整え、次の行動へ切り替えることの準備になります。切り替えることや後片付け、計画的に行うことなどを「実行機能」と言います。この実行機能を上手くできるようにすることが小学生に重要なことと言われています。自分だけではできない子どもの場合、大人が一緒にかかわることで習慣化につながります。子どもによい習慣を。

AIに負けない子どもを育てるためにPart9

 Part8のイメージ同定の問題⑤-1の正解は、③になります。文章で表現された内容と図や表が対応しているかどうか見極めるのがイメージ同定力です。AIに負けない子どもを育てるためにこの力が必須です。
 次の問題に移ります。

⑤-2イメージ同定の問題(普通)
以下の文を読み、冬の季節風の流れ方を表す図として適当なものをすべて選びなさい。


 冬の北西からふく季節風は、暖流の対馬海流が流れる日本海をわたるときに大量の水蒸気をふくむため、日本海側の地域に雨や雲を降らせる。太平洋側では、山脈をこえた乾いた風がふいて晴れの天気が続く。


 

AIに負けない子どもを育てるためにPart8

 Part7の推論の問題④-2の正解は、①正しいです。小学校6年生までの学校教育の知識と、生活の中で身につけていると期待される常識から導く能力を「推論」という枠組みで問いています。
 次に、イメージ同定の問題に移ります。文と非言語情報(図表など)を正しく対応付ける力を測定した問題です。6年生が行ったのが次の問題です。

⑤-1イメージ同定の問題(易しい)
以下の文を読み、世界の人口組成を表す図として適当なものをすべて選びなさい。

 世界の人口は、アジアに6割が集中しており、アフリカと南アメリカを加えた3地域では、8割にも及ぶ。

AIに負けない子どもを育てるためにPart7

 Part6の推論の問題④-1の正解は、②まちがっているです。基本的知識と常識から、論理的に判断する力を測るのが推論です。推論の基本は、「Aが正しければBが正しい」ということと「Bが正しければCが正しい」という情報から「Aが正しければCが正しい」という結論を導くことです。次の問題に移ります。

④-2推論の問題(普通)
以下の文を読みなさい。

 グリーンランドの大部分や南極は氷雪気候で、夏でも平均気温が0℃以下のため、1年じゅう雪や氷に覆われている。

 上記の文が書かれたことが正しいとき、以下の文に書かれたことは正しいか。「正しい」、「間違っている」、これだけからは「判断できない」のうちから答えなさい。

 グリーンランドの一部は氷雪気候ではない。

 ①正しい  ②間違っている  ③判断できない