日誌

2020年12月の記事一覧

17日 「ほこり」の持てる私になる

17日の魔法の日めくりメッセージです。

 

「ほこり」の持てる私になる ~落ちているゴミを拾いましょう!~

 

人の役に立つことを、


誰も見ていなくとも勇気を持って、


恥ずかしがらずに、堂々と行動に移す。


自分の意思を貫く。


習慣づくことによって、


自尊心が芽生え、自分に自信が持て、


何でも、「やってみよう」と挑戦できるようになりますよ。


親子で、まず出来ることからやってみましょう。

 

 2学期も残り少なくなりました。日めくりカレンダーも今日までになります。1月11日まで更新は休止になります。
 本校のスローガンは「全力」「挑戦」「ありがとう」です。そのためのベースや原動力になるのは、やる気や自尊心、自信などです。ほめて、認めて、励ましていくことが大切です。情緒的サポートといわれており、ほめるポイントは、結果や能力でなく過程です。過程での頑張りをほめてみてください。小学生のうちに自分のために、みんなのために役立つことができるように育みましょう。例えば、「なぜ、石けんを使って手洗いをするのか?」を子どもと考えたり、調べたりすることもおもしろいのではないでしょうか。親水性と疎水性という、水に付きやすい性質と水をはじきやすい性質、「水と油」とよく言いますが、それをうまくつなげるのが石けんの役割です。界面活性剤という石けんの役割によって、菌が落ちることになります。今だからできることを一緒に考えたり、調べたりして、子どものやる気や自信などを育んでみてください。

16日 食事のマナーを伝えましょう

16日の魔法の日めくりメッセージです。

 

食事のマナーを伝えましょう ~お茶碗を持ってごはんを食べよう!~

 

「ごはんを大切に食べる」という


想いを形で表現できるように、


食事のマナー・仕方に目を向けてみましょう。

 

お茶碗を持ってごはんを食べる、


お箸をおいてからお茶を飲む、


ご飯とおかずを交互に食べる、


一つひとつを大切にできるように、


マナーを守って楽しく食べる。

 

一度お子さんと一緒に食事のマナーを考えて下さい。


毎日必ずとる食事は、マナーを伝えられる大切な時間です。

 

 2学期も残り少なくなり、水曜日です。一斉下校になります。
 食事での食べ方やマナーからその子の様子がわかるとも言われています。私自身は食べるのが早いのですが、職業柄そのようになっているのかもしれません。食事に限らず、そのときどきでマナーを教えてください。家庭で生活するうえで日々やっていること、食事、洗濯、掃除、健康管理というものを子どもと一緒にやって、子どもができるようにする時間として使うことができたかを振り返ってみてください。

学力をつけるためには?⓫

⓫「無駄」を削る  -勉強を合理化して「余裕」をつくる

学校での一斉授業では、教師は全生徒の理解度をひとりずつ考慮することはできません。そのため生徒はそれぞれ、すでに知っていること、あるいは逆にまったくわからないことを聞いていなければいけない時間があります。つまり、学校での授業時間の何割かは、無駄な時間になっているともいえます。いま、AIを活用して、こうした無駄な時間をなくし、一人ひとりの理解度進度に合わせた学習法を実現しようという動きがあります。そのような個別最適化された学習は、「アクティブラーニング」と呼ばれています。

 子どもがどこでつまずくかはさまざまです。算数の計算ミスでも、計算の順序が正しく覚えられていないのか、分数の割り算がわかっていないのか、子どもによって間違うポイン卜は異なります。その複雑なプロセスをAI が解析し、一人ひとりの理解度に合った問題を選んでくれるため、弱点に特化した学習で 効率的に理解を深めることができるのです。

 

勉強の「無駄」を削るにはどうすればいい?

(1)「できないこと」にフォーカスする

時間は有限です。勉強する際は、すでにできることをくりかえすより、できないところに集中的に時間を使ったほうが効果的です。そうすれば子どもが、21世紀型スキルともいわれる創造力や思考力、コミュニケーションカといった力を育む意味でも、遊びや好きなことに夢中になれたり、ぼんやりと考えにふけったりと、自由な時間を多く使うことができるようになります。

(2)遊び時間は「無駄」ではない

算数教育にくわしいワンダーラボの川島慶代表は、算数の力の土台になる想像力や推理力、空間認識力、それを支える知的好奇心などは、遊びの体験を通じて身につくといっています。親にしてみれば、学年が上がるにしたがってできるだけ多くのことを勉強してほしいと思ってしまいがちですが、あえて先に自由に遊べる時間を確保するぐらいのほうが、長い目で見れば子どもの成長にプラスになるといえそうです。

(3)「AI教材」を活用する

できることをくりかえさず、できないところを重点的に補強するという効率的な学習は、AIが実現してくれます。タブレット学習は大半の親にとっては未経験の学び方ですが、子どもたちは大人の想像以上の速さで操作を覚え、楽しく解き進めていきます。勉強嫌いな子どもも、苦手なところを効率よく埔強でき、学ぶ楽しさに目覚めるきっかけにもなるようです。

自分を守る、社会のルールを守る

15日、魔法の日めくりメッセージです。

自分を守る、社会のルールを守る ~信号を守ろう!車に気をつけよう!~

子どもが、親と一緒に歩く間に、
自分の身は自分で守ることが出来るよう、
しっかりと交通ルールを教えましょう。

社会のルールである交通ルールを守ることで、
自分も社会の一員であることを
認識できるようになってきます。

まず、大人である私達が社会のルールを守れるように
見本となりましょう。

 2学期、学校に来る日もあと9日になり、火曜日です。新型コロナウイルス感染予防のためには、自分を守ることの大切さを痛感させられます。学校での新しい生活様式が慣れてきましたが再確認が必要です。ルールは何のためにあるのでしょうか。二人以上の生活の中では必ずあります。子どもたちの好きなスポーツにも遊びにもルールがあり、守ることで楽しむことができます。ルールだけでなくマナーも守れる子どもたちを育んでいきましょう。

学力をつけるためには?❿

❿「語彙」を増やす  -いろんな理解をラクにする基本の力

国立情報学研究所の新井紀子教授らの研究チー厶が、全国約25000人の中高生を対象に読解力の調査をしたところ、その多くが教科書レベルの文章を理解できていないことがわかりました。新井教授が考える原因のひとつは、基本的な語彙力の不足です。子どもにとって、知っている言葉の数が豊富だと、文章を読むときの負担が少なく、内容理解もスムーズになります。また、教えられたことがしっかりと理解でき、自信を感じられます。さらに語彙力は、コミュニケーションカ、表現力、そして創造力へもつながっていく大切な力です。

「語彙」を増やすにはどうしたらいい?

(1)大人とたくさん会話する

東北大学の川島隆太教授らの研究によれば、親子でさまざまな内容の会話を多くもっていると、子どもの言語機能に関わる脳の領域が良好に発達することがわかってきました。また、ベネッセコーポレーシヨンが2016 年に行なった語彙調査では、高校生、大学生、社会人とも、身近な人と「話す」頻度が高いほど、語彙力が高い傾向が見られました。

とくに親、祖父母や親戚、学校の先生といった年齢差のある人と話す頻度が高いほど、語彙力が高くなっています。世代を超えた会話は、子ども同士では出合うことのない新しい語彙を増やし、表現力を伸ばします。

(2)親はすぐに返事をする

子どもの言語獲得に詳しい玉川大学の佐藤久美子名誉教授が、小学校入学直前の年長児約200人を対象に語彙力を調査したところ、応答のタイミングが早い親の子どもは語彙力が高く、発話量が多くなることがわかりました。

(3)親は聞き役になる

佐藤氏の調査では、親の話す時間が短いほど、子どもが話す機会が増えることもわかりました。つまり、親が「聞き役」になるということです。子どもの言葉に対して親が長い返事を返してしまうと、子どもは次の一言が出にくくなります。短い返事をたくさん返せば、子どもはたくさん話すようになります

(4)ゆっくり、はっきり話しかける

小さい子どもは、親の話を聞いて真似をすることで言葉の音を覚えていきます。子どもが聞き取りやすいように、ゆっくり、はっきり話しかけることで、子どもは言葉の獲得がスムーズになります。

(5)本、新聞、マンガに触れる

語彙を増やすには「書く」ことも効果的ですが、オランダ・ライデン大学のスザンナ・モル准教授らが、未就学児(3歳〜)から大学院生までの読書量と語彙力の関係について調べたところ、読書量が多いほど語彙力が高いことがわかったといいます。語彙量がいちばん多いメディアが本や新聞、次に雑誌、マンガです。家族が集まる食卓やリビングに、新聞や雑誌、本を置いておき、目に入る語彙を増やします。

(6)リビングに辞書を置く

ベネッセの調査によると、高校生、大学生とも「わからない言葉に出合ったら、そのままにせずに調べようとする」と回答した人は、語彙力が高い傾向が見られました。「〇〇ってどういう意味?」と聞かれるごとに、「調べてみようか」と言って親子で一緒に調べることで、辞書を引く習慣をつけます。いつも手近なところに辞書があれば、調べる習慣が身につきやすくなります。

14日 躍動するわくわく感!

14日の魔法の日めくりメッセージです。

躍動するわくわく感! ~絵本はわくドキ~

絵本は、自分自身でページを進める事も、
戻る事も、止める事もできます。
主導権が自分にあり、探究心、やる気、
自発的な行動を促します。
又、想像力も培われます。
いくつになっても、絵本にふれることで、
冒険心を持ち、何かやってみたくなるような
わくわく感が湧いてきますよ。

一番は何より一緒に絵本を開くこと。
「あなたと一緒に」開く絵本が子どもには格別なものなのです。
さあ、14日目です。絵本の国へ出発しましょう。


 2学期も残り2週間となりました。週初めの月曜日です。KLVの方からのお話し会があります。本という共通のものを通じて、地域の人や大人との会話から学ぶことが多くあります。親戚の人との会話からも多くの学びがあるはずです。ミクロとマクロの視点から考えることが大切です。可能でしたら、親子読書や家読に取り組んでみてはいかがでしょうか。非認知能力を育てるのにも読書は大変有効です。学力は「学ぶ力」です。本校の教育目標「自ら学ぶ子」と同じように文字を読んで考える力(読解力)を育てることです。ぜひ、本を読んでみてください。

学力をつけるためには?❾

❾くりかえす  -変化と負荷を上手に繰り返す

私たちはよく、勉強だけでなく、スポーツや楽器などでも、「何度もくりかえしてコツコツ努力すれば、できるようになるよ」と子どもを励まします。世界的ベストセラーとなったマルコムグラッドウエルの著書『天才!成功する人々の法則』(講談社)では、どんな分野でも約1万時間取り組めば、その分野の一流になれるという「1万時間の法則」が有名になりました。

ところが心理学の研究によると、ただやみくもにくりかえせばいいわけではないことがわかってきました。くりかえしによって習得するという学習法には、いくつか注意すべき点があることが明らかになっています。

 

うまく「くりかえし」を生かすにはどうすればいい?

(1)単調な反復は効果なし

問題集を何度もくりかえして勉強したはずなのに、なぜかテストで大失敗……。そんな経験はないでしょうか?じつはこれが、単純な反復学習の落とし穴です。心理学では「流暢性の罠」と呼ばれるものに引っかかった状態です

「流暢性」とは、情報を適切にすばやく処理し、アウトプットする能力です。ところがこの「解き方がすぐに思い出せるくらいやりこんだから大丈夫」との思い込みが、かえって脳を油断させ、記憶したことをすぐに思い出せないという状況に陥らせてしまうのです。

(2)変化を織りまぜる

アメリカのウィリアムズ大学の心理学者、ネイトコーネル准教授らの研究では、反復練習に少し変化を加えた課題を混ぜると学習能力がアップし、記憶が長期的に定着することがわかりました。日々の学習に過去に学習した単元なども混ぜると良いということです。

子どもは問題に応じて解き方を考えなければならなくなるので、一見すると非効率に思えるのですが、トロント大学の心理学者、マイケルインズリット教授は「秩序を乱す何か、その場にそぐわない何かを目にすることが、事実上、脳を目覚めさせる」と指摘しています。

問題にバリエーションを加えた学習法で、 それぞれの「違い」を意識しながら理解すると、特徴をはっきりとつかめるようになるほか、本番での思わぬアクシデントにも強くなるそうです。

(3)少しだけレベルアップさせる

フロリダ州立大学の心理学者、アンダースエリクソン教授は、あらゆる分野の超一流の人々は、「自分にとって居心地のいい領域(コンフォートゾーン)から飛び出し、少しだけ限界を超える負荷をかけつづけている」という「限界的練習」理論を唱えています。

世界中の超一流の人々を30年以上にわたって研究してきたエリクソン教授は、「私たちは誰でも、この『限界的練習』をくりかえすことによって、まわりの人から見れば『生まれつきの才能』にしか思えないほどの、並外れた能力を獲得することができる」といっています。

もちろん、新しい単元やテクニックを学ぶには、くりかえしの練習によって慣れていくことは欠かせませんが、そこに変化を混ぜること、少しの負荷を加えてやることが重要だということです。

13日 けじめとルールを伝える第1歩

13日の魔法の日めくりメッセージです。

けじめとルールを伝える第1歩 ~靴をそろえようね~

1度しゃがんで靴をそろえるのは、
けじめをつけ、それぞれ物事には
ルールがあることを認識する動作です。
例えば、園で靴をそろえると、園のルールを、
「さあ、今から守るぞ!」と認識できるのです。
友達の家には友達の家のルール、
自分の家には自分の家のルールがあり、
社会には社会のルールがある。

靴をそろえることで、けじめがつき、
ルールを守ろうという意識が向けられますよ。

 2学期も残り2週間となりました。日曜日です。一人で遊ぶときには、ルールは相手任せ(ゲームならゲームのルールのもとに)になりますが、二人以上の遊びにはルールがあり、スポーツにはスポーツのルールがあります。学校には学校のルールがあります。ルールが守られ、定着している土台の上にリレーション(関係性、つながり)ができます。保護者の皆様が職員を信頼していることも土台になっています。これらに基づいて、学校では「守られていることによる心地よさ」を感じさせるように職員一丸となって取り組んでいます。どうぞ、みんな(家庭、地域、職員)で子どもたちを育んでいきましょう。

学力をつけるためには?❽

❽「プログラミング」を学ぶ  -試行錯誤で頭を鍛える

2020年から小学校でプログラミングが必修化されます。プログラミングは、プログラミング言語という"言葉"を使ってコンピュータに指示を出し、人間の思い描いた動きをさせるものです。誤解されやすいのですが、必修化の目的は、子どもたちにプログラミングのスキルを身につけさせることではありません。「言いたいことを正確に伝えるには、細かく段階を踏んで説明しなければ伝わらない」という論理的な考え方を、プログラミング言語を使って学ぶことが目的です。

プログラミングのいちばんの面白さは、自分でルールをつくれることです。ルールをつくるときには、ふだんは意識していないようなことにも意識を向ける必要があります。たとえばロボットを動かすときは「止まる」という動作もプログラムしないと、ロボットは永遠に止まることができません。世の中には、こうした「思考の盲点」に意識を向けることで、新しいアイデアが浮かんだり、考えが深まったりすることがたくさんあります。プログラミングは試行錯誤をくりかえしながら、このようなきめ細かい思考を体験して学べる機会でもあります。

 

効果的に「プログラミング」を学ぶにはどうすればいい?

(1)プログラミングが何を実現しているかを知る

プログラミングは、ふだんはその存在を意識することはほとんどないものの、いまや日常生活のあらゆる部分に深く関わっています。いつも遊んでいるゲー厶はもちろん、章、家電製品、ロボット、信号、そして音楽やアートまで、さまざまなものにプログラミングが生かされています。

プログラミングを学ぶ前に、プログラミングが身のまわりのどんなものとつながっているのかを知ると、技術が身近になり、手ごたえ感をもって学ぶことができます。

(2)パソコンに慣れる

日本では教育現場のIT普及が遅れているものの、今年度、小学校からプログラミングが導入されることもあり、中学や髙校でも、パソコンを使う機会は間違いなく増えます。いずれ入試や資格試験も、パソコンで受ける形式が主流になるでしょう。

パソコンは「習うより慣れろ」です。「有害なサイトを見てしまうのでは」「ゲー厶ばかりしてしまわないか」といった心配もあると思いますが、フィルタリングを利用する、親のいるところで使わせる、時間を決めるなど、使える環境はコントロールできます。むやみに遠ざけるのではなく、「子どもにとっては学びの道具」と意識を変えたほうがいいかもしれません。

(3)始めるのは4年生からで十分

低学年だと集中力がなく、「遊ぶ」感覚が先行してしまうので、落ち着いて論理的思考ができるようになる4年生あたりから始めるとよいでしょう。小学1、2年生だと、プログラミングの「条件分岐」といった概念がそもそも脳の構造的にまだなじまないという研究結果もあるようです。

低学年のあいだはむしろ、運動することで体の感覚を養ったり、遊びを通じて「実体験」を積んだりするほうが、後からプログラミングにもっと興味をもって取り組むことができます。

(4)親ができる必要はない

必ずしも親がプログラミングをできる必要はありません。子どもの話を聞いてあげるだけで十分です。プログラミングを通じての試行錯誤、主体性を育みます。むしろ、親のほうから「教えて」とお願いして、子どもから教えてもらうことで、子どものコミュニケーシヨンカや自信を伸ばすきっかけにもなるでしょう。

(5)手軽に始められる教材は?

子どもは目に見えてわかりやすいことと、楽しさを優先します。低学年までに始めるなら、「スクラッチ」やロボットがなじみやすく、親子で楽しめます。

◯インターネット上で使えるもの

アワーオブコード(Hour of Code):Code.orgが世界的に主唱するプログラミング教育活動が「アワーオブコード」です。このサイトでは、プログラミング学習のできるさまざまな教材をそろえています。対象年齢は「4歳から104歳まで」とうたっています。https://code.org/learn

スクラッチ:プログラミングでアニメやゲー厶、音楽などがつくれるサイトです。https://scratch. mit.edu

◯ものを動かす体験ができる手軽なキット

マイクロビット(BBC micro:bit):片手に収まる大きさのマイクロコンピュータ。ロボットから楽器まで、プログラミングでいろいろなものがつくれます。

スフィロ (Sphero):プログラミングで動かせるボール型のロボット。まずはスフイロ・ミ二(SpheroMini)が手軽で遊びやすいようです。

12日 丸ごとドーン!と受けとめる

12日の魔法の日めくりメッセージです。

丸ごとドーン!と受けとめる ~「お帰り」「ただいま」~

子どもは毎日、
新しい出来事の中で精一杯過ごしてきます。
この想いを誰かに受け止めて欲しい!
と、帰ってきます。

しっかりと心を抱きしめてあげるためにも、
目を見て笑顔で迎え入れて下さい。

「お帰り」「ただいま」という言葉で、
嫌なことも、すべてリセットされやすくなり、

次への行動が起こしやすくなりますよ。


 今日は土曜日です。2学期も残り2週間余りとなりました。
 丸ごと受け止めてもらえることは、子どもたちにとって安心することになります。秩父神社に「親の心得」があります。「赤子には肌を離すな 幼児には手を離すな 子供には眼を離すな 若者には心離すな」です。小学生には子ども同士の仲間関係を大切にしつつ、必要なときに助けてあげてほしいということです。よく斜めの関係になることで受け止めやすくなります。例えば、祖父母の方々は受け止めやすい存在です。子どもから目を離さずに守ってください。どうぞ宜しくお願いします。

学力をつけるためには?❼

勉強を「習慣」にする  ―無理なく楽しく続ける方法

2006年にデューク大学の研究チー厶が発表した論文によると、日常の行動の45%は「その場の決定」ではなく「習慣」だといいます。アメリカの教育改革者、ホーレスマンは「習慣は太い縄のようなものだ。毎日本ずつ糸を為り続けると、やがてそれは断ち切れないほどのものになる」との言葉を残しています。

また、京都造形芸術大学副学長で、コーチングやアクティブラーニングの第一人者である本間正人氏は、これからは「最終学歴」ではなく、誰もが「最新学習歴」を更新していく社会になるといっています。寿命が延び、一生学び続ける時代の到来。歯磨きや食事、入浴などと同じように、勉強を毎日の習慣に組み込むことは大きな強みになるでしょう。

 

勉強を「習慣」にするにはどうすればいい?

(1)時間を決めて「スモールステップ」でやる

たとえば宿題をするとき、「宿題をやる」とざっくり考えると気が重いものです。しかし「音読」「漢字」「計算」などと細かく分けてしまえば、負担感が少なく感じます。また、それぞれのステップに「何時から何時まで」と細かく時間を決めると、「何時になったらやる時間だ」と気持ちを準備できるので、手をつけやすくなります。さらに、実行する「場所」も決めておくと、時間になったらそこに行ってスパッと切り替えて勉強を始めることができます。

(2)遊ぶ時間も確保する

やるべき勉強を子どもが手早く終わらせたとき、「じゃあついでにこれもやってみよう」 と追加の課題を与えるのはNGあらかじめ、お楽しみの時間はしっかりと確保しておき、満喫させます。フィンランドで行なわれた学力についての調査から、休み時間を与えられた子どもたちのほうが、座っている時間が長い子どもたちより学力が高くなることがわかっています。アメリカの保健福祉省のレポートからも、体を使った活動によって脳の血流が増加し、酸素が増え、脳の働きに役立つことが明らかになっています。メリハリをつけて勉強したほうが、子どもの集中力はアップするようです。

(3)ゲームにしてしまう

行動分析学者の奥田健次氏は、ごはん前に宿題が終わらなかった子どもに対して「明日はきちんと約束を守るのよ」と言っても、子どもにとっての「明日」、つまり24時間先は時間的に遠すぎて、効果がないと指摘します(『世界に1つだけの子育ての教科書』ダイヤモンド社)。奥田氏は、なかなか宿題を始めない子には、 まずはゲー厶っぽく「お母さんがいまから2階に行って帰ってくるまでに宿題を始められるかな。3分ですぐに帰ってくるからね。あ、まだやったらダメよ。お母さんがこの部屋を出てからスタートね!」などと伝えることが効果的だといっています。

もし子どもが3分後もまだ遊んでいたら、3分という感覚が見積もれていないということなので、次からは1分、30秒とさらに短くします。戻ってきた親が、宿題を始めたことを思いきりほめると、子どもは大きな達成感を感じることができると奥田氏はいっています。

(4)親も習慣にする

子どもがやらないことにイライラするより、テレビを消し、食卓を片付け、親自身が机に向かうほうが手っ取り早いかもしれません。親が自分から楽しそうに本を読んだり何かを書いたりしている姿を見ると、子どもも自然と自分から机に向かうようになります。

11日 聴くことは宝箱

11日の魔法の日めくりメッセージです。

聴くことは宝箱 ~お話は最後まで・・・~

相手の話が終わるまでしっかり聴くことで、
自分より相手を優先することが出来、
注意深く聴き取る力、集中力が身に付き、
よく知ることが出来ます。
習慣化すると、人をまとめる力、
リーダーシップ力にもつながります。

まず、お母さんが子どもの話に
「あいづち」をうちながら、最後まで聴くことで、
子どもに満足感が得られ、
自然に最後まで話を聴ける子に育ちますよ。

 今日は金曜日です。話を聴くことには様々なよさがあります。話を普段聴くことができない場合、一緒にお風呂に入ることで可能になります。また、絵本などを読み聞かせすることも効果的です。聴くときにはうなずいたり、相づちを打ったりすると、聴いてもらっているという気持ちが高まります。出来事や事実を聴きながら、流れている気持ちや思いを併せて聴いてください。「◯◯だったので、・・・と言う気持ち(感じ)なんだね」と、フィードバックするとより有効になります。子どもたちの話に耳を傾けていただけると幸いです。

学力をつけるためには?❻

❻書く③  -「文章の型」を知る

文章を書く力は、受験や就職、そして社会に出てからもプレゼンテーシヨンの作成やスピーチなどに役立つ強力な武器になります。ところが、日本とアメリカの小学校で作文指導の比較を行なった名古屋大学の渡辺雅子教授によると、日本の国語の教科書には作文の方法を扱った章はなく、教師へのインタビューでも「特定の文章の書き方を正式に教えることはない」との回答だったそうです (『納得の構造』東洋館出版社)。親は原稿用紙に向かう子どもに向かって「好きなことを書けばいい」と言いがちですが、そもそも子どもたちは「どう書くか」を知らないのです。

一方、アメリカでは、渡辺教授の調査に協力した教師全員が、国語を教えるいちばんの目的は「書く技術と能力を高めること」だとロをそろえて答えたそうです。立命館小学校国語教育アドバイザーで、名進研小学校国語科の顧問も務める岩下修氏は「吸収した言語をいかにアウトプットするか、その能力が固まるのは8歳前後」と述べ、「それまでにきちんとした作文指導を受けて構成力や表現力を身につけておけば、その後もスムーズに作文を書くことができる」といっています(『書けない子をゼロにする作文指導の型と技』明治図書)

 

「作文」を書けるようになるにはどうすればいい?

(1)型を使う

渡辺教授によると、アメリカではとくに説明文のような文章では、早いうちから明確な三部構造を教えるといいます。

①「はじめ」の段落:「まずこの作文で何をいうのか?」をはっきりさせる。例えば、自分の言いたいこと「ぼくはイヌよりネコがすきです。」を書く。

②「なか」の段落:「はじめ」の主張を支える理由を3つ挙げる。例えば、理由❶「抱っこするとワクワクしてやさしくしてくれる」、理由❷「さんぽに行かなくていいからラクチン」、理由❸「イヌよりなき声がかわいい」を書く。

③「まとめ」の段落:「はじめ」での主張を少し表現を変えてくりかえし、結論とする。例えば、「やっぱりネコはさいこうです」を書く。

 小学生への作文指導経験が豊富な岩下氏も、説明や報告、記録、論説を書くときは、「はじめ」→「なか」(2つ書く)→「まとめ」を基本の型にするように教えると、子どもたちは理解しやすいといっています。

「はじめ」には「何について書くか」を書き、「まとめ」には「なか1」と「なか2」を書いて気づいたこと、わかったことを書くように指導しているそうです。

たとえば「学校で好きな場所」をテーマにした場合、以下のような構成で考えることができます。

「はじめ」:わたし(ぼく)の好きな場所を紹介します。

「なか1」:一番好きな場所は……

「なか2」:二番目に好きな場所は……

「まとめ」:どちらも広い場所です/どちらも自分が落ち着ける場所です(「なかl」と「なか2」の共通点からまとめる)

 

(2)「観点」を決める

岩下氏は、「低学年の作文指導は、したことや見たことを『時系列』で書かせる方法が一般的だが、『観点』を決めて書かせたら、1年生でもスラスラ書けた」と指摘しています。たとえば、「校内探検」がテーマとすると、「おもしろかった」という観点から2つ選ばせて書かせると、子どもたちにとって書きやすかったそうです。

「はじめ」:がっこうをたんけんしました。

「なかl:いちばんおもしろかったのは〇〇です。

「なか2:つぎにおもしろかったのは××です。

「まとめ」:がっこうたんけんはおもしろかったです。

 

渡辺教授の調査でも、日本の子どもの作文は「〜して、〜して」というように、出来事を起こった順番に書く場合が93%と圧倒的に多かったのに対し、アメリカの子どもたちは3分の1以上が、最初に全体をまとめる文を書いてから具体的な事例に触れ、ふたたび最後に全体をまとめるというサンドイッチ型でした。こうした作文の「型」を知っておくことは、論理的思考力のベースにもなります。これは将来グローバルな場面でもとても役に立ちます。英語のライティングはもちろん、スピーキングやプレゼンテーションでもこの「型」を応用できます。

10日 自己責任力

10日の魔法の日めくりメッセージです。

自己責任力 ~脱いだ服、片付けられるかな?~

脱いだ服は、ついつい、親が片付けてしまいますが、
ここではぐっと堪えて自分で片付けられるように
導きましょう。

自分の行動に最後まで責任を持つ。

伝えたい大切な「自己責任能力」を
毎日の繰り返しの中で身に付けさせてあげましょう。


 自分のことは自分でできるように見守って、声をかけたり教えたりして励ましていきましょう。コーチングの考えが必要になります。その場その場での成長を促すかかわりが大切です。目をかけ、手をかけ、声をかけるなど宜しくお願いします。
 ペップトークをご存じですか。試合
前に、指導者が選手に対してポジティブな言葉を投げかけるというもの。たとえば、試合を控えた選手に対して「絶対勝て!」などとプレッシャーをかけるのではなく、「練習どおりにやれば大丈夫だよ」と前向きな言葉を投げかけます。あるいは、ミスをした選手を叱るのはなく、「次はうまくいくはずだ」と励ますといった手法です。多民族国家であるアメリカのチームスポーツが特に強いのは、コーチが選手たちにペップトークを使うことで士気を高めているからだと言われてます。ポジティブな言葉は、チーム全体に一体感をもたらす効果があるのです。

階段の修繕

 今日、教育委員会の施設修繕担当の方が来校していただき、体育館へつながる階段の修繕をしてくださいました。防水用のシートが劣化していましたので、穴の空いた部分にシートを張っていただきました。ありがとうございました。
 

学力をつけるためには?❺

❺書く②  -「日記」をつける

文章を書く練習をするにあたって、「日記」は子どもにとって毎日の習慣にしやすい方法です。日記を通して「書く」作業は2つの効果をもたらします。

 

 「語彙」を増やす

文章の中で感情表現をする際、子どもは「うれしかった」「たのしかった」「かなしかった」など、ごくシンプルな言葉を使います。ですが、たとえば子どもが「かなしかった」と表現した場合でも、実際にはそこにはさまざまな種類の感情が含まれています。

東京大学大学院教育学研究科の遠藤利彦教授によると、そうした表現に対してまわりの大人は、「その悲しい気持ちは『心配だ』ってことだと思うよ」などと、子どもの気持ちをより細やかに言葉にしてあげるとよいそうです。それは「子どもの気持ちに『ラベル』を貼ってあげるようなイメージ」だと遠藤教授はいっています。親のそんな助言を聞きながら、子どもは自分の気持ちを表すさまざまな表現を身につけていきます。

 「気持ち」を整える

日記を書くことで、楽しかったこと、うれしかったこと、つらかったことなど、自分自身をふりかえり、気持ちを整える力が身につきます。ペンシルベニア大学の心理学者マーティンセリグマン教授は、「毎晩寝る前に、 よかったことを3つ書く」ことを1週間継続するだけで、その後半年間にわたって、幸福度が上がるといっています。

 

「日記」をつけるにはどうすればいい?

(1)書く時間を決める

セリグマン教授は上記のように、「毎晩寝る前に書く」ことを勧めています。親子で一日をふりかえることで、子どもとのコミュニケーションを深めることもできます。

(2)「3行の日記」を習慣にする

「楽しかったこと」「うれしかったこと」「おもしろかったこと」など、ポジティブな出来事を3つ思い出して書きます。3行であれば時間もかかりません。もっと書けそうなときは、それぞれの理由も書きます。書くことによって、脳がよい思い出を追体験することになり、幸福度が高まります。

(3)言葉選びを手伝う

子どもの気持ちや様子を表す言葉で、ほかにぴったりな表現があるかどうかを一緒に考えてあげます。といっても、親もすぐにいい表現が見つけられるとは限らないので、『気持ちを表すことば』(光村教育図書)といった本や、ネット上の類語辞典など、語彙を増やすための情報源をうまく活用すると便利です。

 

・たのしい:おもしろい?/きもちいい?/まちきれない?

・はずかしい:てれくさい?/きまりがわるい?/かおから火が出る?

・うれしい:ワクワク?/メロメロ?/にこにこ?

・こわい:ハラハラ?/ドキドキ?/ビクビク?

9日 家族の輪は会話から!

9日の魔法の日めくりメッセージです。

家族の輪は会話から! ~楽しくみんなでごはんを食べよう!~

「お喋りしながら楽しく食べる。」
毎日必ずとる食事の時間は、
家族の大切なコミュニケーションの場で、
会話のキャッチボールが出来る場、唯一の家族共通の場です。

会話で心が通い合うと、
何でも話し合える仲になり家族関係が上手くいきます。

テレビを見ながら食事を摂ると集中力がなくなり、

味覚も分からず無関心な子になりますよ。


 2学期17週目の水曜日です。2学期も残り2週と3日になっています。新型コロナによるストレスに上手に付き合いながら、新しい生活様式が求められています。一緒に食事をすることには、大きな意味があります。衣食住の「食」を司っており、その場での楽しい会話によって「つながり」や「絆」が深まっていきます。朝食や夕食のいずれか一つは、一緒に楽しい場になるようにしていきましょう。大人の世界でも今ではない懇親会があったり、ランチをしたりする(今はできにくい状況ですが)ことは、同じものを一緒に食べて会話することで輪や和が広がったり深まったりします。同じことですね。残念なことですが、給食では会話しないでの食事になっていましたが、ご家庭では会話をしながらの楽しい食事をすすめてください。

学力をつけるためには?❹

書く①  -「書く」ことを好きになる

まだ脳が発達段階にある子どもにとって、「書くことが脳の働きに重要な影響を与える」という研究が進んでいます。インディアナ大学の脳科学者、カリンジェームズ教授は、乱雑であっても文字を書くことそのものが脳内のネットワークを活性化し、子どもたちが学ぶうえで役に立つといっています。また近年、SNSの普及で「いつでもどこでもすばやく」メッセージがやりとりされるようになり、日常的にやりとりされる文章がどんどん短くなっています。文章を書くこと自体に苦手意識を感じている子も少なくありません。だからこそ小さなころから、文字を書くこと、文章を書くことの楽しさ、喜びを知ることが大切です。

 

書くことを『好き』になるにはどうすればいい?

(1)ていねいに書く

自分が書いている言葉や文章に気持ちが向かうよう、字をていねいに書く習慣をつけます。幼児教育専門のフロリダ国際大学のローラダインハード准教授によれば、文字がうまく書けるようになることと、学カアップには相関関係があるそうです。字がうまいと先生が答案を読みやすいという理由もあります が、字がうまく書けない子は、文字を書くこと自体に意識が集中してしまい、自分が書く内容に注意が向かないからだといいます。

(2)何か書けたらまずほめる

子どもが文章を書いたときに、「こんな文章じゃ何を言っているのかわからないよ」「もうちょっと何か書いたら?」など、ネガティブな声かけをすると、書くことが苦痛になってしまいます。「よく書けたね」「すごいね」「こんな言葉知っていたの」など、いいところを認めてあげると、「もっと書いてみたい」という意欲が湧いてきます。

(3)書けないときは聞いてあげる

宿題で作文が出ても、何を書いていいかわからない。そんなときは、テーマに関連した質問を大人が投げかけることで、発想を広げてあげます。

いちばん楽しかった/うれしかった/おもしろかった/感動した/悔しかったことはなに?

〇〇のときはどんな気持ちだった?

どうしてうまくいったと思う?

なぜ〇〇のときにがんばれたのかな?

次はどんなことがやりたい?

上記のような問いを投げかけて、子どもの答えをメモしてあげると、キーワードが見つかって書きやすくなります。

8日 自分は大切な存在!

8日の魔法の日めくりメッセージです。

自分は大切な存在! ~手洗いうがいは大切だよ~

手洗い・うがいを通して、
自分の体を大切にする習慣を身に付けましょう。
手を洗うとは、表裏、爪の間まで気を付けること。
うがいは、喉の奥の見えない汚れを取ること。
見えていることだけにとらわれないで、
自分を大切にしましょう。

すぐに結果が見えないことでも習慣化することで、
自分というものは、外見だけでなく、
”中身も大切なんだ”と分かります。

自分を大切に出来ているようになると、
他の人・ものも大切にする事が出来るようになりますよ。


 2学期17週目の火曜日です。新型コロナウイルス感染予防のための新しい生活様式の中心は、こまめな石けんを使った手洗いやマスクをつけた生活です。また、毎朝の検温を行っていただいています。自分を守ることは、みんなを守ることです。自分のことを守るためには、まず自分自身が意識や自覚をもとにした行動になります。行動化につながるためには、子どもに理由を伝えていくことが大切になります。引き続き、宜しくお願いします。

学力をつけるためには?❸

❸一緒に「計画」を立てる  -計画立案で実行機能を伸ばす

ベネッセ教育総合研究所の「小中学生の学びに関する実態調査(2014)」の結果では、計画を立てて勉強する人は、そうでない人に比べると成績上位者が多いことがわかりました。一方、小学4年生で約半分、中学生になっても4割の子どもは計画を立てていないこともわかりました。「放っておいても、いつか一人でできるようになるだろう」というわけにもいかないようです。

 

■「実行機能」は訓練で伸びる

計画を立てる力は、行動や思考、感情を制御する、脳の「実行機能」と呼ばれるものの一部です。実行機能は生まれもった能力ではなく、幼少期から思春期にかけて訓練すれば、どんどん伸びるといわれています。アメリカでは、ハーバード大学子ども発達センターが『子どもの実行機能を育むのは、社会の最も大切な責任である』と表明しているほど、実行機能は教育においてとても重要視されています。そして、実行機能を育むには、大人が「足場」をつくってやることが大事だとしています。計画を立てる力も、最初は大人が少し手を貸すことによって伸ばすことができるのです。

 

一緒に「計画』を立てるにはどうすればいい?

(1)今日1日の計画からはじめる

子どもに、朝起きてから学校へ行くまで、そして学校から帰ってきたら寝るまでに何をするか、前日の夜か当日の朝ごはんの時間に、思いつくことをメモに書き出してもらいます

(2)親も自分の計画を立てる

親も1日のあいだに自分がやるべきことを書き出します。親が計画を実行していく様子を見せることが、子どもの実行機能を伸ばすといわれています。例えば、本を30ページ読む、お風呂を洗う、ストレッチをするなどです。

(3)内容は具体的に嚙みくだく

「しゅくだい」や「あそび」ではなく、「けいさん」「かん字」「どくしょ」「友だちとこうえんへ行く」など、具体的に書くようにすると、子どもでも計画を実行しやすくなります。例えば、ふとんをたたむ、かん字ドリルをする、友だちとこうえんへ行くなどです。

(4)実行できそうな内容にする

 とくに子どもは時間の感覚が発達していません。子どもが計画を立てるとき、それぞれの行動にどのくらいの時間がかかりそうか、一緒に考えながら決めていきます。計画を達成できたかどうかについて、ふりかえる時間をとって、達成できたところは思いきりほめてあげると、子どもは達成感を得られます。達成できなかったところは原因を確かめ、次の計画を立てるときに生かせば、子どものやる気を引き出せます。

7日 無償の愛を満タンに!

7日の魔法の日めくりメッセージです。

無償の愛を満タンに! ~ぎゅ~っと抱きしめ合おうね♡~

無条件に抱きしめましょう。
心を抱きしめることで、
きっと、強がりや意地っ張りな心がほぐれ、
素直な心が戻ってきますよ!
”下の子が生まれた!”
”喧嘩した!”
”叱った!”
そんな時には特に、しっかり抱きしめて愛を伝え、
安心させあげましょう。

今日は7日目、子どもをしっかり抱きしめましょう♡


 2学期も残り3週間になっています。子どもの心のエネルギーが空になると、やる気や意欲はでません。もちろん大人も同じです。心のネルギーを貯める器が子どもによって大きかったり、小さかったりします。器が大きくなった子はときどきで大丈夫ですが、まだ小さい子には沢山のエネルギーを貯め続けることができるようにお願いします。一緒に楽しく食事をする、一緒にお風呂に入る、女の子なら髪の毛をとかす、楽しくコミュニケーションするなど、一緒に何かをすることでエネルギーが満ちてきます。そのときに、頑張って顔晴っていることを伝えていきましょう。

学力をつけるためには?❷

❷「算数力」をつける  -楽しみながら数字を身近にする

算数が得意になるには、地道にドリルをコツコツ解くしかない——そんな思い込みをくつがえす最新の研究結果があります。子どもの感性で思考力を伸ばすアプリ教材やSTEAM教育教材を開発しているワンダーラボ(旧:花まるラボ)が行なった実証実験では、子どもたちに思考センスを育てるアプリ「シ ンクシンク」を毎日15分プレイしてもらうと、3か月後、学力が本当にアップするという結果が出ました。

※国際協力機構(JICA)とカンボジア政府の協力のもと、カンポジアの小学34年生1500人を対象に行なった実証実験。算数の授業の中で、思考センス育成アプリ「シンクシンク(Think!Think!)」を使うグループと使わないグループに分け、始める時点と3か月後の学力を比較調査した。調査方法は、カンボジア国内の学カテスト・国際学カテスト(TIMSS)IQテストの3つの学力試験の結果を慶應義塾大学の中室牧子研究室が分析したところ、偏差値にして6.0〜9.0ポイントの効果が確認された。また、思考力だけでなく、カンボジア国内の学カテストで多く出題される計算や文章題といったオーソドックスな問題でも学力の向上が見られた。

注目したいのは、子どもたちにとってはまるで遊びとしか思わない15分で、教科害で学ぶ計算力や文章題までもが以前よりできるようになったことです。「算数力を伸ばすには、子どもたちが意欲(=ワクワク)を感じられることが大事」とワンダーラボ代表の川島慶氏はいっています。入り口が『遊び』だと、子どもたちはワクワクします。ワクワクは思考力や想像力を伸ばすだけでなく、計算のようなスキルの吸収力、理解力も高める効果があるのです。

いまやコンピュータがすべて正確に計算してくれる時代ですが、物事の「大小や多い少ない」の感覚を直感的につかむためにも、算数力は重要です。たとえば「1000キロメートルの散歩に行く」「鍋にしょうゆを15リットル入れる」といった数字に自然に違和感を感じることができるか。

計算にアレルギーをもたず、数を自由にあやつれるようになることによって、「数の正しいスケール感を体験的に身につけておく必要がある」と川島氏はいっています。

 

「算数力」をつけるにはどうすればいい?

(1)115分、ワクワクの土台をつくる

算数力を伸ばす原動力は「ワクワク感」です。幼いころからやりたいことを我慢させてドリル学習ばかりさせても、ワクワク感の土台がないと意欲や学力は高学年で頭打ちになると川島氏は指摘します。学校の宿題と一緒に、楽しんで思考力を育てられるような問題を1日15分程度続けることで、算数が楽しくなるワクワクの土台をつくれます。

(2)物事をさまざまな視点からとらえる

算数の思考力は、低学年ほど遊びを通じて身につけることができます。問題集を買ってきてたくさん解かせるよりも、学校の教科書や計算ドリルの問題で、同じ答えになる式を探したり、順番を入れかえて計算の工夫を考えたり、ただ機械的に作業をするのではなく、想像力をかきたてるような作業をうながすと、柔軟な発想力が生まれてきます。

(3)身近な数字で「足し算、引き算」をする

頭の中で歩数を数えたり、街で見かける車のナンバープレートを使ったり、身のまわりにある数字を足したり引いたりして、数字に興味をもてるようになると、算数がおもしろくなってきます。子ども向けのナンプレやそろばんを習うのも、頭の中で自由自在に数をあやつれるようになる「暗算力」を育てます。そろばんは、数という抽象的な概念を受け入れにくい小さな子どもにとっては、数が珠で実際に見えるという点で、算数を学ぶためによい足場になります。

6日 役立つ事の「喜び」を知ること

6日の魔法の日めくりメッセージです。

役立つ事の「喜び」を知ること ~お手伝い出来るかな?~

どんな小さなお手伝いでも、
沢山の「有難う」のシャワーを浴びせて、
褒めて認めてあげましょう!

人のために行動することに喜びを実感すると、
将来、社会に貢献でき、
思いやりや責任感が育まれ、
志の持てる子になりますよ。


 2学期17週目の休日、日曜日です。誰かのために役立つことができるようになるためには、褒められた、認められたということを実感したり、自覚したりすることが必要になります。「だれかのために、みんなのために」行ったことが承認される経験が多いお子さんに育ててることが大切だと「エミール(ルソー)」でも述べられています。「自分のために生き、みんなのために生きる」そんな子どもたちを育んでいきましょう。

学力をつけるためには?❶

 今日からは『学力をつけるためには?効果的なフィードバックで「やる気」を引き出す』について子育てベスト100を参考にして紹介します。

❶子どもの「タイプ」を知る  -タイプに合わせて学習法を選ぶ

親はよく「なぜ、うちの子は……」と、子どもができないことに目が向きがちですが、一方で、子どもがもっている「いいところ」には気づけていないことが多々あります。子どもの才能を存分に発揮させてあげられるよう、わが子のタイプを知る手がかりとなるのが「多重知能理論」です。1983年にハ一バード大学の心理学者ハワード・ガードナー博士が提唱したもので、人間のもつ知能には8種類あり、学校でのいわゆる「お勉強」として評価される知能は、このうちの2種類だけだそうです。

この8種類の中から、子どもの特性に合わせて得意分野を見つけ、得意な方法で学習させれば、その子のもつ能力は大きく引き上げられるとガードナー博士はいっています。子どもの個性を重視したこの理論は、アメリカやオランダ、オーストラリアの公教育にも導入され、成果をあげています。

 

子どもの「タイプ」を知るにはどうすればいい?

(1)8つの知能を知る

子どもが、以下のどのタイプに当てはまるかを考えます。

言語的知能:文章を書くことが得意。言葉に興味がある。読書好き。算数や理科より、 国語や社会が得意。

論理数学的知能:科学的なことに対する理解が早い。数量に興味があり、分析するのが得意。国語や社会より算数や理科が得意。

空間的知能:パズルや図形問題が得意。言葉で説明されるより、絵や図で説明されたほうが理解しやすい。

音楽的知能:歌や楽器演奏が上手で、音を聞き分けられたり、メロディをすぐに覚えられたりする。

身体運動的知能:スポーツが得意。実際に手を動かしたほうが理解しやすく、うまくできる。

対人的知能:ひとりでやるよりほかの人と一緒にやるほうが作業がはかどる。人に頼ったり頼られたりすることが多い。

内省的知能:ひとりでじっくり考え、作業するほうがはかどり、困ったときも自分だけで解決できる。

博物的知能:特定の物事にくわしい。図鑑に夢中になる。同じように見えても違うものについて細かい違いによく気づく。

(2)得意に合わせた方法を選ぶ

①と②に当てはまる子は勉強が得意なタイプが多く、学校での勉強に向いています。残りの6タイプの子には、次のような方法を取り入れると、学習がうまくはこびます。

空間的知能:図や写真をたくさん使った本を選ぶなど、ビジュアルを重視する。

音楽的知能:本や教材を音読したり歌にするなど、声に出す。

身体運動的知能:実験をしたり道具を使ったり、座るときにもバランスボールを使うなど、体を動かしながら集中させる。

対人的知能:ひとりではなく、家族や友だちと一緒にやる。

内省的知能:ひとりになれる場所や時間を確保する。

博物的知能:図鑑をそろえて、実物に触れる経験をさせる。

5日 安心感は、勇気と行動力の源!

5日の魔法の日めくりメッセージです。

安心感は、勇気と行動力の源! ~ずーっと、ずっと「いってらっしゃい」「いってきます」~

子どもは毎日、
新しいことに出合うために出発します。
しっかり、姿が見えなくなるまで
見送ってもらうことで、安心して旅立てるのです。
安心感が得られないと、不安で、
何事にも消極的になります。
安心感が得られると、エネルギーが充満して、
自分らしさが発揮できます。

「いってらっしゃい」「いってきます」の掛け合いで、
1歩前へ進めるのです!


 12月最初の土曜日です。ご家庭での子どもたちの変化はいかがでしょうか。子どもの中に安心感が得られているかどうかがポイントです。安心感が得られるときには、実際にはいなくても心の中に「いつでも見守られている」という感覚が育つことです。「愛着の形成」ということになります。小学校入学前に「愛着の形成」がなされないと、学校生活で困難な場面が生じます。お子さんによっては、十分に獲得されないこともあります。小学生の子どもたちに安心感が育つように、褒めて、認めて、励ましましょう。

創造力をつけるためには?⓬

⓬「落書き」をする  一脳の非集中モードで創造力がアップ

子どもは落書きの天才です。小さなころは壁や床、小学校に入るころには教科書やノー卜にも……。落書き=いたずら、というイメージがあるかもしれません。じつはいま、落書きが脳をリラックスさせ、創造力を発揮できる方法のひとつであることがわかってきています。落書きによって脳がリラックス、つまり非集中の状態になると、「脳の扁桃体の活性化が抑えられ、前頭極が活性化し、創造力が高まる」と、ハーバード大学の精神医学者、スリニ・ピレイ臨床准教授はいっています (『ハーバード×脳科学でわかった究極の思考法』ダイヤモンド社)。落書きは、意識の壁を壊し、無意識の自己を呼び覚ましてくれる大事な時間なのです。

 

のびのびと「落書き」をするにはどうすればいい?

(1)壁一面を落書きスペースにする

ウォオールステッカーといって、壁一面を黒板やホワイトボードにできる便利な壁紙が手頃な値段で売られています。黒板はインテリアとしては深い緑が目にやさしく、部屋が落ち着いた感じになる反面、チョークの粉が部屋を汚してしまうのではないかとの心配もありますが、最近では粉が飛ばないチョークもあります。

ホワイトボードは発色がきれいですが、専用のペンがチョークよりも割高で、洋服についたときに落ちにくいことも。それぞれメリット、デメリットがあるものの、どちらを選んでも子どもにとっては間違いなく楽しい空間になります。

(2)消せるマーカーやクレヨンを使う

壁を落書きスペースにすることが難しい場合でも、「キットパス」という、ガラスに書いても濡れた布で消せる優れもののペンがあり、子どもは窓ガラスに思い切り落書きができます。また、濡れた壁に書けるタイプもあり、お風呂の中でも落書きができます。

(3)『らくがき絵本』シリーズを使う

『らくがき絵本』(ブロンズ新社)は、「らくがきこそが絵のはじまり」と、絵本作家の五味太郎さんがつくった絵本シリーズで、世界中で楽しまれています。空っぽのお鍋やでこぼこ道、こんな音のする絵を描こうとか、気の毒な犬を描こうとか、落書きをするためのユニークなテーマがたっぷりあり、子どもと一緒に大人も創造力が弾ける内容になっています。

(4)落書き好きは大成する

ピレイ准教授は、2007年までの44人のアメリカ大統領のうち、26人は落書き好きだったといっています。大統領のように、同時に複数の重要な仕事をこなさなければならない場合でも、落書きのような非集中の時間をとることで、時間の使い方がずっと効率的になることがわかっています。

たとえばグーグルのような企業が、社員にゲー厶やスポーツ、ジムの設備を提供しているのは、そうした根拠があるからです。落書きを通じて脳をリラックスさせたり、ふたたびギアを集中モードにしたりという脳内の切り替えが子どものころから育まれると、創造力や思考力などが高まるといえます。

4日 「あいさつ」は人とのつながり・結びつき

4日の魔法の日めくりメッセージです。

「あいさつ」は人とのつながり・結びつき ~目を見て「あいさつ」してるかな?

目を見ることは相手を認め、
信頼関係を結ぶ第1歩になります。
朝1番の「おはよう」は、
1日の清々しいスタートがきれますよ!

沢山の「あいさつ」を探して声に出してみましょう!
きっと、新しいつながりや、お友達と出合えますよ。

 2学期16週目の金曜日です。1週間の過ぎるのは早く感じる日々です。人と人があいさつを交わすことが改めて、重要視されています。ご家庭での「あいさつ」はいかでしょうか。元気な「あいさつ」ができる子は自分に自信があったり、エネルギーがあったりすると感じています。普段、私も負けなぐらいに「あいさつ」をしてエネルギーを与えていますが、学校が再開して子どもたちの姿が学校にある当たり前の光景になってきました。互いがつながり、結ばれていることを実感しながら、ご家庭での「おはよう」「いただきます」「おやすみなさい」などのあいさつをすすめてください。人とのつながりは向社会性の育成につながります。

創造力をつけるためには?⓫

⓫「本」で囲む  -読書は地頭をよくする万能の習慣

読書の習慣は、世界中の一流のリーダーに共通する特徴のひとつです。本は仕事に役立つ情報や新しいアイデアを生むための「知恵」を与えてくれます。子どもにとっても、本は視野を広げる大切な道具です。読書を通じて、魅力的な人物にたくさん出会い、新しい興味を見つけ、ワクワクします。そうして読書は想像力や創造力の基盤になりますが、その他にもさまざまな力が養われます。

ひとつは「読解力」です。本を読むか読まないかの差は、幼いときはあまり目立たないものの、年齢とともに少しずつ大きくなっていきます。トロント大学の心理学者、キース・スタノヴィッチ名誉教授は、読書においても「マタイ効果」が存在するといいます。マタイ効果とは聖書の一節になぞらえたもので、「富める者は富み、奪われるものはますます奪われる」という現象です。成長とともに、読書をすればするほど理解力が高まる子どもがいる一方、読書をしないためにどんどん理解力が追いつかなくなる子どももおり、その差は広がっていきます。

また、「語彙力」も発達します。ベネッセ・コーポレーションの語彙調査によると、高校生、大学生とも、読書が好きかどうかと読書量の多さは、語彙力との関連が非常に強いことがわかっています。読害量が増えると語彙が増え、理解力が高まり、本が好きになり、さらに読書量が増えるという好循環が生まれます。

さらに、「思いやり」も育まれます。国立青少年教育振興機構が2013年に行なった「子どもの読書活動の実態とその影響・効果に関する調査研究」によると、子どものころの読書活動が多いほど「できれば、社会や人のためになる仕事をしたいと思う」「電車やバスに乗ったとき、お年寄りや体の不自由な人に席をゆずろうと思う」といった意識が髙い傾向が見られました。

 

「本好き」にするにはどうすればいい?

(1)リビングに本棚を置く

世界に1400万人ほどしかいないにもかかわらずアインシュタインのような天才や、スターバックス、グーグル、フェイスブックの創業者を輩出、さらにはノーベル賞受賞者の約22%を占めてきたユダヤ人。迫害がくりかえされる中、彼らはどこへ行っても決して盗まれることのない「頭脳」を大切に育ててきたといわれています。

国際教養大学のアンドリュー・J・サター特任教授は、ユダヤ人の多くの家庭には、リビングなど家族が集まる場所に本棚があるといっています。上のほうには大人の本、下のほうには百科事典や図鑑、辞書など、子どもが自分で調べられる本を置いておき、わからないことがあれば一緒に調べるのだそうです。

また、リビングのほかにも、寝室や廊下など、自然と子どもの目にとまるところに本を置いておくと、いつでも気の向くままに手にとって読むことができます。

(2)読み聞かせをする

『魔法の読みきかせ』の著者、ジム・トレリースによると、子どもは中学2年生くらいまで、読む力が聞く力に追いつかないといいます。大人に読み聞かせてもらい、「わかった!」「面白かった!」という体験をすることが、もっと読みたいという気持ちにつながります。

(3)親が本を読む

厚生労働省が小学2年生とその親を対象にした調査によると、子どもが1か月に読む本の冊数は、両親が読む本の冊数にほぼ比例していることがわかりました。また、ベネッセの調査では、1か月に紙の本や電子書籍を3冊以上読むという人に、読書が好きになったきっかけを聞いたところ、「子どものころに、本を読み聞かせてもらったこと」「身近な人が本好きだったこと」との回答が最も多く選ばれました。両親が本を読む家庭では、子どもが読書好きになる傾向にあるようです。

3日 食を通じて宇宙とつながる

3日の魔法の日めくりメッセージです。

食を通じて宇宙とつながる ~「いただきます。」「ごちそうさま。」~

手を合わせて言う動作は、
自分と食事に関わる全ての事柄が
つながり合わさることを意味します。

親指にはご先祖様・お父さんなどと言う意味があるので、
親指を見て言うことで、
周りの方への感謝の心が育まれます。

食べ物への感謝の気持ちと共に、
人とのつながり、世界とのつながり、
宇宙とのつながりの中で
自分が生きていることを感謝出来るのです。


 2学期16週目、木曜日です。個人懇談に多くの保護者の皆様が希望していただき、誠にありがとうございました。学校で育てた大根でけんちん汁を自宅で作って食べましたが、旬を感じて大変おいしいです。旬をいただくことができる幸せを感じています。食べ物に感謝する気持ちで「(生き物の命を)いただきます。」「(生き物の命を)ごちそうさまでした。」と言うのだと祖父母から教えられたことを思い出します。生き物の命を大切にすることは、人間が生きるために必要な分だけ、命をいただくことなんですね。季節を感じつつ、食べ物を感謝してほしいものです。

創造力をつけるためには?❿

❿「ぼ一つ」とする  ―子どもは意外と疲れている

脳は体重の2%ほどの大きさですが、体が消費する全エネルギーの20%を使います。さらに、この脳の消費エネルギーの60〜80%が、デフォルトモードネットワーク(DMN)という脳回路に使われていますDMNは、脳が意識的な活動をしていないとき、つまり、ぼ一つとしているときに働いている領域です。自動車のアイドリング状態と同じで、これから起こるかもしれない出来事にそなえるため、さまざまな脳の活動をまとめあげるのに重要な役割を果たしています。さらに最近では研究が進み、このDMNが、 私たちの脳の中に散らばる「記憶の断片」を無意識のうちにつなぎ合わせ、思わぬ「ひらめき」を生み出しているのではないかと注目されています。

ぼ一っとしている子どもが目に入ると、「ぼ一っとしている時間がもったいない」と大人は思いがちですが、子どもは毎日学校で過ごすだけでも十分すぎる刺激を受け、体も脳も、大人が思う以上に疲れています。イエール大学の感情知性センターが考案した感情教育のツール「厶ードメーター」は、「いまどんな気分か」を色分けされた座標軸で表します。

エネルギーを横軸に、楽しさを縦軸にすると、4つに分けることができます。エネルギーも楽しさも大きい「黄ゾーン」、エネルギーは低いが楽しさが大きい「緑ゾーン」、エネルギーは高いが楽しさは小さい「赤ゾーン」、エネルギーが低く楽しさも小さい「青ゾーン」の4つです。

ある親は子どもに対して、エネルギーも楽しさも大きい「黄色ゾーン」にいることをつねに期待しますが、子どもには、エネルギーは少なく楽しさは大きい、穏やかでゆったりした「緑色ゾーン」でぼ一っとすることも必要です。ぼ一っとする時間は、子どもの創造力を育むうえで、とても貴重な時間になります。

 

 「ぼーっ」とするにはどうすればいい?

(1)ぼ一っとする時間を確保する

一日の中で、ぼんやり空想できるような時間を確保します。全米最優秀女子高生を育てた母であり、ライフコーチのボーク重子さんは、娘が通っていたアメリカ屈指の名門小学校でユニークな宿題に出合ったといいます。それは「毎日20分間の空想」です。ボークさんは、クレヨンや画材を置いた「アートルー厶」という空間をつくり、子どもが小学6年生になるくらいまで毎日20分間、自由に過ごさせました。

「毎日20分も空想していると飽きてしまう。でも、この『飽きる』という行為も、じつはとても大事。人は飽きるとクリエイティブになれるから」とボークさんはふりかえります (『世界最髙の子育て』ダイヤモンド社)

(2)疲れにくい脳をつくる

DMNが過活動になると、疲労感がたまっていき、それによって集中力やパフォーマンスが低下します。

逆に、DMNの活動を抑える脳構造をつくれば、疲労感を感じにくくなります。DMNの活動を抑えて疲れにくい脳をつくるには、スマホやPC、テレビなどの「スクリーン」をオフにすること、そして、マインドフルネスが有効です。

2日 物事が、うまくいく!

2日の魔法の日めくりメッセージです。

物事が、うまくいく! ~一緒にお部屋を片付けようね~

部屋の乱れは、心の乱れにつながります。
片付けをする事で、空間が整い、心も整理出来るので、
良いエネルギーが部屋に充満します。
部屋の片付けは、心が落ち着き、物事がうまくいきますよ。

ぬいぐるみ、ボール、積み木、
どこに何を片付けるのかを、

はっきり分かるように分類する工夫をしましょう。

一緒に片付けをすることが、習慣化する秘訣です!


 2学期16週目、水曜日です。12月になり、個人懇談の最終日になりました。幼児へのメッセージですが、小学生に向けたメッセージといっても不思議ではありません。きれいにすることは、場所を整え、次の行動へ切り替えることの準備になります。切り替えることや後片付け、計画的に行うことなどを「実行機能」と言います。この実行機能を上手くできるようにすることが小学生に重要なことと言われています。自分だけではできない子どもの場合、大人が一緒にかかわることで習慣化につながります。「段取り八分」とも言われているように、計画的に行えるようにすることが大人になって役に立ちます。子どもによい習慣を。

創造力をつけるためには?❾

「瞑想」する  ―親子でやれば楽しくできる

マインドフルネスとは、坐禅の瞑想を起源とする瞑想法のひとつで、最先端の脳科学や精神医学の分野で研究されています。マインドフルネスでは、いま、この瞬間に起きていることに意識を向け、それをあるがままに受け入れ、脳の疲れをリセットします。すると、不安や緊張、プレッシャーといったストレスが軽減され、心がよりポジティブでリラックスした状態になるので、幸福度が高くなるといわれています。

マインドフルネスは世界中のエリートやトップアスリートたちが実践していることで注目されるようになり、現在は発祥の地であるアメリカをはじめ、世界各国の教育現場にも取り入れられています。さらに、オランダエラスムス大学の研究チー厶によると、1日10分程度のマインドフルネス瞑想には創造性を高める効果があることもわかってきました。

 

楽しく「瞑想」するにはどうすればいい?

(1)ゆっくり座って呼吸する

背筋を伸ばして座り、お腹と肩の力を抜きます。あぐらでも大丈夫です。手は太ももの上に乗せるか、お腹に当てます。目は閉じるか、軽く前を見ます。ゆっくりと鼻から息を吸い、お腹がふくらむ感覚、吐くときのへこむ感覚、空気が鼻を通っていく感覚に注意を向けます。余計なことが頭に浮かんできてもあわてず、呼吸に意識を向け直し、これを3分ほど続けます

(2)体の動きに注目する

マインドフルネスの第一人者としてイエール大学で先端脳科学研究に携わってきた久賀谷亮医師は、座ってじっと瞑想するのが苦手な場合には、「厶ーブメント瞑想」という方法を勧めています。この瞑想法は、体の動きに詳細に注意を向けることで、頭の中の雑念をリセットするというものです。たとえば、足を肩幅に開き、「筋肉や関節がどう動いてるかな」と意識しながら、腕の力を抜いてゆっくりと下から上に上げていきます。腕を上げきったらいったん止めて、筋肉の状態や肩の開きなどに注意を向けます。そしてまた、ゆっくりと腕を下げます。これを数回くりかえします。

(3)同じ時間同じ場所で

久賀谷医師は「毎日同じ時間同じ場所で、より長く続けることで効果が出てくる」といいます。脳の変化には継続的働きかけが重要です。ゲー厶やテレビなどの誘惑が周囲にない静かな場所で、1日3分× 3回を目標に、就寝前や入浴後など、時間を決めて実践します

(4)親子で一緒にやる

親子で一緒にやると、子どもに習慣付けしやすくなります。また、桜美林大学の身体心理学者、山口創教授は、子どもにストレスをもたらす最大の原因は親のストレスであり、親がマインドフルネスを実践すれば、子どものストレスも軽減できるといっています。

(5)触覚を剌激する

山口教授によると、子どもにとっては触覚を使うこともマインドフルネスになるそうです。粘土遊び、土いじり、フィンガーペインティングなど、触覚を刺激する遊びから、瞑想のような効果が得られるといいます。

1日 何事も基本から

1日の魔法の日めくりメッセージです。

何事も基本から ~朝、歯を磨こう!顔を洗おう!~

さあ、1日の始まりです!
自らの身を整えることが出来ると、
気持ちがシャキッとし、
清々しくなり、気合いが入ります。

エネルギー全開でスタート出来る習慣を付けましょう!


 今日から12月。2学期16週目で、今日と明日に個人懇談が予定されています。8月17日から始まった2学期もクリスマスの25日までになります。2学期のまとめの時期になりました。
 改めて基本を考えてみてください。朝起きたらすぐにトイレに行き、歯を磨くことの習慣を身につけさせることが体の健康につながる始まりでもあります。顔を洗って着替えて朝ご飯です。この一連の動作が身についているか、「おはようございます、おはよう」のあいさつも含めて、始めてみましょう。あいさつができる子は、学習に向き合う準備ができている証拠です。また、人とつながり合うための基本です。