日誌

校長室だより

体力をつけるためには?⓫

⓫「体」を動かす ーケガをしにくい体をつくる

 小さな段差を飛び降りたら足首を骨折、跳び箱を跳んだらバランスを崩して両手首を骨折……そうしたささいなことで骨折する子どもが増えています。骨を丈夫にするには、骨に圧を加える運動が最適です日本の骨折研究で有名な京都府立医科大学の保田岩夫医師の研究によると、骨に圧力を加えることによる振動でマイナス電気が発生し、この電気がカルシウムを呼び寄せて骨への沈着をうながし、骨の細胞を活発にすることがわかっています。骨に圧を加える運動は、走る・跳ぶ・踏み込むなど、日常の外遊びやスポーツに含まれています。

体全体をバランスよく使う

 その一方で、スポーツに積極的に取り組んでいるタイプの子にも、特定の部位に必要以上の負担をかけることで機能障害が起きることがあります。ひとつのスポーツに特化しすぎると、使われる部位がかたより、体全体の柔軟性やバランスが損なわれてしまうのです。骨の成長期にある子どもには、日常生活の中で動きにバリエーションをもたせ、無理をさせず、かたよりなく全身を使わせることが大切です

 効果的に「体』を動かすにはどうすればいい?

(1)運動は「毎日1時間程度」が最適

 幼児から、小学生、中学生くらいまでは、毎日1時間くらいの外遊びや運動が最適です。もっと運動したい場合でも2時間を限度にし、長く運動した日の翌日はゆっくりと休むようにします。野球で連日投げ続けるなど、骨の成長途中に無理をすると、逆に骨を痛めることになります。

(2)痛みが続いたら専門医に診てもらう

 痛みが1週間以上続くなどの症状があれば、専門医を受診するようにします。早く発見できれば、早く治すことができるからです。

(3)動物ポーズで体操を

 理学療法士集団キッズプロジェクトチー厶が監修した、骨を育てる「骨ほね体操」は、動物になりきって遊びながら骨に圧力を加えることができます。浜脇整形外科リハビリセンター長の村瀬正昭医師は、「動物の真似をしながら筋力や強い骨をつくる骨ほね体操は、全身のストレッチを十分に行うウォー厶アップと、体操後のクールダウンも必ずセットにして行なうことがポイントです。骨ほね体操も含めて、できれば毎日1時間程度体を動かすことが、成長期の子どもにとってはとても重要です」とアドバイスします。

①きりんポーズ

 両足を上にぐんぐん伸ばしながら、首を前後左右にゆらゆら動かす。首をゆるめて動く範囲を広げておく。

②ねこポーズ

 背中のほうにすいこむ気持ちで息を吸いながら、背中を丸めていく。息を吐きながら、背中をそらす。体幹を使う感覚で。

③かえるでピョーン

 体の前にかえるみたいに手をついて、小さくなって力をためる。足の力を使って、ピョーンとできるだけ遠くに跳ぶ。しゃがんだところから、一気に力を爆発させて跳びあがる。着地の衝撃が骨を目覚めさせる。足腰の筋肉、体幹も鍛えられる。

④バンビでスキップ

 両手を腰に当て、右足で前方向にジャンプして右足で着地する。すかさず左足を出して、同じように左足でジャンプして左で着地。また右足でジャンプ、左足でジャンプと、バンビになった気持ちで、交互にリズムよく跳ねて、前に進んでいく。スキップができないときは、その場で片足ずつジャンプするだけでもOK。リズミカルな心地よい衝撃が、全身の骨にいい刺激を与える。

おすすめの本より⓫

Q:人を好きになるってどういうこと?

A:人には“片割れを探すエネルギー”があるんだ

解説:「人間は“ふたりでひとり”だった」

 「好き」という感情を説明するのは難しいね。プラトンは『饗宴』という話の中で、人を好きになる気持ちの起源についての神話を書いているよ。人間はもともとアンドロギュノスという種族で、ふたりの人間が背中合わせに一体となっている形をしていた。この形をした人間は力が強く、あまりにも傲慢だったために、神は困っていた。神はその力を弱めるために、すべての人間を真っ二つに分けたんだ。

 二体に分かれてしまった人間は、お互いに切り離された"片方"を探している…と言われているんだ。人間は“ふたりでひとり”なんだね。

 そして、ギリシア語には「愛」を意味する言葉が「エロス」「フィリア」「アガペー」の3種類あるんだよ。エロスは恋愛。フィリアは友愛という意味で、相手の幸せを願う気持ち。アガペーは損得勘定のない無償の愛情のことだよ。人を好きになる気持ちも奥が深いね。

おすすめの本より❿

Q:グループの中で仲間外れにする子がいる

A:本能に負けない理性を持った人になろう

解説:「人間はポリティカルなアニマ儿である」

 アリストテレスは「人間はポリティカルなアニマ儿である」と言ったんだ。ポリティカルとは「社会的」という意味だよ。簡単に言うと「ルール」や「集団」のことだよね。もちろん学校もポリティカルだよね。つまり人間はひとりで生きていけない「社会的な動物」なんだ。社会的な動物だからこそ「社会」や「集団」のルールから外れた人を仲間はずれする本能があるのもしれないよね。

 学校の仲よしグループの中で、他の人たちと違った行動をすると仲間外れにされてしまうのも、「社会的な動物」である人間の本能かもしれない。でも、本能だから仕方がない…と諦めてしまうのは絶対に違うよね。人間には本能を抑えることができる「理性」がある。友達が誰かを仲間外れにしようとしたら「理性」で止めないといけない。「本能」に負けない「理性」を持った人間になりたいよね。

体力をつけるためには?❿

❿「免疫力」をつける  —病気になりにくい体をつくる

 現代では、除菌・殺菌が行き届き、かつてより衛生環境がよくなりました。親の衛生意識も昔とは段違いに上がり、子どもたちは清潔な環境で安心な暮らしを送れるようになりました。ですが、その反面、子どもたちが雑菌に触れる機会が減っていることが「免疫力」を弱める原因のひとつにもなっています。パソコンやネット環境が進化した結果、運動不足や睡眠不足、ストレスを抱えた子どもも増えており、そうした問題も免疫力を低下させています。免疫力を高めると、風邪などの感染症にかかりにくくなるだけでなく、血行がよくなって脳や体の動きが活発になります

「免疫力」をつけるにはどうすればいい?

(1)タンパク質をとって筋肉をつける

 白血球には、免疫を担当する細胞が集まっています。体温が上がると血流がよくなり、白血球が体中をめぐることで、免疫力が発揮されます。体温を上げるには、体内に熱をつくる必要があります。筋肉はつねにエネルギーを代謝して熱をつくってくれます。ですから、タンパク質をしっかりとって筋肉をつけることが大切です。タンパク質は、免疫細胞そのものの材料にもなります。肉や魚、牛乳や豆類をかたよらずに食べるようにします。

(2)いろいろなおかずを食べる

 腸には、体内の免疫細胞の60〜70%が存在しています。発酵食品と食物繊維、オリゴ糖は免疫機能を高めてくれます。発酵食品とは、納豆や味噌、チーズ、ヨーグルトなどです。さらに、腸内環境を整えるだけでなく、免疫細胞を活性化させる必要もあります。免疫細胞を活性化させるには、タンパク質が必要です。ビタミン類も、細胞の免疫機能を助けますし、亜鉛などのミネラル類も、免疫細胞を保護するために必要です。

 このように、免疫力には多くの栄養素が関わっていますが、毎食複雑な栄養計算をしなくても、「主食:主菜:副菜=3:1:2」の割合でいろいろな種類のおかずを食べたり、「旬の食材」を意識したりすることで、自然にバランスがとれます

(3)外で遊ぶ

 紫外線を浴びることで人間がみずから合成できるビタミンが「ビタミンD」です。ビタミンDは、がんや自己免疫疾患、感染症の発症予防に関係しています。東京慈恵会医科大学の浦島充佳教授らの研究によると、インフルエンザがはやりだす前からビタミンDを意識してとっていたら、発症率が半減したといいます。ビタミンD はサバなどの魚類やしいたけなどのキノコ類に含まれるものの、食べ物だけでは不十分です。紫外線=悪とみなされがちですが、紫外線の強い時間帯に肌の極端な露出を避ければ、30分程度の外遊びや散歩をするだけでも多くのビタミンDが合成され、免疫力を高められます

(4)十分な睡眠をとる

 睡眠不足は免疫力を低下させます。早稲田大学人間科学部の前橋明教授によると、たくさん体を動かし、睡眠のリズムが整えば、自律神経の働きがよくなって、低体温などの体温異常が減少するといいます。外で遊ばせると同時に、たっぷりと睡眠をとることで体温が安定し、免疫力が高まります

おすすめの本より❾

Q:ケンカした友だちに「ごめんなさい」が言えない

A:相手との関係を考えてみよう

解説:「人間は関係存在である」

 「ごめんなさい」を英語で言うと、I`m sorry だね。「sorry」には「気の毒だ」という意味もあるから、I`m sorryには「私はあなたを気の毒に思う」という意味がある。自分が謝る立場なのに、相手を「気の毒に思う」とは、少し違和感があるかもしれないね。

 しかしここで大切なのは、気の毒に思う気持ちは、相手への“共感”であること。人間の魅力は、“共感する力”“相手を思う力”があるかどうかで決まるものだよ。哲学者のマルティン・ブーバーは「人間は関係存在である」と言っているよ。人は常に“自分”と“あなた”の関係で存在していると考えたんだ。

 もし「ごめんなさい」が言えないときは、相手との関係を思い浮かべてみよう。相手を大切に思う気持ちはかならずあるはず。大切な家族や兄弟、友だち・・・、相手との関係を修復するための言葉が「ごめんなさい」だよ。

体力をつけるためには?❾

❾「惣菜」を活用する  ―塩分と油に注意して賢く使う

 最近では共働き家庭が全世帯の6割を超えており、食事づくりを毎日休みなく続けるのはかなり大変なことになっています。そこでいま、市場が拡大しているのが「中食」です。 中食とは、惣菜やコンビニ弁当など、出来合いのものを買ってきて家で食べることです。「2018年版惣菜白書」(一般社団法人日本惣菜 協会)によると、2017年の惣菜市場規模は 10兆円を超え、およそ40年前の調査に比べて10倍以上も増えています。中食なら、下ごしらえや後片付けの手間がない分、子どもたちとゆっくり過ごせます。また、ふだん家でつくらないものを選べば、 子どもたちが新しい味を知るよい機会にもなります

「惣菜」を活用するにはどうすればいい?

(1)味つけを薄める

 「人間の体内の塩分濃度は0.8〜0.9%。それと同じ濃度の塩分をとると、いちばん体によく、おいしいと感じやすい」と管理栄養士の牧野氏はいいます。ところが中食では、冷めてもおいしく感じられるよう、これより濃く味付けされていることが多く、塩分のとりすぎに注意する必要があります。とくに小学生までの子どもは、大人よりも低い塩分濃度がWHOによって推奨されており、中食は子どもにとって濃い味付けになりがちだと牧野氏は忠告します。人間の味覚は濃い味に慣れると、さらに濃い味を求めます。子どもには「ソースやドレッシングの量を半分にする」「家にある野菜と和える」などで薄味にするとよいそうです。

(2)油に気をつける

 中食では、どうしても油の多いものが重なってしまいがちです。揚げ物にはサラダを組み合わせたくなりますが、中食のサラダには多くの場合、ドレッシングがたっぷりかかっています。牧野氏によると、ドレッシングには油が多く含まれているので、揚げ物で油をとってしまう場合には、おひたしや酢の物を組み合わせるなど、油脂が多くなりすぎないように気をつけます。油脂が多いと、高カロリーであるだけでなく、消化にも時間がかかるため、疲れが取れにくくなります。

 「子どもの簡単な食事やお弁当をコンビニなどで買う場合は、揚げ物よりも、サケやたらこ、鶏そぼろなどタンパク質のおかずが入ったおにぎりを2つと、野菜の惣菜を1つ買うといった組み合わせのほうが、栄養のバランスが整いやすくなります。子どもが人でコンビニなどを利用するときも、これを目安として教えておくとよいでしょう」と牧野氏はアドバイスしています。

(3)添加物には神経質になりすぎなくていい

 子どもに食べさせる際、中食でどうしても 気になるのが添加物です。食品表示を確認する癖をつけておき、できるだけ添加物の少ないものを選びます。とはいえ、日本の安全基準は厳しく、とくに大手のコンビニやスーパー、デパートでは厳重に品質管理を行ない、食品の安全性には気を配っています。「食品添加物の安全性は量で決まるので、毎日同じようなコンビニ食や惣菜ばかり大量に食べ続けなければ、過度に心配する必要はありません」と牧野氏はいっています。

おすすめの本より❽

Q:友だちが他の子と仲よくしているとムカムカしてしまう
A:嫉妬は独占欲 人のことを考えられる人間になろう
解説:『光の子と闇の子』
 厶力厶力の正体は「嫉妬」だよね。嫉妬は言葉を換えれば「独占欲」。つまり、自分が得をすることばかりを考えてしまうこと。自分が得をすることしか考えていないのに、なぜか厶力ムカして不愉快になってしまう。それが「嫉妬」なんだよね。
 神学者のラインホルド・ニーバーは『光の子と闇の子』という本の中で、人間を「光の子」と「闇の子」に分けたんだ。「光の子」は自分のことよりも他人のことを考えて行動ができる人。「闇の手」は自分の利益ばかりを考えて行動する人。嫉妬深くなってしまうのは「闇の孑」の考え方なんだ。そして自分の利益ばかりを考えてしまう人は、結果的にイライラすることが多くなってしまうんだよ。嫉妬して厶力厶力しないためには「光の子」になって、他の人の利益と気持ちを尊重することが大切だよ。そうすると自然と厶力厶力しなくなるよ。

体力をつけるためには?❽

❽「旬」を生かす  ー自然のサイクルを食事にとりこむ
 野菜や果物の「旬」は、いちばんおいしくて栄養価が高い時期です。いまは旬に関係なく、一年中売っているものもありますが、その多くはハウス栽培や外国から輸入されたものです。暑い夏には体を冷やすキュウリやナス、寒い冬には鍋で煮込む大根や白菜、風邪の予防になるビタミンCを多く含むミカンなど、 旬の食材は季節に合わせて私たちの体調を整えてくれます。とくに和食は伝統的に、旬の食材をおいしく食べるように考えられており、 ハレの日(祭りなど特別な日)の行事食にも、旬の食材が多く使われています。子どもが旬の食材を知り、食べることは、栄養面のメリットがあるだけでなく、五感で四季を感じ、日本の伝統を知るための身近で手軽な方法です

食べ物の「旬」を生かすにはどうすればいい?
(1)旬を知り、子どもに教える
 旬の食材は、その食材にとって最も快適な時期に育つので、元気に育ちやすく、たくさん収穫できます。そのため栄養価が高いだけでなく、安く手に入ります。たとえば露地もののホウレンソウは、旬の冬に採れたものだと、ビタミンCが夏採りのものの3倍も含まれ、トマトなら、夏採りのものはベータカロテンが他の季節に採れたものの2倍にもなります。サンマやイワシは、秋には脂がのっておいしくなるだけでなく、脳の活性化や生活習慣病の予防に役立つとされるDHAやEPAが春や夏のものの2〜3倍あるといわれています。私たちの体は季節に合わせて、暑いときには「体を冷やすもの」、寒いときには「体を温めるもの」をほしがり、旬の食材はそんな体のニーズに合っているため、おいしいと感じます。親自身、旬の情報を仕入れ、毎日の食事に取り入れて、子どもたちに旬について教えてあげるようにします。

四季の旬の食べ物の例

春:イチゴ、菜の花、アスパラガス、タケノコ、アサリ(新陳代謝が落ちる冬の間、体内にためこまれた老廃物を出すのを助けてくれる

夏:トマト、キュウリ、ナス、スイカ、アジ(水分やカリウムが多くふくまれ、利尿作用があり、体を冷やす

秋:さつまいも、さといも、キノコ、栗、梨、柿、サンマ、イワシ(夏の日差しをたっぷり受けて栄養を蓄えており、冬の寒さに負けない体をつくる

冬:ホウレンソウ、白菜、大根、ミカン、ブリ(体調を整えるビタミンCが多く含まれ、風邪を予防する 

おすすめの本より❼

Q:友だちが少ない
A:友だちは多くいるからいいというわけではないんだよ
解説:『我と汝』
 マルティン・ブーバーは『我と汝』という本で自分と他人の関係について説明してくれているよ。その本の中で「会う」という言葉が出てくるけど、その言葉の中に、友だちとの関係を教えてくれるヒントが隠されているんだよ。「会う」という言葉は正確に言うと「会う (meet)」 と「出会う(encounter)があって、このふたつの言葉の意味はまるで違うんだ。
 マルティン・ブーバーは「出会う」という言葉を「私とあなた(I and You)」と表現している。 一方、「会う」という言葉は「私とその他(I and It)と表現している。少し難しい話だけど、「私とあなた」の関係性こそが友だちで、「私とその他」は単なるクラスメイトや知り合いのことなんだ。つまり、友だちの価値は人数では決まらない…ということだよね。だから友だちの数で悩まずに「私とあなた」になれる深い友だちを大切にしようね。

体力をつけるためには?❼

❼ 「お弁当」をつくる  ー愛情をこめつつ、手間は少なく
 子どもたちはお弁当の時間、つくってくれた家族の話をすることが多いといいます。お弁当は、一緒に食卓を囲めないときの家族の絆。子どもはそれをお弁当を食べながら感じているのです。とはいえ、忙しい朝のお弁当づくりは負担に感じるもの。愛情はこめながらも、できるだけ負担なくつくりたいところです。そのためには、お弁当のパターンを決めておくと便利です
賢く「お弁当」をつくるにはどうすればいい?
(1)ちょうどいい量をバランスよく詰める
 管理栄養士の牧野氏は、「詰める割合は、表面積を主食:主菜:副菜=2 :1:1にするのが基本」だといいます。弁当箱は、幼児は300〜400ml、小学校低学年なら500〜600ml、高学年なら600〜700mlの容量のものを勧めています。弁当箱のサイズが1ml分大きくなると、入るお弁当のエネルギーも約1kcal増えるので、弁当箱のサイズ(ml)は必要なカロリーの量(kcal)とほぼ同じです主食はパンでもよいのですが、ごはんはパンに比べて脂質が少なく塩分がないため、よりヘルシーです。できればごはんを詰めることを基本にします。
(2)彩りは5色を目安に
 小さな子どもほど「目で食べる」といい、色は子どもの食欲を剌激します。5色というとハードルが高そうですが、卵焼きやゆでたサツマイモ(黄)、ブロッコリーや枝豆(緑)、プチトマトや梅干し(赤)で3色。あとは肉(茶)を焼いて、ごはん(白)があれば5色になります。
(3)「調理法と味の掛け合わせ」でバランスを整える
 どうしてもパターンが限られてしまうといった「おかずのマンネリ化」を解消するには、「調理法と味の掛け合わせ」で工夫ができます。「調理法と味付けをさまざまに組み合わせると、エネルギー、塩分のバランスを整えやすい」と牧野氏は次のように具体的な掛け合わせを勧めています。
(4)冷凍食品を使う
 冷凍食品も便利に活用できます。お弁当づくりで最も重要なのは、手づくりにこだわることよりも、主食、主菜、副菜のバランスです。おかずがそろわないときやつくる時間がないときは、冷凍食品を取り入れてバランスを整えます。冷凍食品を買うときは、いつも同じものではなく、メーカーを変えたり、いろいろなおかずを選ぶようにします。「いったん解凍されると霜がついて味が落ちるので、一度開封したら賞味期限にかかわらず早めに使い切ってしまうこと。使い切らないときはすぐに冷凍庫にしまいます。ブロッコリーや青菜は、自分でゆでて冷凍するより、冷凍食品のほうがおいしく食べられます」(牧野氏)
(5)自家製冷凍食品をつくりおきする
 牧野氏によると、晩ごはんにつくるしょうが焼きや焼き魚、ハンバーグなどは、多めにつくってお弁当用に冷凍しておくと便利だそうです(『冷凍・冷蔵がよくわかる食材保存の大事典』 池田番店)。全部味付けをし、火を通してから冷凍し、使うときは電子レンジで再加熱します。冷凍のまま加熱してもいいですが、前の晩から冷蔵庫でゆっくり解凍しておくと、朝温めやすくなります
(6)汁物は保温ジャーを活用する
 カレーやシチュー、おでん、麻婆豆腐、豚汁などは、朝温めなおして保温ジャーに入れておくと、お昼にはちょうど食べごろになっています。ただし、「一度開けると中の温度が下がり、菌が繁殖しやすくなるので、開けたらすぐに食べきるように子どもに伝えておきます」 (牧野氏)
(7)汁気のあるものは容器を分ける
 牧野氏によると、お弁当が傷む原因は「高上にのせるようにします。お弁当に定番の副菜であるプチトマトやブロッコリーも、キッチンペーパーで水分をふきとってから入れます。卵は半熟ではなく、しっかりと火を通します。丼として食べたいときには、汁気を含む具は別容器に入れておき、食べるときにごはんの上にのせるようにします。お弁当の定番の副菜であるプチトマトやブロッコリーも、キッチンペーパーで水分をふき取ってから入れます。卵は半熟ではなく、しっかり火を通すそうです。
(8)冷凍デザートで保冷する
 保冷対策が必要なのは夏だけではありません。外が寒い時期でも室内は暖かく、とくに暖房近くでは温度が高くなり、菌が繁殖しやすくなります。牧野氏は「デザート用にゼリーや果物を他の容器に入れて凍らせておくと、保冷剤代わりに使える」とアドバイスします。冷凍する果物としてはグレープフルーツな どのかんきつ類(皮は取り除く)、皮付きで食べられるぶどうや、缶詰の果物も使えます。
 

今年度、体育館用のパイプ椅子をリニューアル

 先日、教育委員会から体育館用のパイプ椅子を購入していただき、春に購入していただいたのと合わせて80脚程度、リニューアルになっています。今まで使用しているものは、東大芦小学校時代のものですので、50年前のものになります。古くなったものの中でまだ使えるものは、校庭での使用に体育小屋に片付けました。処分するものは、来週中に古くて歪んでいる台車もふくめてお願いしてあります。新規のパイプ椅子台車をPTAの予算で3台ほど購入させていただきました。新しいパイプ椅子で卒業式を迎えられそうです。

 

おすすめの本より⑥

Q:“自分らしさ”って何?
A:はっきりした“自分らしさ”はわからないものなんだ
解説:「人は考える葦である」
 フランスの哲学者、ブレ-ズ・パスカルは「人は考える葦である」と言い残しているよ。葦とはススキに似ている、川辺や湖の岸などに生えるイネ科の植物だ。風が吹くと頼りなくゆらゆらと揺れる様子を見て、人は葦と同じように頼りない存在だと表現したんだ。
 科学やコンピュー夕―が発達して、人間は万能な存在であるかのように錯覚してしまうけれど、一番身近な自分らしさを考えても、答えはなかなか見つからないよね。人の多くは感情によって言動が変化するもの。優しい気持ちの時もあれば、抑えきれない怒りがわき上がる時もある。そして、集団や相手によっても変わる。家族、友達、好きな子、先生に見せている君の顔は、それぞれ少しずつでも違うよね。それは 相手によって持つ感情が違うからなんだ
 人は感情によって揺れ動く存在で、言うなれば君の感じたすべてが"自分らしさ"だよ。

6年2組公開授業の振り返り

 6年2組で道徳の公開授業がありました。「本当の自由」をテーマに、「大空に飛び立つ鳥」という教材を通して、考えていきました。小職は出張で公開授業を参観することができませんでしたが、放課後の授業研究会に多くの先生方が参加でき、誇りに感じました。

 授業者は学級の実態を考慮して、子ども自身の意見が出やすいように自分の考えをノートに書くようにしたとのことでした。参観者からは今回の授業でのよさを感じる意見が多く出され、よりよい授業実践のための感想が述べられていました。子どもたちの成長を感じることができた授業だったようで、嬉しくなりました。今後もよりよい授業実践をお願いしますね。

 

体力をつけるためには?❻

❻一緒に「料理」をする  -五感を育む刺激的な体験
 自分が子どもだったころに比べて、親子の会話時間が短くなったと感じる親が増えています。江崎グリコの調査では、仕事に家事にと忙しいうえ、子どもと向き合って会話するよりもスマホを利用している時間が長いという親が多くなっているようです。こうした中で、親子で一緒に料理をするのは貴重なコミュニケーションの機会になります。東京ガス都市生活研究所の調査によると、親子で料理をしている頻度が高いほど家族の仲がよく、幸福感が高い傾向にあります。

一緒に「料理」をするにはどうすればいい?
(1)キッチンで五感を養う
 料理をしていると、味見によって「味覚」が、材料を扱うことによって「触覚」が、調理中の変化を見ることで「視覚」が、野菜を切ったりぐつぐつ煮たり焼いたりすることで「聴覚」が、食材そのものや調理中に漂う香りから「嗅覚」が育まれていきます。材料を洗ったり、鍋をかき混ぜたり、味見をしたり、簡単な作業を手伝うだけでも、十分に五感が剌激されます。
(2)基本のスキルを身につける
 料理のスキルは、生きていくうえで欠かせない力です。「焼く・蒸す・煮る・炒める」という基本を身につけておけば、世界中どこへ行っても生き抜くことができます。子どもたちが生きる未来には、日本は人口 が減り、市場が縮小していきます。そうなれば、これまで以上に国外へと勉強や仕事の場を求める人が増えていくかもしれません。
 そんなとき、食べ慣れた味を簡単につくれるようにしておくことは、子どもの将来の大きな支えになります。まずはこの「4つの基本」で、塩やコショウのシンプルな味付けでもおいしい料理ができることを一緒に体験します。
(3)知識の「実感」を育む
 教育現場では、「いまの子どもは、知識はたくさん身についていても、実感的な知恵は乏しい」と嘆かれることがあります。たとえば「100グラ厶はどれくらい重い?」「15mlってだいたいどれくらいの分 量?」「大きなペットボトルにはどのくらい水が入る?」といったことが実感としてわからない子どもが多いといいます。料理で材料などを計測すると、体積や重さが感覚で理解できるようになります。
 こうした感覚が身につくと、算数や理科の勉強で非現実的な数字に出くわしたときにも「あれ、これはおかしいぞ。計算がどこか間違っているのかも」という直感が働くようにもなるようです。
(4)まかせて達成感を梅かせる
 料理は子どもが達成感を得やすい作業です。達成感を覚えると、子どもはやる気になります。子どものペースに合わせて料理をするのは時間や手間がかかりますが、親は極力手を貸さずプロセスにも結果にもあれこれ言わないようにします。
 「カレーにチョコレートを入れてみる?」「牛乳を豆乳に替えてみる?」などと話しながら、試行錯誤のきっかけをつくってあげるのも創造力が育ち、子どもの自信につながります。
(5)レシピを一緒に眺める
 「野菜を切る」「衣をつける」「団子のかたちにまるめる」といった、部分的な作業を子どもにまかせるときも、レシピ全体を一緒に眺めます。そして、その作業が全体の中でどんな役割なのかを考えます。なぜ野菜を細かく切るのか、なぜ衣をつける順番が決まっているのかなど、「なぜ?」を一緒に考えることが、子どもの能力を伸ばします。料理は客観的に自分自身の思考や行動を眺める「メタ認知能力」を育みます。「自分には何が足りないのか?」「どうすべきか?」を考える問題解決能力です。メタ認知能力は、幼児期後半から徐々に発達し始め、小学3年生くらいからしっかりと働くようになり、学力、そして将来の仕事の能力にも直結するといわれています。

おすすめの本より⑤

Q:自分のいいところがわからない
A:だれでも自分のことはわからないものなんだ
解説:「自分の顔を見ることはできない」
 人のいいところは、自分が当たり前だと思っているところにあるものだから、自分ではわからないんだよ。もし、人から褒められようと思ってやっているなら、それは“いいところ" とは言えないよね。
 フランスの哲学者、エマニュエル・レヴィナス(1906~1995)が「自分の顔を見ることはできない」と言っ ているように、自分のいいところはわからないものなんだ。「自分は嫌われていないか」「人からどう思われているか」と不安な時もあるだろう。でも“無意識の中"に君のいいところはかならずあるから、心配することはないよ。また、レヴィナスは「自分の顔は他人が1番よく知っていて、他人の顔は自分が1番よく 知っている」とも言っているんだ。自分がどう思われているかを不安に思うよりも、友達のいいところを探してみよう。今よりも友達関係がよくなるはずだよ。

おすすめの本より④

Q:奇麗になりたい

A:”品“を忘れないようにしよう

解説:「我らは美を愛すれど簡素さを失わず、知を愛すれど柔弱に陥らない」

古代アテナイの政治家で哲学者でもあるペリクレス(BC495頃~BC429)は「我らは美を愛すれど簡素さを失わず、知を愛すれど柔弱に陥らない」という演説をしたことがあるんだよ。この演説の意味は、美しいけれどもゴテゴテになりすぎない、知識をつけても弱々しくならない、ということなんだよ。

綺麗になりたい!オシャレをしたい!と思うのは自然なことだけど、そのことばかりに気を取られてしまうと、人間としての本来の美しさのバランスが崩れてしまうことがあるから注意しようね。

何事も、やりすぎは“品"をなくしてしまうからね…。ペリクレスは演説の中で本当の美しさには”品"が大切だということを教えてくれたんだよね。

“品"を忘れないためには、見た目だけの美しさにとらわれることなく、人間としての内面の美しさにも磨きをかけることが大切だよ。

体力をつけるためには?❺

❺「好き嫌い」をなくす  -苦手があるのは自然なこと

 味覚に関する研究の世界的権威である理学博士のジャック・ピュイゼ氏は、「誰一人として同じ味に対する同じ反応はない」といっています。4、5歳から7歳(長い場合は9歳くらい)まで、子どもは新しい食べ物を危険なものととらえます。とくに、苦昧や酸味については、「腐った異物」だとして、本能的に受けつけません。たとえば、小学生が嫌いな食べ物の上位を占めるゴーヤ、セロリ、ピーマンなどは、大人にとっては香りや食感を楽しめる食材ですが、多くの子どもにとっては危険な異物として受けとめられます。食べ物の好き嫌いは生まれもった本能的な反応であり、子どものときほど敏感で個人差が大きいのは自然なことです。

「好き嫌い」をなくすにはどうすればいい?

(1)無理強いはしないがあきらめない

 好き嫌いのような本能的な反応には無理に逆らおうとせず、見ただけで嫌がるようなら強制する必要はありません。とくに苦味に対する味覚が育つのはかなり遅いので、子どもが苦い食べ物を嫌うのは自然な反応です。ただし、だからといって食べさせるのをやめるのではなく、2〜3日あけてから、少し味や調理の仕方を変えてもう一度試します。 子どもの味覚を育むには、新しい食べ物に親しむことが重要だからです。ただし、毎回、無理に食べさせようとはせず、食べなくても気にしないで、淡々とくりかえします。生理学的に味覚が変わり始める10歳あたりになると、コショウや塩、野菜も好むようになってきます。苦味の強い野菜には甘めの昧付けをするなどの工夫で、少しずつ昧覚の幅を広げていきます。

(2)味の刺激で脳の発達をうながす

 食べ物の味は、舌の表面にある味蕾という器官でキャッチされ、神経細胞を通して脳に伝えられます。味蕾は8歳から急速に増え、12歳をピークに減っていってしまいます。味蕾が味をキャッチするたびに送られる信号は脳を刺激し、脳の発達をうながします。 脳の発達は、小脳が8歳ごろ、大脳は12歳ごろで完成するといわれています。いろいろな味を経験することで脳が刺激を受けると、「視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚」の五感が研ぎすまされていきます。食べることは、たんなる生存のためだけでなく、脳の発達にもつながっているのです。ジャック・ピュイゼ氏は「刺激が乏しくてつまらない食べものは言葉を眠らせ、言語を衰遇させる」といっています。また、12歳までに基本の味をきちんと体験していない子どもは、成長してから問題行動を起こしやすいという研究結果もあります。とくに味蕾がキヤッチできるのは、食材そのものの自然の昧です。自然の味から基本の「甘味・塩味・酸味・苦味・うま味」の5つの味を見分けるごとに味蕾の数が増え、味覚力が鍛えられていきます。

(3)大人がおいしそうに食べるのを見せる

 栄養のことだけでいうと、嫌いな特定の食ベ物を食べなくてもほかの食べ物で代替できるので、好きなものだけでお腹を満たしていても、子どもは十分に育ちます。とはいえ、味覚は脳の発達にもつながっているので、その意味では子どもがさまざまな味を経験するのは大切なことです。大人ができるだけいろいろな食材に挑戦し、おいしそうに食べているところを見せると、子どもも新しい食べ物に興味を覚え、チャレンジしてみようという意欲がわきます。家庭では、親が好きでないものは食卓に上りにくい傾向にありますが、子どもに機会を与えるために、大人もさまざまな味に挑戦します。

(4)好き嫌いを克服するための工夫

 みじん切りにして、ハンバーグやカレーなどに入れてしまう、子どもの好きなキャラクターのぬいぐるみや人形を使って応援する、ゆでて苦味を減らすなどがあります。また、苦味や酸味のある食べ物には、甘味や塩味をつける(ホウレンソウにゴマだれ、マーマレードにハチミツ、ゆで卵に塩など)こともよいようです。

体力をつけるためには?❹

❹「朝ごはん」を食べる  -シンプルなパターンをつくる

 人は寝ているあいだもエネルギーを少しずつ消費するので、朝起きたときにはエネルギーが不足しています。寝ているあいだは体温も低下し、体は省エネモードになっています。そこで、朝ごはんを食べて体温を上昇させ、全身にエネルギーを満たすことによって、脳も体も活動的になれるのです。
 脳を使うには、ブドウ糖がエネルギー源として必要です。朝ごはんではブドウ糖を補い、血糖値を上げて脳にエネルギーを届けることで、脳をしっかりと目覚めさせます。また、嚙むことによって「幸せホルモン」、セロトニンが分泌されます。セロトニンは精神を落ち着かせる神経伝達物質で、これが不足すると気分が落ち込んだり、寝つきが悪くなったりします。セロトニンがつくられるのは起きているあいだだけ。朝ごはんをしっかり嚙んで食べれば、脳内で「幸せホルモン」の分泌が活性化します。

きちんと「朝ごはん」を食べるにはどうすればいい?
(1)余裕を持って起こす
 「小学生の6人に1人が朝ごはんを食べていないという残念なデータがあります。子どもはまだ消化管が十分に発達しておらず一度にたくさん食べることができないので、3食しっかり食べることで大事な栄養を摂取する必要があります。
また、エネルギー不足のまま学校へ行くと、授業に集中できず頭がぼ一っとしたり、体が思うように動かず、ケガをしやすくなったりします。起きてから家を出るまでに必ず朝ごはんを食べられるよう、余裕を持って起こすようにします。
(2)パターンを決める
 朝ごはんも「主食:主菜:副菜=3:1:2」でとるのが基本です。とはいえ、忙しい朝にそこまで手をかけるのも大変なので、「朝はパターンを決めておくと楽」と管理栄養士の牧野氏は次のように勧めます。「ごはんが主食なら主菜は卵や納豆、副菜は前日の味噌汁にする。パンが主食ならロールパンのように焼かずに食べられるパンを選び、チーズやゆで卵などを主菜にすると簡単に済みます。副菜はミニトマトやゆで置きのブロッコリーを常備しておくと便利ですが、 時間がないときは野菜ジュースでも補えます」

体力をつけるためには?❸

❸「外食」を楽しむ  一親子でリラックスできる貴重な機会
 子どもたちが大好きな外食。親にとっても準備と片づけのいらない貴重な気分転換です。一方で、コロナ禍にありますので十分に留意する必要も生じています。特に、緊急事態宣言中ですので、ステイホームです。ご家庭での食事を楽しんでください。安心できる状況でしたら以下のこともいかがでしょうか。
 平日だと親の帰りが遅くなったり、習い事があってきようだいでも食事の時間がばらばらだったりしますが、週末の外食なら家族そろって、テレビをつけることもなく、ワイワイとみんなでおしゃべりをしながら、ゆっくり楽しく食べられます。

「外食』を上手に生かすにはどうすればいい?
(1)珍しい料理を体験する
 「子連れでも気楽なところJと考えると、ついファミレスに足が向きがちです。でもせっかくなら、家では食べないようなものを体験してみると、子どもの味覚を広げる貴重な機会になります。グローバル化がますます進み、将来わが子が日本以外のどこかで働くことになるかもしれません。さまざまな食文化を受け入れられるようにしておくことも、親としてできることのひとつです。同じカレーでも、家で食べるカレーライスではなくナンを使って食べる「インドカレー」、タイの定番の屋台料理である「ガパオごはん」うどんに似ているベトナ厶の国民料理「フォー」など、辛くなくしてもらえば子どもでも食べやすいエスニック料理はたくさんあります。
(2)週に一度くらいならファストフードもOK
 おまけのおもちゃに釣られて子どもが行きたがるのはファストフードのお店です。最近のファストフードチェーンは品質や安全性が非常に厳しく管理されており、過剰に神経質になる必要はありません。ただ、高脂質、高カロリーのメニューが多いので、ファストフードを食べた日は、脂っこいものを控えて野菜をたっぷりとらせるなど、1日3食のトータルの栄養バランスを考えることは大切です。
 また、それは、ラーメンや牛丼などを好んで食べる大人にも当てはまること。ファストフードを食べるときは、頻繁に食べるのは健康に悪いということを意識付けするようにします。
(3)スマホやゲー厶はかばんにしまう
 家族みんなで出かける外食は親子のコミュニケーションの貴重な時間です。せっかくの機会に、それぞれがスマホを見たり、ゲー厶をしてたりしていてはもったいないです。
 食事中の会話が多ければ、子どものコミュニケーション能力が高くなるともいわれています。また、家族間でのリラックスした会話を通じて、自己肯定感も育まれていきます。会話をはさみながら食事をすると、ゆっくり食べることができ、肥満の防止にもつながります。食事を通じた家族団欒にはたくさんの効用があります。

挑戦!「漢検の日」

 9時から漢検が始まりました。2年生の教室で10級から8級に、5年教室で7級から準2級に挑戦です。昇降口で消毒をし、教室前で検温して決められた席に着きました。試験の説明がそれぞれで行われました。漢字に挑戦、頑張って顔晴ってください。