日誌

校長室だより

16日 食事のマナーを伝えましょう

16日の魔法の日めくりメッセージです。

食事のマナーを伝えましょう ~お茶碗を持ってごはんを食べよう!~

「ごはんを大切に食べる」という
想いを形で表現できるように、
食事のマナー・仕方に目を向けてみましょう。

お茶碗を持ってごはんを食べる、
お箸をおいてからお茶を飲む、
ご飯とおかずを交互に食べる、
一つひとつを大切にできるように、
マナーを守って楽しく食べる。

一度お子さんと一緒に食事のマナーを考えて下さい。
毎日必ずとる食事は、マナーを伝えられる大切な時間です。

 2学期、14週目の月曜日です。今日は本校で人権教育研修会が行われます。新規採用の先生方が2年1組の道徳や6年1組の社会での研究授業に参加します。
 食事での食べ方やマナーからその子の様子がわかるとも言われています。私自身は食べるのが早いのですが、職業柄そのようになっているのかもしれません。食事に限らず、そのときどきでマナーを教えてください。家庭で生活するうえで日々やっていること、食事、洗濯、掃除、健康管理というものを子どもと一緒にやって、子どもができるようにする時間として使うことができたかを振り返ってみてください。

自己肯定感をつけるには?❾

❾習い事をする②  -スケジュールをゆったり組む

最近では共働き世帯が増え、放課後の居場所代わりに習い事や塾に通わせるケースも見られます。親にとっては安心できる預け先が確保できるうえに、子どもの能力も伸ばしてもらえて「一石二鳥」の気分ですが、子どもにとってはぼうっとしたり、自由気ままに遊べる時間が減ったりするので、心身ともにそれなりの負担がかかってしまうことになります。遊びの研究の第一人者である精神科医、スチュアートブラウン博士は、大人が用意した習い事ではなく、子どもが「ただ遊ぶJことの重要性を指摘しています。自由な遊びは、感情を整え、思い通りに行かないときにも苛立ったりせず、まわりの人の話に耳を傾け、前向きな気持ちになれるといったスキルを身につけられ、自己肯定感の土台になります。子どもが習い事をする際には、自由に遊べる時間を確保し、適正なスケジュールを考えることが必要です。

 

習い事の「スケジュール」、どう組めばいい?

(1)過密スケジュールを防ぐ

カリフォルニア大学ロサンゼルス校の精神科医、ダニエル.J .シーゲル教授らは、子どもが習い事による過密スケジュールに陥るのを防ぐため、次のようなポイントを意識することを提唱しています(『自己肯定感を高める子育て』)

・子どもが自由に使える時間がある

子どもが、きょうだいや友だちと気ままに楽しく過ごせる時間、ぼうつとしたり何かに没頭できたりする時間が十分にあるかどうかを意識します。

・十分な陲眠がとれている

習い事が多過ぎて睡眠時間が削られていないか注意します。

・子どもにストレスがたまっていない

子どもが疲れやすかったり、不機嫌だったりしていないか、不安や緊張などを感じているそぶりを見せていないか、注意深く見るようにします。

・家族で夕食を食べられる

毎日は難しいかもしれませんが、家族が一緒に食卓を囲む時間がまったくないほど忙しいのは心が落ち着きません。

・スケジュールに親がイライラしない

子どもの過密スケジュールで親自身も忙しくなってしまい、ストレスがたまってくると、子どもとの対話でもイライラしやすくなります。親子で過密スケジュールにふりまわされて体が疲れていないか、精神的にもつらくなっていないか意識するようにします。

・頻繁に急かさない

「早く」「急いで」という言葉を頻繁にロにしていないか、改めてふりかえってみます。

そうした言葉が出るのは、スケジュールが過密なせいだけでなく、子どもの体が疲れてしまっていて、動きが鈍くなっている可能性もあります。

(2)早くから始めなくてもいい

以上に加えて、スケジュールを考えるうえで知っておきたいのは、習い事は必ずしも早く始める必要はないということです。山梨大学大学院の教育学者、中村和彦教授がオリンピックのさまざまな競技のメダリス卜40人を調査した結果、そのスポーツしか体験したことがないという人は2人しかいなかったといい、その9割は、小学校時代12時間以上遊んでいました

音楽や英語についても、日常的に親が楽しんで聴いたり学んだりしている環境があれば、子どもには良質な音が自然と耳に入り、センスが身につくことにつながるようです。

15日 自分を守る、社会のルールを守る

15日、魔法の日めくりメッセージです。

自分を守る、社会のルールを守る ~信号を守ろう!車に気をつけよう!~

子どもが、親と一緒に歩く間に、
自分の身は自分で守ることが出来るよう、
しっかりと交通ルールを教えましょう。

社会のルールである交通ルールを守ることで、
自分も社会の一員であることを
認識できるようになってきます。

まず、大人である私達が社会のルールを守れるように
見本となりましょう。


 2学期14週目、日曜日です。新型コロナウイルス感染予防のためには、自分を守ることの大切さを痛感させられます。学校での新しい生活様式が慣れてきましたが再確認が必要です。ルールは何のためにあるのでしょうか。二人以上の生活の中では必ずあります。子どもたちの好きなスポーツにも遊びにもルールがあり、守ることで楽しむことができます。ルールだけでなくマナーも守れる子どもたちを育んでいきましょう。

自己肯定感をつけるには?❽

❽習い事をする①  -習い事を選ぶ

習い事は、子どもが好きなことを見つけ、自信をつけるきっかけになります。ところで、いまの小学生はいったいどんな習い事をしているのでしよう。20198月に学研教育総合研究所が小学16年生の親子1200組を対象に行なった調査によると、いま小学生がしている習い事は、1位が「水泳」、2位が「受験のための塾学校の補習のための塾」でした。3位は「通信教育」、4位「音楽教室」、5位「英語塾(読み書き中心)英会話教室Jと続いています。

同研究所が20189月に調査した、保護者が子どもに習わせたい習い事は、1位「英語塾英会話教室」、2位「水泳」、3位「そろばん」で、小学1年生の保護者では男女ともに「そろばん」が1位と人気です。2017年の調査では8位だった「プログラミングjは6位に上昇しており、2020年度からのプログラミングの必修化で注目が集まっているようです。ベネッセ教育総合研究所の「学校外教育活動に関する調査2017」でも、「運動やスポーツをするよりももっと勉強をしてほし い」かを問う質問に対して、4割に近い保護者が「とてもそう思う」「まあそう思う」と答えており、2009年の調査に比べて13%も増加しています。その傾向はとくに低年齢で顕著で、未就学児の保護者では14.4%から27.4%と、2倍近くになっています。その傾向はとくに低年齢で顕著で、未就学児の保護者では14.4%から27.4%と、2倍近くになっています。

  子どもの習い事ランキング

1位 水泳28.4

2位 受験のための塾学校の補習のための塾16.7

3位 通信教育14.26

4位 音楽教室(歌や楽器など)14.0

5位 英番塾(読み番き中心)英会話教室13.6

6位 そろばん7.5

7位 書道7.5

8位 サッカーフットサル6.9

9位 武遂(柔道、空手、剣道など)5.6

10位 体操教室5.5

 こうした調査結果からは、保護者の「勉強重視」の傾向が強まっていることがわかります。2020年度以降、大学入試はこれまでのような学力試験いっぺんとうではなく、思考力判断力表現力や主体性といった多面的な評価への変革を掲げていますが、変革の中身がいまだ見えにくく、不安に思う保護者が増えているのかもしれません。

 

習い事を「賢く選ぶ」にはどうすればいい?

(1)子どもの「やりたい!」を最優先に

教育学者の白梅学園大学汐見稔幸名誉学長は、子どもの習い事で親子の意見が衝突したときには、必ず子どもの「好き」を優先してあげてほしいといいます。「これが好き」「上手になりたい」という強い意志が大切で、とくに小さい子は、やっていて「面白い」と思えることがないと続きません。

(2)子どもにぴったりの指導者指導法を探す

汐見学長は「親の目から見て『子どもをやる気にさせるのが上手』『自分が子どもだったら教えてもらいたい』と思える先生がいたら、そこに入れてみること」を勧めています。習い事の種類で決めるよりも、「この指導者やこの教え方なら、子どもが好きになりそう」という視点で選ぶほうがいいといいます。

(3)最初に「目標」を決める

教育ジャーナリストのおおたとしまさ氏は、習い事を始める際は、最初に目標を決めておくことを勧めています。たとえば水泳なら、「25メートル、クロールで泳ぎ切れるようになること」など。が付く習い事ならどの級までがんばるか、目標を立てます。

あるいは、「途中でしんどくなっても半年間は続ける」「〇年生の発表会までがんばる」などと、期間を目標にすることもできます。目標を達成できたら、さらに続けるかやめるかを、改めて子ども自身に決めさせます。受験と重なるなど、一時的に続けるのが難しくなる時期もありますが、子どもがやめたいと言わないかぎりは、細く長くでも続けたほうがいいと汐見学長はいいます。人生 100年の時代には、その習い事が長い人生を豊かにする生涯の趣味になるかもしれません。

(4)最後は「ポジティブ」に終える

もし、子どもが自分からやめたいと言ってきたなら、そのときも最初に決めた目標がきりのよい「やめどき」になります。おおた氏は、「習い事はやめどきが肝心」だとし、「区切りまで到達してやめると『よくここまでがんばったね』『よく目標を達成したね』と、ポジティブなかたちで幕を閉じることができる」といっています。

14日 躍動するわくわく感!

14日の魔法の日めくりメッセージです。

躍動するわくわく感! ~絵本はわくドキ~

絵本は、自分自身でページを進める事も、
戻る事も、止める事もできます。
主導権が自分にあり、探究心、やる気、
自発的な行動を促します。
又、想像力も培われます。
いくつになっても、絵本にふれることで、
冒険心を持ち、何かやってみたくなるような
わくわく感が湧いてきますよ。

一番は何より一緒に絵本を開くこと。
「あなたと一緒に」開く絵本が子どもには格別なものなのです。
さあ、14日目です。絵本の国へ出発しましょう。


 2学期13週目、週末の土曜日です。本という共通のものを通じて、地域の人や大人との会話から学ぶことが多くあります。親戚の人との会話からも多くの学びがあるはずです。ミクロとマクロの視点から考えることが大切です。可能でしたら、親子読書や家読に取り組んでみてはいかがでしょうか。非認知能力を育てるのにも読書は大変有効です。学力は「学ぶ力」です。本校の教育目標「自ら学ぶ子」と同じように文字を読んで考える力(読解力)を育てることです。ぜひ、本を読んでみてください。

自己肯定感をつけるには?❼

❼家族の「一戦力」にする  ―まかせて、感謝する

 内閣府は令和元年版『子供若者白書』の中で、「日本の若者の自己肯定感の低さには、自分が役に立たないと感じる自己有用感の低さが関わっている」と分析しています。かつての日本では、子どもも家族の重要な一戦力でした。祖父母や親を助けるために弟や妹の面倒を見たり、子どもたちが家事労働を積極的に引き受けないと手が足りないほどでした。

しかし、いまの子どもたちには、「誰かの役に立つ」機会が減っています。両親ともに働く家庭が増えて、親は仕事と家庭の両立に多忙を極め、子どもたちもまた、習い事などでスケジュールが埋まった忙しい生活を送っています。子どもの社会參画を支援するNPO法人コヂカラニッポンの林田香織理事は、「親に余裕がなくなっている現代の日本では、子どもの出番は意識しないとつくることができない」といっています。忙しい親にとっては、子どもに手伝わせるより自分でやったほうが早いことも多いものです。ですが、子どもにとってお手伝いは「誰かの役に立つ」ことのできる責重な機会です。お手伝いは、子どもの自己肯定感を育める大切な体験なのです。

 

どうやって家族の「一戦力」にする?

(1)子どもに頼れる家事はたくさんある

掃除洗濯料理のほかにも、家事はたくさんあります。むしろ家事の約8割は「名もなき家事」と呼ばれているものです。大和八ウスエ業がまとめた「名もなき家事」トップ10には、「玄関で脱ぎっぱなしの靴を揃える」「トイレットペーパーの補充交換」「脱いだ服を洗濯カゴに入れる」「オモチヤの片づけ」など、子どもでも十分に力を発揮できる仕事がたくさん並んでいます。こうしたこまごまとした家事は、すべて親が抱えこむのではなく、子どもにも分担させます。

「名もなき家事」ランキング

1位 裏返しに脱いだ衣類・丸まったままの靴下をひっくり返す作業

第2位  玄関で脱ぎっぱなしの靴の片づけ・下駄箱へ入れる/靴を揃える

3位  トイレットペーパーの補充・交換

4位  服の脱ぎっぱなしを片づける・クローゼットにかける/

脱ぎ捨てた服を回収して洗濯カゴへ入れる

5位  食事の献立を考えること

第6位 飲み終わったコッブやペットボトル・空き缶を片づける/洗う

7位 子どもが散らかしたオモチャなどの片づけ

8位 シャンプー・洗剤・八ンドソープなどの補充・詰め替え

9位 資源ゴミの分別・仕分け

9位  お風呂や洗面台の排水溝にたまった髮の毛を取り除く/

お風呂の排水溝の掃除・網替え

(2)子どもにまかせる

子どもにお手伝いをさせたときに、親が手や口を出したり、誘導したりしてしまうと、子どもが達成感を味わえなくなります。失敗したり、途中でくじけたりするのも成長のための経験です。つい口出ししたくなる気持ちを抑え、思いきってすべてをまかせて子どもなりに試行錯誤する様子を見守ります。子どもは自分で対処できると、自分の能力に不安がなくなり、自信をもてるようになります。

(3)社会のルールや危険なことを教える

ゴミの分別仕分けといった社会のルールや、刃物、火の扱いなどはきちんと教えておきます。とくに、子どもの安全に関わることは、間違った道具の使い方をしていないか、燃えそうなものが近くにないかなど、目を離さないように注意して見守ります

(4)感謝を伝える

「よくできたね」とほめるのではなく、「ありがとう」「助かった!」と言うと、自分は人の役に立っているんだという自己有用感が高まります。また、子どもの手伝う様子をよく観察して、「〇〇が好きなんだね」「××が得意だね」などと声をかけてあげます。こうして親が認めてくれることでも、子どもの自己肯定感は高まります。

13日 けじめとルールを伝える第1歩

13日の魔法の日めくりメッセージです。

けじめとルールを伝える第1歩 ~靴をそろえようね~

1度しゃがんで靴をそろえるのは、
けじめをつけ、それぞれ物事には
ルールがあることを認識する動作です。
例えば、園で靴をそろえると、園のルールを、
「さあ、今から守るぞ!」と認識できるのです。
友達の家には友達の家のルール、
自分の家には自分の家のルールがあり、
社会には社会のルールがある。

靴をそろえることで、けじめがつき、
ルールを守ろうという意識が向けられますよ。

 2学期13週目、週末の金曜日です。一人で遊ぶときには、ルールは相手任せ(ゲームならゲームのルールのもとに)になりますが、二人以上の遊びにはルールがあり、スポーツにはスポーツのルールがあります。学校には学校のルールがあります。ルールが守られ、定着している土台の上にリレーション(関係性、つながり)ができます。保護者の皆様が職員を信頼していることも土台になっています。これらに基づいて、学校では「守られていることによる心地よさ」を感じさせるように職員一丸となって取り組んでいます。どうぞ、みんな(家庭、地域、職員)で子どもたちを育んでいきましょう。

自己肯定感をつけるには?❻

❻「なんでも言える環境」をつくる  ―勇気をもって甘やかす

子どもにとって望ましい環境について、英語では「safe」という単語がよく使われます。日本語では「安全」と訳されますが、英語では必ずしも物理的な危険から遠ざけるということだけではなく、「無条件にそこにいられる」というニュアンスが含まれています。心理学者のアルフレッドアドラーは、子どものころから本音を言わず、周囲の空気を読んで同調することをくりかえしていると、自分を信頼できなくなってしまうと指摘しています。

自分を信頼できないと、まわりの人のことも信頼できなくなり、社会の誰かの役に立ちたいという思いも芽生えなくなってしまいます。子どもにとって、周囲と同じでなければならないというプレッシャーや、失敗や間違いを気にせず、率直に自分の考えや感情をさらけだせる安全な場所が必要です。

 

「なんでも言える環境」をつくるにはどうすればいい?

(1)寄り添う姿勢で

子どもにダメ出しばかりしていると、子どもはつねに「こんなことを言ったらバカだと思われるのではないか」「こんなことをしたら怒られるのではないか」といった不安にとらわれてしまうようになります。親は子どもに完璧を求めずありのままを受け入れ、子どもが本音を押し殺さないように寄り添います

(2)愛情を伝える

子どもには「目の前にいてくれるだけでうれしい」「生まれてきてくれてありがとう」という気持ちを言葉やスキンシップで伝えます。50年間、子どもの精神医療に尽力した佐々木正美医師は、晩年の著書の中で「どうぞ子どもを甘やかすことを決して恐れず厭(いと)わず、一生懸命にかわいがって育ててあげてください」と記しています(『子どもの心の育てかた』河出書房新社)。佐々木医師は「過保護」は悪いことではないといい、愛情をたっぷりと受けることで、子どもは自他に対して「絶対的な信頼感」を知り、「自律心」が育つのだといっています。

(3)先回りしない

ただし佐々木医師は、過保護と過干渉は違うことも指摘しています。過干渉は、親が子どもを心配するあまりつい先回りをし、一方的に「こうしたほうがいい」と思うことを言ったり、手を貸したりしてしまうことです。過干渉は自立の芽を摘みとり、自主性、主体性を損なうおそれがあると佐々木医師はいいます。しつけという点では、やってはいけないことへの最低限の干渉は必要です。しかし子どもは、周囲から「ああしなさい、こうしなさい」と言われてばかりいると、自分のやりたいことがわからなくなって自分を見失っていくと、佐々木医師は警鐘を鳴らしています。

(4)否定的な態度に気をつける

否定的な考え方や態度は子どもに伝染します。トロント大学の生命倫理学者、ケリー・ボウマン教授は「感情は伝染する。中でもネガティブな感情こそ、最もうつりやすいだろう」と述べています。親が批判的否定的な考えが強いと、子どもにも伝染し、子どもは自分自身のことを悪く言われているわけではなくても、自分に自信がもてなくなってしまいます。

12日 丸ごとドーン!と受けとめる

12日の魔法の日めくりメッセージです。

丸ごとドーン!と受けとめる ~「お帰り」「ただいま」~

子どもは毎日、
新しい出来事の中で精一杯過ごしてきます。
この想いを誰かに受け止めて欲しい!
と、帰ってきます。

しっかりと心を抱きしめてあげるためにも、
目を見て笑顔で迎え入れて下さい。

「お帰り」「ただいま」という言葉で、
嫌なことも、すべてリセットされやすくなり、

次への行動が起こしやすくなりますよ。


 今日は木曜日。3年生、社会の学習で消防団の方に来校いただき、ご指導いただきます。消防車を見学したり、お話をしていただいたりします。専門家から学ぶことができる貴重な学習です。
 丸ごと受け止めてもらえることは、子どもたちにとって安心することになります。秩父神社に「親の心得」があります。「赤子には肌を離すな 幼児には手を離すな 子供には眼を離すな 若者には心離すな」です。小学生には子ども同士の仲間関係を大切にしつつ、必要なときに助けてあげてほしいということです。よく斜めの関係になることで受け止めやすくなります。例えば、祖父母の方々は受け止めやすい存在です。子どもから目を離さずに守ってください。どうぞ宜しくお願いします。

自己肯定感をつけるには?❺

❺「感謝の心」を育てる -心を豊かにする感謝のスキル

カリフォルニア大学デービス校のポジティブ心理学者、ロバートエモンズ教授は「感謝の心をもっていると、妬み、憤り、後悔や落ち込みといった、私たちを幸福から遠ざける有害な感情を抱かなくなる」といっています。感謝の心は毎日のちょっとした“練習”で、生涯にわたってポジティブで幸せに生きられる強みになります。

筑波大の社会心理学者、相川充教授らの研究では、子どもに感謝のスキルを教えると、感謝の心が後から育ってくることがわかっています。「(学校や家庭では)目に見えない感謝の心を教えることが推奨されるが、目に見える感謝のスキルを教えるほうがいい」と相川教授は勧めています。

 

「感謝の心」を育てるにはどうすればいい?

(1)1週間に一度は感謝の時間を

相川教授は、1週間に一度くらいでも感謝すべきできごとを思い浮かべると、幸福感がアップするといっています。とくに日本人は、「感謝すべきことがあっても、むしろ「すまないな」「申し訳ない」といった気持ちが先に立ってしまう傾向があります。だからこそ意識して、「あのことで自分はいま、こんなによくなった」とか「おかげで自分はいま、こんなに幸せなんだ」と、よい状態になった結果に目を向けるようにするとよいそうです。

子どもとふりかえるときには、こんなフレーズが便利です。

「〇〇が××してくれた」ことにありがとう

「〇〇がおいしかった」ことにありがとう

「大好きな〇〇がそばにいてくれた」ことにありがとう

(2)親が手本になる

子どもは身近な存在を手本にして、同じような動作や行動をします。子どもが「ありがとう」を言えないとき、「ありがとうは?」と無理強いするのではなく、親が一緒に言ったり、ふだんからまわりに「ありがとう」と伝えたりすることを習慣にし、お手本になります

(3)感謝される経験をする

お手伝いなどを通じて「ありがとう」「助かったよ」と感謝されると、子どもは自分が役に立てたことに喜びを感じます。東邦大学医学部の生理学者、有田秀穂名誉教授によると、感謝されることで感じる温かい気持ちは、オキシトシンの分泌によって生まれています。先に「愛情ホルモン」として紹介したオキシトシンですが、このホルモンが分泌されると、ポジティブな気持ちになる効果もあります

(4)感謝の気持ちを書いて伝える

ポジティブ心理学では、感謝の手紙を書くことで、手紙を受け取る側だけでなく、送る側の幸福感も高まることがわかっています。言葉で「ありがとう」と言いにくいときには書くことでも感謝を伝えられることを教えます。

(5)感謝のビンをつくる

空きビンを使って「感謝のビン」とラベルを貼り、誰かに感謝したいことが起こるたび、折り紙などカラフルな紙にそれを書き込み、ビンに入れていきます。大晦日や誕生日などの節目にビンを開け、中のメッセージを読んでふりかえります。

11日 聴くことは宝箱

11日の魔法の日めくりメッセージです。

聴くことは宝箱 ~お話は最後まで・・・~

相手の話が終わるまでしっかり聴くことで、
自分より相手を優先することが出来、
注意深く聴き取る力、集中力が身に付き、
よく知ることが出来ます。
習慣化すると、人をまとめる力、
リーダーシップ力にもつながります。

まず、お母さんが子どもの話に
「あいづち」をうちながら、最後まで聴くことで、
子どもに満足感が得られ、
自然に最後まで話を聴ける子に育ちますよ。

 今日は木曜日です。話を聴くことには様々なよさがあります。話を普段聴くことができない場合、一緒にお風呂に入ることで可能になります。また、絵本などを読み聞かせすることも効果的です。聴くときにはうなずいたり、相づちを打ったりすると、聴いてもらっているという気持ちが高まります。出来事や事実を聴きながら、流れている気持ちや思いを併せて聴いてください。「◯◯だったので、・・・と言う気持ち(感じ)なんだね」と、フィードバックするとより有効になります。子どもたちの話に耳を傾けていただけると幸いです。

自己肯定感をつけるには?❹

❹「レジリエンス」を鍛える -強く生きていける「心の筋肉」

逆境や困難、未知のものに直面したときの粘り強さや適応力、へこんでも撥ね返せるような心の復元力を「レジリエンス」と呼びます。レジリエンスは、子どもたちが自立して生きていけるようになるための重要な資質のひとつです。国際ポジティブ心理学会理事のイローナボニウェル博士は、レジリエンスは生まれつきの資質ではなく、筋肉のように鍛えられるといい、「レジリエンスマッスル」というプログラ厶を編み出しました。

いざ逆境や困難に直面したときにレジリエンスを発揮できるよう心の筋肉を日ごろから鍛えておくというトレーニングで、「心の予防接種」とも呼ばれています。

 

「レジリエンスJを鍛えるにはどうすればいい?

(1)「自分を肯定する言葉」を考える(I am マッスル)

ボニウェル博士は、自分の強みを知ることでレジリエンスが生まれるといっています。「私は〜です(I am)」という形で自分の長所、自信を感じるところを言葉にしてみます。「やさしい」「がんばりやさん」「おもしろい」など、子ども自身が考えたり、家族や友だちなどまわりの人にも聞いてみたりします。

(2)「できること」を考える(l canマッスル)

かけっこが一番じゃなくても、勉強が得意ではなくても、「妹や弟と遊べる」「お手伝いができる」「一人で学校へ行ける」など、子どもが「〜できる(I can)」と言えることはたくさんあります。そんな「できること」をひとつずつ、一緒に考えてあげます。できることを「見える化」する作業が、子どもの自信につながります。

(3)「環境」に気づく(l haveマッスル)

「力持ちのお父さん」「おいしいごはんをつくるお母さん」「赤ちゃんのときから大切にしているぬいぐるみ」など、「〜をもっている(l have)」と言えることや、自分が大事にしている人やものを挙げていくことで、自分のいる環境のいいところに目を向けます。

(4)「好きなこと」を思い出す(I likeマッスル)

野球、サッカー、ダンス、歌……子どもが好きだと思えるものはたくさんあります。「自分は〜が好き(I like)」と言えることを子どもと一緒に挙げていきます。好きなものを思い浮かべてポジティブな感情を積み重なると、ドーパミンという脳内ホルモンが分泌されます。ドーパミンは脳を覚醒させるので、逆境や困難に直面しても乗り越えようとする意欲をかき立てます。

(5)「共感」と「信頼」を伝える

東京学芸大学の臨床心理学者、深谷和子名誉教授は、子どもが落ち込んだり、傷ついたりしているとき、親や家族はまずは共感してあげることが大切だといいます。「そうだよね、それはめげるよねJと現状を認めてあげること、そしてその気持ちを理解して受け入れたうえで、「あなたなら大丈夫」と絶対的な信頼感を示してあげることが、子どもにとって励みとなり、どんな状況にあってもたくましく生きていける力につながります。

子どもは自分のつらい気持ちに共感してくれる人から励まされると、「もうちょっとがんばってみよう」と思えるようになるのです。

10日 自己責任力

10日の魔法の日めくりメッセージです。

自己責任力 ~脱いだ服、片付けられるかな?~

脱いだ服は、ついつい、親が片付けてしまいますが、
ここではぐっと堪えて自分で片付けられるように
導きましょう。

自分の行動に最後まで責任を持つ。

伝えたい大切な「自己責任能力」を
毎日の繰り返しの中で身に付けさせてあげましょう。


 自分のことは自分でできるように見守って、声をかけたり教えたりして励ましていきましょう。コーチングの考えが必要になります。その場その場での成長を促すかかわりが大切です。目をかけ、手をかけ、声をかけるなど宜しくお願いします。
 ペップトークをご存じですか。試合
前に、指導者が選手に対してポジティブな言葉を投げかけるというもの。たとえば、試合を控えた選手に対して「絶対勝て!」などとプレッシャーをかけるのではなく、「練習どおりにやれば大丈夫だよ」と前向きな言葉を投げかけます。あるいは、ミスをした選手を叱るのはなく、「次はうまくいくはずだ」と励ますといった手法です。多民族国家であるアメリカのチームスポーツが特に強いのは、コーチが選手たちにペップトークを使うことで士気を高めているからだと言われてます。ポジティブな言葉は、チーム全体に一体感をもたらす効果があるのです。

自己肯定感をつけるには?❸

❸「自制心」をもたせる  ―自分を抑える技術を知る

子どもがかんしゃくを起こしたり、駄々をこねたり、感情や体をコントロールできないのは、脳のしくみに原因があります。カリフォルニア大学ロサンゼルス校の精神科医、ダニエル J シーゲル臨床教授は、共著書『自己肯定感を高める子育て』(大和書房)の中で、子どもの発育中の脳を「建設中の2階建ての家」にたとえています

1階は脳のかなり原始的な部分で、強い感情や本能、消化や呼吸などの基本機能を含む基礎的な活動を担っています。これに対して2階は、計画を立てたり、複雑な問題を考えたり、想像力を働かせるなど、思考や感情のコントロールという高度な機能が働く部分です。

シーゲル教授によると、脳の1階は生まれた時点でかなり発達している一方で、2階は時間をかけて発達し、建設が終わるのは20 代半ばだそうです。

つまり、子どもの2階の脳はまだ完成にはほど遠いため、感情と体のコントロールができないのは当然のことなのです。発達期に2階の脳を育て、強くしてやることで、自分の感情を理解し、落ち着きのある人生を送れるスキルを育むことができます。

 

 「自制心」をもたせるにはどうすればいい?

(1)手で脳をつくってみる

シーゲル教授は、握りこぶしを自分の脳に見立てて、子どもに「2階建ての脳」のしくみを理解させることを勧めています。

親指を内側にして手を握る

これを自分の脳に見立てます。握った手をちょっとゆるめてみると、親指が見えます。そのあたりが脳の1階です。イライラしてカッときたり、うれしくて興奮したり、恋しくて落ち込んだときのような強い気持ちは、この1階部分から出てきます2階の脳は残りの4本の指の部分で、そうした強い気持ちでザワザワした心を「大丈夫」「落ち着いて」と思わせてくれます。

パッと4本の指を立ててみる

①で握った手をゆるめて、パッと4本の指をまっすぐ立ててみます。2階の脳が、もう1階のザワザワした心を助けられていない状態です。嫌なこと、つらいことが起きて、怒鳴ったり、暴れたりしたくなる瞬間の脳はこんな感じです。

もう一度、4本の指をゆっくり曲げて親指を握る

2階の脳が1階の脳の強い気持ちを抑えて、ゆっくりした気持ちにしてくれることを実感します。落ち着いて理性を発揮すれば、感情を抑えられることを教えます。

(2)親が自制心をもって行動する

脳には、まわりの人の行動を見たときに自分の脳内で同じ行動を再現する「ミラー・ニューロン」と呼ばれる神経細胞があります。これによって人は他人の行動を脳内でシミュレーションし、理解・共感できるといわれています。この効果を考えると、子どもがかんしゃくを起こしたり、強い不安で取り乱しているとき、親まで取り乱してしまうと、子どもの不安をさらに強化してしまうと考えられます。そうしたときも、親ができるだけ落ち着いて、根気よく冷静な態度を見せ続けることが、子どもの自制心を育むことにつながります。

9日 家族の輪は会話から!

9日の魔法の日めくりメッセージです。

家族の輪は会話から! ~楽しくみんなでごはんを食べよう!~

「お喋りしながら楽しく食べる。」
毎日必ずとる食事の時間は、
家族の大切なコミュニケーションの場で、
会話のキャッチボールが出来る場、唯一の家族共通の場です。

会話で心が通い合うと、
何でも話し合える仲になり家族関係が上手くいきます。

テレビを見ながら食事を摂ると集中力がなくなり、

味覚も分からず無関心な子になりますよ。


 2学期13週目の月曜日です。2学期も残り7週となっています。新型コロナによるストレスに上手に付き合いながら、新しい生活様式が求められています。一緒に食事をすることには、大きな意味があります。衣食住の「食」を司っており、その場での楽しい会話によって「つながり」や「絆」が深まっていきます。朝食や夕食のいずれか一つは、一緒に楽しい場になるようにしていきましょう。大人の世界でも今ではない懇親会があったり、ランチをしたりする(今はできにくい状況ですが)ことは、同じものを一緒に食べて会話することで輪や和が広がったり深まったりします。同じことですね。残念なことですが、給食では会話しないでの食事になっていましたが、ご家庭では会話をしながらの楽しい食事をすすめてください。

自己肯定感をつけるには?❷

❷「多様な視点」を手に入れる  -ひとつの正解だけをめざさない

日本の子どもは、年齢が上がるにつれて自尊感情が低下し、高校生になると非常に低くなります。その原因のひとつは「受験で多く見られるような『閉じた問い(解答範囲が制限された問い)』とそれに基づく評価が挙げられるのではないか」と、小児科医でお茶の水女子大学名誉教授の榊原洋一氏は指摘します。「たったひとつの正しい解を追い求める行為をくりかえしていると、子どもは自分のできないことにばかり目が向くようになる」といいます。

シドニー大学の神経科学者、アランスナイダー教授の研究では、世界中のスポーツ選手、政治家などを調べた結果、どの分野においてもトップに立つ人は、多面的な方法で物事を見ようとしていることがわかりました。子どもたちを「正解はひとつだ」というとらわれから解放し、柔軟に考える自由を示してあげる必要があります。

 

「多様な視点」を手に入れるにはどうすればいい?

(1)「安心して発言できる場所」をつくる

家庭を子どもにとって安心できる場所にします。安心とは、自分の意見を躊躇なく言える状態のことです。子どもが「間違うのではないか」「ばかにされるのではないか」「否定されるのではないか」と感じることなく、自由に発言したり、気楽に質問や反論したりできる雰囲気をつくります。

(2)たくさんの「答え」がある体験をする

たとえば料理をすれば、「正解はひとつではない」という体験ができます。レシピを検索すると、同じ献立でもさまざまなつくり方があり、味の濃淡や風味のちがいがあることがわかります。また、料理では想定外のハプニングが起きることもあるので、そのつど柔軟に対応し、試行錯誤する経験にもなります。野菜や植物を育てたり、生き物を飼ったりすることも、こうした経験につながることでしよう。読書や映画.芸術鑑賞、日常のニュースなども、家族でとらえ方の違いを共有することで、たくさんの視点があることを実感できます。

(3)さまざまな人の生き方を知る

親子でさまざまな人と出会う機会をもっと、人生の楽しみ方、仕事のやりがい、失敗の経験やその乗り越え方など、多様な人生観に触れられます。伝記を一緒に読むのもよい方法です。歴史に名を残すような人は、それまでの常識を疑い、たくさん失敗したり、周りから理解されず白い目で見られたりしながら、偉大な発明や発見をしています。こうした人々のたどった道を知ることで考え方が柔軟になり、正解か不正解かで評価されない広い世界が見えてきます

(4)親も常識妄アップデートする

親も、自分が正しいと思っていることが本当に正しいかどうかについて、少し冷静になって考えてみるといいかもしれません。科学や歴史の世界で昔は常識だったことが、いまでは間違いだったとされていることもあります。ネットを通じてあらゆる情報が手に入るいま、子どものほうが新常識にくわしいということも珍しくありません。親自身、新聞や本を読んで勉強し、自分たちの思い込みやこだわりをアップデートすることが大切です。

8日 自分は大切な存在!

8日の魔法の日めくりメッセージです。

自分は大切な存在! ~手洗いうがいは大切だよ~

手洗い・うがいを通して、
自分の体を大切にする習慣を身に付けましょう。
手を洗うとは、表裏、爪の間まで気を付けること。
うがいは、喉の奥の見えない汚れを取ること。
見えていることだけにとらわれないで、
自分を大切にしましょう。

すぐに結果が見えないことでも習慣化することで、
自分というものは、外見だけでなく、
”中身も大切なんだ”と分かります。

自分を大切に出来ているようになると、
他の人・ものも大切にする事が出来るようになりますよ。


 2学期14週目の日曜日です。新型コロナウイルス感染予防のための新しい生活様式の中心は、こまめな石けんを使った手洗いやマスクをつけた生活です。また、毎朝の検温を行っていただいています。自分を守ることは、みんなを守ることです。自分のことを守るためには、まず自分自身が意識や自覚をもとにした行動になります。行動化につながるためには、子どもに理由を伝えていくことが大切になります。引き続き、宜しくお願いします。

自己肯定感をつけるには?❶

 今日から自己肯定感をつけるにはどうしたらよいか、子育てベスト100をもとにしてご紹介いたします。

❶「良質な睡眠」をとる  ―日本の子どもは睡眠が足りない

 ジョージワシントン大学の臨床神経心理学者、ウイリアムステイクスラッド教授によると、睡眠には「癒し」の効果があるといいます。寝ているあいだに、起きているときに経験したつらい感情が和らぎ、ストレスに関連した神経化学物質が脳からなくなるためです。朝起きるとなんだか頭がスッキリしたと感じるのには、科学的な根拠があるのです。十分に睡眠がとれれば脳はリフレッシュして、思考と行動をコントロールすることができます。一方で、「子どもがキレやすかったり、プレッシャーやストレス、不安に弱い場合、睡眠不足が引き金になったりすることがある」と、小児科医でもある文教大学教育学部の成田奈緒子教授と臨床心理士の上岡勇二氏は指摘します。質のよい睡眠は、体の成長や学カアップのためだけでなく、心の安定にもとても重要だということです。

 

「良質な睡眠」をとるにはどうすればいい?

(1)子どもの理想的な睡眠時間は?

アメリカ国立睡眠財団によると、子どもの理想の平均睡眠時間は35歳で1013時間、613歳で911時間です。これに対して江戸川大学睡眠研究所所長の福田一彦教授は、日本の子どもたちは世界的に見て睡眠時間が短く、その主な要因は寝る時間が遅いからだと述べています。

(2)お風呂は寝る90分前がベスト

スタンフォード大学の精神医学者、西野精治教授によると、人は眠くなるとき、体の内部の温度である「深部体温」が下がる特徴があるといいます。寝る90分前に入浴すると、寝るころにちょうど体温が下がり、眠りやすくなるそうです。

(2)寝る直前は食事を控える

寝ているあいだも胃は消化活動を続けます。食事をしてから、胃腸の働きが一段落するまで約3時間かかるので、できるだけ寝る3時間前までに食事をすませるようにします。

(3)朝は朝日を浴びる

睡眠ホルモンの「メラトニン」は脳から分泌されるホルモンで、このホルモンの働きによって人は眠くなり、自然に睡眠に入ることができます。メラトニンは、朝の光で分泌が抑えられ、夜の暗い環境で分泌が高まります。朝起きたらすぐにカーテンをあけ、朝日を浴びることで分泌を抑え、逆に夜は分泌を高めるために明るさを控えます。

(4)電子機器は寝る1時間前から見ない

寝る前にブルーライトに当たると、良質な睡眠をもたらしてくれるメラトニンが分泌されにくくなります。夕食後は電子機器をオフにし、部屋を暗くして、目に入ってくる光の量を減らしていきます。

(5)休みの日に「寝だめ」しない

「平日に早寝早起きができていても、週末に朝寝坊すると、時差ボケのような状態になり、脳が萎縮したり、反応時間や正答率の低下が生じたりするなどの弊害が出てくるというデータがある」と、福田教授は指摘します。また、文部科学省が全国の中学生を対象に、「平日と休日の起床時間が2時間以上ずれる頻度」と「イライラの有無」との関係について調査した結果、よくずれる人ほどイライラし、ずれが小さい人はあまりイライラしないことがわかりました。

平日と休日の起床時間のずれは、精神状態の悪化を招きます。週末くらいは朝寝坊して寝だめしたいところですが、「平日と休日のずれはできれば1時間以内にとどめておくべき」と福田教授はいっています。

7日 無償の愛を満タンに!

7日の魔法の日めくりメッセージです。

無償の愛を満タンに! ~ぎゅ~っと抱きしめ合おうね♡~

無条件に抱きしめましょう。
心を抱きしめることで、
きっと、強がりや意地っ張りな心がほぐれ、
素直な心が戻ってきますよ!
”下の子が生まれた!”
”喧嘩した!”
”叱った!”
そんな時には特に、しっかり抱きしめて愛を伝え、
安心させあげましょう。

今日は7日目、子どもをしっかり抱きしめましょう♡


 2学期も残り7週間になっています。子どもの心のエネルギーが空になると、やる気や意欲はでません。もちろん大人も同じです。心のネルギーを貯める器が子どもによって大きかったり、小さかったりします。器が大きくなった子はときどきで大丈夫ですが、まだ小さい子には沢山のエネルギーを貯め続けることができるようにお願いします。一緒に楽しく食事をする、一緒にお風呂に入る、女の子なら髪の毛をとかす、楽しくコミュニケーションするなど、一緒に何かをすることでエネルギーが満ちてきます。そのときに、頑張って顔晴っていることを伝えていきましょう。

チューリップの球根をいただいました

 本校で3年生から6年生の書写の指導していただいている板橋和子先生からチューリップの球根をいただいました。4種類の球根で合計200球です。板橋先生は、鹿沼市更生保護女性会の会長です。更生保護女性会の活動の一環として、本校にチューリップの球根を寄付してくださいました。誠にありがとうございました。