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2020年11月の記事一覧

自己肯定感をつけるには?⓭

⓭「家族旅行」をする  -成長に大切な非日常体験

旅行は、日常では出会えない人と出会い、自然、歴史、芸術、文化など「本物」に触れ、五感を使って「非日常」を体験することで、子どもの視野が大きく広がる機会です。東洋大学国際観光学部の森下晶美教授によると、子どものころに家族旅行の経験が多い人は、成人後も、コミュニケーションや社会性、思いやりなどの点で自己肯定感が高いという傾向が明らかになっています。観光庁の調査でも、子ども時代の旅行回数が多いほど、その旅行経験が「いまの自分に役立っている」と感じている人が多いと報告されています

「家族旅行」をするにはどうすればいい?

(1)テーマを決める

旅を通じて育つ「旅育」という考えを提唱し、子どもの成長に旅行をどう役立てるかを紹介している旅行ジャーナリストの村田和子氏は、家族旅行に「テーマ」を設定することを勧めています。その際、子どもの年齢や成長に合わせた内容を選ぶこと、興味がなさそうなら無理をせず機会を改めることがポイントだといいます。日常で子どもが興味をもっていることを手がかりにしたり、親子で一緒に初めての経験にチャレンジしたりするなど、子どもが自分から進んで関われるテーマを考えます。

「寝台列車に乗る」「化石の発掘体験をする」「牧場で乳搾りをする」「カヤックに挑戦する」「高山植物を見る」など、さまざまなテーマが考えられます。

(2)作戦会議をする

オランダ・エラスムス大学の調査によると、旅行へ行く際に最も幸福度が高まるのは旅行の計画を立てているときだそうです。子どもを連れていくだけの旅行ではなく、家族それぞれが行きたい場所、やりたいことを持ち寄り、話し合うことを村田氏は勧めています。子どもがまだ低学年で、自分で案を出せないとき親が予算や日程を踏まえた案を複数用意し、子どもに選ばせます。その際、選んだ理由を子どもからしっかり引き出すことも大切だと村田氏はいっています。

(3)一緒に準備をする

旅先で何が必要か、何をしようかと親子で話しながら準備をすると、想像力が養われます。村田氏の家庭では、電車の乗り換えを調ベて案内をする「案内係」、お土産の予算管理をする「会計係」などの役割を決めていたそうです。子どもに役割をまかせると、自然に主体性が身についていきます。

(4)移動時間にコミュニケーションを深める

旅行には移動がつきものですが、子どもは三半規管が弱いため、近いところばかり見ていると酔いやすくなります。

家族旅行にはゲー厶機は持参せず外の景色を楽しんだり、おしゃべりをするなど、コミュニケーションを深める時間に充てると、家族旅行の充実感が一層アップします。

(5)思い出を記録に残す

思い出を記録に残すと、旅行をふりかえりやすくなります。村田氏は、旅の記録として、家族でひと言ずつしたためたハガキを旅先から自宅に送っていたそうです。数年して見返すと、ひらがなから漢字まじりへ変わる子どもの文字に成長を感じるといいます。子ども自身にとっても、記録があればそれを見返すことをきっかけに旅行の記憶をよみがえらせることができ、楽しい思い出が心の成長を後押ししてくれます。

19日 ものには役割がある

19日の魔法の日めくりメッセージです。

ものには役割がある ~ものを大切にしよう~

「ものを大切にする」のは、
それぞれの役割を知ることです。
ものは、必要だから存在するのです。
それを壊れたから捨てる、
すぐに新しいものと取り換えるのではなく、
絵本やおもちゃをどうやって直すか考えたり、
工夫して新しい使い道を生み出していきましょう。


 2学期15週目の木曜日です。6年生は今日と明日が修学旅行になります。楽しい思い出にしてほしいと願っています。ものを大切にする人は、人を大切にすると言われています。ものを大切にする子どもを育んでいきましょう。ものを大切にするコツはものに名前を付けることです。私も初めて買った車のナンバーが「8」だったので、8番ブーと言ってたことを思い出します。また、1年生の担任をしたことが1度だけあるのですが、教え子の中に物を大事する子がいました。その子には頑張ったので本をプレゼントしました。その子は今、作家になっています。ものに愛着を感じることが人やものを大切にすることにつながります。

職員研修

 1年生の国語の研究授業について、職員で協議しました。講師は上都賀教育事務所の増田指導主事です。今年度、20回程度ご指導いただいているところです。私たち教職員も、研究授業や公開授業を通して指導力を向上させ、子どもたちの前に立ちたいと研修に常に励んでいます。児童と共に、「学びの秋」にしています。
   

自己肯定感をつけるには?⓬

押しつけない「いい距離感」で接する

どんな親にも、わが子に対して「こんな子どもでいてほしい」という理想があるでしょう。そしてその理想から少しでも外れると、心配に思うあまり、つい余計な言葉をかけたり行動をしたりしてしまうものです。親としては励ましたり助けたりしているつもりですが、これは子どもの立場からすれば「押しつけられているJ状態にほかなりません。たとえば、子どもの感情を考えずに「それでいいと思っているの?」「そんなことで泣いちゃダメ!」といった言い方で正論を押しつけられると、子どもは突き放されているような気持ちになります。

反対に、子どもと一体化しすぎると、「〇〇ちゃんはうまくできないだろうから、パパ(ママ)が代わりにやってあげるよ」などと言って、子どもの不快や苦しみ、起こりそうな困難を先回りして防ごうとしてしまいます。これでは、子どもから「経験」を奪い、子どもが自分の能力に気づくことをさまたげることになります。親自身が自分の言動が子どもに及ぼしている影響に気づいていないことも多く、親の思いを押しつけられた子どもはキレるか、自分の本当の気持ちを隠すか、どちらかしか選べなくなります。親子の適切な距離感というのはなかなか難しいものですが、「子どもを突き放しすぎず、一体化しすぎない」という意識をもっておくようにします。

 

「親の思いを押しつけない」ために何を意識すればいい?

(1)本当の問題はどこにあるのかを知る

たとえば子どもが何かを嫌がっているとき、なぜそんなに嫌なのか、話をじっくり聞いてやる気がないように見えていても、本当は失敗を恐れているのなら、失敗は成長の機会だと教えてあげることで背中を押し、恥ずかしくてできないのなら、恥ずかしさを取り除くにはどうすればいいか、解決の方法を一緒に考えてみます。子どもの気持ちに「共感」するのです。

(2)「まだ」のひと言を加える

スタンフォード大学のキャロル・Sドウエック教授は、「Not Yet思考」(まだ思考)による発想の転換を勧めています。子どもが「できない」「イヤだ」と言うとき、「まだ〜」という言葉をつけ加えるだけで、「まだできない(やりたくない)だけ」「(もう少し練習すれば)できるかもしれない」というモチベーションに変えることができるといいます。いまできなかったり、やる気がしなくても、それは「目標や成功に到達するまでの道のりの一部だ」と思える力を育みます。

(3)他の子と比べない

親の不安や心配は、他の子どもと比較してしまうことからも湧いてくるものです。また、子どもが昨日は前向きだったのに、今日は後ろ向きな反応をするということもよくあります。子どもはそのくらい複雑で、一人ひとり違うのだということ、そして子どもによって成長の仕方や速さもさまざまだということを心に留めておきます。

(4)自分と比べない

自分が成功したから子どもにも同じルールを敷くのが安全だと考えたり、自分が叶えられなかった夢を子どもに託したりするのは、子どもの幸せを願う親心からです。ですが、子どもの将来の幸せは、子ども自身が人生を通じて見つけていくものです。世の中が劇的に変化しているいま、大人の尺度や判断がこれからの世界でも通用するという保証はどこにもないことを、親は肝に銘じておく必要があります。


18日 その「言葉」で伝わりますか?

18日の魔法の日めくりメッセージです。

その「言葉」で伝わりますか? ~みんなの口からきれいなお花~

「言葉」は、自分の意識そのもので、
意思を伝えるためにあります。
傷つける「言葉」は、とげのある意識が、
嬉しくなる「言葉」は、やさしい意識が働いています。
伝えたい事は伝えるためには、
どんな「言葉」で表現しましょうか?
「言葉」は生きています。
私達から出てくるものは、
全て、意味があり役割があります。
私達大人が、お手本となり、お花が飛び出すような、
楽しくて、嬉しくなるような素敵な「言葉」をつかいましょう!


 2学期15週目、週半ばの水曜日です。家族の中でどのように言葉は使われていますか?日本では、昔から言葉は言霊と言われています。どのような言葉をつかうかが大切になりますが、プラスの言葉をつかってほしいと思います。悪口やからかう言葉、人が気になる言葉などのマイナスの言葉を使っていると、言われている人が当然嫌な気持ちになります。それだけでなく、言っている人もマイナスの影響が出てきます。一緒に生活するためには相手を思う気持ちを尊重することですね。国語で物語教材を学ぶことは、登場人物の気持ちを想像し、気持ちをつくることの積み重ねによって学んでいきます。夏目漱石の「こころ」の中で、気持ちではなく、心持ちという言葉を使っています。辞書では「心の持ち方。心がけ。気だて。感じていることや思っていること。」と記されています。

自己肯定感をつけるには?⓫

⓫受け入れる  -無条件で認めてあげる

 アメリカの心理学者、アブラハ厶マズロー博士は「人間は自己実現に向けて絶えず成長する」と仮定し、人間の欲求を5段階の階層に分けて説明しました。最初に空腹、睡眠など「生命の維持」を求める生理的欲求があり、それが満たされると次は「安全なところに住みたい」と求める安全欲求、さらに「家族、友人と親しくありたい」と求める親和欲求、そして「他者から価値ある存在と認められたい」と求める承認欲求へと、欲求の内容が進化していきます。「自己実現」の欲求は階層の頂点にあり、人が自分の能力を発揮するには、下位の層にあるさまざまな欲求を満たす必要があるというのがマズローの考えです。

  存在を心から認める

子どもの“強み”を引き出す教育で、さまざまな学校の校長として活躍してきた教育者、ジョェニファ一・フォックスは、「子どもに健全な未来を望むのであれば、すべての子どもが持って生まれた価値を心から信じることから始めなければならない」と述べています(『子供の強みを見っけよう』日本経済新聞出版社)。つまり、子どもが将来、自己実現するには、子どもの承認欲求を満たすこと。そのためには子どものありのままを受け入れることが欠かせないということです。

 

「存在そのもの」を受け入れるにはどうすればいい?

(1)条件をつけない

 親としては子どものことを十分に認めているつもりでも、じつは子どもが「がんばったから」「よい成績だったから」と、条件付きでほめていることが意外と多いものです。成績が抜群によく、まじめな努力家でも、疎外感や失敗への恐怖を感じている子どもは少なくありません。「どんなことがあってもあなたは私の宝物」「どんなあなたでも大好き」と伝えることで初めて、子どもの承認欲求は満たされます。

(2)アドバイスを押しつけない

親はよかれと思って、自分の体験やアドバイスを子どもに伝えようとします。ところ子どもは、必ずしもいつもアドバイスを求いるわけではなく、ただ話を聞き、受け入れてほしいと思っているだけということも少なくありません。子どもには、大人が理解し、信じてくれているという思いが必要です。そのために、「子どもの思いを聞く」という姿勢で接すると、子どもはむしろ自分からアドバイスを求めるようになります。

(3)要求ではなく「気持ち」を受け入れる

白百合女子大学の発達心理学者、秦野悦子教授は、「子どもの気持ちを受け止める」ことと「子どもの要求を受け入れる」ことは別だといいます。子どもが駄々をこねたり、自分の要求を曲げなかったりするときは、まず子どもの気持ちを受け止め、認めます。そうして子どもに「自分は認められた」と安心させてから、要求を受け入れられない理由を説明したり、改めて何をしたいのかを聞き出したりするとよいそうです。

 また、秦野教授は「その場から離れて気持ちを切り替えさせたり、ぎゅっと抱きしめて安心させたりすることも効果的」だといっています。

17日 「ほこり」の持てる私になる

17日の魔法の日めくりメッセージです。

「ほこり」の持てる私になる ~落ちているゴミを拾いましょう!~

人の役に立つことを、
誰も見ていなくとも勇気を持って、
恥ずかしがらずに、堂々と行動に移す。
自分の意思を貫く。
習慣づくことによって、
自尊心が芽生え、自分に自信が持て、
何でも、「やってみよう」と挑戦できるようになりますよ。
親子で、まず出来ることからやってみましょう。


 2学期15週目の火曜日です。学校保健委員会が開催されます。
 本校のスローガンは「全力」「挑戦」「ありがとう」です。そのためのベースや原動力になるのは、やる気や自尊心、自信などです。ほめて、認めて、励ましていくことが大切です。情緒的サポートといわれており、ほめるポイントは、結果や能力でなく過程です。過程での頑張りをほめてみてください。小学生のうちに自分のために、みんなのために役立つことができるように育みましょう。例えば、「なぜ、石けんを使って手洗いをするのか?」を子どもと考えたり、調べたりすることもおもしろいのではないでしょうか。親水性と疎水性という、水に付きやすい性質と水をはじきやすい性質、「水と油」とよく言いますが、それをうまくつなげるのが石けんの役割です。界面活性剤という石けんの役割によって、菌が落ちることになります。今だからできることを一緒に考えたり、調べたりして、子どものやる気や自信などを育んでみてください。

自己肯定感をつけるには?❿

❿「習い事」をする③  -お金のやりくりをする

ベネッセ教育総合研究所が20173月に318(高校3年生)までの子をもつ母親1万6170人を対象に、塾などの学校外での「教育活動」について調査したところ、月にかかるお金の平均が3歳では3200円、ピークとなる中学3年生では25900円にものぼることがわかりました。「教育費にお金がかかり過ぎると思うか」との質問に対しては、「とてもそう思う」「まあまあそう思う』と答えた人が全体で67.2%となり、多くの保護者が教育費に対して負担が重いと感じています。

一方で家計再生コンサルタントの横山光昭氏は、「子どもの教育費を抑えるために、まず見直しを図りたいのは習い事の費用」といい、「『子どものため』という大義名分で、子どもに聞いてみると『やりたいわけではない』『なんとなくすすめられて』というケースも多い」と指摘します。

ファイナンシャルプランナーなど金融の専門家によると、習い事の費用は年収の5%程度が理想とのこと。とりわけ英語やプログラミングなど、親世代が未経験、あるいは苦手と感じる分野には不安がつきものですが、教育資金は成長とともに負担が増加するので、資金繰りは長期的に考える必要があります。

 

習い事の「お金」、どうすればいい?

(1)大学進学の資金を最優先に考える

子どもにかかる学費のピークは大学進学時です。私立か国立かによって幅がありますが、入学金を含めて、入学1年目だけでも90万〜140万円程度の費用がかかります。横山氏は、大まかな目安として「大学入学までに300万円を目標に貯めるとよい」といっています。横山氏によると、0〜15歳に支給される児童手当をすべて貯金しておくだけで約200万円になるそうです。

子ども名義の通帳をつくり、児童手当と教育資金をそこにコツコツと積み立てていくこと。そのお金は、絶対にほかのことに使わないことがポイントだといいます。

(2)新しく1つ始めたら1つやめる

習い事が1つ増えると、費用が増すだけでなく、自由な時間も減ります。幼児教育に詳しい東京大学大学院総合文化研究科の開一夫教授は、「習い事を増やすほどに、友人と遊ぶ時間や親と食卓を囲みながらゆっくりと話す時間が減っていくことも認識したうえで、その習い事が本当に必要か判断してほしい」といっています。

(3)オンライン学習も選択肢に

オンライン英会話やプログラミング講座など、子ども向けのオンライン学習サービスが増えています。子どもの理解度に合わせて個別に最適化された「Qubena (キュビナ)」や「すらら」のようなオンライン教材を使えば、お金や移動時間が節約できるほか、子どもにとって最も効率的な学習が実現でき、時間の余裕も生み出してくれます。

 


16日 食事のマナーを伝えましょう

16日の魔法の日めくりメッセージです。

食事のマナーを伝えましょう ~お茶碗を持ってごはんを食べよう!~

「ごはんを大切に食べる」という
想いを形で表現できるように、
食事のマナー・仕方に目を向けてみましょう。

お茶碗を持ってごはんを食べる、
お箸をおいてからお茶を飲む、
ご飯とおかずを交互に食べる、
一つひとつを大切にできるように、
マナーを守って楽しく食べる。

一度お子さんと一緒に食事のマナーを考えて下さい。
毎日必ずとる食事は、マナーを伝えられる大切な時間です。

 2学期、14週目の月曜日です。今日は本校で人権教育研修会が行われます。新規採用の先生方が2年1組の道徳や6年1組の社会での研究授業に参加します。
 食事での食べ方やマナーからその子の様子がわかるとも言われています。私自身は食べるのが早いのですが、職業柄そのようになっているのかもしれません。食事に限らず、そのときどきでマナーを教えてください。家庭で生活するうえで日々やっていること、食事、洗濯、掃除、健康管理というものを子どもと一緒にやって、子どもができるようにする時間として使うことができたかを振り返ってみてください。

自己肯定感をつけるには?❾

❾習い事をする②  -スケジュールをゆったり組む

最近では共働き世帯が増え、放課後の居場所代わりに習い事や塾に通わせるケースも見られます。親にとっては安心できる預け先が確保できるうえに、子どもの能力も伸ばしてもらえて「一石二鳥」の気分ですが、子どもにとってはぼうっとしたり、自由気ままに遊べる時間が減ったりするので、心身ともにそれなりの負担がかかってしまうことになります。遊びの研究の第一人者である精神科医、スチュアートブラウン博士は、大人が用意した習い事ではなく、子どもが「ただ遊ぶJことの重要性を指摘しています。自由な遊びは、感情を整え、思い通りに行かないときにも苛立ったりせず、まわりの人の話に耳を傾け、前向きな気持ちになれるといったスキルを身につけられ、自己肯定感の土台になります。子どもが習い事をする際には、自由に遊べる時間を確保し、適正なスケジュールを考えることが必要です。

 

習い事の「スケジュール」、どう組めばいい?

(1)過密スケジュールを防ぐ

カリフォルニア大学ロサンゼルス校の精神科医、ダニエル.J .シーゲル教授らは、子どもが習い事による過密スケジュールに陥るのを防ぐため、次のようなポイントを意識することを提唱しています(『自己肯定感を高める子育て』)

・子どもが自由に使える時間がある

子どもが、きょうだいや友だちと気ままに楽しく過ごせる時間、ぼうつとしたり何かに没頭できたりする時間が十分にあるかどうかを意識します。

・十分な陲眠がとれている

習い事が多過ぎて睡眠時間が削られていないか注意します。

・子どもにストレスがたまっていない

子どもが疲れやすかったり、不機嫌だったりしていないか、不安や緊張などを感じているそぶりを見せていないか、注意深く見るようにします。

・家族で夕食を食べられる

毎日は難しいかもしれませんが、家族が一緒に食卓を囲む時間がまったくないほど忙しいのは心が落ち着きません。

・スケジュールに親がイライラしない

子どもの過密スケジュールで親自身も忙しくなってしまい、ストレスがたまってくると、子どもとの対話でもイライラしやすくなります。親子で過密スケジュールにふりまわされて体が疲れていないか、精神的にもつらくなっていないか意識するようにします。

・頻繁に急かさない

「早く」「急いで」という言葉を頻繁にロにしていないか、改めてふりかえってみます。

そうした言葉が出るのは、スケジュールが過密なせいだけでなく、子どもの体が疲れてしまっていて、動きが鈍くなっている可能性もあります。

(2)早くから始めなくてもいい

以上に加えて、スケジュールを考えるうえで知っておきたいのは、習い事は必ずしも早く始める必要はないということです。山梨大学大学院の教育学者、中村和彦教授がオリンピックのさまざまな競技のメダリス卜40人を調査した結果、そのスポーツしか体験したことがないという人は2人しかいなかったといい、その9割は、小学校時代12時間以上遊んでいました

音楽や英語についても、日常的に親が楽しんで聴いたり学んだりしている環境があれば、子どもには良質な音が自然と耳に入り、センスが身につくことにつながるようです。

15日 自分を守る、社会のルールを守る

15日、魔法の日めくりメッセージです。

自分を守る、社会のルールを守る ~信号を守ろう!車に気をつけよう!~

子どもが、親と一緒に歩く間に、
自分の身は自分で守ることが出来るよう、
しっかりと交通ルールを教えましょう。

社会のルールである交通ルールを守ることで、
自分も社会の一員であることを
認識できるようになってきます。

まず、大人である私達が社会のルールを守れるように
見本となりましょう。


 2学期14週目、日曜日です。新型コロナウイルス感染予防のためには、自分を守ることの大切さを痛感させられます。学校での新しい生活様式が慣れてきましたが再確認が必要です。ルールは何のためにあるのでしょうか。二人以上の生活の中では必ずあります。子どもたちの好きなスポーツにも遊びにもルールがあり、守ることで楽しむことができます。ルールだけでなくマナーも守れる子どもたちを育んでいきましょう。

自己肯定感をつけるには?❽

❽習い事をする①  -習い事を選ぶ

習い事は、子どもが好きなことを見つけ、自信をつけるきっかけになります。ところで、いまの小学生はいったいどんな習い事をしているのでしよう。20198月に学研教育総合研究所が小学16年生の親子1200組を対象に行なった調査によると、いま小学生がしている習い事は、1位が「水泳」、2位が「受験のための塾学校の補習のための塾」でした。3位は「通信教育」、4位「音楽教室」、5位「英語塾(読み書き中心)英会話教室Jと続いています。

同研究所が20189月に調査した、保護者が子どもに習わせたい習い事は、1位「英語塾英会話教室」、2位「水泳」、3位「そろばん」で、小学1年生の保護者では男女ともに「そろばん」が1位と人気です。2017年の調査では8位だった「プログラミングjは6位に上昇しており、2020年度からのプログラミングの必修化で注目が集まっているようです。ベネッセ教育総合研究所の「学校外教育活動に関する調査2017」でも、「運動やスポーツをするよりももっと勉強をしてほし い」かを問う質問に対して、4割に近い保護者が「とてもそう思う」「まあそう思う」と答えており、2009年の調査に比べて13%も増加しています。その傾向はとくに低年齢で顕著で、未就学児の保護者では14.4%から27.4%と、2倍近くになっています。その傾向はとくに低年齢で顕著で、未就学児の保護者では14.4%から27.4%と、2倍近くになっています。

  子どもの習い事ランキング

1位 水泳28.4

2位 受験のための塾学校の補習のための塾16.7

3位 通信教育14.26

4位 音楽教室(歌や楽器など)14.0

5位 英番塾(読み番き中心)英会話教室13.6

6位 そろばん7.5

7位 書道7.5

8位 サッカーフットサル6.9

9位 武遂(柔道、空手、剣道など)5.6

10位 体操教室5.5

 こうした調査結果からは、保護者の「勉強重視」の傾向が強まっていることがわかります。2020年度以降、大学入試はこれまでのような学力試験いっぺんとうではなく、思考力判断力表現力や主体性といった多面的な評価への変革を掲げていますが、変革の中身がいまだ見えにくく、不安に思う保護者が増えているのかもしれません。

 

習い事を「賢く選ぶ」にはどうすればいい?

(1)子どもの「やりたい!」を最優先に

教育学者の白梅学園大学汐見稔幸名誉学長は、子どもの習い事で親子の意見が衝突したときには、必ず子どもの「好き」を優先してあげてほしいといいます。「これが好き」「上手になりたい」という強い意志が大切で、とくに小さい子は、やっていて「面白い」と思えることがないと続きません。

(2)子どもにぴったりの指導者指導法を探す

汐見学長は「親の目から見て『子どもをやる気にさせるのが上手』『自分が子どもだったら教えてもらいたい』と思える先生がいたら、そこに入れてみること」を勧めています。習い事の種類で決めるよりも、「この指導者やこの教え方なら、子どもが好きになりそう」という視点で選ぶほうがいいといいます。

(3)最初に「目標」を決める

教育ジャーナリストのおおたとしまさ氏は、習い事を始める際は、最初に目標を決めておくことを勧めています。たとえば水泳なら、「25メートル、クロールで泳ぎ切れるようになること」など。が付く習い事ならどの級までがんばるか、目標を立てます。

あるいは、「途中でしんどくなっても半年間は続ける」「〇年生の発表会までがんばる」などと、期間を目標にすることもできます。目標を達成できたら、さらに続けるかやめるかを、改めて子ども自身に決めさせます。受験と重なるなど、一時的に続けるのが難しくなる時期もありますが、子どもがやめたいと言わないかぎりは、細く長くでも続けたほうがいいと汐見学長はいいます。人生 100年の時代には、その習い事が長い人生を豊かにする生涯の趣味になるかもしれません。

(4)最後は「ポジティブ」に終える

もし、子どもが自分からやめたいと言ってきたなら、そのときも最初に決めた目標がきりのよい「やめどき」になります。おおた氏は、「習い事はやめどきが肝心」だとし、「区切りまで到達してやめると『よくここまでがんばったね』『よく目標を達成したね』と、ポジティブなかたちで幕を閉じることができる」といっています。

14日 躍動するわくわく感!

14日の魔法の日めくりメッセージです。

躍動するわくわく感! ~絵本はわくドキ~

絵本は、自分自身でページを進める事も、
戻る事も、止める事もできます。
主導権が自分にあり、探究心、やる気、
自発的な行動を促します。
又、想像力も培われます。
いくつになっても、絵本にふれることで、
冒険心を持ち、何かやってみたくなるような
わくわく感が湧いてきますよ。

一番は何より一緒に絵本を開くこと。
「あなたと一緒に」開く絵本が子どもには格別なものなのです。
さあ、14日目です。絵本の国へ出発しましょう。


 2学期13週目、週末の土曜日です。本という共通のものを通じて、地域の人や大人との会話から学ぶことが多くあります。親戚の人との会話からも多くの学びがあるはずです。ミクロとマクロの視点から考えることが大切です。可能でしたら、親子読書や家読に取り組んでみてはいかがでしょうか。非認知能力を育てるのにも読書は大変有効です。学力は「学ぶ力」です。本校の教育目標「自ら学ぶ子」と同じように文字を読んで考える力(読解力)を育てることです。ぜひ、本を読んでみてください。

自己肯定感をつけるには?❼

❼家族の「一戦力」にする  ―まかせて、感謝する

 内閣府は令和元年版『子供若者白書』の中で、「日本の若者の自己肯定感の低さには、自分が役に立たないと感じる自己有用感の低さが関わっている」と分析しています。かつての日本では、子どもも家族の重要な一戦力でした。祖父母や親を助けるために弟や妹の面倒を見たり、子どもたちが家事労働を積極的に引き受けないと手が足りないほどでした。

しかし、いまの子どもたちには、「誰かの役に立つ」機会が減っています。両親ともに働く家庭が増えて、親は仕事と家庭の両立に多忙を極め、子どもたちもまた、習い事などでスケジュールが埋まった忙しい生活を送っています。子どもの社会參画を支援するNPO法人コヂカラニッポンの林田香織理事は、「親に余裕がなくなっている現代の日本では、子どもの出番は意識しないとつくることができない」といっています。忙しい親にとっては、子どもに手伝わせるより自分でやったほうが早いことも多いものです。ですが、子どもにとってお手伝いは「誰かの役に立つ」ことのできる責重な機会です。お手伝いは、子どもの自己肯定感を育める大切な体験なのです。

 

どうやって家族の「一戦力」にする?

(1)子どもに頼れる家事はたくさんある

掃除洗濯料理のほかにも、家事はたくさんあります。むしろ家事の約8割は「名もなき家事」と呼ばれているものです。大和八ウスエ業がまとめた「名もなき家事」トップ10には、「玄関で脱ぎっぱなしの靴を揃える」「トイレットペーパーの補充交換」「脱いだ服を洗濯カゴに入れる」「オモチヤの片づけ」など、子どもでも十分に力を発揮できる仕事がたくさん並んでいます。こうしたこまごまとした家事は、すべて親が抱えこむのではなく、子どもにも分担させます。

「名もなき家事」ランキング

1位 裏返しに脱いだ衣類・丸まったままの靴下をひっくり返す作業

第2位  玄関で脱ぎっぱなしの靴の片づけ・下駄箱へ入れる/靴を揃える

3位  トイレットペーパーの補充・交換

4位  服の脱ぎっぱなしを片づける・クローゼットにかける/

脱ぎ捨てた服を回収して洗濯カゴへ入れる

5位  食事の献立を考えること

第6位 飲み終わったコッブやペットボトル・空き缶を片づける/洗う

7位 子どもが散らかしたオモチャなどの片づけ

8位 シャンプー・洗剤・八ンドソープなどの補充・詰め替え

9位 資源ゴミの分別・仕分け

9位  お風呂や洗面台の排水溝にたまった髮の毛を取り除く/

お風呂の排水溝の掃除・網替え

(2)子どもにまかせる

子どもにお手伝いをさせたときに、親が手や口を出したり、誘導したりしてしまうと、子どもが達成感を味わえなくなります。失敗したり、途中でくじけたりするのも成長のための経験です。つい口出ししたくなる気持ちを抑え、思いきってすべてをまかせて子どもなりに試行錯誤する様子を見守ります。子どもは自分で対処できると、自分の能力に不安がなくなり、自信をもてるようになります。

(3)社会のルールや危険なことを教える

ゴミの分別仕分けといった社会のルールや、刃物、火の扱いなどはきちんと教えておきます。とくに、子どもの安全に関わることは、間違った道具の使い方をしていないか、燃えそうなものが近くにないかなど、目を離さないように注意して見守ります

(4)感謝を伝える

「よくできたね」とほめるのではなく、「ありがとう」「助かった!」と言うと、自分は人の役に立っているんだという自己有用感が高まります。また、子どもの手伝う様子をよく観察して、「〇〇が好きなんだね」「××が得意だね」などと声をかけてあげます。こうして親が認めてくれることでも、子どもの自己肯定感は高まります。

13日 けじめとルールを伝える第1歩

13日の魔法の日めくりメッセージです。

けじめとルールを伝える第1歩 ~靴をそろえようね~

1度しゃがんで靴をそろえるのは、
けじめをつけ、それぞれ物事には
ルールがあることを認識する動作です。
例えば、園で靴をそろえると、園のルールを、
「さあ、今から守るぞ!」と認識できるのです。
友達の家には友達の家のルール、
自分の家には自分の家のルールがあり、
社会には社会のルールがある。

靴をそろえることで、けじめがつき、
ルールを守ろうという意識が向けられますよ。

 2学期13週目、週末の金曜日です。一人で遊ぶときには、ルールは相手任せ(ゲームならゲームのルールのもとに)になりますが、二人以上の遊びにはルールがあり、スポーツにはスポーツのルールがあります。学校には学校のルールがあります。ルールが守られ、定着している土台の上にリレーション(関係性、つながり)ができます。保護者の皆様が職員を信頼していることも土台になっています。これらに基づいて、学校では「守られていることによる心地よさ」を感じさせるように職員一丸となって取り組んでいます。どうぞ、みんな(家庭、地域、職員)で子どもたちを育んでいきましょう。

自己肯定感をつけるには?❻

❻「なんでも言える環境」をつくる  ―勇気をもって甘やかす

子どもにとって望ましい環境について、英語では「safe」という単語がよく使われます。日本語では「安全」と訳されますが、英語では必ずしも物理的な危険から遠ざけるということだけではなく、「無条件にそこにいられる」というニュアンスが含まれています。心理学者のアルフレッドアドラーは、子どものころから本音を言わず、周囲の空気を読んで同調することをくりかえしていると、自分を信頼できなくなってしまうと指摘しています。

自分を信頼できないと、まわりの人のことも信頼できなくなり、社会の誰かの役に立ちたいという思いも芽生えなくなってしまいます。子どもにとって、周囲と同じでなければならないというプレッシャーや、失敗や間違いを気にせず、率直に自分の考えや感情をさらけだせる安全な場所が必要です。

 

「なんでも言える環境」をつくるにはどうすればいい?

(1)寄り添う姿勢で

子どもにダメ出しばかりしていると、子どもはつねに「こんなことを言ったらバカだと思われるのではないか」「こんなことをしたら怒られるのではないか」といった不安にとらわれてしまうようになります。親は子どもに完璧を求めずありのままを受け入れ、子どもが本音を押し殺さないように寄り添います

(2)愛情を伝える

子どもには「目の前にいてくれるだけでうれしい」「生まれてきてくれてありがとう」という気持ちを言葉やスキンシップで伝えます。50年間、子どもの精神医療に尽力した佐々木正美医師は、晩年の著書の中で「どうぞ子どもを甘やかすことを決して恐れず厭(いと)わず、一生懸命にかわいがって育ててあげてください」と記しています(『子どもの心の育てかた』河出書房新社)。佐々木医師は「過保護」は悪いことではないといい、愛情をたっぷりと受けることで、子どもは自他に対して「絶対的な信頼感」を知り、「自律心」が育つのだといっています。

(3)先回りしない

ただし佐々木医師は、過保護と過干渉は違うことも指摘しています。過干渉は、親が子どもを心配するあまりつい先回りをし、一方的に「こうしたほうがいい」と思うことを言ったり、手を貸したりしてしまうことです。過干渉は自立の芽を摘みとり、自主性、主体性を損なうおそれがあると佐々木医師はいいます。しつけという点では、やってはいけないことへの最低限の干渉は必要です。しかし子どもは、周囲から「ああしなさい、こうしなさい」と言われてばかりいると、自分のやりたいことがわからなくなって自分を見失っていくと、佐々木医師は警鐘を鳴らしています。

(4)否定的な態度に気をつける

否定的な考え方や態度は子どもに伝染します。トロント大学の生命倫理学者、ケリー・ボウマン教授は「感情は伝染する。中でもネガティブな感情こそ、最もうつりやすいだろう」と述べています。親が批判的否定的な考えが強いと、子どもにも伝染し、子どもは自分自身のことを悪く言われているわけではなくても、自分に自信がもてなくなってしまいます。

12日 丸ごとドーン!と受けとめる

12日の魔法の日めくりメッセージです。

丸ごとドーン!と受けとめる ~「お帰り」「ただいま」~

子どもは毎日、
新しい出来事の中で精一杯過ごしてきます。
この想いを誰かに受け止めて欲しい!
と、帰ってきます。

しっかりと心を抱きしめてあげるためにも、
目を見て笑顔で迎え入れて下さい。

「お帰り」「ただいま」という言葉で、
嫌なことも、すべてリセットされやすくなり、

次への行動が起こしやすくなりますよ。


 今日は木曜日。3年生、社会の学習で消防団の方に来校いただき、ご指導いただきます。消防車を見学したり、お話をしていただいたりします。専門家から学ぶことができる貴重な学習です。
 丸ごと受け止めてもらえることは、子どもたちにとって安心することになります。秩父神社に「親の心得」があります。「赤子には肌を離すな 幼児には手を離すな 子供には眼を離すな 若者には心離すな」です。小学生には子ども同士の仲間関係を大切にしつつ、必要なときに助けてあげてほしいということです。よく斜めの関係になることで受け止めやすくなります。例えば、祖父母の方々は受け止めやすい存在です。子どもから目を離さずに守ってください。どうぞ宜しくお願いします。

自己肯定感をつけるには?❺

❺「感謝の心」を育てる -心を豊かにする感謝のスキル

カリフォルニア大学デービス校のポジティブ心理学者、ロバートエモンズ教授は「感謝の心をもっていると、妬み、憤り、後悔や落ち込みといった、私たちを幸福から遠ざける有害な感情を抱かなくなる」といっています。感謝の心は毎日のちょっとした“練習”で、生涯にわたってポジティブで幸せに生きられる強みになります。

筑波大の社会心理学者、相川充教授らの研究では、子どもに感謝のスキルを教えると、感謝の心が後から育ってくることがわかっています。「(学校や家庭では)目に見えない感謝の心を教えることが推奨されるが、目に見える感謝のスキルを教えるほうがいい」と相川教授は勧めています。

 

「感謝の心」を育てるにはどうすればいい?

(1)1週間に一度は感謝の時間を

相川教授は、1週間に一度くらいでも感謝すべきできごとを思い浮かべると、幸福感がアップするといっています。とくに日本人は、「感謝すべきことがあっても、むしろ「すまないな」「申し訳ない」といった気持ちが先に立ってしまう傾向があります。だからこそ意識して、「あのことで自分はいま、こんなによくなった」とか「おかげで自分はいま、こんなに幸せなんだ」と、よい状態になった結果に目を向けるようにするとよいそうです。

子どもとふりかえるときには、こんなフレーズが便利です。

「〇〇が××してくれた」ことにありがとう

「〇〇がおいしかった」ことにありがとう

「大好きな〇〇がそばにいてくれた」ことにありがとう

(2)親が手本になる

子どもは身近な存在を手本にして、同じような動作や行動をします。子どもが「ありがとう」を言えないとき、「ありがとうは?」と無理強いするのではなく、親が一緒に言ったり、ふだんからまわりに「ありがとう」と伝えたりすることを習慣にし、お手本になります

(3)感謝される経験をする

お手伝いなどを通じて「ありがとう」「助かったよ」と感謝されると、子どもは自分が役に立てたことに喜びを感じます。東邦大学医学部の生理学者、有田秀穂名誉教授によると、感謝されることで感じる温かい気持ちは、オキシトシンの分泌によって生まれています。先に「愛情ホルモン」として紹介したオキシトシンですが、このホルモンが分泌されると、ポジティブな気持ちになる効果もあります

(4)感謝の気持ちを書いて伝える

ポジティブ心理学では、感謝の手紙を書くことで、手紙を受け取る側だけでなく、送る側の幸福感も高まることがわかっています。言葉で「ありがとう」と言いにくいときには書くことでも感謝を伝えられることを教えます。

(5)感謝のビンをつくる

空きビンを使って「感謝のビン」とラベルを貼り、誰かに感謝したいことが起こるたび、折り紙などカラフルな紙にそれを書き込み、ビンに入れていきます。大晦日や誕生日などの節目にビンを開け、中のメッセージを読んでふりかえります。

11日 聴くことは宝箱

11日の魔法の日めくりメッセージです。

聴くことは宝箱 ~お話は最後まで・・・~

相手の話が終わるまでしっかり聴くことで、
自分より相手を優先することが出来、
注意深く聴き取る力、集中力が身に付き、
よく知ることが出来ます。
習慣化すると、人をまとめる力、
リーダーシップ力にもつながります。

まず、お母さんが子どもの話に
「あいづち」をうちながら、最後まで聴くことで、
子どもに満足感が得られ、
自然に最後まで話を聴ける子に育ちますよ。

 今日は木曜日です。話を聴くことには様々なよさがあります。話を普段聴くことができない場合、一緒にお風呂に入ることで可能になります。また、絵本などを読み聞かせすることも効果的です。聴くときにはうなずいたり、相づちを打ったりすると、聴いてもらっているという気持ちが高まります。出来事や事実を聴きながら、流れている気持ちや思いを併せて聴いてください。「◯◯だったので、・・・と言う気持ち(感じ)なんだね」と、フィードバックするとより有効になります。子どもたちの話に耳を傾けていただけると幸いです。

自己肯定感をつけるには?❹

❹「レジリエンス」を鍛える -強く生きていける「心の筋肉」

逆境や困難、未知のものに直面したときの粘り強さや適応力、へこんでも撥ね返せるような心の復元力を「レジリエンス」と呼びます。レジリエンスは、子どもたちが自立して生きていけるようになるための重要な資質のひとつです。国際ポジティブ心理学会理事のイローナボニウェル博士は、レジリエンスは生まれつきの資質ではなく、筋肉のように鍛えられるといい、「レジリエンスマッスル」というプログラ厶を編み出しました。

いざ逆境や困難に直面したときにレジリエンスを発揮できるよう心の筋肉を日ごろから鍛えておくというトレーニングで、「心の予防接種」とも呼ばれています。

 

「レジリエンスJを鍛えるにはどうすればいい?

(1)「自分を肯定する言葉」を考える(I am マッスル)

ボニウェル博士は、自分の強みを知ることでレジリエンスが生まれるといっています。「私は〜です(I am)」という形で自分の長所、自信を感じるところを言葉にしてみます。「やさしい」「がんばりやさん」「おもしろい」など、子ども自身が考えたり、家族や友だちなどまわりの人にも聞いてみたりします。

(2)「できること」を考える(l canマッスル)

かけっこが一番じゃなくても、勉強が得意ではなくても、「妹や弟と遊べる」「お手伝いができる」「一人で学校へ行ける」など、子どもが「〜できる(I can)」と言えることはたくさんあります。そんな「できること」をひとつずつ、一緒に考えてあげます。できることを「見える化」する作業が、子どもの自信につながります。

(3)「環境」に気づく(l haveマッスル)

「力持ちのお父さん」「おいしいごはんをつくるお母さん」「赤ちゃんのときから大切にしているぬいぐるみ」など、「〜をもっている(l have)」と言えることや、自分が大事にしている人やものを挙げていくことで、自分のいる環境のいいところに目を向けます。

(4)「好きなこと」を思い出す(I likeマッスル)

野球、サッカー、ダンス、歌……子どもが好きだと思えるものはたくさんあります。「自分は〜が好き(I like)」と言えることを子どもと一緒に挙げていきます。好きなものを思い浮かべてポジティブな感情を積み重なると、ドーパミンという脳内ホルモンが分泌されます。ドーパミンは脳を覚醒させるので、逆境や困難に直面しても乗り越えようとする意欲をかき立てます。

(5)「共感」と「信頼」を伝える

東京学芸大学の臨床心理学者、深谷和子名誉教授は、子どもが落ち込んだり、傷ついたりしているとき、親や家族はまずは共感してあげることが大切だといいます。「そうだよね、それはめげるよねJと現状を認めてあげること、そしてその気持ちを理解して受け入れたうえで、「あなたなら大丈夫」と絶対的な信頼感を示してあげることが、子どもにとって励みとなり、どんな状況にあってもたくましく生きていける力につながります。

子どもは自分のつらい気持ちに共感してくれる人から励まされると、「もうちょっとがんばってみよう」と思えるようになるのです。